タリン:奇跡的に薬をゲット!トロリーバスに乗って旧市街地へ帰還成功(1歳&4歳:子連れスウェーデン・フィンランド・エストニア旅 ♯61)
【これまでの旅程】
1日目:羽田から北京経由でスウェーデンのストックホルムへ
2日目:ストックホルム市内観光。その後、夜行フェリーでフィンランドのトゥルクへ
3日目:ムーミンワールドとトゥルク市内観光
4日目:トゥルクから特急列車でヘルシンキへ。午後はヘルシンキ市内観光
5日目:ヘルシンキ市内観光。世界遺産:スオメンリナ要塞島など。
6日目(今日):深夜2時、次女が39.2度の発熱。朝4時に起きて、朝イチのフェリーでヘルシンキからエストニア:タリンへ。
午前10時頃ホテルに着いた時点での次女の熱は39.8度。ロビーで2時間休憩後、パパと長女だけでサッとタリン観光してホテルに戻ってランチ。次女の熱は40.4度まで上がり、救急車で病院へ。
病院では血液検査と尿検査。午後8時40分、ようやく処方箋をもらいますが・・・。
【20:40】受付のおばさんから薬の処方箋をもらいました。
サンキューと言ってその場を離れようとした私たちを、赤ちゃんを連れて病院に来ていた若いママが英語で私たちを呼び止めます。
若いママ:この時間だと、もう薬局は閉まっていますよ!
えっ! それだと、処方箋があっても、今日は薬がもらえないってこと!?
どうしてこう難題ばかり!! 私たち、英語できないし、この辺の地図も持ってないのに!!
【2016.7 子連れ北欧旅行:6日目その9】
エストニアのママの助け
私たちに声をかけてくれたママは、病院の人が(薬局の開いていない)この時間にしれっと処方箋だけ渡して病院から患者(=私たち)を出そうとしたことに、若干腹をたてているようでした。
同じ、小さい子どもを持つ母親として、このままでは間違いなく薬をゲットできない私たちのことを、すごく心配してくれているのです。
若いママ:あなた方のホテルはどこですか?
私:タリンの港の近くです。
若いママ:そうですか・・・。ここから車で5分の所にあるショッピングセンターの中の薬局なら、午後9時までやっていますが、もうすぐ閉まってしまいます。
私:そうですか・・・(^^;。
若いママ:そこがダメなら、港から少し遠いですが、街中のこの薬局はもっと夜遅くまで開いています。タリンで夜に薬が手に入るのは、この2か所だけです。
私:そうなんですね・・・。(I see・・・)
これって、ものすごく重要な情報・・・。
そう言って、自分のスマホでちょこちょこっと調べ、そのショッピングセンターの名前と、一番遅くまでやっているという街中の薬局の名前をエストニア語でメモ用紙に書いてくれました。
まさに、命のメモ!
若いママ:このどちらかに行けば、今日中に薬が手に入ります。こっちがショッピングセンター、こっちが街中の薬局です。
私:ありがとうございます~~!!! (´;ω;`)ウッ…ウッ…
若いママ:お大事にね! 急いで!!
私たちは、お礼もそこそこ、若いママさんが書いてくれたエストニア語のメモを持って、飛び出すように病院の外へ出ました。
まずは午後9時閉店だという、近くのショッピングセンター内の薬局へダメ元で向かいます。
車で5分! とは聞きましたが、当然、今から電話でタクシーを呼んでいる暇はありません。こんな遅い時間ではあるけれど、病院の前にタクシーが停まっているかも・・・。
それに賭けるしかないようです。
どうやってタクシーを捕まえる!?
【20:45】正面玄関から病院の外に出ると、タクシーはおろか、人っ子1人見えませんでした。無理もありません、(この季節の北欧の日没は午後10時なので)外は明るいですが、もうすぐ夜の9時なのです(^^;。
夜までやっている薬局があるという近くのショッピングセンターが閉まるまで、あと15分。
さすがに無理か・・・。
歩いても間に合わないだろうし、そもそも地図はないし・・・。
あきらめかけたその時。
パパが叫びました!
パパ:あっ! あそこにタクシーがいるっっっ!!
何と、病院の建物脇の通用口に、急患を乗せてきたと思われるタクシーが停まっていて、今まさに高齢女性が料金を支払っているところではないですか!?
あのタクシーをつまかえろ!!!
パパは急いでそのタクシーに向かってダッシュ。
お願い、間に合って!!
間一髪、高齢女性を降ろしたばかりのタクシー運転手への直撃に成功しました!
タクシーで薬局へ!
パパ:(若いママさんが書いてくれたエストニア語のメモを見せて)このショッピングセンターの、この薬局に行きたいのです。ここから5分ほどの場所です。
運転手のおじさん:OK! ここなら3分だよ!
運転手のおじさんは地元の人。このショッピングセンターが午後9時で閉まること、私たちが薬を買うために急いでいることを状況で理解したようでした。
【20:50】閉店10分前、ショッピングセンター「Magistral Shopping Centre(マジストラルショッピングセンター)」に到着!
何と、病院からわずか300メートルくらいの所でした(^^;
これなら、道と目標の建物さえわかっていれば、歩いても5分位だったかも(^^;
タクシーを降りると、ちょうど目の前が薬局。運転手さん、私たちがわかるように、わざと薬局の目の前に車を停めてくれたんですね。
そして薬局を指さして、「あそこだよ!」と・・・。
タクシー料金は4.7ユーロ。5ユーロを渡して、おつりはチップにしました。
閉店間際の薬局で、お薬をゲット!
【20:52】ショッピングセンターの入口から入店し、ちょっとだけ迷い、薬局に着いたのは閉店8分前くらいでした。
閉店間際と言うことで、お客さんは全体的にほとんどいませんでした。
薬局には若い女性の店員さんが1人。
病院からもらった処方箋を出すと、すぐに薬を出してくれました。瓶に入った、大きな薬です。見たことのない薬でした。
薬局の人は英語が話せました。
薬局の人:この薬ですが、投与の仕方が難しいので、説明します。まず最初に、瓶の中から小瓶を取り出し、瓶の中で一定割合の水と混ぜます。
あとは、1日3回、このスプーンに1杯ずつ与えます。わかりましたか?
私:わかりました・・・。けど、水と混ぜる話を、もう一度お願いします・・・。
女性店員:こうやって・・・(実際に水と混ぜるふりをしながら)。
私:(水と薬の分量がよくわからない・・・)分量がよくわかりません・・・。全部混ぜるのですか?
女性店員:1回で全部混ぜます。
薬局の人の説明は何となくはわかるんですが、水と薬の割合など、絶対に間違えられません。絶対正しくヒアリングできているという自信は夫婦ともにありませんでした。
パパ:水2に薬1と言っているとは思うんだけど、100%正しいという確証はない。何やら混ぜ方も説明しているけど、何を言っているのかサッパリだ・・・。1回で全部作ると言うし、お姉さんに、今ここで作ってもらえないか頼んでみようよ!
そうだね・・・。
私:すみません、私たち英語がよくわからないので、私たちの代わりに、ここで水と混ぜて作ってくれませんか! お願いします!!
お姉さん:仕方ないわね・・・。
困った顔で頼んでみると、お姉さん、しぶしぶ薬の調合?を私たちの代わりにやってくれました!
良かった~~(^^)/。
お姉さん:これを、1回5mlのスプーン1杯ずつ、1日2回、10日間飲ませてください。
私:10日間ですね! 1回で2スプーン?
お姉さん:1回で1スプーン、を1日2回です。
私:1回で、1スプーンですね?
お姉さん:そうです。
私:それを、1日2回ですね? 例えば朝と晩とか。
お姉さん:そうです。
私:(同じようなことをもう2~3回確認)
日本の薬局って、飲み方を書いた紙も一緒にくれるから、飲み方を間違えることってないじゃないですか。ここではそういう紙はもらえなくて(エストニア語のをもらっても全く読めないわけですが)。
英語力の怪しい私たち、万が一聞き間違えて間違った与え方をしてしまったら大事です。もう何回も何回もしつこく確認しました。最後、紙に英語で書いて見てもらって確認しました。
お薬代は、14ユーロ(1,680円)。クレジットカードで支払い。
【21:00】閉店時間ちょうど、外に出て来ました。
現在地がわかりません
さて・・・実は私たち、現在地がわかっていません。何せここまで、救急車で運ばれてきたものですから・・・(^^;
パパが病院にあった地図を見て、「タリンのホテルから南に5kmくらい来たところらしい」ということはわかっていましたが、地図は持っていません。
周囲を観察すると、このショッピングセンターの前は大きな通りで、中央にトロリーバスが走っていました。
トロリーバスとは、専用車線を走り、上部にパンタグラフがある電動式のバスのことで、トラムのようなものですが、レールがないのが特徴。見た目はトラムよりもバスに近いです。
大きな通りですし、このトロリーバスに乗って行けば、タリン港方面に行けるかもしれない。
タリンのトロリーバスは1乗車あたり1ユーロで、チケットは運転手から買えることは事前に調べてありました(実際に乗ったら、値上がりしたのか、1人2ユーロ請求されました)。ともかく、切符を持っていなくてもユーロ現金を持っていれば乗れるということです。
ショッピングセンターの目の前にバス停があるようでしたので、そこに向かいます。
トロリーバスのバス停へ
バス停は「Lepistiku」という名前でした(読めない・・・(^^;)。
そして、道の両側にありました。
こっちかな、と思った側のバス停に行くと、バス停に「タリン港方面」と英語でも書いてありました!!私たちのホテルは港の近くなので、これに乗ればいいと確信!
このバス停で、バスを待つことにしました。
でも、何ていうバス停で降りればいいんだろう・・・。港が終点なのかな・・・。私たちがバス停で行き先表示を調べていると、すぐに女性が英語で声をかけてくれました。
英語ペラペラ女性:どこに行きたいのですか?
私:タリン港に行きたいんです。
英語ペラペラの女性:じゃ、このトロリーバスに乗って、終点で降りれば大丈夫よ。その先は歩きになるわ。
私:ありがとうございます!
私たちが、いかにも辺りの様子がわからないといった感じでキョロキョロしていたので、たまらず声をかけてくれたのでしょう(^^;。
終点まで乗っていればいいとわかり、気楽になりました。バスを途中で下りるのは、異国ではハードル高いですですから(^^;。
ちなみに、このバス停には、奇声をあげる若い男性がいて(恐らくヤク中か精神異常者)、みんなその若者を遠巻きにしてバスを待っていました。私達も、トラブルに巻き込まれないよう、見ないふり・・・、見ないふり・・・。
【21:10】待つこと5分。トロリーバスがやって来ました!
トロリーバスに乗車
乗車してすぐ、運転手さんから切符を買います。
すると、大人2人で4ユーロとのこと。子どもは無料。
えっ、大人1人1ユーロじゃないの?
事前に調べておいた情報と違いましたので、騙されているかとも思ったんですが・・・、運転手さんがちゃんと4ユーロの領収書を渡してくれたので、ボッタクリではなかったです(^^;。
トロリーバスは電気で走るので、とても静か。
まさかタリンで、トロリーバスに乗ることになるとはね・・・。タリン旧市街だけなら徒歩で回れるため、これに乗る機会は訪れないはずだったのです。
タリンの新市街の景色をのんびり見ながら乗ること15分。
立派な広い並木道が続きます。今日の昼のパパ&長女の観光でも並木道を歩きましたが、並木道をすごく大事にしているまちづくりなんだなと実感。緑が多い、きれいな街並みです。
【21:25】終点のナントカっていうバス停(名前は覚えていない)は、新市街と旧市街の境界の所にあるバスターミナルでした。名前は、今グーグルマップで調べてみると、「Estonia」というバス停(バスターミナル)。
あれっ、「Estonia」っていう名前だったかなぁ・・・。それなら変な名前なので、私の記憶にあってもいいのですが・・・。私たちが降りたバス停は、今写真で見ると間違いなく「Estonia」。国名がバス停なんて、おかしいですね(^^)/
旧市街のマップは持っていますので、ここまで来れば大丈夫! ホテルまで1kmの距離です。
公園(Tammsaare Park)を通り抜けて旧市街へ
旧市街の方向には城壁や塔が見えるので、迷うことはありません。私たちのホテルは、ここから旧市街を抜け、海の近くにあります。
ここから旧市街へは、公園(Tammsaare Park)を通り抜けていくみたい。みんなが歩く方向へついていきます。
病院で騒いでいた長女は、疲れたのかすっかり爆睡。もう夜の9時半ですもんね、無理はありません。
一方、救急車の座薬解熱剤が効いた次女の熱は38度チョイ。随分落ち着いてきて、辛そうな感じはなくなりました。引き続き、抱っこ紐の中に入れて温かくして運びます。
私たちがお世話になった病院の名前は
実は私たち、旅行中は、この時お世話になった病院の病院名をわかっていませんでした。診断書や処方箋、領収書には病院名が書いてあったんですが、エストニア語で、意味も読み方もわからなかったんです。
帰国後、翻訳ページにエストニア語を打ち込んで、病院名を翻訳。
出てきた訳語は「タリン子ども病院」。小児科専門の病院だったんですね! 大きな病院でした。
グーグルマップで調べてみると、英名は「Tallinn Children’s Hospital」。わかりやすい名前~~(^^)/
グーグルマップで見ると、この時私たちがタクシーで向かったショッピングセンターもすぐわかり、「私たち、ここにいたんだ~~!」みたいな。
全て帰国後にわかりました。
遅い夕食へ
【21:40】私たちは、ほどなくタリン旧市街地に入りました。
わぉ・・・。すごい街・・・。
パパがすごいと言っていたけれど、こりゃ本物だ・・・。
そして、今日の夕ご飯で行くはずだったレストラン「ペッパーサック」へ行くことにしました!
私はここまで無我夢中で、お昼ご飯も食べていませんでした。さすがにお腹がすきましたし、座ってのんびり休憩がしたかったのです。
そして、今日、何か1つでいい、タリンに私の爪痕を残していきたかったのです!
次女の熱、この辺で落ち着いてくれるといいのですが・・・(^^;
次回、るるぶに載ってる有名店でのディナーに続きます。
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