シチリア島:パレルモのスーパーでびっくりしたこと(1歳&5歳:子連れイタリア旅 ♯51)

神殿の谷からの決死行を成功させ、帰りのパレルモ行きの列車内で口を開けて眠る私(パパがウキウキで撮影したようです)

【これまでの旅程】
0日目:金曜日の午後9時30分、東北地方の自宅をマイカーで出発。車中泊。

1日目:成田空港からモスクワ経由でローマ着。深夜12時過ぎにホテルにチェックイン。

2日目:ホテルでほぼ徹夜した後、ローマ観光。テルミニ駅でスリに遭う。

3日目:午前2時45分全員起床。午前中はバチカン観光。午後、特急列車でナポリへ。

4日目:ナポリ観光。夜行フェリーでシチリア島・パレルモへ。

5日目:パレルモ観光。モンレアーレ大聖堂、パラティーナ礼拝堂、カテドラーレの3つの世界遺産を観光。夜、私が足をくじいてしまいました。

6日目(今日):朝5時30分起床。悩んだ挙句、捻挫した足を抱えてアグリジェント行きを決断。ホテルでの朝食を10分で済ませて路線バスでパレルモ駅へ。列車に乗ること2時間以上、午前11時にアグリジェント中央駅に到着。街歩きをして、ジェラートとヨーグルトを食べました。

街歩きの途中で見つけたイタリアンのお店で私の海外旅行史上最高のランチタイムを楽しんだ後、午後3時、路線バスで世界遺産「神殿の谷」に到着。

散策を終え、午後5時に東のゲートに行くと「ここからバスは出ない」と案内され、日が暮れつつある中必死に1.4km歩いて、中央ゲートからバスに乗車。アグリジェント中央駅まで戻って来ました。

アグリジェント駅から午後6時17分発の列車でパレルモに戻ろうとしますが、ホームの入口にあった自動販売機に誘われてしまいます。

【18:12】ホームへ。

午後6時17分発なので、発車5分前。

ホームへ行く途中に、自動販売機がありました。そういえばあったな・・・。コーラとかが売られています。

長女がコーラ飲みたいと言うので、コーラを購入。

隣に、コーヒーの自動販売機もありました。カップのやつです。

パパ:ママも、コーヒーでも飲む?

私:いいね~。じゃ、どれにしようかな・・・。じゃ、私はカプチーノにしようかな・・・・。

この時、実は、午後6時16分だったのです。

※列車は午後6時17分発です。

【2017.1 子連れイタリア旅行:6日目その9】

日本の鉄道と同じ光景

私がコーヒーをどれにしようか悩んで、カプチーノにしようかなと言った時。ふとパパを見ると、驚くような表情をしていました。

??????

パパはスマホを見ていました。

パパ:ああっ! 今16分だ!! ヤバい、急げっ!

えっ!! 

発車まであと1分じゃないっ!!

出発5分前のアナウンスとか、出発直前のベル(または音楽)とか、何もなかったよね!?

ホームの時計を見ると、やはり午後6時16分!

いや、秒針を見れば、午後6時16分30秒!!!

30秒後に発車だ!!!!

コーヒーを買ってる場合じゃない!!!!

私たちは思わず向こうのホームに停まっている列車を見ました。

ここはイタリア・・・、そして、時間がいい加減なイタリアにあってさらにいい加減だとガイドブックに書かれていたシチリア島・・・。運転手もコーヒー飲んでのんびりしてるんじゃ・・・。

一瞬淡い期待を持ちましたが、私が見たのは、今まさに出発せんと、車掌さんが半身を乗り出して腕時計の秒針を凝視している、日本の鉄道と同じ光景でした。

何、イタリア人のくせに、どうしてきっちりしてるの~~~!!

(注:偏見です)

パパ、突進

一瞬で状況を把握した私たち。

こういう経験は散々積み重ねています。

瞬時のアイコンタクトのみ。

あうんの呼吸で、パパが列車に向かってダッシュ。

パパは私たちに一切構わず、1人で乗り込む勢いでホームに猛ダッシュします!!

パパ:(車掌さんに向かって)ウエイト! ウエイト!(待って、待って!)

パパがとりあえず「乗りま~~す!」と全力アピールで列車まで行き、私たちの存在を伝え、列車に少し待ってもらうのです。

私は次女を抱っこしながら長女が乗ったベビーカーを押して、捻挫した足でくらいつきます。

パパがホームに着くと、今まさに出発する所でしたが、車掌さんは私たちの姿にも気が付いた様子で、私に手招きしてくれました!

やった、何とか間に合いそう!!!

(正確には「やった、間に合わなかったけれど何とか乗せてもらえそう!」

2人で長女をベビーカーごと車内に押し入れ、乗車成功!

私たちが乗り込むと同時にドアが閉まり、列車は走り出しました。

危なかった~~(^^;

私たちって、こんなのばっかり・・・。

カプチーノを買ってたら完全にアウトでした(次の列車は2時間後)。

列車内で夕ご飯

【18:17】定刻通り、パレルモ行き普通列車発車。

パレルモ着は午後8時19分。ちょうど2時間の列車の旅。

外はもう真っ暗。

私たちは最後尾の車両に乗車(ギリギリだったので)。

車内は空いていました。パパは、駅のバールで買った瓶ビールで長女と乾杯です(^^)/

朝のパンが残っていましたので、みんなでそれをつまんで軽い夕食にします。

私は、ウォーキングの疲れがどっと出て、間もなく爆睡してしまいました・・・。

次女はずっとぐっすりでした。

飛び込みで乗車して。ふ~~っ! ダッシュしたので暑くて服を脱ぐパパ。
「間に合って良かったね~~(^^)/ コーラがおいし~!」
残っていた朝のパンで夕食にします。パンがあって良かった~(^^)/
列車内で軽い夕食を楽しむ2人。パパはビールさえあれば何でもOKです。

パレルモに到着

長女は1時間以上起きてパパとおしゃべりしていましたが、さすがにパレルモ到着の少し前に寝てしまったようです。

パパと長女のおしゃべりの内容がビデオ録画に残っていたので見てみると、この時の長女の保育園でのお友達との悩みや、好きな男の子を女子で取り合っている話など・・・。かなり面白かったです(^^)/

パパはずっと起きていました。パパは、夜行列車を除き、外国の列車内では絶対に居眠りしないのです。

私はパレルモ到着の15分くらい前に目が覚めました。

きっかけがあって・・・。

ある駅に停車した時、体重100kg以上はある体の大きなおじさんが乗り込んできて、がらんと空いている車内の中で、私たちの座っている席の隣のボックスまで歩いてきて座ったんですけれど、その人が明らかな酔っ払いだったんですよね。

泥酔していました。

パレルモに着くまで、絡まれなければいいなとか、何をするかわからないなと思って警戒していました。

【20:19】列車は定刻通りパレルモ駅に到着。

パパが長女を、私が次女を抱っこして、ホームに降りました。

行きも帰りもほぼ定刻通りの運行(特に発車はピタリ定刻通り)。イタリア国鉄の定時性も、うわさほどひどくはないなと思いました。

保育園の恋愛事情について話す長女(年中組)。「〇〇ちゃんが△△くんを好きになっちゃったみたいで・・・。でも、××ちゃんはもともと△△くんのこと好きでしょ。だから、××ちゃんが・・・(この話が1時間続きました)」
パレルモ駅に帰って来ました~(^^)/
すごいですよね・・・。これ、もう「落書き」ではないですよね。国鉄公認なのかしら・・・。

路線バスでスーパーへ

もう夜の8時半ですが、私たちはここから路線バスに乗ってスーパーマーケットに向かいます。

ホテルへ向かう101番の路線バスに、ホテルからもう少し乗って800mほど行くと、24時間営業のスーパーがあることを、グーグルマップで調べてきていました。

本当は、今日は、アグリジェントで夕ご飯を食べて、パレルモ到着は午後10時半頃の予定でしたが、疲れたということで1本早い電車で戻ってきたことで、2時間の時間ができました。

幸い、私は列車内でぐっすり寝れたこともあって、体力は回復!

子どもたちは2人ともぐっすり寝ていますが、スーパー行くのにそれは関係なし!

パパの体力は無限なので心配なし!

ということで、おみやげを買いに、ホテルに寄らずにそのままスーパーに行くことにしたのです。

【20:35】パレルモ駅前から101番のバスに乗車。昨日もバスでホテルに戻っているので、勝手知ったる所。

夜のパレルモ駅は閑散としていました。
101番の路線バスの乗り場は駅を出てすぐです。

イタリアのスーパー

【20:50】乗車すること15分。途中で私たちの泊まっているホテルの前を通り過ぎ、スーパーにほど近いバス停「Archimede」に到着しました。

目指すのはカルフール。大きなリベルタ通り沿いだし、すぐに分かりました(令和4年2月現在、「Familia market」に変わっています。相変わらず24時間営業のスーパーです)。

さて・・・。イタリア旅行も6日目ですが、スーパーに来たのは初めて。

わくわく。。。

もう夜9時ですので、そうのんびりもできません。

でも、私たちはこのスーパーで、友人などへのおみやげ購入をできれば全て済ませてしまいたいのです(観光最終日である明日を、丸一日観光に充てたいから)。

買いましたよ~ 手当たり次第に(^^;

ワイン、ばらまき用・親や親戚用のお菓子各種、オリーブオイルにパスタ・・・。私の買うものなんて高い物はないですが・・・。

この時の支払いは90.76ユーロ(11,000円)。カードで決済しました。

このスーパーでびっくりしたことを3つ紹介します。

1.野菜の大きさ

生鮮野菜は買いませんでしたが、野菜コーナーにある野菜の色のカラフルさや大きさにびっくりしました。日本では売り物にならないような、大きなナスやパプリカがたくさんありました!

2.酒類の安さ

お酒が安い! どうして日本とこんなに違うのかな・・・。酒税の関係なんでしょうかね。

安いワインは、水よりも安いです。

ビールも、500mlのハイネケンが1.05ユーロ(126円)! その他のも1.7ユーロ(205円)前後のものがたくさん売られていました。

お酒が安い安いと、パパが騒いでいました。

3.チーズの種類の多さと安さ

チーズはすごかったです。

北欧でもそうでしたが・・・、ナチュラルチーズが、値段は日本の半値以下。

売っているものの大きさも違う! 大きくて安いチーズがゴロゴロと・・・。

種類のもすごく多くて、私にはさっぱりでした(^^;

お酒コーナーにはたくさんのワインと、ウイスキーやリキュールが!
ビールも安い!
ハイネケン500mlが1.05ユーロ!
これは、チェコの代表銘柄「ピルスナー・ウルケル」ですね。
長女のお友達に、玩具が入ったたまごチョコレートを購入。
バジルを買いました(^^)/
記録用にサッと撮影。広々とした店内です。
この時間のスーパー、お客さんはあまりいませんでした。
大きくてカラフルなパプリカがたくさん!
ナチュラルチーズの種類と値段には圧倒されます。

抱っこ紐の中の次女は、お買い物の途中で目を覚ましました。

【22:10】スーパーを出てきました。

ホテルに帰還

スーパーから私たちの泊まっているホテルまでは、800m。

来るときは駅からバスで来ましたが、ホテルの前の「ローマ通り」は一方通行のため、101番のバス、駅から来るときはホテルの目の前に止まる一方で、駅へ向かう方向のバス停はホテルから離れること300mの所にあります。

そのバス停の目印と言うか、風景もよくわかっていなかったので、夜間で降り損ねるリスクを感じ、徒歩でホテルに向うことにしました。

次女を抱っこ紐に入れ、長女が寝ているベビーカーを押します。そこに、今ほど買ったおみやげ各種、大き目のビニール袋に丸々4袋。

しかも、ワイン3本、缶ビール数本、オリーブオイルや缶詰など重い物もたくさんで、結構な重さ。

4つの袋のうち比較的軽い2つをベビーカーにぶら下げて私が押し、パパが特に重い2つを手に持って歩きますが、あまりの重さに、ずっと持っていられません。

結局、800mの行程を、休んでは進み、進んでは休んで、何とかホテルに帰って来ました。

私が押すベビーカーの方も、途中2度ほど歩道の段差につまづき、寝ている長女が歩道にずり落ちてしまうというアクシデントが(^^;。その旅にベビーカーに乗せ直しました。

【22:30】ホテルに到着!

私は疲れたので、すぐに子どもたちとベッドへ。

いや、疲れましたよ~~~~、今日も!!

パパは、スーパーで買ってきた缶ビールで、これから軽い晩酌をするようです。

【23:00】私就寝。

着いた~っ! 次女を降ろして、肩が軽くなりました。捻挫した左足で、今日は5km以上歩きました。
スーパーからパパが必死に運んできたおみやげ。スーツケースにきれいに詰めます。
私も今日はシャワーをしないですぐ寝るわ・・・。
長女はベビーカーで寝ています。
パパ、先に寝るね。おやすみ~~(^^)/ (長女は列車で恋愛話後寝てからずっとぐっすりです)

パパの晩酌

私が寝た後、パパの晩酌の時間です。

スーパーでさっき買ってきた缶ビールと生ハムで。

生ハム、2ユーロだったのに、大きくておいしいハムがたくさん!

この時、私はあっという間に眠りにつきましたが、次女が起きていて、結局パパと次女が寝たのは夜12時頃だったようです。

明日は、午前中がパレルモ観光。午後は、電車に乗って1時間ほどの港町、チェファルーに行き、世界遺産の大聖堂を訪れる予定です。

スーパーで買ってきた「モレッティ」の缶ビールで晩酌です。
これだけ入って2ユーロの生ハム(2切れ食べた状態)。割りばしは日本から持参したものです。
午後11時30分。次女、まだ目が輝いています。
12時頃まで、次女も元気に起きていたようです(^^;。

【24:00】パパ、次女就寝。

いちご食べ放題に挑戦する次回に続きます。

ご訪問ありがとうございました! もしよろしければ、ポチっと応援クリックしていただけると嬉しいです(^^)/↓

にほんブログ村 旅行ブログ 子連れ海外旅行へ
にほんブログ村

私のブログを応援してくださる方、お手数ですがこちらもポチっとお願いいたします(^^)/↓


家族・子連れ旅行ランキング

※冬の南欧へ!子連れイタリア・シチリア島旅行記を第1話から読む方はこちら(全て無料)

【その他の子連れ海外旅行記など↓】

【チェコ】初体験 プルゼニュのノンフィルタービール

【フィンランド】映画「かもめ食堂」に出てきたレストラン

【高雄】最高峰の薄皮小籠包