パレルモ:イタリアの都市計画が生んだ絶景と、絶品!レモンのジェラート(1歳&5歳:子連れイタリア旅 ♯54)
【これまでの旅程】
0日目:金曜日の午後9時30分、東北地方の自宅をマイカーで出発。車中泊。
1日目:成田空港からモスクワ経由でローマ着。深夜12時過ぎにホテルにチェックイン。
2日目:ホテルでほぼ徹夜した後、ローマ観光。テルミニ駅でスリに遭う。
3日目:午前2時45分全員起床。午前中はバチカン観光。午後、特急列車でナポリへ。
4日目:ナポリ観光。夜行フェリーでシチリア島・パレルモへ。
5日目:パレルモ観光。モンレアーレ大聖堂、パラティーナ礼拝堂、カテドラーレの3つの世界遺産を観光。夜、私が足をくじいてしまいました。
6日目:アグリジェント観光。街と神殿の谷。夜、パレルモのスーパーでおみやげ購入。
7日目(今日):朝5時起床。8時半ホテル出発。マッシモ劇場で英語ガイドツアーに参加しました。
【10:35】外に出てきました。
マッシモ劇場の正面の石段は、映画「ゴッドファーザ Part3」で、主人公が銃撃を受けた場所。
写真映えする階段でした(^^)/。
さて、次に向かうのは、パレルモの有名観光地、プレトーリア広場など。
その後、パレルモ駅から列車に乗って1時間ほどのチェファルーの街に、日帰りトリップをする予定です。
パレルモ駅まではここから1.5km。そのちょうど中間あたりに、プレトーリア広場があります。
予定では、ここからパスに乗ってパレルモ駅へ直行し、11時27分パレルモ発の列車に乗るはずでしたが、もう一度プレトーリア広場を見てみたくって・・・。
一昨日の夜も訪れたんですが、私は足を捻挫したばかりで、見学らしい見学はできなかったんですよね(^^;。列車は1時間おきくらいにあるみたいだし・・・。
【2017.1 子連れイタリア旅行:7日目その3】
真っすぐ過ぎる道路
【10:40】マッシモ劇場から、真っすぐな「マクエダ通り」を、広場に向かって歩きます。
ってゆーか、真っすぐ過ぎないこれ!!!
どこまでも遮るもののない、どこまでも続いて見える、直線の小路。
地平線も見えそう(^^;
小路の両側には、決して新しくはない建物群。これは、おそらく中世から続く、イタリアの都市計画の賜物なんでしょう。
ナポリにも、ナポリの街を真っ二つに分ける小路「スカッパ・ナポリ」がありますもんね!
それにしても、すごい風景。
絶景だ・・・。
街を歩いていて「絶景だ」と思ったのは、私は世界中で唯一ここだけです。
初めてのチップ
通りを歩いて行くと、何やら優雅な音が・・・。
男性が、ハープを演奏しているのです!
これって、立ち止まるとチップをあげなくてはいけないやつだ!
・・・私たちは、思いっきり立ち止まり、演奏を堪能。
お兄さん、ちゃんとそれらしい恰好をして、街の景観づくりに貢献しています!
そして、初めて聞く、ハープの音色!!
すごく落ち着く、環境音楽みたいな音でした。
5分ほど聞き入って、私たちも時間がないのでそろそろ行かないと。
パパ:長女、このお金(2ユーロコイン)を、お兄さんの前に置いてある箱に入れておいで。
長女:え~~っ、やだ~~(^^;
パパ:えっ、できるでしょ!?
長女:じゃ、パパも一緒に来て!
パパ:しょうがないなぁ・・・。
かくして、パパと長女でお兄さんにチップをあげたのでした。
これが、長女の「初めてのおつかい」ならぬ、「初めてのチップ」。ま、1人では行けませんでしたが(^^;
お兄さん、にこっと笑ってくれました(^^)/
絶品! レモンのジェラート
【11:00】マッシモ劇場から歩き始めてまだ100mほど。
ハープ奏者の次は、これに足止めされました。
それは・・・。
ジェラート屋さんです!
昨日、アグリジェントで遅ればせながらイタリア初ジェラートを食べた長女。
今は午前11時。マッシモ劇場で見学がんばったし、お昼まではもう少しあるし、おやつに今日もジェラートいきますか!
パパが「長女、ジェラート食べる?」と聞くと、目を輝かせてウンウンうなづく長女。何せ長女は私の後継者「アイス星人2号」ですから(^^;
お店の名前は「Don Gelato & Coffee」。
街の小さいジェラート屋さんという感じ。
長女はここでも「レモンのジェラート」を選択! よっぽどおいしかったんだね、昨日のレモンのジェラートが(^^)/
ジェラートは2ユーロ! コーンの上にたっぷり乗せてくれました!
長女:もんげ~おいしいずら~~!(妖怪ウォッチの真似)
パパはイタリア人の真似をして、エスプレッソを注文(1ユーロ)。
紙のカップで提供されましたが、カップが超小さい(^^;
私は朝ご飯を張り切って食べたせいでお腹いっぱい。何も注文しませんでした。
それにしてもレモンのジェラートがおいしい。
レモンの味が効いてるんですが、いやな感じは全くなくて、すっきりさわやか! 甘くないんです。大人向けのジェラート。
イタリア人のおじさんとかがジェラートを食べるの、わかります(^^)/
長女が食べ終わる頃、パパもたまらずレモンのジェラートを買ってきました。
パパは、コーヒーをトッピング。どうも、トッピング1種類まではサービスのようです。
台湾に行ったとき、街歩きの途中に飲むフレッシュジュースがものすごくおいしかったですが、イタリアでは街歩き+ジェラートですね!
このブログのプロフィール写真の所
【11:25】ジェラート屋さんを出て、マクエダ通りを真っすぐ歩いていきます。
この、直線道路で地平線まで見えそうな景色・・・。
この時に撮った写真が、今から3年前、私がこのブログを立ち上げた時にプロフィール記事で使った4枚の写真のうちの1枚です。
プロフィールページと言えば、おそらくこのブログに少しでも興味を持った人が必ず見る場所。
もちろんこのブログでも、累計No.1の閲覧数になっています。
1枚目は、ミャンマーのザガインヒル。
2枚目に選んだのが、この時のパレルモの街の写真なんです!
ちなみに3枚目はフィンランド:トゥルクの公園、4枚目は、インドのタージマハールでした。
そのくらい、パレルモは、私の経験の中で素晴らしい景色だったのです。
昼間のクアットロ・カンティ
【11:35】芸術的な交差点、クアットロ・カンティに到着。
ここまで来ればパレルモ駅まであと900m、プレトーリア広場はすぐそこです。
一昨日の夜、私が捻挫したばかりの足を引きずって来た所ですね。
昼間のプレトーリア広場
【11:45】プレトーリア広場に移動しました。
一昨日は、私は足が痛くてずっと階段に座っていただけだったんですよね・・・。今日はまだ痛いながらも歩けるので、裸体の彫刻で囲まれた噴水を堪能します!
また、夜に来た時はフェンスが閉まっていて、噴水を囲むフェンスの中に入れなかったんですが、フェンスの扉が開いていました。
昼間はフェンスの中に入れるんですね!
夜もライトアップが素敵でしたが、やはり昼間は周囲の建物の色もよくわかり、夜とは全く違う雰囲気です。
来て良かった~(^^)/
長女は、いろんな裸の彫刻に大興奮。
5歳:あっ! 見て見て、あの女の人、おしっこ出そうなのかな!?
5歳:あっ! 男の人にチ〇チ〇ついてる!!!
5歳:あっ! パパ、こっち来てみて! おしりがたくさん見える~~!
若者ならではの視点で、芸術鑑賞を楽しんでいました(^^)/
馬車の勧誘
【12:00】歴史的建築物で囲まれているプレトーリア広場。
その裏には、さらに、マルトラーナ教会、サン・カタルド教会の2つの有名な教会がありますので、行ってみます。
この辺、ほんの100m四方に、教会が10個以上あるんですよね・・・。
それぞれ宗派とかあるのかしら(^^;。
教会ばかりそんなにたくさん。誰がお金を出してるんだろう・・・。
中でもこの2つの教会はガイドブックで特に紹介されています。
教会前のベッリーニ広場を歩いていると、若い男性が英語で話しかけてきました。手にはラミネートしたパンフレットを持っています。
男性:馬車乗りませんか? 1時間で40ユーロだよ!
私:時間がないので・・・。
男性:40ユーロで、パレルモの見どころを回るよ。お得だよ~!(手に持ったパンフレットの写真を見せながら)
私:いや、大丈夫です・・・。
男性:30ユーロでどう?? 大サービス!!
今、通りに立派な馬車が2台待機しています。お客さんいないのかな・・・。
私:いや、時間がないので・・・。
男性は残念そうに去っていきました。
30ユーロだと、日本円にして3,600円くらい。ヨーロッパで1時間の観光馬車としてはお得な金額と言えるでしょう。
魅力的な話でしたが、何しろこれから列車に乗ってチェファルーに行くわけですから・・・。
教会はお昼休み
【12:00】マルトラーナ教会、サン・カタルド教会(2つの教会は一体的な造りになっています)に行ってみると、今はお昼休憩のようで、入れませんでした。12時ですもんね・・・。
サッと見学してパレルモ駅へ向かおうと思ったんですが、失敗。
今日はこれからチェファルーへ行く予定ですので、この教会の見学はできなそうです。
予定変更!
教会に入れなくて、階段を下りて、教会前のベッリーニ広場へ。
さ、900m歩いてパレルモ駅へ行きましょうか、という所で、パパから提案がありました。
パパ:さっきの観光馬車、乗ってみない? 30ユーロなら妥当な金額だしさ・・。イタリアで馬車に乗るなんて、いい思い出になるかもよ!
私:そうだけど・・・、1時間馬車に乗るとなると、さすがにチェファルーはあきらめなくちゃだよ?
パパ:今12時でしょ。これからチェファルーに向かっても、多分着くのは2時頃。それからお昼を食べて、3時。午後5時10分発の列車でチェファルーから帰る予定だから、今から行っても観光時間はわずか2時間しかないんだ。
私:そうか・・・。私はどっちでもいいよ。明日は朝早いし、今日はこのままパレルモで過ごす?
パパ:よし、決まり!
何しろ明日のホテル出発予定時刻は朝の3時45分。帰国のため、朝イチの飛行機でローマに向かうため、この出発時刻は絶対です。
なので、今日は早めにホテルに戻って休む必要があるのです。
ってことで、ここで予定変更!
チェファルー行きをあきらめ、観光馬車と教会見学に切り替えます!
チェファルーを出るのを午後5時10分発の列車より遅らせれば、十分に行ってくることはできたように思いますが、この調子で行くとどんどん時間が遅れてしまいそうで。帰国前日でしたので、無理したくないという思いが働いたんですよね・・・。
さっきの男性がまだ勧誘していますので、こちらから話しかけます。
パパ:1時間、30ユーロ、OK?
男性:OK! どうぞどうぞ!
パパ:私たちはベビーカーがありますが、馬車に乗れますか?
男性:大丈夫です!
男性は満面の笑みで私たちを通りに停めてある馬車に案内します。
次回、バトル勃発です。
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