【2024.9】マカオへの入国審査で、家族4人でパパだけ入国拒否されました(小3&中1:子連れ香港・マカオ旅行)
ガイドブックの情報を鵜呑みにしてしまいました(^^;
子連れクロアチア+5か国周遊旅行記の途中ですが、何話か、この旅行記から脱線していきたいと思います。
秋のマカオ旅行で大事件発生
いやぁ、またまたやってしまいました・・・。
今度はマカオで(^^;。。。
やってしまった話の前に、マカオ旅行に行くまでの私たち家族の近況を少し。
今年(2024年)の8月、パリオリンピック真っ最中のパリに降り立ち、10泊11日間でフランス、ルクセンブルク、ベルギー、オランダを忙しくまわってきました。
とってもいい旅行でしたが、ベルギーでスリに遭ってしまい・・・。
その模様は、こちらの記事で紹介した通りです↓。
その後、いつもの年であれば年末年始の旅行を検討するのですが、今年は年末年始にパパの仕事が忙しくなりそうだったので、年末年始の旅行を早期に断念。
代わりに、秋に短い日程でアジアを旅行をすることにしました。
旅先に選んだのは、香港・マカオ。
香港&マカオは、現在中学1年生の長女が0歳(6か月)の特にツアー旅行に参加して行って以来ですので、12年ぶり!
長女はその時赤ちゃんだったので、当然記憶はありません。
その時の旅行の写真は、以下の記事で紹介しています↓。
っということで、実質、子どもたちには初めての香港・マカオです。
12年前に赤ちゃんだった長女は、現在中学1年生。
そして次女は、小学3年生。
2人とも遊び盛り!
っということで・・・、今回の旅のメインは、香港ディズニーランドです!
ヨーロッパに行く時はテンション下がり気味の子どもたちですが、今回は、子どもたちも張り切って日本を出発です!
今回の旅のプラン
今回は秋の3連休に2日間の休みをプラスした、4泊5日間の日程とし、成田空港から出発しました(私たちは東北地方に住んでいます)。
航空会社は、グレーターベイ航空を利用。
グレーターベイ航空は、基本、運賃にスーツケース1個の預け入れが入っている所が魅力。航空券代の比較で他の航空会社と同じであっても、トータルではグレーターベイが最も安くなることが多いと思います。
今回は、1人20kgのスーツケース1個預け入れ込みの料金で、成田・香港往復が家族4人で16万円でした。
旅の日程としては、
成田空港まで行くのに私たちの自宅(東北地方)から車で片道8時間かかりますので、初日と最終日は飛行機に乗るだけになります。
中3日間で観光します。
1日目:自宅発、車で成田空港へ。成田空港から香港へ。
2日目:香港観光
3日目:マカオ観光
4日目:香港ディズニーランド
5日目:帰国日。成田空港から車で自宅へ。
っとまぁ、シンプルにこんな感じです。
今回、2日目の香港観光までは順調でしたが、事件は旅行3日目に起きました。
マカオ入域にも入国審査が必要です
事件の紹介に入る前に、一つ押さえておきます。
香港もマカオも、中国領の一部なんですが、以前はイギリス領(香港)、ポルトガル領(マカオ)だったことで中国により「1国2制度」が採用され、入域するには中国人でもパスポートが必要です。
香港、マカオは、それぞれ独立国のような感じで、出入国審査があるということです。
今回の旅行では、1日目に香港に到着した時に香港の入国審査を受け、パスポートに香港の入国スタンプを押してもらいます。
そして旅行3日目にマカオに行く時は、香港・マカオの往復時、香港とマカオの出入国審査をそれぞれ通る必要があります(行きは香港で出国手続き、マカオで入国審査。帰りはマカオで出国手続き、香港で入国審査)。
通貨も、香港は「香港ドル」、マカオは「パタカ」です。
言語は、両地域ともに広東語が一番広く通じているようですが、香港の観光地では英語OK、マカオの観光地では英語の他に簡単なポルトガル語も通じる場合が多いです。
マカオの入国審査時に実際に起こったこと
今回の事件は、旅行の3日目、マカオの入国審査場で起こりました。
朝、香港のホテルを出発し、MTR(地下鉄)で香港の「上環フェリーターミナル」へ。
香港のイミグレーションを通過し、香港を出国、家族4人でフェリーに乗り込みます。
船に揺られること1時間、マカオの「タイパフェリーターミナル」に到着。
今度はマカオに入国するため、マカオの入国審査に臨みます。
家族4人でイミグレーションに並んでいると、隣の窓口が空いたので、
「1人こっちに来い」って感じで係員が手招き。1人だけならパパかなということで、パパだけ隣の窓口に移動しました。
私と娘2人が入国審査を受けていると、どうも、隣の様子がおかしい。
チラチラ見ていると、パパがなにやら、別室に連れていかれるようです。
あれ、パパ、どこかに連れて行かれそう!
いやいや、香港の出入国時に香港のイミグレーションをちゃんと通過しているわけだし、私たちはどっからどー見ても香港からの日帰り観光客。別に怪しいことはないはず。
帰りのフェリーのチケットも所持しているし・・・。
日本人は、香港もマカオも観光ビザはいらないはずだよ・・・。
パパを連れて行こうとしている係員が、私たちの所に来て、言いました。
男性係員:あなたたちはあの男の家族ですか?
私:あの男の家族です。
男性係員:じゃ、あなたたちも一緒にこっちに来てください。
え??
ええええ~~~??
私たちも別室に連れて行かれるの???
これまで、次女の背が低すぎて機械式の入国審査を通れずに別ルートに案内されることはよくありましたが、パパが連れて行かれるのは初めて。
どうしたんだろう・・・。
まさか、麻薬でも持っていたか・・・。
係員は、別に私たちをとがめる様子もなく、とにかく皆さんこちらへ、みたいな感じでどんどん歩いていきます。
パパ:多分、俺のパスポートがあと45日で切れるから、帰りのフェリーのチケットや飛行機のチケットを念のため確認するんだろう。パリの時も、パスポートの残存日数が少ないからと、入国審査の時に帰りの航空券予約とか確認されたじゃない。
私:なるほど、そういうことか!
こんなこともあろうかと、香港への帰りのフェリーチケットはもちろん、香港→成田の帰りの飛行機のバウチャーも持って来ていました。
実は、パパのパスポートは10年間の有効期限を迎えるまであと45日しかありません。この時9月。香港に来る前に更新も考えたんですが、8月にフランスにも行くし、飛行機に乗る前にパスポート番号が変わることで何かのトラブルが発生することを心配し、パスポートの更新はこの旅行が終わってからにすることにしていたのです。
そして、イミグレーションの通用口みたいな所に連れて来られました。
そして、ここに来て、係員は満を持して衝撃の宣告をしたのです。
男性係員:パパさんは、パスポートの残日数が足りないため、マカオに入国できません。ここで香港に戻っていただきます。他の3人はマカオに入国できます。
パパ:へっ??
男性係員:マカオに入るにはパスポートの残有効日数が90日以上必要ですが、パパさんのパスポートの残日数は45日しかありません。なので、パパさんはマカオには入国できません。
パパ:私たちは日帰りです。パスポートの残存日数は30日以上あればいいのではないですか?
男性係員:それは香港のルールです。香港とマカオのルールは違います。マカオでは90日以上必要です。
パパ:(ええ~~っ! 30日以上でいいというのはガイドブックで確認したし、香港とマカオで同じ中国領なのにパスポートの取り扱いが違うなんて! この男性が間違っているんじゃないのかな・・・。)
私があわててスマホでマカオ政府観光局のホームページを表示してみると、確かに、90日必要と書いてありました!
パパ:(まいった・・・。最新の「るるぶ」に「30日以上」と書いてあったのを安易に信じてしまった・・・。香港と同じ日数だから疑問に感じなかった。いつもなら、旅先の大使館の公式ページも必ず確認するのに・・・。)
複数のマカオ観光情報サイト(日本語)でも、30日以上あればOKという記載を見ていました。
るるぶや、これら日本語サイトの記載が間違っていたのか・・。
よりによって、最も重要な入国条件の所を・・・。
これで万事休す。
完全に、私たちの確認不足です。
パパのパスポートは残日数が45日しかないため、マカオには入国できません。香港は30日以上でOK、先月行ったフランスも30日以上でOKでしたが・・・。
男性係員:パパさんは次のフェリーで香港に帰らなければなりません。女性3人だけでマカオに入国してパパさんが1人で香港に戻るか、家族4人全員ですぐに香港に戻るか、相談して決めてください。
ええ~~~っ!
どどどどどうしよう!
パパ:俺は1人で香港に帰るから、3人でマカオをまわっておいで! 大丈夫!
私:(えぇっ、急にそんなこと言われても、プラン考えたのはパパだし、今日のプランの内容も正直頭に入ってないし! 私1人で、子どもたち2人連れてマカオ回れるかな???)
10分位相談しました。
マカオにも、次はいつ来れるかわからない。
今回が最後になるかも知れない。
せっかくここまで来たんだし、ここは、パパ1人で香港に帰ってもらって、女子だけでマカオを歩いてみよう!
そう覚悟を決めました。
係員に「パパ以外の3人で入国します」と伝えると、いささか驚いた様子。
こういう場合、家族みんなで香港に戻るケースが多いのかもしれません。
かくして、パパとはマカオの入国審査場でお別れ。
これまでの私たちの子連れ海外旅行で初となる、パパ抜きでの観光がスタートしました。
パパのその後
1人で香港に帰ることになったパパ。
この場所で、帰りのフェリーの夜9時まで私たちを待つことを考えたそうです。
帰りのフェリーチケットは購入してあるし(フェリー会社の窓口でチケットの交換は必要ですが)、食料はカロリーメイトをリュックに常備しているし、お茶もあります。
パパ:この椅子(入国審査場)で、夜9時まで家族を待っていてもいいですか?
男性係員:ここは立ち入り禁止区域なので、ここで家族を待つことはできません。
やっぱり・・・。
かくして、パパは次のフェリーで香港に帰らされました。
帰りのフェリーまでは、マカオの入国管理官がずっと付いて回って誘導してくれたそうです。
パパは帰りのフェリーのチケットを購入済みだったので、時間変更のような扱いでOKだったと思いますが、もしフェリーチケット未購入だったら、買わなければいけなかったのか、それとも無料だったのか・・・。強制送還の場合って、どうなるんでしょうかね。
今回の教訓
日本帰国後、改めて「るるぶ」の記載内容を確認してみました。
「るるぶ 香港・マカオ」2025年版には、マカオ情報のページ(111ページ)に「90日以内の観光目的での滞在であればビザは不要。パスポートの残存有効期間は、滞在が30日以内なら入境時に30日+滞在日数以上必要」と確かに書いてありました。
今、電子版を見ても訂正はされていませんので、私から、るるぶ発行元の「JTBパブリッシング」に、お問い合わせフォームから情報提供をしておきました。
※おとといの2024年12月5日、「るるぶ香港・マカオ 2026」が発刊したようです(2026年版って、2024年12月に発刊するんですね(^^;)。
※2026年版は見ていませんので、最新版ではパスポート残日数の項目が修正されている可能性があります。でも、2025年の電子版での修正がないことから、そのままの記載になっている可能性も十分あると思います。
今回の教訓ですが・・・。
もちろん、「情報は全て公式ページで再確認を!」ということですね。
特に、入国条件は・・・(^^;。
パスポートの残日数の扱いはともかく、ビザの取り扱いとか急に変わることがありますしね。
私たちは、普段の海外旅行では入国条件とか必ず大使館のホームページで最新情報を確認するんですが、今回は、「香港もマカオも同じだろう」という油断から、香港のは公式ページで確認していましたが、マカオのはガイドブックの記載を確認しただけで、公式ページの確認を省略してしまっていました(パパが)。
私も反省点があります。
これまで、日々の家事とパートで忙しく、旅行手配は全てパパに任せていましたが、今後は、航空券の情報や出入国の情報など、大事な部分だけでも私が独自にダブルチェックしていこうと思いました。
私たちの旅のトラブル
英語話せない私たち、これまでの子連れ海外旅行で、さまざまなトラブルに見舞われてきました。
他人のトラブルって、面白くないですか?教訓になりますよね。
これまで、間違えたりスリにあったり病気になったり騙されたり怪我をしたり、海外旅行であったトラブルなど言い出せば軽く数十は出て来ますが、特に強烈だったのを5つだけ紹介したいと思います。
ブログの当該記事に飛びますので、怖い物が見たい方は見てみてください。
全て、家族4人での旅行中に実際に起きた話です。
子連れ海外旅行をされる皆さんの参考に・・・はならなそうですね(^^;。
コロナ後に行った旅行で起こった、まだブログで紹介できていないトラブルもたくさんありまして・・・。
・オーストラリアで、建物にビデオカメラを置き忘れたらモゴモゴ・・・・。
・シンガポールで、深夜12時、予約していたホテルに行ったらモゴモゴ・・・。
・ギリシャで、1週間の全ての写真とビデオを記録したSDカードをモゴモゴ・・・。
・ベトナムで、船で一緒になった日本人2人組のコソコソ話を偶然聞いてモゴモゴ・・・。
・スペインで、パスポートや財布など全ての貴重品を入れたリュックを失いモゴモゴ・・・。
私の口が勝手に動きだすのを、パパの手が塞いでいますのでこの辺で。
いずれ、時間が出来たらブログで紹介していきます。
短期間での子連れ海外旅行は、香港・マカオが最もオススメ
今回、香港・マカオ旅行で私たちが行った所をサッと写真で紹介します。
4泊5日間、観光したのは丸3日間の旅行です。
香港・マカオは、私は、短期間の子連れ海外旅行をする場合の目的地として、最もオススメ、第1位だと思います。
1週間以上あるようでしたら、台湾とかベトナムが上位に来ますが、4泊5日までの旅行でしたら香港・マカオが最強なのではないでしょうか。
理由は・・・、香港ディズニーランドがあるから!
何が素晴らしいって・・・、アトラクションの列が短いことです。
東京ディズニーランドでは、アトラクションの待ち時間が1時間なんて普通。2時間だってよくある話。
もはや、遊びに行っているのか並びに行っているのかわからなくなります。
香港ディズニーランドは、並ぶ時間が、日本の半分以下!
これって、ものすごく大事なことだと思います。
それに、マカオで名物の熱々エッグタルト(本当に超おいしいです!)を食べ、ポートワイン(ポルトガルのワイン)をおみやげに買い、香港のトラムで1日街歩き・・・。
日本から近いので、航空券も安いです。
短期間の子連れ海外旅行先としては、香港・マカオはパーフェクトだと思います。
マカオで入国拒否されないようにだけ注意してね(^^)/。
ちなみに、2位には、私はシンガポールを推します。
USS(ユニバーサル・スタジオ・シンガポール)と動物園のナイトサファリ、その他遊びが充実。
シンガポールも、この2年で5回入国しました(^^;
「初めての子連れ海外旅行」でしたら、シンガポールが第1位かな。
でも、何回か海外旅行経験がある方でしたら、異国を感じられるという意味で、香港・マカオのコンビが総合的に上だと思います。
次回、子連れベトナム旅行について紹介します。
ご訪問ありがとうございました! もしよろしければ、ポチっと応援クリックしていただけると嬉しいです(^^)/↓
家族・子連れ旅行ランキング
私のブログを応援してくださる方、お手数ですがこちらもポチっとお願いいたします(^^)/↓
にほんブログ村
【その他の子連れ海外旅行記など↓】
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません