世界遺産:プラハの街を一望!ぺトシーン展望台タワー(2019.9 子連れチェコ・ドイツ旅 #63)

風が吹くと揺れる、高さ60mの展望台タワー。世界遺産の街:プラハの絶景が一望できます。

【これまでの旅程】
1日目:台風直撃予報の中、成田から上海経由でチェコのプラハへ。

2日目:朝、プラハ国際空港着。プラハ市内観光。特急列車でドレスデンへ。

3日目:特急列車でベルリンへ。ポツダム&ベルリン観光。夜、ドレスデン行きの特急列車に乗り遅れるも、何とかベルリン泊。

4日目:特急列車でドレスデンのホテルに戻り、午後からドレスデン市内観光。

5日目:ドレスデン郊外観光。

6日目:特急列車でドレスデンからプラハ、普通列車でプルゼニュへ。プリュゼニュ観光後、プラハ泊。

7日目:チェスキー・クルムロフ日帰り観光。

8日目(今日):朝7時40分ホテル出発。地下鉄とトラムを乗り継いで、プラハ城へ。旧王宮、聖イジ―教会、フラチャニ広場の屋台でランチ。衛兵交代式を見学。聖ヴィート大聖堂、黄金小路とまわり、プラハ城観光は終了。

ロレッタ教会の後、ストラホフ修道院に向かいますが、運悪く入れず。隣の地ビールレストランで休憩しました。

【18:05】ストラホフ修道院の隣の地ビールレストラン「Klasterni pivovar strahov」から出てきた私たち。次に向かうのはペトシーン公園に建つ「ペトシーン展望台タワー」です。

ここから徒歩500mほど。少し距離はありますが、休憩十分、また紙の地図1枚をにぎりしめ、出発!

修道院の門まで戻ると、ペトシーン公園を示した標識があり、私たちの地図とも合致。しかしその道は結構な上り坂でした。

坂道を前に長女は言いました。「疲れた~。ママ、おんぶ」と・・・。

【チェコ・ドイツ旅:8日目その7】

私が長女をおんぶして坂道を上る

長女のおんぶはパパの役目。

パパ:俺おんぶするから、このリュック(パパが背負ってるやや重いリュック)、ベビーカーにかけて。

私:ベビーカーにかけると坂道は辛いから、私が前後ろにリュックを背負うわ(リュックを2つ背負うということ)。

パパ:えっ、ベビーカーにかけてよ。そっちのほうが楽じゃん。(女性が)前後ろにリュックを背負ってベビーカーを押すなんて・・・。

私:(キレ気味で)ああっ(どうしてわかってくれないの)、私が長女をおんぶしていくわ!

パパ:・・・・・(ママがそうしたいならそうすればいいさ)。

(パパの心の声:ママはすぐキレるから、相談ができないんだよ・・・)

私がキレた記事はこちら→ベルリン大聖堂でパパを罵倒~家族旅行を成功させるために絶対必要なこと~

私たちのベビーカーは少しゆがんでしまっていて、真っすぐに進みません。常に左、左へ行ってしまうので、右へ向かうように進むと真っすぐ進みます。

そんなベビーカーで、ガイドブックや着替えや飲み物でずっしり重いパパのリュックをかけて坂を上るのは、全然楽じゃないんです。

この旅行中、似たようなことをパパから言われたことが何回かあり(「ママのリュック、ベビーカーにかければいいじゃん、など」)、そのたびに「できない」と断っていたんですが、パパはその状態でもベビーカーを操れるため、なかなかわかってもらえません。

パパが私のことを思って言ってくれているのはわかっています。

でも、人には得手不得手があります。私のやりたいようにやらせて欲しいのに・・・。

そんな不毛なやり取りがあり、私はふらつきながら長女をおんぶして坂道を上り始めました。

それにしても急だわこの坂・・・。

果てしなく続いているように見えました。

長女をおんぶして、行ける所まで坂道を上ります。どうしてパパはわかってくれないのか・・・(^^;。

途中で次女の抱っこに変更

100mほど上ったところで、何かあると思ったら、何とテニスクラブの入り口でした。城塞を利用して、テニスコートにしているようです。

ここで、次女が目を覚ましました!

次女に歩いてもらいたいですが、歩くのはやだとのこと・・・。ここで、重い長女をベビーカーに入れ、次女を私が抱っこして坂道を上ることにしました。

次女だとまだ大丈夫だわ~~~。

100mほど上ったところに、こんな入口が。何かと思ったら、テニスクラブの入り口でした。この城塞の上にテニスコートがあるのでしょうね。
ここで、次女が目を覚ましました! でも、歩いてはくれず・・・。
おっ、親子連れの姿が! この先が公園で間違いないようです(少し不安になっていました)。

長女がベビーカーに乗るとベビーカーも重くなるので、上り坂はパパに任せることになります。パパは低い姿勢で、下から押すようにしてベビーカーで上り坂を上ります。

ず~~っと上り坂が続いています。200mくらい来たところ。疲れた~~~。

200mほど山登りをすると、ようやく開けた所に出て、遠くにタワーも視認できました。あったわ、ペトシーン展望台タワー!

きれいな城塞跡のような公園内を歩いて行きます。

歩道は砂利道(土+小さい砂利)で、ベビーカーを押すには不向き。でもこのくらいの砂利道なら進めます。

【18:20】そうして歩くことさらに300mほど。ベンチのある、タワーのふもとに到着しました!

見えました! ペトシーン展望台タワー!
タワーのふもとに到着! ふ~~っ。
次女はまだ抱っこです・・・
カフェもあるようです。
中に入ってみます。

アイスを食べよう! ビールを飲もう! 懲りない面々

到着して、長女は自分で歩き始めましたが、次女はまだグズグズ言っています。

次女:アイスが食べたい・・・。

なに~~っ、あなた、ずっと寝てたじゃないの!

私たちはここに来る前、チーズケーキでお茶してきたばかり。

けど、アイスも食べちゃおっか~~。アイス星人だものね。

展望台の中に入ると、アイスクリーム屋さんが。外のテラス席で食べられるようです。

外にはドリンク屋さんもあり、パパはここで生ビールを売っていることを目ざとくチェック。

さ、アイスどれにしようか!

ドリンク屋さん。パパの目がキラリと光る!
おいしそうなアイスが並びます。
パパの一押し「ユニコーン」。ソーダ味かな・・・。

【18:25】結局、長女はレモン。次女はいちご。いつものセレクトに。

長女はヨーロッパではレモン一択を貫いていますね。私は子どもたちのアイスを少しずつもらいます。

アイス、とってもおいしいよ!

【18:30】ビールにしようかアイスにしようか、しばらく悩んでいたパパ。

ビールはさっき2杯飲んだし、ここはアイスにしようと決めてアイス屋さんに行くも、アイス屋さんはついさっき閉まったようで、注文を断られて帰って来ました。午後6時30分閉店なんですね。私たちはギリギリのタイミングで買えたようです。

仕方がない・・・と言ってパパが買ってきたのは当然生ビール。しかも、ここまでずっと封印してきたチェコのNo.1銘柄、「ピルスナー・ウルケル」の生ビールをここでいただきます。

さて、チェコNo.1銘柄のお味は・・・。

パパ:く~~~っ! 苦みがあって、うますぎる!!!!!!!

今日4杯目の生ビール。酔いもまわり、叫んでおりました(^^;。

長女は紙ふきんで折り紙遊び。上手に鶴を折りました。

アイスは1つ35コルナ(170円)、生ビールはコップ1杯45コルナ(220円)でした。

パパが買ってきた「ピルスナー・ウルケル」の生ビール。220円!お手軽!

ペトシーン展望台タワーのチケットを購入

【18:40】さて、そろそろ展望台タワーに上りますか。

チケットを買わないと・・・。

ここのチケットは少しお高め。高さは60mしかありませんが・・・。

まずはファミリーチケットで350コルナ(1,700円)。4歳の次女は無料のようです。

通常切符だと大人150コルナ、子ども80コルナなので、ファミリーチケットだと30コルナお得ですね。

エレベーターを使う場合、別途エレベーターチケットが必要になります。エレベーターは1人往復60コルナ。3人で180コルナ(900円)。

なのですが、若干コルナの現金が足りません。カード支払いもできたように思いますが、ここは今回の旅行で入場料のかかる所としては最終の訪問地。トラムの切符やレストラン・おみやげ店はカードが使えますので、ここで現金を使い切ってしまうことにしました(明日のエアポートシャトル代60コルナ×2人分の現金は別に確保してあります)。

そのためには・・・。

パパだけ階段だ! 299段あるみたいだけれど・・・。

こうして、お金の都合により、パパだけが階段で上ることにしたのでした。大丈夫、パパのリュックはエレベーターで運んであげるから(^^)/

みんなでトイレに行ってから、エレベーターへレッツゴ~。

この時間でも、チケット売り場には列ができていました。おみやげも売っています。
長女のトイレを待つ次女。タワーの1階にはちょっとした展示コーナーがあります。

辛い299段の階段道

【18:45】一方、パパは階段で上ります。

少しスポーツをしていて、脚力は普通にあるパパ。60mの塔などあっという間・・・と思って上り始めましたが、これが結構キツイ!

さすがパパ、わずか10分で上って来ましたが、汗をかいて、いい運動になったようです。

階段の途中にあった中間の展望所。階段でしか行けないようです。
中間の展望所でパパは一息つきました。
子どもたち「パパ、遅いよ~~」 (パパ:ぜーはーぜーはー。キツかった・・・)

展望台からの絶景に息をのむ

【18:55】上からの景色は、息をのむ絶景です!

プラハ城からも街を一望できましたが、ここからだと、プラハ城と世界遺産の街、両方を視界に捉えることができます。また、塔は60mしかありませんが、200mほどの山の上に建ってるので、もっと高い所からの眺望になっています。

チェスキー・クルムロフの景色もきれいだったけれど、やっぱりプラハはスケールが違う!

この広範囲の視界に入る全てが美しいなんて、地球上にはこんな所もあるんですよね~。

ビルが1つもありませんから!

こちらの展望台、造りが古いからか、風で少し揺れます。300m以上ある東京タワーとか、600m以上あるスカイツリーとか、風で揺れた記憶はありませんが・・・。この展望台は60mしかないのに・・・。

この日は別に風が強かったわけではないので、強風の日はやや怖いかもしれません。

1つ残念だったことは、展望室がほぼ全てガラス張りなこと。開けられる場所は1か所しかないので、みんなで順番にそこに並んで、ガラスのない所から顔を出したり、写真を撮ったりします。

息をのむ絶景が広がっています!
こんな景色です。

階段利用のいい所

【19:10】15分ほど眺望を堪能し、下ります。

パパは階段で(^^;

「パパ、階段がんばってね~~(^^)/」

ここで発見が1つ。

上の展望台だと窓が開くのは1か所で、そこでゆっくり風景を楽しむことはできませんが(列ができているので)、階段だと、所々にガラスなしで眺望を楽しめるところがあるんです!

並んでいる人もいないし、もしゆっくり生の眺望を楽しみたいなら、階段コースもいいですよ(^^)/

プラハの日の入り。パパがタワーの階段から一眼レフカメラで撮影。
パパは階段をひたすら下ります! こんな外階段です。

夜の公園でひと遊び

【19:20】1階でトイレに行き、今度は山を下りるために山頂のケーブルカーの駅に向かいます。公園内に標識がありましたので、駅の方向はすぐわかりました。

辺りはすっかり暗くなってきました。紫色のプラハの空がきれいですね。

ペトシーン展望台タワー、さようなら・・・。
駅を指し示す標識。

ケーブルカーの駅に向かって歩き出すと、すぐに遊具を発見。

展望台タワーの上から見つけて、長女が「あそこで遊びたい~」と言った遊具ですね!

せっかくなので少し遊んでいきます。プルゼニュの公園にあったやつの、小さいやつですね。

プルゼニュの公園で遊んだ時の記事はこちら

この向こうに駅や遊具があります。
遊具を発見!
これは、プルゼニュの公園にあった遊具の小さいやつだ!
次女も上手に登っています。
地元の子どもに混じって。
トランポリンですね。

15分ほど遊ぶと、外はほぼ真っ暗に。展望台タワーのライトアップがきれいでした。

花が咲き乱れる園内。ライトアップがきれいでした。

ケーブルカーに乗って山を下りる

【19:40】遊具から歩いてすぐ、ケーブルカーの山頂駅「Petrin」駅に到着。

下の駅は「Ujezd」駅。地図を見ると、少し歩けば同名のトラム駅があるようです。間に1つ駅がありますが、今回はスルーします(当初、夕方にここに着いて、途中下車してカフェでお茶する計画でした)。

駅に入るとすぐ券売機と打刻機が。切符は買ってあったので、30分券を打刻機に通して入ります(ケーブルカーの切符はトラムと共通です)。

進んでいくと、ちょうどケーブルカーがお客さんを乗せている所でした。さっき公園で一緒に遊んだ親子連れと一緒にケーブルカーに乗り込みます。

黄色い打刻機にトラムの切符を通して進みます。
ラッキー、ちょうど下りのケーブルカーがいました!
これから乗りま~す(^^)/

私たちが乗ったときにはすでに満席。

すると、ある若いカップルがさっと席を立って、子どもたちに席を譲ってくれました。ありがとうございます(^^)/ 日本語で「ありがとうございます」と言うと、笑顔で応えてくれました。

トンネルのような中をガタンガタンいって進みます。乗車時間は5分ほど。

怖い夜のトンネルを通って・・・

【19:50】山の下の「Ujezd」駅に到着。

50mほど離れた所にある同名のトラム駅に行きたいのですが、よく分からないので、取り敢えず降りた人たちの後をついていきます。

みんな、夜のトンネルの中に入っていくんですが、このトンネルが落書きだらけで結構怖い。すぐに囲まれて身ぐるみはがされても文句は言えないようなトンネルです(^^;

やばい、みんなから離れないようにしよう!

そう思って、トンネルに突入しました。

いかにも身ぐるみはがされそうな歩行者用トンネル。
落書きトンネルの向こうは・・・。

トンネルを抜けると、そこは・・・。

トラムが走っている、大きな通りに出ることができました(^^)/

地図を見ると、ここから右のほうに行くと、同名のトラム駅があるようです。

大きな通りに出ました! ここまで来ればひと安心です。

これからまずはトラムに乗って橋を渡り、カレル橋や、プラハ旧市街広場を目指します。

美しい夜のプラハを巡る次回に続きます。

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