子連れ海外旅行中のケンカ仲直りのきっかけは、子どもから写真を撮ってもらったこと(1歳&4歳:子連れスウェーデン・フィンランド・エストニア旅 ♯13)

パパと言い争いをし、2人ともキレ気味でストックホルム市庁舎の庭園を散策中。笑顔はありません。

【これまでの旅程】
1日目:羽田から北京経由でスウェーデンのストックホルムへ。アーランダ国際空港で数々のトラブルに見舞われながらも、鉄道と地下鉄を乗り継ぎ、ホテルにチェックイン。

2日目(今日):深夜2時30分起床。ホテルのレストランで朝食を摂り、午前8時前にホテルを出発。地下鉄で、ストックホルム中央駅へ。コインロッカーに荷物を預け、ストックホルム市庁舎(旧市庁舎)へ。英語のガイドツアーに参加しました。

その後、私がパパたちとはぐれて道に迷いますが、無事再会。しかし・・・。

【11:15】午前11時発のドロットニングホルム宮殿行きのフェリーに乗り遅れるとともに、パパ・長女のコンビとはぐれていましたが、23分振りにストックホルム市庁舎の前で再会。

会えてよかった・・・と思いましたが、私が道を間違えて反対方向に歩いて行っていたことにパパがご立腹。

これまでの海外旅行で、パパがこんなにはっきり怒ったのは初めてでした。

私も、ほんの少しだけ悪いとは思いますが、わざとやっているわけではないのだし、そこまで怒られるのは納得できません。

そもそもパパの立てるプランはいつもタイト過ぎるんです。

パパはパパで怒ってるし、私も納得いかず不機嫌そのもの。

【再掲】私とパパがはぐれた軌跡を、もう一度復習です。みごとに左右に分かれています。

【2016.7 子連れ北欧旅行:2日目その6】

キレッキレのストックホルム市庁舎庭園観光

【11:15】次のフェリーは12時発。あと45分あります。

ストックホルム市庁舎には別途有料の展望台があり、入場する予定にしていたので、今展望台に行くチャンスかもしれません。

ただ、出発10分前にはフェリー乗り場についていたいので、30分後にはここを出発しなくてはいけません。30分以内に展望台をフィニッシュする・・・。できそうですが、万一展望台の時間が押してしまうと、再度フェリー乗り遅れの可能性も。

ここは無難に、まだ見ていない庭園を散策して、時間をつぶすことにしました。

「庭園を見学して時間をつぶそうか」。いつになく厳しい表情のパパ。

絶対にパパに笑顔は見せない

別に意固地になっているわけではないんですが・・・(冒頭この断りを入れる時点で、明らかに意固地になっていますね(^^;)。

不愉快なので、やっぱり、笑顔は出て来ません。

パパの撮影するビデオカメラの方も、いつもだったら手を振ったりするんですが、この時は、できるだけ見ないように・・・。

もう、乗り遅れたのが全部私のせいみたいに言って・・・。ムカつく・・・。信じらんない・・・。

【11:20】一方、庭園はものすごく素敵な場所でした。

天気が良く、スウェーデン人はみんな座ってひなたぼっこ。

ちょうどお昼で小腹も空いてきましたし、私たちも適当に座って、日本から持って来たお菓子を食べ始めました。

すると、船が通ったり、カモメが寄ってきり水面をつついたり。

遠くに見えるガムラ・スタン(ストックホルム旧市街)の風景も素晴らしく、いい休憩になりました。

お天気に恵まれました。素敵な彫像が並んでいます。
長女は、日本から持参した「ぷっちょ」を食べはじめます。ビデオカメラの方は見ません。
カモメさんを見る私たち。パパ以外なら何でもいい・・・。
そろそろフェリー乗り場に移動しようか!(パパは無視無視)
出発~!(パパの方は当然見ない)
庭園の石畳に、ベビーカーでやや苦戦しました。でも、絶対に助けは求めません。
パパの方を一度も見ないで、何とかクリア!
あえてパパとは距離をとって歩きます。近づきたくないわあんな奴・・・。

仲直りのきっかけは、長女の写真撮影

パパを避けて歩いていたことは誰の目にも明らかなかもしれない私。

パパがどうしたかと言うと・・・。

パパ:長女、ママを追いかけて行こう!

4歳:わかった~~!

てくてくと私を追いかけてきます。

うざいんですよ全く。

パパ:ここの最後に、長女に写真を撮ってもらおう!

そう言うと、デジタルカメラを長女に手渡します。

空気読めよ単細胞・・・。どう見てもそんな雰囲気じゃねーだろ・・・。

パパ:両手でカメラをしっかり持って、このボタンを押してごらん!

4歳:うん・・・(楽しそうに)。いくよ、はい、チーズ!(カシャ!)

(長女には自然に笑顔になります)

うまく撮れたかな・・・。

パパが写真を確認すると、かなりいい出来栄え! すごい、長女、普通に写真撮れるじゃん!

長女も大喜びでもう一枚。

4歳:はい、うんこ(テヘヘ)!

私:はああ??

<カシャ>

私:何言ってんのよ~~! やめなさい(^^;

この「はい、うんこ」は、パパが保育園の子どもたちを笑わせるために使っていた撮影時のかけ声。それを長女が真似したんですね(^^;

もう~~! パパがロクなこと教えないから・・・。

つい、笑っちゃいましたよ・・・(^^;。

そうして撮ってもらった写真がこちら↓ 

4歳児の「はい、うんこ!」に、思わず満面の笑顔で笑ってしまいました。

不思議なことに、これをきっかけに・・・。また、パパの方を見れるようになった気がします。

パパは仲直りしたがっていたようで、さらにパパの攻勢は続きます。

パパ:よ~し、長女、これから、ママをフェリー乗り場まで連れて行ってあげて! ママ、フェリー乗り場の場所わからないから!

4歳:そうだね! ママ、こっちだよ~~!

そう言うと、喜々として長女が私たちを先導し始めました。

これにはさすがに敵いません(^^;

長女も幼いながらに、私たちのケンカを収めようと、気を遣っているのかもしれません。

年中組の長女がそうしてスウェーデンで楽しそうにふるまっている様子に、すごく大人になったなぁ・・・と。ついこの前までおっぱいおっぱい言っていたのに。

私の心の中のわだかまりが、長女にスーッと溶かされるのを感じました。

私:そうだね! 私、わからないから、長女、教えて!!

「キョエ~~」とか叫んでいます。

そこで、駆けだした長女、派手にコケッ!!

あららら・・・。せっかく大人になったと思っていたのに・・・(^^;

早速半ベソ。

ひざこぞうが赤くなってしまいましたが、血は出ませんでした。良かった~。

一緒に行こう、フェリー乗り場へ!

長女はおしっこも出そうなようですが、フェリーの中に無料のトイレがあるので、そこまで我慢させます。

「転んじゃった、痛い~~( ;∀;)」 「大丈夫、血は出てないから!」

パパは通いも通ったり、本日4回目のフェリー乗り場

【11:50】さて、市庁舎を出て、今度こそ右。橋を渡ってフェリー乗り場に向かいます。

あ、見えた見えた、フェリーが。

このフェリー乗り場、パパが来るのは本日実に4回目

1回目:9時50分頃、フェリー乗り場とチケット売り場の下見に。

2回目:長女と2人で。この時チケットを購入。しかし私が来ないので長女を待たせて1人走って呼びに戻る。

3回目:私と会えなかったので、こちらにトンボ帰り。乗船しない旨を伝え、チケットの時間変更依頼。

4回目:そして、今。

「3度目の正直」ならぬ、「4度目の正直」で、ようやくフェリーに乗船です(^^;

あ、向こうに、フェリーと人だかりが見えてきました!
人が並んでいる奥の建物がチケット売り場です。私たちはさっきパパが往復券を買ってきているのでスルー。

出航!

小さめのフェリーの前には長蛇の列ができていて、すでに乗船も始まっていました。

しまった、時間があると思ってのんびりし過ぎたか!!

フェリーは全席自由席。早く乗らないと、立ち席になってしまうのです。

急いで列の最後尾に並びます。

うわぁ、長蛇の列・・・。すでに乗船が始まっていました。

【11:55】私たちが乗ったのはほぼ最後。すでに席はなく、立ち席になってしまいました(^^;

失敗した~~っ(^^;

でも、船内には小さいレストランもあるし、何とかなるかもしれません。

これから、世界遺産:ドロットニングホルム宮殿まで、50分間の船の旅です。

まもなく出航です!

【12:00】定刻通り、出航!

次回、世界遺産:ドロットニングホルム宮殿に到着します。

※夏の北欧へ!子連れ北欧旅行記を第1話から読んでみる方はこちら(全て無料)

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