絶品!ベルリン中央駅のカリーブルスト店「CURRY36°」 (2019.9 子連れチェコ・ドイツ旅 #33)

カリーブルスト、めちゃウマです(^^)/ 子どもたちにも大好評。

【これまでの旅程】
1日目:台風直撃予報の中、成田から上海経由でチェコのプラハへ。

2日目:朝、プラハ国際空港着。プラハ市内観光。特急列車でドレスデンへ。夜10時にホテルに着いた後、深夜1時過ぎ、目覚ましをかけないまま眠りに落ちてしまいました・・・。

3日目:5時2分に奇跡的に目が覚め、5時44分発のベルリン行き特急列車に発車数秒前に飛び乗り。食堂車で朝食。

ベルリン中央駅のおみやげ屋さんで買い物の後、Sバーンでポツダムへ。路線バスで、世界遺産:サンスーシ宮殿、観光馬車、人気ピザ屋さんで昼食、世界遺産:ツェツィーリエンホーフ宮殿観光を経て、夕方、ベルリンに戻りました。

ツォー駅から、2階建てバスでブランデンブルク門へ。その後再び2階建てバスでベルリン大聖堂を目指しますが、ボタンの掛け違いからイライラしてパパを怒鳴りつけます。

夜、駅のコンビニで夕食を買い、ベルリン中央駅に戻りますが、特急列車は50分遅れ。レストランでビールやカフェラテで休憩していたら、まさか特急列車が予告時間の5分前に発車。いろいろあったこともあり、乗り遅れてしまいました。

Sバーンでシャルロッテンブルク駅に移動。駅周辺のホテルをあたりますがどこも満室。夜11時20分、ホテルの前で困っている私たちにチェコ人の男性が日本語で話しかけてくれ、結局その人の部屋を使わせてもらうことに。部屋に入ったのは、深夜12時でした。

【24:00】ミハエルさん、鈴木さん、フロントの髭のお兄さんのご厚意で何とか、ホテルの部屋に入ることができました。

涙が止まりませんでした。

【チェコ・ドイツ旅:4日目その1】

眠れない夜

ベッドに、抱っこ紐に入れてずっと抱っこしていた次女を降ろします。午後10時頃、特急列車に乗り遅れてからずっと抱っこしていたので、2時間くらいは抱っこしていました。

次に、ベビーカーで寝ている長女をベッドに。

私たちは今日は朝5時に起きて、早朝の特急列車でドレスデンからベルリンまで来ていました。今は深夜12時過ぎ。今日も長い長い1日でした。

でも、私もパパも、これまで全く眠くなりませんでした。

ようやく寝ることができます。私もパパも、すぐ横になりました。

よいしょっ・・・。2時間ぶりに次女をベッドに下ろします。

・・・眠ろうとしますが、疲れているはずなのに、まだ興奮が続いているのか、なかなか眠れません。1時間おきに目が覚めてしまいます。緊張状態がまだ続いているようです。

早朝から起きて

【4:00】眠れないので、寝るのはあきらめて、起きていることにしました。部屋の机を借りて、昨日起こったことなどのメモを始めました。

【4:20】パパが起きてきました。パパは3時間くらい寝たようですが、やはりなかなか眠れないようです。私が起きていたので、2人でビデオを回し、昨日の夜あったことを思い出しながら、30分くらい口述で記録しました。

何しろ昨日の夜10時以降はピンチ過ぎて、写真もビデオも全く撮っていませんでした。

【4:20】眠れなくて、記録をしていました。

【5:30】長女が目を覚ましました。

初めの一言は、「あれ、なんでホテル変わってるの?」でした。

長女は午後9時頃からずっと寝ていたので、列車に乗り遅れたこともわかっていなかったのです。すぐに、次女も目を覚ましました。次女は昨日は夜10時頃に寝ていました。

元気いっぱいで早起きした長女。「あれ? ホテル変わってる?」

【6:00】みんな起きたので、シャワーを使わせてもらいます。

また、お礼のお手紙と、ささやかな謝礼、あとは日本のおみやげとして、成田空港で買っていたおしゃぶり昆布などの日本のお菓子をいくつか置いていくことにしました。

本当に、ミハエルさん、鈴木さん、フロントの髭のお兄さんには感謝です。このことは、忘れようと思っても一生忘れられません。

久しぶりの食事

そういえば、ずっとご飯を食べていないことに気が付きました。

昨日の夜は無我夢中で、結局夕飯は食べないで寝てしまいました。

久しぶりにお腹が空いた気がします。

昨日の夕食に食べるはずだったサンドイッチが2つありますので、4人で半分ずつ分けて食べます。

【7:10】出かける支度完了。

部屋で神経衰弱(トランプ遊び)

私達が乗ることにした特急列車は、午前8時59分ベルリン中央駅発のEC173号。ドレスデンは午前11時7分到着予定です。ベルリン中央駅まで行かなくてはならないし、切符も買わなくてはいけないので、朝7時30分にここを出ることにしていました。

20分余裕があるので、これまで子どもたちがやりたがっていた、トランプ遊びをすることにしました。

子どもたちは本当に楽しそうで、私も少しだけゆったりした気分になりました。

ベッドで神経衰弱。
子どもたちは楽しそうに遊んでいます(^^)/

お世話になった皆さんとお別れ

【7:30】部屋を出て、ミハエルさんの部屋に鍵を返しに行きます。

ミハエルさんが、本当にまだ寝ていたという様子で、下着姿で寝ぼけ顔で出て来ました。どうもあの後、鈴木さんと深夜まで部屋で飲んでいたようです。最後、記念写真を1枚一緒に撮らせてもらいたかったんですが、そんな状況だったため撮れず(^^; ミハエルさんの人の良さそうな顔は、私達の記憶に刻んでおきたいと思います。

1階に下りると、フロントは女の人に代わっていました。あれ? 髭のお兄さんは?

いたいた! 仕事終わったようで、ホテルの入口でスマホをいじっています。

髭のお兄さんには、パパが昨日の夜に特急列車で飲むために買っていたビール2本を差し上げました。昨日のお礼を言うと、ニコッと笑顔で応えてくれました。こちらのお兄さん、ぱっと見コワモテなんですが、とてもやさしい、いい人です(^^)/。

髭のお兄さんに手渡したビール。パパの代わりに飲んでください(^^)/

シャルロッテンブルク駅へ

【7:35】朝のシャルロッテンブルクの街を歩きます。昨日は夜中に来たからだけれど、全く街の印象が違うのがビックリ。清潔で、さわやかな街です。

私達は昨日の夜のことが頭から離れず、どんよりした気分。

昨日はたまたま運が良くて、親切な皆さんに助けてもらって(日本語を話せるやさしいチェコ人とか、普通深夜に偶然登場しないでしょ!)事なきを得ましたが、これは私たちの危機管理の甘さが招いた危機でした。

もうこんな目に遭いたくない。旅行は怖い。旅行を続けたくない。できれば日本に帰ってしまいたい。正直そう思っていました。

パパも少なからずそういう気分だったようです。

でも、子どもたちにとっては普通の朝。休憩も十分で元気いっぱい。どんより気分の私達とは違い、元気に駅に向かいます。

昨日とは全く景色が違って見えました。清潔感あふれる街です。
おじさんの絵柄の信号機だ!
シャルロッテンブルク駅前で。またいつか、再訪したいと思います。思い出のあのホテルに!
【7:44】シャルロッテンブルク駅で、Sバーンを待ちます。
Sバーンの車内

【8:00】Sバーンに乗って5駅。ベルリン中央駅に到着。

ベルリン中央駅で特急列車の切符を買い直す

さて、まず、特急列車の切符を買わなくてはなりません。切符売り場へ行き、何とか英語で意思を伝え、ドレスデン行きの切符を買うことに成功。

大人2人で86ユーロ。子どもは無料。席の指定はやめておきます。

当初のチケットは、日本で早期購入したため50ユーロくらいでしたので、1.5倍以上の値段・・・。これも痛い追加出費です。

昨日、絶望感の中歩いたベルリン中央駅が眩しすぎる・・・。

おみやげ屋さんで、ベルリンのマグカップを購入

【8:10】昨日の夜、「時間があったらおみやげ屋さんに寄って買おう」と決めていて、結局時間がなくて買わなかったベルリンデザインのマグカップ。

ベルリンでの、忘れてしまいたいこの辛い記憶。

マグカップがあると、見るたびに思い出すでしょう。

でも、この貴重な経験を毎日思い出し、今後に生かしていくために、そしているはずのない今日ベルリンにいるのも何かの縁なのでしょう、マグカップを買って行くことにしました。

お代はマグカップ2個+お菓子で19.85ユーロ。私たちにとっては高価なおみやげでした。

今では毎日、家でコーヒーを飲むときに使っている、超お気に入りのマグカップです(^^)/

そして毎日、ベルリンでのほろ苦い思い出を思い出しています。1か月くらいは引きずっていたと思いますが、不思議なもので、5か月経った今となってはこれもいい思い出。危機管理上の教訓として、これからの家族旅行に活かしていけそうです。

左の緑色の(パパの)と、右の黄色の(私の)を購入! 超お気に入りです(^^)/

また、近くの売店では、子どもの飲み物、コーラとスプライト(各2.3ユーロ)に、2種類のチェコレート(各2.2ユーロ)も併せて購入。おみやげでもいいし、ドレスデン行きの列車の中で食べてもいいし。

ささやかなおみやげに、気になっていたチョコレートを購入!

絶品!ベルリン中央駅のカリーブルスト

【8:20】おみやげ屋さんのすぐ近くにカリーブルスト屋さん「CURRY36°」があったので、買ってみることに。昨日のベルリン観光の際、評判のカリーブルスト店に行く予定が、時間の都合で食べ損ねてしまったんですよね。

コーヒーと、カリーブルスト(2.3ユーロ)を購入。

で、このベルリン名物「カリーブルスト」。ソーセージにケチャップをかけたものかと思いきや・・・、全然違う! 超おいしいです!

まずはソーセージがおいしい。こんなファストフードでありながら! これは、さすがドイツというところか。まずいソーセージ出したら、ドイツ人は誰も食べないんでしょうね。

ソーセージは店頭で低温油でじっくりと揚げられていて、数種類の中から選べます。

ソースが絶品! 薄味で、あっさりしてるんです。トマトソースみたいな感じ。これならソースをたっぷりつけて食べたくなりますね。1皿買ったら、子どもたちがあっという間に全部食べてしまいました。私たちは味見の1切れだけ。

これ、もう1皿買えばよかったなぁ~~~! 後悔しています。

こちらのお店、チェーン店なのだと思いますが、メチャクチャおいしかったです! わざわざガイドブックに載っているお店に食べに行く時間がない方! 

絶対にここでカリーブルスト食べてください! メチャクチャおいしいです(繰り返し)!

店員さんの笑顔もGOOD!

私はこのソーセージをチョイス。(奥の白いのはこれから揚げるもの)
こちらのソーセージも選べます。
ってゆーか、ここのカリーブルスト、超おいしいよ!!!
この後、あっという間に子どもたちが全部食べてしまいました。

半日遅れでドレスデンに到着

【8:59】定刻通り、EC173号、ベルリン中央駅発車。奇しくも、昨日特急列車を乗り過ごした、1番線ホームからの発車でした。

この列車は、ハンガリーのブダペスト行き。これから丸1日かけて、ベルリン、プラハ、ウィーン、ブダペストと行くんですね。そんな列車があったとは(^^;

いい時間の列車と言うこともあって満員。6人掛けのコンパートメント席に、ドイツ人女性2人と私達家族4人で座りました。

列車の中では、元気いっぱいの子どもたちとずっとトランプをして遊んでいました(^^)/

寝不足なのでウトウトしたりして、あっという間の2時間でした。

4人でババ抜きをしています。

【11:07】定刻通り、ドレスデン着。本来は昨日の夜11時に着く予定でしたので、きっちり半日遅れです(^^;

やっと、ドレスデンに帰ってきました!

ドレスデンのトラム1日券を買うのに、若者に助けてもらう

【11:20】ドレスデン駅で早速、今日のドレスデン観光で使う切符を購入します。トラムの1日ファミリー券です。ドイツ鉄道の券売機を触ってみるも、全くわからず。

トラムの切符はどこで買えるんだろう・・・。こんな所に、今回の旅行の調査不足が出てしまっています(^^;

待合のベンチに座っている人に「トラムの切符はどこで買えますか?」などと聞いていると、ある若者が「トラムのチケット?」と言って私たちに話しかけてくれました。

どうも、トラムのチケットは、ドイツ鉄道の券売機で買えるようです。若者がチョコチョコッといじってくれ、1日券ファミリー券(9ユーロ)を購入! ありがとう~~~(^^)/

ドレスデンの若者に助けてもらいました(^^)/ ドイツでもピースするのね(^^)/

【11:30】さて、ドレスデンのトラムフリー切符も買ったし、ちょっと一息つきたくなりました。ドレスデンの駅の売店で、大好きなアイスクリームを買って食べます(^^)/。長女は寝起きのせいか、いらないそう・・・。

パパは今日の夜に飲む缶ビールを買っていました(^^)/ 私はカフェラテ。

アイス、ビール、カフェラテ、お菓子で、しめて8.51ユーロでした(^^)/

ドレスデン駅のベンチでアイスを食べて休憩。
私は温かいカフェラテ。ほっとします。

精神的ダメージ

トラムのチケットは買ったものの、やはり昨日の夜の「ホテルがない!」のトラブルの精神的ダメージは大きく、疲れもあり、まずはドレスデンのホテルに帰って一息つきたい。

今日は観光はやめて、午後からホテルでゆっくりしてもいいんじゃないか。

またそんなことを考え始めました。

体の疲れもあったと思いますが、心の疲れがかなりありました。

外国で、深夜12時近くになっても泊まるホテルがない大ピンチ。こんなことはこれまでの海外旅行で迎えたことのない危機でした。

たまたまやさしい人たちに出会い、助けていただいてピンチを切り抜けることができましたが、本当に運が良かっただけ。こんなことは2度とないでしょう。

子連れ海外旅行をしている皆さんには、必ず、子どもの健康・安全を確保することについて、不安があるはずです。

特急列車が5分前に発車してしまう、ベルリンのホテルが全て満室だった、いろいろな特殊事情が重なったにせよ、最も大切なその部分をしっかり守れなかった。

その責任を感じていました。

ドレスデンのトラムチケットはプラン通り購入しましたが、正直出かけなくてもいい、いや、できれば出かけたくない、と思っていました。

ドレスデンのホテルで子どもたちが大はしゃぎ

【12:00】歩いてドレスデンのホテルに到着。こんな私達の心中を知ってか知らずか、子どもたちはホテルの2段ベッドで遊び始めます。

子どもたちは昨晩はぐっすり寝たし、危機のことは全く知らず。楽しい旅行が継続しているのです。

その様子を見ていたら、私も元気が出て来たというか、しょげていても何もいいことはないと思い始めました。

そしたら、パパがこんなことを言いました。

パパ:昨晩の大ピンチで気が滅入っているだろうけれど、ここで旅行をやめたら、ミハエルさん始め、鈴木さん、髭のお兄さん、皆さんの厚意を無にすることになる。

パパ:せっかく運良く皆さんに助けられて、ここにいるんだ。ここで思いっきり楽しい旅行をしていくことが、彼らの厚意に報いることなんじゃないか。

と・・・。

なるほど・・・。

確かに、ここで後ろ向きになっても、ミハエルさんたちから受けた親切を最大限生かすことにはなりません。今後は今まで以上に危機管理をしっかりして、楽しい旅行をして日本に帰ることこそが、皆さんの親切を最大限生かすことになる・・・。

そんな風に思い始めることができました。

2段ベッドの上で。元気いっぱいに2段ベッドを上り下り。
「ちょっと休憩~~」と言って横になっています。

よし! 心機一転、気合いを入れて、ドレスデン市街地観光に行こうか!

【12:45】元気を奮い立たせて、必要な支度をし、ホテルを出発!

本当は今日はドレスデン1日観光の予定でしたが、半日に時間を短縮して行います。どこまで回れるかな・・・。

別記事を1回挟み、ドレスデンの素敵な街並みに心癒される次回に続きます。

最悪のトラブル記録をあっさり更新

今回の「2019チェコ・ドイツ旅行」でベルリンの夜に起こった、最終列車乗り遅れからホテル難民になってしまった危機が、私達のこれまでの海外旅行人生で最悪のトラブルでした。

そして、これほどの大ピンチはもう起こらないんじゃないかと思っていました。

実は、先日、この年末年始の「2020カンボジア・タイ旅行(10泊11日)」で、今回のベルリンでの大ピンチをあっさり記録更新する、悲惨な大失敗をしてしまいました。

ベルリンでのことは、5か月経った今ではいい思い出ですが、カンボジアのほうは、精神的にも経済的にも立ち直るのに1年以上かかりそうです。

次回は、ベルリンでの大ピンチをあっさり超えてしまった、カンボジア・タイ旅行でのアホみたいな大失敗について紹介します。

こうやって書いている間も、ストレスでお腹がギュッと締めつけられる感じがします。

どうか笑ってください。

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