フィンランド軍事博物館の跡地で戦車ざんまい(1歳&4歳:子連れスウェーデン・フィンランド・エストニア旅 ♯41)

いけ~~!

【これまでの旅程】
1日目:羽田から北京経由でスウェーデンのストックホルムへ

2日目:ストックホルム市内観光。その後、夜行フェリーでフィンランドのトゥルクへ

3日目:ムーミンワールドとトゥルク市内観光

4日目:トゥルクから特急列車でヘルシンキへ。午後はヘルシンキ市内観光

5日目(今日):ヘルシンキ市内観光。朝5時起床、8時ホテル出発。トラムに乗って、ハカニエミ市場、旧軍事博物館とまわって来ました。

【2016.7 子連れ北欧旅行:5日目その4】

公園の公衆トイレを見つけての用足しも無事終わり、フィンランド軍事博物館の跡地(移転している)に戻って来ました。

ここは、博物館は閉館したと言っても、屋外に第2次世界大戦時のドイツ軍の戦車が展示されていて、迫力十分。

何てったって、本物の戦車ですからね~~(^^)/

ちょっとだけ歴史の話

戦車はいいのですが・・・。

どうしてドイツ軍の戦車!?

フィンランド軍の戦車はないの??

と私は思いました。

歴史に詳しいパパが一言。

パパ:フィンランドは、知られていないけど第2次世界大戦で日本と同じ枢軸国側で戦った国だからね~。ナチスドイツのドイツ軍とは友好関係にあったんだよ。

私:え? 枢軸国って、日本とドイツとイタリアの3国じゃなかったの?

パパ:いやいや、ソ連の侵略にさらされていたフィンランドはドイツ軍と一緒に戦ったし、タイ王国だって、中立と言いながら、直接イギリス軍とは戦わなかったけれど事実上日本の同盟国だったんだよ。

私:そうなんだ~~。でも何で、ドイツ軍の戦車しかないんだろう?

パパ:そりゃ、軍事博物館が移転したからだろ。戦車重いから、運べなくて、取り敢えずここに置いてあるんじゃないか?

私:なるほど~~(^^;

さすが我が家のブレーン、頭いいかも・・・(家事は一切してくれなくて、いくら言っても靴下は脱ぎっぱなしですが、こういう知識が豊富で時折頭脳明晰になる所は本当に尊敬してます)。

フィンランド軍の戦車は新しい軍事博物館に移動させたんですね。

第2次世界大戦は、1939年9月の、ドイツ軍のポーランド侵攻に始まります。ソ連もほぼ同時にポーランドに侵攻、あっという間にポーランドは侵略され、西はドイツ、東はソ連に占領されます。

その後、ドイツ軍がフランスやデンマークなどに侵攻するのはそれから半年後の1940年の春のこと。

ですが、その半年間に、一生懸命侵略戦争をしている国があったのです。

それが、ソ連。

ソ連はフィンランドに対して領土割譲を要求。フィンランドが拒否すると、11月末、宣戦布告無しにフィンランドに侵攻。

ですがフィンランド軍は10倍の数だったと言われるソ連軍に頑強に抵抗、数か月持ちこたえます。

そののち、イギリスやフランスなどの助けもあって、ソ連が占領したカレリア地方をソ連に渡すことで何とかソ連と講和を結びますが、無念だったことでしょう。

その後、ドイツ軍がソ連侵攻を始めると、フィンランド軍も呼応してカレリア地方を奪回。ただし、それ以降の侵攻作戦には、ドイツからの要求に負けず、フィンランドは協力しなかったようです。

結局、盛り返したソ連軍に押されてカレリア地方はまた奪われてしまうのですが、ドイツの協力もあって持ちこたえます。その後、ドイツを見限り(=裏切り)、ソ連と単独で講和条約を結びます。

ドイツ軍の戦車がここにある理由。この歴史を見れば、わからなくもないですよね。

ちなみに、フィンランド人は日本人のことを大変尊敬しているという話を聞きます。それは、日露戦争で、小国日本が大国ロシアに勝利したため。

大国ロシアと国境を接するフィンランドは、常にロシアからプレッシャーを受けているのです。

戦車撮影大会

【9:55】さっそく、戦車と写真撮影大会です。

上に登ってはいけないのかもしれませんが・・・、ここは遠慮なく。

戦車、かっこいいぞ~~!
「ドカーン! ドカーン!」とか言っています。
長女は足が届かなくて・・・。砲身から落ちないでよね~。
戦車の上から。進め~!
戦車、すごい! そろそろ降りようかな・・・。
戦車の乗り降り? は慎重に。
大砲も展示されていました。
戦車に乗る長女を遠くから。リアルにガルパン(アニメ:ガールズ&パンツァー)だ!
こちらは軽戦車。かわいらしいです。

20分ほど戦車といろんな写真を撮って、大満足!

特に、第2次大戦時の戦車がきれいに保存されていて、パパは興奮が抑えられない様子。子どものようになっていました。

次は、さっきトイレに行った公園に遊びに行きます。

ヘルシンキの公園は面白いんですよね(^^)/

【10:15】道路向かいの公園に向けて出発。

公園に行こう~!

不審者になる次回に続きます。

※夏の北欧へ!子連れ北欧旅行記を第1話から読んでみる方はこちら(全て無料)

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