ストックホルム:ガムラ・スタンその4 ~声をかけてきたおじさんの正体を探る~(1歳&4歳:子連れスウェーデン・フィンランド・エストニア旅 ♯78)
【これまでの旅程】
1日目:羽田から北京経由でスウェーデンのストックホルムへ
2日目:ストックホルム市内観光。その後、夜行フェリーでフィンランドのトゥルクへ
3日目:ムーミンワールドとトゥルク市内観光
4日目:トゥルクから特急列車でヘルシンキへ。午後はヘルシンキ市内観光
5日目:ヘルシンキ市内観光。世界遺産:スオメンリナ要塞島など。
6日目:国際フェリーでヘルシンキからエストニア:タリンへ。パパと長女でタリン観光。次女が40.4度の発熱、救急車で病院へ。
7日目:午前中はホテルで待機、午後にタリン旧市街観光。夕方、ストックホルム行きのフェリーに乗船。
8日目(今日):朝6時起床。船内で朝食。エストニア時間午前9時15分着かと思っていたら11時15分だとわかって船内でお買い物&船内探検をしました。スウェーデン時間10時15分にストックホルム着。地下鉄を乗り継いでホテルにチェックイン後に観光へ。
地下鉄で旧市街「ガムラスタン」へ。るるぶに載っていたレストランでランチの後、ドイツ教会、大聖堂、王宮とまわり、ノーベル博物館のカフェでアイスクリームを食べました。
【18:00】ノーベル博物館前(=大広場)を後にしました。
さて、これからどうしようかな。
夕ご飯を食べに行くにはさっきアイスクリームを食べたせいであまりお腹が空いていないし。
どこかもう1か所見どころを見に行くか、おみやげ屋さんでも覗いてみるか。
るるぶによると、「フィンランド教会に高さ14センチのかわいい少年像があって観光客に人気」とありますが、そこに行ってみようか。でも、場所がよくわからないし、まぁいいか・・・。
とりあえずレストランが集まる辺りに向かって歩き出すことにしました。
【2016.7 子連れ北欧旅行:9日目その7】
突然のおじさん登場
私たちが歩き始めると、通りがかりのおじさんが、「cute!」と言って娘たちの写真を撮り始めました(西洋人)。
場所は、大広場から通りに入った矢先。道の向こうから歩いてきたおじさんでした。
うちの娘、かわいいでしょう!
微笑んで見守る私たちに、おじさんは英語で話しかけてきました。
西洋人のおじさん:どこから来たんですか?
パパ:日本です(^^)/
西洋人のおじさん:日本ですか! 私、日本大好きです! 私の娘が日本にいるんです! ほら・・・
(そう言いながら私たちにスマホの写真を見せようとする)
ん、何だろうこの人・・・。
あいさつだけで終わらないのか・・・。
観光客かな・・・。
それとも、詐欺師かな・・・。
でも、日本人をタ―ゲットにした詐欺師はカタコトの日本語で話しかけてくると相場が決まっています。このおじさんは英語だし、通りの向こう側から歩いてきたので、私たちに狙いを定めて待ち構えていたというわけではなさそうです。
今のところ、詐欺師の確率は半々ってとこか・・・。
この人は「キャッチ」で、とりあえず「お得な情報がある」とか言ってどこか事務所みたいな所に案内しようとするのかもしれません。
おじさんとの会話
単なる人懐っこい人かもしれないし、にこやかな中でも警戒心MAXで慎重に会話を進めます。
私たち、英語話せないし、本気で騙そうとしてくる人ならその辺を察してあきらめるはず・・・・。
おじさんの年の頃は60歳前後といった所。
おじさん:(スマホの写真を見せながら)これが私の娘です。京都で、日本の染め物を学んでいるんです。(スマホには、着物を着た若い西洋人女性が写っている)
パパ:そうなんですね! 京都なんていいですね~。あなたはどこの国の人なんですか?
おじさん:スウェーデンです。ストックホルムに住んでいるんです(^^)/
パパ:そうなんですね! (あれ、地元の人が、こんな観光地ど真ん中の大広場の辺りをウロウロしているものだろうか・・・。一眼レフぶら下げてるし、仕事で来ているわけでもなさそうだし、ちょっと不自然だな・・・。)
この間は、娘の友達の日本人の女の子が1人で遊びに来たので、ストックホルムを案内してまわったんですよ! ほら! (スマホの写真を見せてくれる。若い日本人の女の子が笑顔でたくさん写っていた)
パパ:そうなんですね! いいですね~。
おじさん:私、あなたたちを案内しますよ! 素敵な所がたくさんありますから、ついてきてください! さぁ!
パパ:(困ったなぁ・・・。確かにうちらも次に行くところをはっきり決めていなかったし、地元の人のオススメの場所を見て見るのも一興かもしれないな・・・)
おじさん:私はレオナルド(仮名)と言います。
私も見ていて怪しいなとも思いましたが、見せてくれた写真はたくさんあって本物に見えたこと(おじさんは噓は言っていないと感じたこと)、悪い人に見えなかったことから、ひとまずおじさんについていくことに同意しました。
周囲はたくさん人がいるし、家族連れを騙そうとする詐欺師もそういない気がして・・・(女の子2人組とかが狙われ易いようです)。
おじさんが連れて行ってくれた場所
おじさんについて歩いている間、日本にいるというおじさんの娘さんの話などを聞いていました。おじさんの言っている英語はおおむね理解できるんですが(難しい内容でなかったため)、こちらからの発言が英語力不足のために相槌以外ほとんどできず、会話は続きませんでした。
歩くこと5分。おじさんが連れて行ってくれた場所は「王宮」。
うちら、王宮はもう見たよ~~~。
おじさん:あれが、王宮です(^^)/。
パパ:(それくらいわかるよ~~)私たち、王宮はすでに見ました(この一言すら、英語で正しく言えていなかったと思う)。
おじさん:あの王宮は、ナンチャラカンチャラ・・・(英語で、王宮のことを説明し始めた)
パパ:(こりゃアカン、英語の説明なんか聞いてもわからないし、ガイドブック以上の詳しい情報には興味もないし、何より子どもたちはあっという間に退屈してしまう。これはどうにかしないと。あっ!!)
パパ:そういえば、私たち、小さい銅像を見たいのですが、場所がわからなくて・・。これ、知ってますか(るるぶの写真を見せながら)?
おじさん:あぁ、もちろんわかりますよ! ついてきてください!
パパ:(当てもなく連れまわされるよりよほどいい・・・。案内してもらったら、時間がないとか言って別れよう。1か所案内すれば、おじさんも満足してくれるだろう)
フィンランド教会に到着
そうしておじさんについて行くこと5分。高さ18センチの小さい「銅像」があるという「フィンランド教会」に到着。
その間も、英語での会話を試みる時間が続きました。
英語、本当に話せなくて、言いたいことがあっても言葉が出てこない・・・(^^;。 レオナルドさんと普通の会話がしたいのに、もどかしい時間、そして少し辛い時間でした。
あっ、あんな所に、かわいらしい銅像が!
ちょうど他の観光客が記念撮影をしていたのでわかりましたが、もし誰もいない時にここに来ても、あの小さい銅像のことは気が付かなかったかもしれません。
ここでみんなで写真撮影。
ここまで案内してくれたレオナルドさんも一緒にお願いして写真に写ってもらいました。
これで悪いことはできないだろう、レオナルドさん・・・。
ビデオでもレオナルドさんを入れて録画。
レオナルドさんには、これからホテルに帰る旨説明して、ここでお別れ。ここまでのガイド料を請求されるわけでもなく、「もし今度ストックホルムに来ることがあったら連絡ください」と、電話番号とメールアドレスが書いてある簡易な名刺をもらいました。
【18:30】レオナルドさんはそれ以上しつこく会話を続けるということもなく、「バイバーイ」と言ってお別れ。
私たちは終始警戒心MAXでしたが、観光客をボランティアで案内することを趣味にしている、単なるいいおじさんだったのかもしれません(し、そうでなかった可能性もあります)。
この時の私たちは、レオナルドさんと離れられてホッとした、この一言に尽きました。単なる「いい人」なのかもしれないので無下にはしたくない。しかし、詐欺等に遭う可能性について警戒心を持ちながら、しかも英語で会話する・・・。
やっぱり英語で会話するって、日本語の100倍くらい疲れます。
神経を使い、疲労がドッと来ました。
この旅行の半年前、台南で声をかけてきた女性に街を案内してもらった時は、日本語だったから私たちも楽しめました。たとえ同じラッキーにあったとしても、やはり英語では無理だ・・・(^^;。
これから夕食ですが、お腹はあまり空いていません。夕食前にストックホルム旧市街の風景をじっくり見るべく、ひとまず大広場に戻ります。
旧市街:ガムラ・スタンをブラブラしますが、ここでパパが長女を怒る事件が勃発します。
次回に続きます。
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