宮古島のパンプキンホール(鍾乳洞)ツアーに小さい子どもは参加しないほうがいいです(2020.7 子連れ宮古島旅 ♯9)
宮古島を代表するツアーの1つ「パンプキンホールツアー」
宮古島で参加できる観光ツアーに、八重干瀬(やびじ)の体験ダイビングツアーやシュノーケルツア、ウミガメシュノーケルツアー、ナイトシュノーケルツアー、サップツアー、マングローブツアーなどいろいろありますが、その中の1つに、宮古島南部にある保良泉鍾乳洞(通称:パンプキンホール)を訪れる「パンプキンホールツアー」があります。
こちらのパンプキンホール(保良泉鍾乳洞)、海からでしかアクセスできない小さい鍾乳洞で、入口部分の海が深くやや危険なことから、歩いて行くこともできますがツアー参加が基本のようです。
私たちは2020.7月の宮古島旅行で、小学校3年生の長女と保育園年中組の次女を連れて、このツアーに親子4人で参加してきました。
ツアーの運営会社は、宮古島で代表的なツアー会社。
ツアー募集記事の対象年齢は「4歳以上」。他のツアー会社では「6歳以上」「中学生以上」の所が多かったので、5歳の次女を連れた私たちにはこれが決め手になりました。
パンプキンホールツアーの内容
所要時間は3時間。
料金は1人5,500円(税込み)。家族4人で22,000円でした。
宮古島南部の保良泉ビーチの駐車場に集合。そこから岩の浜辺を30分ほど歩いて、鍾乳洞がある洞窟の入口に向かいます。
洞窟の入り口は海が深くなっているので3mほど泳ぎます。
洞窟に入るともちろん真っ暗。
大きなかぼちゃの形をした鍾乳石、通称「パンプキン」を見ることができます。
そこから今度は、このパンプキン(高さ4mほど)を、縄梯子で上ります。
その後、パンプキンの上に広がる鍾乳洞を見学。
最後、高さ4mほどのパンプキンから水面に飛び降りて帰還します。
そんな流れです。
私たちは、最後の飛び込みは無理としても、「パンプキンの上の鍾乳洞の見学までは4歳児でもできる」ように工夫されているツアーだと理解し、5歳児の次女を連れた形で申し込みました。
5歳児ではパンプキンの上に登り鍾乳洞を見学するのは絶対無理だとわかっていれば、次女は申し込まず、私と長女またはパパと長女の2人で申し込んでいました。
行ってみると、パンプキンの上に登るというのは、大人でも結構キツイ、小学校3年生の長女が挑戦するも断念したほどの高いハードルだったのです。
4歳児、5歳児では、絶対に行けません。
パパの背中におんぶでも危険です。
うちのパパは、ここを縄梯子で上る時に縄梯子が左右に振れ、必死にしがみついて上るには上ったんですが腕と足をすりむき、3か所流血しました。
また、他の40代くらいの男性は、縄梯子をうまく登れず、高さ2mの地点から水に落ちていました。
そんな困難な所なのです。
絶対に行けない4歳児~をツアーの対象にし、大人と同料金を取るというのは、どういう了見なのでしょうか。
「保育園児ではパンプキンの上には登れません」と、募集記事に明記するべきではないのか。
私は怒っています。こんな詐欺まがいのツアー募集が、日本で行われていることに。
宮古島のパンプキンホールツアーを催行しているほぼ全ての観光業者に、私は当たり前のことを問いたい。
パンプキンホールツアーを申し込む時の事前確認事項
この「パンプキンホールツアー」、業者によって、また時代によって、やり方が違うようです。
最近は写真撮影も厳しくなっているとか。
ツアー内容の詳細な説明が少ない業者が多いので、子連れでツアーに申し込むときに事前に確認すべき事項をまとめました。
1.パンプキンに登る時に使うのは、「はしご」か「縄ばしご」か
これ、とても重要です。
高さ4mほどの所を上るのに、はしごで上るのか、縄梯子で上るのか。
はしごなら小学生以上は可能なのではないでしょうか。
一方、「縄ばしご」を使ったことのある方ならわかると思いますが、縄梯子は、ひょいひょいと簡単に登れるものではありません。不安定で、左右に振れたりもします。
縄梯子だと、小学校高学年以上、または中学生以上ですね。
そしてこのパンプキンホールには困難な要素が。
なんで簡単に登れないかというと、梯子がかかるまさにその場所は、かなりの水が滝のように流れ落ちてくる場所なのです。
かなりの水が落ちてくる場所で、縄梯子を4m登る。
想像してみてください。
目は全く開けられません。間髪なく激しく打ち付ける水、水、水。
登るのは、細い縄ばしご。
そこを4mです。
確かな足場もありません。
大人なら何とか、という所です。想像以上に、ハードルが高いです。
小学生を連れているのでしたら、縄ばしご使用の業者は避けるべきです。
小学3年生の長女は、上から激しく打ち付ける水に邪魔され、がんばりましたが縄ばしごでは全く登れませんでした。
2.水中カメラで写真撮影はしてもらえるか
写真撮影は水中カメラでないとできません。
写真対応は、業者によって、言うことが180度違います。
「一切できません。禁止されています」
「全然OK」
私たちの場合、写真は「撮ってあげます」と言われながら、実際は撮ってくれませんでした(団体ツアーと一緒だったので、そんな余裕はなかったのかも)。
この〇〇〇〇〇〇〇〇という業者には何の期待もしていなかったので、裏切られても別段腹も立ちませんでしたが・・・。
私たちは、そんなこともあろうかと、防水仕様の袋に自前のビデオカメラとコンパクトデジカメを入れて持参。
ただ、パンプキン鍾乳石の登りが前述のように激しいので、とてもカメラを持って上がれる状況ではありませんでした。
カメラの持参は無理です。
なので、写真撮影をしてもらえる業者に頼みましょう(^^)/。
パンプキンホールツアーに1人5,500円出す価値はあるのか
岩の上に登って、鍾乳洞を見てきたパパからは「5,500円出す価値はあった」との言葉が。
しかし、上に登らず、海からちょっと洞窟に入ってパンプキン鍾乳洞を見るだけなら・・・せいぜい2,500円くらいの価値でしょうかね。
子どもが2人とも小学校高学年以上で、岩を登って鍾乳洞も見るなら、家族4人で22,000円払ってもいいツアーなのかもしれません。
結論:5,500円の価値はあるが、それは小学校高学年以降。
だから、パンプキンを登れないような小さい子どもを連れた方にとっては、割高なツアーになることと思います。他の楽しみ方を考えることをオススメします。
さて、9回続けてきた宮古島旅行情報はここでいったん一区切りとします。
お待たせしました、次回は、2015年台湾周遊旅行記の続きに戻ります。
9泊10日間の旅行の6日目。私たちは台湾中部の都市、嘉義市にいました。
現在の子どもたちと4年半前の子どもたちを比べると、子どもたち、大きくなりました(^^)/
※台湾旅行記を作り始めてから、このサイトのアクセスの3%は台湾からになっています。何だかうれしいです(^^)/
【その他の子連れ海外旅行記など↓】
ディスカッション
コメント一覧
aisu-seijinnさん こんにちは
やっぱり ツアー業者さんって 色々ですよね
私たちも以前 沖縄本島から離島に行くツアーを申し込んだことがあって
「その島は無人島だから 売店もないし ウチで一人前500でお弁当用意しますから 頼んだほうが良いですよ」って言われて
何の疑いもなく なんか沖縄っぽいお弁当食べれるのかと それもちょっと楽しみにしていたのに
渡されたお弁当はビックリするほど貧相なもので
白ご飯と美味しくなさそうなフライがちょっととお漬物 みたいな感じでした
200円でも買わない。。。という代物でした。
しかも お昼時とか食べたいときに受け取れるのではなく 島に渡る前に渡されるという始末
これなら スナック菓子とスパム握りを持参した方が断然良かったと 後悔しました
あれから10年以上経ちますが 今までであれ以上魅力のないお弁当は見たことがないです
なんか 儲けばっかりで お客さんのこと何にも考えてないんだなって 残念だったけど
勉強にもなったし 今ではいい思い出 と言うか 夫婦のネタになっています(^.^)
今回と前回の記事はこれから沖縄に行く人たちには とても参考になりますね
少しでも嫌な思いしないように 多くの皆さんに読んでもらえたらと思います!!!
そして逆に
宮古島ナンバー3ビーチ!!!
知らなかったです
ショップの若いお兄さんたちすごく素敵(♡♡)
今すぐにでも行きたい!!!
「みよしやさん」ですね 忘れないようにしないと。。。
やっぱり旅の思い出って (旅に限りませんが) 「人」ですよね
たとえトラブルに遭っても 良い人に会えば気持ちが救われて いい思い出になったりしますもんね
だから お客の気持ちを考えない儲け主義な人に当たると残念な気分になります
ところで
旦那さんが買ってくれたワンピース 素敵です~
そういうおみやげってほんとに良いですよね
お家に帰ってから見ても幸せな気分になります
毎回の義務でもなく 出会いで買うものってすごく良い思い出になりますよね
6000円は 我が家でも高級品です
旦那さん素敵☆彡
次女ちゃんの初シュノーケルもいい思い出になりましたよね
今年の話だから 写真のお顔がもう見れないのが残念です
(次のブログでは拝見できそうですね♪)
私も今月沖縄に行こうとたくらんでいるのですが
夫がまだ及び腰で 今年は無理かもしれません。。。慎重なのもいいのですが
前にaisu-seijinnさんが書いていたように ちゃんと考えて 遊び方を変えれば
実家に帰省するよりずっと安全だと思うんですよね
あーでもすごく行きたい
aisu-seijinnさんのブログ読んでますます行きたさに拍車がかかっています
行けるようもうちょっと粘ってみます( ̄▽ ̄)
ことぶきさん、いつも拙いブログを読んでくださって、ありがとうございます(^^)/
沖縄旅行、決まりました?
煽るわけではないのですが・・・、沖縄、計画があるのなら、絶対に行くべきだと思います。
たとえ後悔するなら、行かなくて後悔するより、行って後悔したほうが、後悔のしがいがあると思います。今回のコロナ騒ぎで旅行を相次いでキャンセルしてつくづく思いましたが、あっという間に歳を取ってしまい、旅行なんていつ何時行けなくなってしまうかもしれません。
今年はいつもように沖縄に行くのだけれど、コロナを避けていつもと違う沖縄旅行を考える・・・なんて、すごく素敵だと思いますよ。
ことぶきさんなら、今年は、沖縄のビーチで映画を見てみる、とか(^^)/
いきなりですが、屋久島はもう行かれましたか? 私は屋久島押しで(^^)/ トレッキング、いいですよ~~(^^)/ ガイドなしで行くのが楽しいトレッキングのコツです(^^)/。屋久島トレッキング(しかもガイドなし)なら、コロナは縁がないと思いますよ~~~。
うちの旦那の話ですが、ワンピースの件はいいのですが、先日、私の誕生日になっても何も言ってくれないので探りを入れてみたら、何と私の誕生日を忘れていました(^^;。妻の誕生日、忘れますか普通??基本、いい加減なんですよね。誕生日プレゼントだって「特になし」です。私も特に欲しい物もなかったし、それでも全然いいんですけどね、旅行にはがんばって連れて行ってもらえてますし・・・(^^)/。
宮古島はとてもまわりやすく、いい所でした。石垣島よりお金もかからないので、屋久島同様、ことぶきさんも再訪ぜひ!
aisu-seijinnさん
沖縄行き 決まりました!!!
私は6月からずーーーっと企んでいたのですが 夫が全然行く気ナシだったんです
でも 気長にあちこちから攻めて行って 一昨日 ついに夫を落とせました!!!
いつもは お気に入りの居酒屋さんに徒歩圏内の安宿を取っていたのですが 今年はビーチフロントで眺めの良いプチ高級ホテルに泊まって かねひでで買い込んで夜の外食は無し
なので旅費は例年とほぼ変わらず
というプランでいけました☆\(^o^)/
やっぱり 旅行は行くべきですよね
「焦らなくても沖縄は変わらないで待っててくれる」とか言うけど そっちはそうでも こっちは年取って 自分の親も 子供も 自分がどうなるかだって 未定なので 行けるうちに 無理のないタイミングにしっかり対策を持って行くべきだと私も常々思っていました
だから aisu-seijinnさんたちが宮古島行った話はとても嬉しく読ませてもらって心強くなりました
aisu-seijinnさん 先日お誕生日だったんですね~
おめでとうございます!!!
旦那さんお誕生日忘れてたんですか(^_^;)
私たちは毎年お互いのお誕生日を含む日に旅行を入れてるので 忘れることはあり得ないのですが
それはうっかりでしたね~
次回の旅費に何か組み込んでもらってください
( ̄ー ̄)
屋久島行ったことないんですよね~
行ってみたいなぁと思っていますが うちの夫 障がい者で (といっても 80才位の健康なおじいちゃんと同じくらい動けますが) 足元の悪いところには行けないんです
その辺 どんな感じでしょうか?
でも トレッキングしなくても屋久島は是非行ってみたいと思っています!!!
当然の結論ですね! 人生楽しまないと!!
gotoを利用してのプチ高級ホテル、うらやましいです!!! うちはgoto利用して、東北地方の近場の1泊温泉旅行を2~3計画している所です。でもやっぱり、沖縄がいいです(^^; エアコンが壊れて買い替えたりしたら今年はもうお金がなくなりました(^^;
屋久島は、メインのトレッキングコースはかなりの部分をトロッコ列車のレールの上を歩いて行くんですが、千年杉までは行けなくてもそこなら(=千年杉へのルートの途中までなら)多少ハンディがあるくらいなら(80歳の元気な高齢者レベルなら)十分トレッキング可能かと思います。ただ、雨が多い島で、その面でもいろいろと心配はあるかも・・・。朝5時頃出て、午前9時頃の足や天候の様子を見て千年杉まで目指すか引き返すか選べば、ご主人のケガなどのリスクもかなり小さいと思います。
屋久島の景色は、一見の価値ありですよ!
あとはレンタカーを借りて島内の食堂やちょっとした見どころなどを回る感じですね。
あー、沖縄いいなーーー(^^;。 かねひでで、イラプチャー(沖縄の青い魚)のお刺身買ってみてください。おいしいですよ!