子連れでの長時間フライト、本当に大丈夫かな?
長時間でも、大丈夫かな?
【写真】ストックホルム→北京便(中国国際航空CA912便/フライト時間9時間)の機内 2016年7月
※この記事は、2018年12月18日にアップしたものを若干加筆しています。
子連れ旅行はフライト時間を短く、がセオリーだけれど
搭乗時間1~2時間くらいの国内線のフライトなら何回か経験あるけど、例えば8時間のフライトなんか、途中で子どもが騒いだり泣いたりして周りのお客様の迷惑にならないか、当然心配になりますよね。
子連れ海外旅行のセオリーとして、フライト時間の短い近場のほうがいい、というものがありますし、実際、その通りだと思います(^^)/。
うちの子どもたちはと言うと・・・、どちらも保育園の頃から、1回のフライトで8時間なら余裕で大丈夫です(^_-)-☆
特に何か特別なことをしているわけではありませんが・・・、「うちも保育園児2人連れてヨーロッパに行きたいナ!」という方のために、我が家のやり方を紹介します。
子連れフライトについての一般的なアドバイスは以前の記事で書いていますので、ぜひそちらも読んでみてくださいね(^^♪
【我が家の長時間フライト】
2016年7月
北京⇔ストックホルム(中国国際航空/フライト時間9時間/長女4歳・次女1歳2か月)
2017年1月
成田⇔モスクワ(アエロフロート・ロシア/フライト時間10時間/長女5歳・次女1歳8か月)
2018年2月
成田⇔ヤンゴン(ANA/フライト時間8時間/長女6歳・次女2歳)
2018年8月
成田⇔ジャカルタ(エアアジア/フライト時間8時間/長女小1・次女3歳)
2019年7月
上海⇔プラハ(中国東方航空/フライト時間11.5時間/長女小2・次女4歳)
まずは短時間フライトからですよね(^^♪
お子さんが初めての飛行機でいきなりフライト時間8時間というのは、どうなるか予想がつきませんのでやはりお勧めできません。やはり初めは、慣らす、様子を見る、ということで、短時間のフライトを一度経験してみるのをお勧めします。
国内線やソウル便(成田から約2~2.5時間)もいいですが、離陸したと思ったらあっという間に着いてしまうので、沖縄(成田から約3時間)や台北(成田から約4時間)あたりが長時間フライトためのテストとしてはお勧めです。
2時間くらいの新幹線移動が大丈夫でしたら、子どもにとって初めての飛行機がその位のフライト時間のものでも全然いいと思います。片道4時間の台北便で大丈夫なら、8時間のフライトでもいけるという自信がつくと思います。
私たちも、初めは長女が3か月の時に韓国の済州島(成田から約2.5時間)、6か月の時に香港(成田から約5時間)と行き、全然大丈夫だったので、1歳11か月の時にはフライトの不安を感じずにインド(成田→上海で所要3.5時間、上海→ニューデリーで所要7時間)に行くことができました。それでも全く問題なかったので、もうリミッターはなしです(^_-)-☆。
次女のほうは、最初11か月の時に台湾へ行き、全然大丈夫だったので、次はスウェーデンでした(^^;。
子連れには経由便も悪くないです
直行便のほうが短時間で目的地に着き、乗り継ぎやロストバゲージのリスクもなくて、経由便よりいいのは間違いありません。でも、小さい子連れの場合、経由便には航空券が安いというほかに、
「1回あたりのフライト時間が短くなる」
「何回も飛行機に乗れて楽しい」
というメリットがあります。子ども的には「飛行機に2回も乗って○×まで行った!」という話になり、いかにも遠くまで壮大な冒険に行ったという感じになります!(^^)!。
うちは、原則、値段だけを比べて、直行便よりも経由便が安ければ迷わず経由便を使っています。
ただ、外国の空港でロストバゲージや遅延による乗り継ぎトラブルは怖いので(英語話せないし)、乗り継ぎ時間は原則3時間以上(最低でも2時間以上は)確保しています。
その機体の座席にゲームがあるか、事前にチェック!
お子さんが4歳以上くらいでしたら、飛行機の各座席についているゲームで楽しく遊ぶことができます。長距離の国際線では、各座席に映画を見たりゲームで遊んだりできるメディアがついていることがありますが、これが結構面白い(^^♪。
アニメ映画を見せようにも日本語吹き替え版がないこともありますが、ゲームは言葉がわからなくてもできます(言葉がわからなくてもできるゲームが多いです)。ぜひお子さんと一緒に挑戦してみることをオススメします。
うちの長女は、6歳くらいから「今度乗る飛行機にはゲームついてるかな?」と楽しみにして聞いてくるようになりました。ゲームがついている機体であれば上の子のおもちゃを少なめにできます。
航空券の予約画面やEチケットを見ると、機体が何か書いてありますので、インターネットで機内画像を探して各座席の前にモニターがついているかどうか事前にチェックします。
小さい敷き物を用意
子どもの靴は脱がせます(親も脱ぎます)。1m×1mくらいの小さい敷き物があると、それを座席の下に敷いて、子どもをそこで立たせながら、座席に昇ったり下りたりして運動させることができます。子どもの気分転換にいいですよ。
ただ、座席の下には金具なども多数出ていますので、座席の下に敷いた敷き物に子どもを座らせたまま遊ばせておくのは危険です。
飛行機の中の時間は休憩時間にはならない覚悟を
夫婦だけの旅行の時は、飛行機の中はいい休息時間。熟睡はできないまでもウトウトしてみたり、旅行の日程を再確認したり。でも、子どもはそれをさせてくれません。「じっとしてなさい」「静かにしてなさい」と言いつけるのは無理と言うものです。それでイライラして子どもを叱っちゃったりしたら・・・。30分以上泣き止まない最悪の展開が待っています。
飛行機の中は、全て子どもと一緒に静かに遊ぶ時間と覚悟を決めて乗り込むのが大切だと思います。いつもはあまり相手にしてくれないパパ・ママがずっと遊んでくれるのだから、子どもはきっと喜んでくれます。
万一子どもが2人とも同時に寝てくれることがあれば、パパ・ママも休憩できますよ(^_-)-☆。
席は家族4人が必ず一緒になれるわけではない
座席指定ができる予約方法のときはいいですが、座席指定できない時、チェックイン開始早々にチェックインしたはずなのに4人の席をバラバラにされてしまうことがあります。
だいたいそれでも2人ずつのペアにはしてくれますが、一度、2018年にハノイ発成田行きのベトナム航空便で親子4人(当時は長女6歳、次女2歳)が本当にバラバラにされたことがありました($・・)/~~~。
2人ずつが隣同士になってないことを機内に入って座席の列を示すアルファベットを確認してからようやく気づき、その場にいた機内の男性のキャビンアテンダントさんに身振り手振りと中学1年生レベルの英語で必死に訴えるも、
まるで対応してもらえなかった・・・。ベトナム航空恐るべし($・・)/~~~。
「30A」「30K」「31A」「31K」という席だったんですよね。あれ?A列とK列って隣なのかな?・・・うちら子連れだし、隣じゃないわけないよね~、などと考え、確認を怠ってしまいました。A列とK列は、何と、飛行機の端と端でした(^^;
私たちの後にチェックインした座席未定の日本人女性2人組が隣同士の席になったこともわかり、最初のほうでチェックインした私たちがどうして2人ずつでもいいから隣同士にしてもらえなかったのかは不明のままです。
その時のベトナム航空便のキャビンアテンダントさんの冷たい対応と私たちの対処の模様はいずれシンガポール・マレーシア旅行記のほうで紹介することにして、ここで言いたいのは「できるだけ席を予約しましょう」ということ。私たちの二の舞にならないように・・・。
外国の人のほうが、子どもの声に寛容です
これはあくまで私見ですが、とりわけ日本は公共の場で子どもが騒いだりすることに厳しい目が向けられる国だと思います。
飛行機の中で長時間泣き叫ぶのはどこの国でもNGだと思いますが、キャッキャ言って遊ぶのであれば、総じて外国人の皆さんは笑顔で応じてくれたり手を振ってくれたりと、暖かく見てくださることが多いです。
一番のポイント
子連れ海外旅行に興味があると言う方、ぜひ一度、まずは近場からチャレンジしてみてください!
近場は行っているけど長時間フライトは心配だという方。4時間乗って問題なかったら、8時間もいけると思いますよ!
大事なのは、親が「フライト中は、子どもと過ごす時間にする」と覚悟を決めて、十分に旅行に関する下調べをしてから飛行機に乗る(できるだけ、飛行機の中で旅行の下調べはしない)ことだと思います。
うちの子たちは、「長時間飛行機に乗ること=長時間楽しいこと」だと思ってくれているみたいです。
そうなれば、子連れフライトの不安はぐっと減りますよね。
私の経験が、少しでも皆さんのお役に立ったらうれしいです。
【その他の子連れ海外旅行記など↓】
※神秘の国を行く!子連れミャンマ―旅行記の第1話はこちら(全て無料)
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