フィンランドのミートボールは一味違う~ヘルシンキで「カモメ食堂」に行ってきた~(1歳&4歳:子連れスウェーデン・フィンランド・エストニア旅 ♯37)

【19:45】「かもめ食堂」で、フィンランド名物:ハンバーグみたいなミートボールをいただきます(^^)/ <しかもオール日本語>

【これまでの旅程】
1日目:羽田から北京経由でスウェーデンのストックホルムへ

2日目:ストックホルム市内観光。その後、夜行フェリーでフィンランドのトゥルクへ

3日目:ムーミンワールドとトゥルク市内観光

4日目(今日):午前4時に起きてお支度と朝食。朝7時30分、ホテルを出発。トゥルクから特急列車でヘルシンキへ。

午後、トラムに乗ってヘルシンキ市内観光。公園遊び、公園のベンチでお昼ごはん&日光浴、テンペリアウキオ教会、キアズマ国立近代美術館、野外イベント、ヘルシンキ大聖堂とまわってきました。

ヘルシンキ大聖堂を見学した後、トラムに乗って、日本映画「かもめ食堂」の舞台となったレストラン「カフヴィラ・スオミ」へ向かいます。

「るるぶ 北欧」にも掲載されていますよ(^^)/

【2016.7 子連れ北欧旅行:4日目その11】

「かもめ食堂」に到着

【19:15】迷うことなく「かもめ食堂」到着!

看板にローマ字で「KAMOME」とも書いてあります(^^)/

このお店の正式名称は「カフヴィラ・スオミ」。でも、もはや「KAMOME」の方が前に来ている感じ。

私たちは北欧旅行をするにあたって、旅行1か月ほど前に初めてTSUTAYAで「かもめ食堂」を借りてきて観たんですが、面白かったです。

映画で見た通りが、ここにありました(^^)/

早速入ってみます。

ローマ字で「KAMOME」と書いてあります(^^)/

全て日本語OKな店内

通りに面した席は数段高くしてあって、そこは満席。

私たちは中の席に通されました。

映画では、フロアは同じ高さでしたが、若干改修したんですね~。確かに、通行人と全く同じ目線よりは、やや高い方が目線がもろにあわずに快適に過ごせそうです。いい工夫ですね。

ふと見渡すと、あれ、お客さん全員、東洋人じゃないですか!

耳を澄ますと、聞こえてくる会話の音は、・・・・・日本語だ!

ここにいるお客さん、全員日本人なんだ

そっか、日本の映画で有名になったんですもんね・・・。

こんなレストラン、北欧4か国の中でも絶対ここだけです(^^;。

メニューを持ってきてくれたのは、大学生くらいの若い男の子。

席に案内してくれたのは女性の店員さんでした。

男の子:どうぞ~(日本語で)

私:あれ? 日本語話せるんですか?

男の子:私は、ヘルシンキ大学の日本語学科で学んでいるんです。

私:そうなんですか~~(日本語OKと知り、へなへなと緊張が解ける私)

日本語を話せる店員さんを雇っているんですね。万全の日本シフト。

カモメの絵が描いてある、かわいいメニュー。当然、日本語表記もあります

北欧で日本語表記、初めて見ました(^^)/

かわいいメニューで遊び始める子どもたち(^^;
「るるぶ」を確認したいんですが、次女が一生懸命ページをめくるため見れません(^^;
窓際の席は、床が少し高くなるように改修されていました。

注文の内容

「るるぶ」には、「ミートボール」と「トナカイの煮込み」がオススメと書いてありました。どちらもフィンランドの郷土料理ですね。

この2つでもいいと思ったんですが、私たちが行った時はトナカイの煮込みはやっていなかったので、これまたフィンランドの郷土料理、タラのスモークを頼んでみることにしました。

パパは生ビールも。

注文するものが決まったので、店員さんを呼びますが・・・、たまたま応対してくれたのは女性の方。

女性は、フィンランド語と英語のみのようです。ま、指さし注文するだけなので問題なし。

パパが注文。

・ミートボール 17.5ユーロ(2,100円)

・タラのスモーク 23ユーロ(2,760円)

・生ビール(LAPIN KULTA 500ml) 5.5ユーロ(660円)

しめて46.4ユーロ(税込)(5,520円)。

ここは決して高いお店ではないのですが、やっぱり日本のレストランと比べると高いですね(^^;。

私は、次女がグズグズ言ってきたので、抱っこして少し外へ。

ママ、お外に出て行っちゃったね~~。

まず来たのは生ビール。フィンランドのビールですね。

パパ曰く、すっごくおいしいそうです。ドイツのビールと比べても決して引けを取らないレベル。中国や東南アジアとは全然違うそうです。北欧はビールもおいしいんですね。

次女の機嫌が直ってきたので店内に戻ると、パンが運ばれてきました。これは料理を頼むとサービスで付いてくるパンです。ヨーロッパのレストランだと、パンは無料で出してくれる所が多いです。

たっぷりのバターも一緒でした。

このパンが、おいしい!

何か入ってると思ったら、くるみが一緒に練り込んであるんですね。恐らく自家製パン。すっごくおいしいです。これだけでも大満足。子どもたちも喜んでパンをかじり始めました。

パパは生ビールをぐびぐび。でも、1杯660円もするんだから、1杯だけですからね~~。

実はパパ、今日の午前中、トゥルクからヘルシンキへ向かう特急列車の中で500ml缶ビール1本飲んでますから、このビールで2杯目なんです。

フィンランドのビール「LAPIN KULTA」。銘品です。
「このビール、メチャクチャおいしいわ!」
くるみのパンもメチャクチャおいしいよ~~(^^)/

あれっ、なぜかサーモンが・・・

【19:40】料理を待つこと20分。出て来ました、ミートボール!

そして、サーモン!

・・・ん、サーモン!?

これ、どう見ても「サーモンのグリル」ですよね・・・。私たちは「タラのスモーク」を頼んだんですけど・・・。

私:え? サーモンなんて頼んだ?

パパ:わざわざ北欧まで来てサーモンなんて(日本でも食べられるメニューを)頼むわけないじゃん。タラのスモークだよ。

私:そうだったよね・・・。代えてもらう?

パパ:指さし注文だから、見間違えたのかも。いいよ、このまま食べるよ。

どうも、注文がうまく伝わってなかったみたいです(^^;。

フィンランドの定番食材、タラの料理を食べ損ねてしまいました・・・(^^;

でも、巨大なサーモン、パパがビールと一緒においしくいただきました!

タラを注文したのに、サーモンのグリルが出て来ちゃいました(^^; ですが、これもおいしそう!

絶品ミートボール

フィンランドの定番メニューとして紹介されている「ミートボール」。

ミートボールと言えば、冷凍食品の、お弁当のおかずに入れるあれを思い浮かべますよね。

少なくとも、「ごちそう」ではない食べ物。

私たちも、期待はせずに、でもフィンランドの定番メニューということだから・・・と注文してみたのですが・・・。

これが、おいしい!

すごくおいしいんです!!

簡単に言うと、これは「一口ハンバーグ」。ハンバーグなんです!

一口サイズに軽く焦げ目がつくほどグリルされていて、中からは肉汁がジュワっと。

付け合わせのきのことポテトもおいしいし、それらにこの肉汁が交わって、全ておいしくいただけます。

これが、本物の「ミートボール」なんだ!

目からうろこの一品でした。

長女はハンバーグ大好きなので、長女も喜んで食べました(^^)/。

「ミートボール」。一口強サイズのハンバーグがごろごろしています。
これ、おいしいね!!
かもめのデザインのかわいい紙ナプキン。これ、おみやげで売ればいいのに・・・。

徒歩でホテルへ

ゆっくり食事をして、店内で休憩。

混んでいた店内もお客さんが少なくなり、私たちと他にもう1組だけになりました。

子どもたちはお腹いっぱいになり、2人ともスヤスヤ・・・。長女はベビーカーで寝かせます。

起きているのは夫婦2人になったので、今日のできごとなどを少し話したり。

【20:45】お店を出ました。

次女は抱っこ紐に入れて抱っこです。

「かもめ食堂」、おいしかった~~。日本語メニューもあるし、最高でした!(^^)!

入口に段差があり、ベビーカーはやや難儀です。パパと2人でクリアしていきます。
長女もぐっすり。

ここから私たちが泊まる「ラディソンブル・シーサイドホテル」までは、800mほど。

トラムを乗り継いでも行けるようですが、夜はトラムの本数もガクッと減るし、短い距離なのに途中で乗り換えも必要で面倒なので、徒歩で向かいます。

初めて歩く道。迷わないように、最寄りの海まで出て、海沿いの道を歩くことにしました。

もうすぐ午後9時なのに、この明るさ(^^;

やっと夕方という感じです。7月のヘルシンキの日の入りは午後10時過ぎ。暗くなるのは午後10時30分くらいですから・・・。

現在の気温は20度ほど。昼間は暑くて汗も出ますが、夕方は快適で、歩くにはピッタリです。

潮の風を感じながら、海沿いの道を歩きました。

4つ星ホテルの素敵なお部屋

【21:00】景色を見ながらゆっくり歩くこと15分。「ラディソンブル・シーサイドホテル」に到着。

フロントに預けてあった荷物をゲットし、チェックインしてお部屋へ。

わぁぁ・・・、広くて素敵なお部屋!!

いつもは3つ星ホテルを利用している私たちですが、ここは今回の旅行で唯一泊まる「4つ星ホテル」。

大きなダブルベッドにシングルベッド、デスク&チェアにクローゼット、赤ワインの用意まで・・・(有料)。

おしゃれ~~っ。

シャワールームとトイレが別々になっています。

私たちが取ったのは「ファミリールーム」。このお部屋で、1泊朝食付きで13,200円。2泊で26,400円でした。

DeNAトラベル(現在のエアトリ)で予約、事前カード決済しました。

わぁぁ・・・広くて素敵なお部屋(当社比)!
おしゃれなデスクもあります。パパの行程確認にピッタリ。
お茶やワインのセットもバッチリ。
余裕のあるシャワールーム。
洗面台も十分な広さがあり、清潔です。
赤ワインは19ユーロかぁ・・・。やめておこう(^^;(いつも500円のワインを飲んでいるパパ)

早速、抱っこしていた次女をダブルベッドに降ろし、ベビーカーで寝ている長女もダブルベッドへ。

子どもが転がって落ちると悪いので、枕の方向を変え、壁側に子どもたち2人を寝せて、反対側に私が寝ます。壁と私で子どもたちを挟む格好になります。

パパはシングルベッドで寝ます。

【21:30】明日の行程確認や機材の充電など。疲れて眠くなってきたので、今日は早く寝て、明日の朝早起きしてシャワーを浴びることにします。

【22:00】まだ外が明るい中、就寝。

長女はベビーカーでずっとぐっすりです。
起こさないように、そっと次女をベッドへ。
【21:30】枕の方向を変え、こんな風にしました。

次回、目を覚ますと、4つ星ホテルの豪華な朝食が待っていました。

※夏の北欧へ!子連れ北欧旅行記を第1話から読んでみる方はこちら(全て無料)

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