夏の北欧に向けて、奇跡の出発【北京経由】(1歳&4歳:子連れスウェーデン・フィンランド・エストニア旅 ♯4)
これから北欧へ向けて家を出発するぞ!という日のお昼頃、38.4度の熱が出たということで保育園から返されてきた次女。
午後8時20分、どうなるかわかりませんが、翌朝の飛行機に乗るために、熱が出ている次女を車に乗せて羽田空港に向けて「雪国の地方都市」を出発。
飛行機に乗るかどうかは、羽田空港で次女の熱を測って決定します。
飛行機は明日の朝7時20分離陸。その3時間前、朝4時20分に民間駐車場到着が絶対の目標。午後7時に出発して羽田で1時間仮眠する計画でしたが、出発が1時間以上遅れましたので、目標時刻までちょうど8時間。完全徹夜で羽田空港に向かいます。
まもなく、激しい雨に見舞われ、スピードを上げられません。これでは徹夜で走っても、朝4時20分の羽田民間駐車場到着は厳しいかも・・・。
【22:20】家を出て2時間、パパと運転を交代。パパは朝まで運転ですので、パパに少しでも休んでもらいます。パパ、寝るように努めましたが、やはり寝れず(^^; でも、目を閉じて休憩。
日本を南下するにつれて激しい雨もやみ、午後10時過ぎは快適な走行環境です。
【23:50】1時間半後、再びパパに運転を交代。ここからパパは朝まで運転です。私はコンパクトカーの後部座席で朝4時まで寝させてもらいます。
子どもたちは、午後9時頃からずっとぐっすり。
助手席にはスーツケースとベビーカーを積んでいるので、人間は後部座席です。
【2016.7北欧周遊旅:日付変わって1日目その1】
※私のブログでは、「日本を出国する日」を「1日目」と数えています。
環状8号線が深夜工事で通行止め
羽田空港へのアクセスに便利な環状8号線。田舎者の私たちですが、環8は何回か車で走ったこともあり、あそこなら大丈夫、と思っていました。
ところが、今日は深夜工事中ということで、その内側、環状7号線にナビで誘導されました。
この環状7号線、初めて走りましたがぐねぐねしてるし道が狭い・・・(^^;。
早朝なのにそれなりに車も走ってるし・・・。
東京、恐るべし(以上、運転していたパパの証言でした)。
羽田空港民間駐車場の料金は成田空港の2倍
【4:00】羽田空港近隣の民間駐車場に到着! 車のいない真夜中ということもあり、所要7時間40分。トータルで20分ほど時間短縮に成功。無事目標時間に着きました。
私たちがお世話になるのは「サンパーキング 羽田浮島店※」です。
※残念ながら、コロナの影響で2020.12現在は閉店しています。
駐車代は、9泊10日間で11,340円(消費税8%)。羽田空港の民間駐車場はどこも高く、成田空港の2倍の料金が目安です。
台湾周遊旅行の時は成田空港の民間駐車場「USAパーキング」で8泊9日間で4,752円でしたから・・・(^^;。
うちは成田空港のほうが家からのアクセスもしやすいので、駐車料金、高速代、ガソリン代トータルすると、成田と羽田では1万円のコスト差があります。
それでも、スウェーデン行き格安航空券の破壊力が、そのコスト差を吹き飛ばしたわけですが・・・(^^;
航空券代の記事はこちら↓
北欧往復、大人1人6万円・赤ちゃん1万円
ここは朝5時オープンですが、4時以降なら到着していて敷地内に入ってもいいし、4時30分には受付も大丈夫ですよと言ってもらえ、空港への送迎バスも午前5時前に1本出るということでしたので、ここに決定。何せ朝7時20分離陸、最低でもその2時間前の5時20分には羽田空港に立っていなくてはなりません。
私は、昨日の準備の疲れもあり、パパに起こされる瞬間まで、後部座席で死んだように眠っていました。
次女の熱を測る
さて、無事、羽田には着きました。
次女のお熱はどうでしょうか。
昨日のお昼前に38.4度の発熱があって以来、昨日の夜9時の時点まではすっと38.4度でした。特に熱さましの薬は使っていません。
家族4人分の航空券もホテルも3か国を巡るフェリーもフィンランドの特急代金も全て事前予約・事前決済済み。総額30万円以上、キャンセル不可。
お金だけではありません。やっとの思いで取得した仕事の休暇、家族旅行の機会損失。まさに、プライスレスの価値のあるものの喪失。
ただし、子どもの命はさらにプライスレス。次女の体調次第では、北欧旅行はあきらめなくてはなりません。
お熱を測りながら、私は思っていました。
お願いだから、平熱か、39度以上か、どちらかにしておくれ・・・。
このどちらかだったら、迷うことはないので・・・。
ピピピッ、と音がしました。
実際に全てを喪失した時の記事はこちら↓
恐怖の記事(2019年12月)
北欧旅行継続決定!
「36.4」度。
これが体温計の数字でした。
え??
ほんと!!??
平熱じゃん!!!!
やった、北欧旅行、行ける~~~~!!!!!
私:パパ、すごい、次女、平熱だ!
パパ:よし! 北欧行こう! 念のため、俺も測ってみる。
(パパも次女の熱を測る)
パパ:よし、確かに36.4度だ。昨日早い時間から(車の中で)ぐっすり寝ていたのが良かったんだきっと。
かくして、無事、北欧旅行に行けることになったのです。
良かった、本当に良かった・・・。
ウイルスに、次女の免疫力が勝ったんですね。次女、回復してくれてありがとう・・・。
でも、病み上がりには違いないので、またすぐ熱が出たりしないように注意しないと。
【4:15】降車準備をしていると、早朝にも関わらず、子どもたちが目を覚ましました(^^;。
まぁ、昨日は夜9時にはもう車の中でぐっすりだったもんね~~~(^^;
【4:20】駐車場で受付。
クランキーべったり事件
喜んでいた矢先、降車準備中にパパの悲鳴が。
パパ:あ~~っ、ズボンにチョコレートがベッタリついちゃった!!
何と、クランキーチョコをかじりながら車の運転をしていたパパですが、1回手からチョコを落としてしまったことがあり、座席周りを探しても見つからなかったようです。
そのチョコが、パパのお尻の下にあったようで・・・。
パパのお尻に温められたチョコがズボンにベッタリ。
これから北欧行くのに・・・。
なんか、色といい、うん〇たれたみたい(プププ・・・)
換えのズボンが1本だけありますが、スーツケースを開けるのは面倒くさいし、洗ってしまおう、ということに。
パパのズボンを脱がせ(パパは車中で待機)、駐車場の外水道を借りて、部分的に水洗い。水分をティッシュで吸い取り、濡れたズボンをまたはきます。
今は7月。あとは履いていれば自然に乾くでしょう。
パパ:トホホ・・。
民間駐車場の送迎バスで羽田空港へ
【4:30】シャトルバスに乗って羽田空港へ。早朝ですが、長女も自分で起きてバスに乗り降りしてくれました。
【4:50】羽田空港着。7時20分離陸ですので、離陸2時間半前に空港に到着。バッチリです(^^)/。
やった、ここまで来た・・・。
急にぐったり来ました・・・(^^;
いつも一緒に海外旅行に行っている「くーちゃん」についての記事はこちら↓
一緒に子連れ海外旅行に連れて行く5人目の家族「くーちゃん」
私たちのフライト予定
私たちは経由便利用。まずは、午前7時20分羽田発:10時5分北京着の、中国国際航空CA422便に乗ります。フライト時間は3時間45分。
北京空港での乗り継ぎ時間も3時間45分。十分余裕があります。
その後、午後1時50分発(北京時間)のストックホルム行き、中国国際航空CA911便に乗り、フライト時間9時間30分でスウェーデンの首都:ストックホルムへ。
ストックホルムの空港(アーランダ空港)の到着は、スウェーデン時間で午後5時25分(日本時間の夜12時25分)です。
そこから港の隣のホテル(私たちの乗る国際フェリーが出発する港とは全然違う港)に移動してチェックイン。チェックインは午後8時(日本時間では翌日の深夜3時)は過ぎると思います。
※パパは昨日から一睡もしていせん。
チェックインでもふんだりけったり
まず、空港のトイレで朝の歯磨き。
【5:10】チェックインカウンターに並びます。まもなく、北京便のチェックイン開始。私たちは20分ほどで無事、チェックイン完了。荷物も預けて、ほっとひと息。
チェックインの時、ベビーミールはどれがいいですか? と聞かれました。これまで、ベビーミールは必要ですか? と聞かれたことはあっても、どれがいいですか? と聞かれたのは初めてでした。
私はおかゆを選択(他は、ビン入りのペースト状のベビーフードだったと思います)。
チェックインが終わり、次は両替だ・・・と思っていると、パパがまた叫びました。
パパ:あ~~っ! 俺、スーツケースの鍵かけるの忘れた!!
鍵どころか、ロックすらしなかったようです。
あ~~あ、もう預けてしまったし、ストックホルムまで「どうぞご自由にご覧ください」状態。
北京とかでぶん投げられた勢いで開いてしまって中身が飛び散って「中身ロストバゲージ」にならないといいんですが(^^;
大丈夫、中国の航空会社ですから・・・(^^; きっとANAやJAL並みに素晴らしい荷物の扱い方をしてくれる可能性は限りなく低いに違いありません。
パパの衣服は10日間同じでも何とかなるんですがともかく・・・。カメラやビデオの充電器とかがパパのスーツケースに入っているな・・・。
ユーロ両替
やってしまったことは仕方がない、スーツケースが北京で投げられた時にオープンしないことを祈り、両替に向かいます。
今回の旅行で使う通貨、スウェーデンはスウェーデンクローネ、フィンランドとエストニアはユーロです。
ユーロとアメリカドルは日本の空港での両替がレートは有利。スウェーデンクローネなどのマイナー通貨は現地空港での両替が有利です(今回私たちは現地ATMでのクレジットカードのキャッシングを利用予定)。
スウェーデンクローネはストックホルムの空港でゲットすることにしますが、お守り代わりの意味も込めて、日本でいくらかのユーロをゲットしていきます。
ユーロさえ持っていれば、どこの国でも何とかなります。
空港内の三井住友銀行で250ユーロをゲット。コストは28,925円。手数料を含めた両替レートは1ユーロ=115.7円でした。
2020.12の今は1ユーロ=126円くらいですので、当時は今と比べてお得でしたね~。
羽田空港で遊ぶ
【5:35】さて、チェックインも終わったし、ユーロの両替も終わったしで、これでちょっとゆっくりできます。離陸まではまだ1時間半以上。
成田空港を使うことが多い私たち。羽田空港を探検です。
羽田空港の国際線旅客ターミナルの4階には、江戸時代の街並みを模した商店街「江戸小路」がありますが、この時は「羽田日本橋」も新たに登場したばかり(1年経っていましたが)。
早朝だったのでおみやげ屋さんは閉まっていましたが、初めての「江戸小路」、楽しく見学しました。
映画村のようで、外国人はこれには盛り上がりますね~。
たまに、忍者とか妖怪とか歩かせたら面白いかも(^^)/
パパのラウンジ初体験
私たちの持っているゴールドカードでラウンジに入れるということだったので、「タダでビールが飲めるかもしれない!」と、パパが1人でラウンジに向かいました。
パパが行ったのは、国際線ターミナル内の「SKY LOUNGE」。
初めて入ったラウンジは・・・、コーヒーなどのソフトドリンクは無料で飲めて、新聞・雑誌などもあり、ゆっくりできる素晴らしい場所だったようですが、ビールはなかったみたい(アルコールは有料サービスのようです)。
パパはコーヒーだけしっかり飲んでがっくりして帰って来ました(^^;。
ま、世の中、そんなにおいしいことはないわよ~~。
まずは北京へ
日本出国時に珍事が。
長女のパスポートをイミグレーションの職員に出すと・・・。
お姉さん:長女ちゃん、大きくなったわね~。
の一言(^^)/
その時見せたパスポートの写真は、長女が3か月の時の写真でしたから(^^;
その時見せたパスポートの写真はこちら。
さて、私たちの搭乗ゲートは144番ゲート。
向かいますが・・・超遠い・・・。
【6:30】10分も歩いてようやく到着。
長女はスマホで「ツムツム」をやりながら、飛行機を待ちます。
【6:45】搭乗開始。小さい子ども連れの私たちは、優先搭乗を利用。
【7:20】定刻通り離陸。
4歳の長女はもう飛行機は慣れたもの。
次女もご機嫌で過ごしていました。
ドリンク、私はアップルジュース、長女はオレンジジュース、そしてパパはビールを注文!
朝なのに、出してくれましたビール(^^; 中国の缶ビールです。
ビール飲んで酔っ払って、機内で少しでも寝ておかないとね。
しかし、出発でテンション上がっているのか、パパも元気元気(^^;
中国国際航空の機内食
【8:20】機内食サービス開始。
オムライスかビーフのパスタか。1つずつ注文。
誰よりも先に、次女用のおかゆを届けてくれました。ただ、(選んだのは私ですが)次女はまだおっぱいなので、長女に食べさせます。
長女:おかゆ、マズイ~~~。
大人が食べるととってもおいしいんですが・・・(^^;
パスタのほうをあげますが、あまりお腹が空いていないのか、結局パンとフルーツを食べただけ。
オムライスもパスタもおかゆも、とってもおいしかったです(本当)。
子どもたちは早朝から起きていたためか、機内食後は2人ともぐっすり(この記事冒頭の写真)。
私とパパもひと眠り。
【北京時間10:05(日本時間11:05)】定刻通り、北京国際空港に到着。
北京空港での乗り継ぎ
北京国際空港で、飛行機までは送迎バスがお迎え。
私たちは最後に機内を出たのですが、結果、満員の送迎バスに最後に乗り込むことに。
トホホ・・・。仕方ないですね。
すると、座っていたおばさんが、日本語で話しかけてくれたのです。
おばさん:この席、どうぞ~~(日本語)。
長女をその椅子に座らせます。おばさんはにこにこ。発音からいって、日本で暮らしている中国人の方だと思います。
中国人って、マナーが悪い悪いと言われますが、中国の方は本当に妊婦や赤ちゃん連れによく席を譲ってくれるんですよね~(&台湾人は当然)。私たちも見習わなければ・・・。
久しぶりに来ました、北京!
5年前、妊娠中に旅行に来て以来です。
北京の空は、やっぱりスモッグで真っ白でした・・・(注:2016.7時点)。
妊娠中のベトナム・北京周遊旅行の記事はこちら↓
妊娠中の海外旅行のリスクと、ホーチミン・北京旅行記(妊娠7か月)
乗り継ぎ時間は3時間45分ありました。
1時間くらい、免税店を見て回ったり、キッズコーナーで遊んだりしましたが、早めに出発ゲート近くまで移動してゆっくりすることに。
売店はいくらかな
【12:40(日本時間13:40)】出発ゲートまでやって来ました。
ストックホルム行きの飛行機は午後1時50分発ですので、離陸まではまだ1時間以上あります。どうも、お腹が空いてきました。
ストックホルム行きの飛行機は、所要時間9時間半で、機内食は2回の予定。離陸直後に機内食はあると思いますが、あと1時間半は待てないなぁ・・・。
近くにおいしそうなパン屋さん「Costa Cofee」がありましたので、見に行ってみます。
はじめ、次女を抱っこして並び始めましたが、次女がギャン泣き。おっぱいなのでしょう。
サッと買ってベンチに戻り、まずはおっぱいタイムです。
私が買ったのは、
・トマトパニーニ(25元)
・チョコレートマフィン(15元)
・ミネラルウォーター(19元)
しめて59元(日本円換算で930円)。この時は、59元がいかほどなのかよくわからず。中国元持ってないし、クレジットカードで購入。
トマトパニーニ、とってもおいしかったです。マフィンはパパがパクリ。
4歳:ねえねえパパ、ママの携帯でぬり絵したい??
パパ:ぬり絵はいいよ・・・。
優先搭乗で汗びっしょり
【13:20】搭乗開始。また、優先搭乗で最初に乗ります。
羽田から北京まで来た飛行機に比べて、ひとまわり大きい飛行機です。
優先で乗せてくれたはいいものの・・・、暑い。
暑すぎる。
飛行機の中、冷房が切ってあるのです。
これ、ビジネスクラスの人も空調一緒でしょうに、あちらさんのほうから苦情出ないのかな・・・。
とにかく暑い。汗がにじみます。
子どもたちも汗びっしょり。
同じ中国国際航空の飛行機でも、羽田→北京の飛行機はこんなことなかったのに、北京ではいきなり中国流なのか・・・。
いや、いいんです、ストックホルムまで乗せてくれれば。何せ、羽田からストックホルムまで1人片道3万円で乗せてもらっているのですから・・・。
【13:50(日本時間14:50)】定刻通り、ストックホルム行き:中国国際航空CA911便出発。9時間30分の空の旅です。
長めのフライトですが、子どものフライトに関しての不安は特にありませんでした。
子連れフライトについての記事はこちら↓
子連れ長時間フライトについて
初めての方向け
フライトは楽しいのですが・・・、ストックホルムのアーランダ空港で、早速トラブルに見舞われます。
出てこないんですよ・・・。アレが・・・・。
【問題:アーランダ空港で出てこなかったものは何でしょう?】
1.パパのスーツケース
2.次女のベビーカー
3.長女のうんこ
そんなのどうでもいい次回に続きます。
※夏の北欧へ!子連れ北欧旅行記を第1話から読んでみる方はこちら(全て無料)
【その他の子連れ海外旅行記など↓】
※トラブル連発!子連れインドネシア旅行記の第1話はこちら(全て無料)
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