パレルモ:ライトアップが素敵な世界遺産「カテドラーレ」で事故発生(1歳&5歳:子連れイタリア旅 ♯40)
【これまでの旅程】
0日目:金曜日の午後9時30分、東北地方の自宅をマイカーで出発。車中泊。
1日目:成田空港からモスクワ経由でローマ着。深夜12時過ぎにホテルにチェックイン。
2日目:ホテルでほぼ徹夜した後、ローマ観光。テルミニ駅でスリに遭う。
3日目:午前2時45分全員起床。午前中はバチカン観光。午後、特急列車でナポリへ。
4日目:ナポリ観光。夜行フェリーでシチリア島・パレルモへ。
5日目(今日):午前3時起床。朝から子どもたちが騒いで寝られません。船は定刻通り午前6時30分にパレルモ港に到着しましたが、豪雨で下船できず、しばし立ち往生。雨具を装備して豪雨を徒歩で強行突破、ホテルにチェックインしました。
午前9時に老舗カフェ「スピンナート」で朝食とジェラートを食べ、路線バスで世界遺産:モンレアーレ大聖堂へ。素晴らしいモザイク画を見学し、再びバスでパレルモの街に戻り、愉快なレストランで食事。午後、パラティーナ礼拝堂を見学しました。
【16:40】次に行くのは、ここもパレルモを代表するスポット、世界遺産:カテドラーレ(パレルモ大聖堂)です。カテドラーレはここからヴィットリオ・エマヌエレ通りをまっすぐ歩いてわずか400mほど。
歩いて行ける所に3つも4つも・・・。モンレアーレの大聖堂もあるし、パレルモだけでどんだけあんだよ世界遺産・・・。
途中のヌォーバ門やかわいい公衆電話で写真を撮りながら、400mの道のりを1歳児のペースに合わせてゆっくり歩くこと20分。
【17:00】カテドラーレに到着しました。
【2017.1 子連れイタリア旅行:5日目その8】
長女、完全復活
道路の横断があったので次女を抱っこしましたが、次女は自分で歩きたくてうずうず。よし、カテドラーレの敷地の中に入ったらね~。
それにしても、すごい建物・・・。
カテドラーレ=パレルモ大聖堂。大聖堂カテドラーレとか、呼び方はいろいろあります。
創建は4世紀。元々キリスト教の教会でしたが9世紀にパレルモの支配者がイスラム帝国に変わったことでモスクに改修され、その後12世紀にノルマン王のシチリア王国時代にキリスト教の教会にまた改修され、その後・・・はどうでもいいやもう!
とにかく、キリスト教の文化とイスラム教の文化が混じった、珍しい建築物である、ということのようです。
その辺のすごさは私にはまるでわかりませんが、見ただけで、これはすごいと感じました。
長女は「もんげ~(妖怪ウォッチの言葉で「すごい~」)」を連発しています。
建物の前は広場になっていて、子どもを遊ばせられそうです(そんな視点でこのカテドラーレを見るのは私くらいでしょうが・・・(^^;)。
建物の中もいいですが、まずは前の広場で遊びましょう~(^^)/
長女もベビーカーから降りて、広場を走り始めました。
踊ってみたり、くるくるまわってみたり・・・。10分くらい騒いでいました。
世界遺産の大聖堂で、おむつを替える
【17:10】大聖堂の中へ。大聖堂だけだと入場無料(屋上や霊廟を巡るコースは8ユーロ。私たちは時間の関係でパスしました)。
とても広い! バチカン大聖堂も大きかったですが、ここもすごく大きい・・・。
内部には素敵な彫像がたくさん配置されていました。ここは静かに子どもたちと見て回ります。
回り始めて10分ほど。
長女:(おむつの中で)おしっこ出た・・・。
えっ!? また急に・・・。
おしっこ出る時はトイレに行くために事前に言ってって、何度も言い聞かせているんですが・・・(^^;。
トイレでおむつを交換したいですが、見回してもトイレはなし。
一方、今はホールの最後部に位置し、周りに人影はまるでありません。
よし!
いつやるか?
今でしょ!
(神様の声:こういう使い方をする言葉じゃないだろ)
サッと30秒で、長女のおむつ交換完了!
とっくにおむつの取れた長女が、イタリア旅行中におむつでおしっこした回数、これで6回目。完全におむつでおしっこがクセになっています。
おむつは長女の分だけで30枚持って来てるので数は大丈夫なものの、日本に帰ってすぐおむつなしに戻れるか心配です・・・(^^;。
その後、大聖堂の中を一通り見て、出てきました。
世界のお人形展
大聖堂から出る途中に、世界各国のお人形が展示されていました。
かわいいね~~。
日本の人形もあるかな・・・。
探してみると、日本の人形は「こけし」じゃん!! 私のホーム、東北地方の名産ですよ~。はるばるこんな所でこけしに遭うとは思いませんでした。
夜のライトアップが素敵過ぎる!
【17:40】外に出ると、今は1月、外はもう真っ暗。
カテドラーレがライトアップされていました! きれい~~!!
日本で立てた予定では、明るいうちに出てプレトーリア広場や周辺のマルトラーナ教会やサンカタルド教会を巡るとしていましたが、やはりどうしても押してきます。その代わり、カテドラーレで夜を迎え、素敵なライトアップにあやかれました!
温暖なシチリア島と言えど、今の気温は5度。陽の光がないと寒いです。
私たちは、寒さを吹き飛ばすべく、かけっこを始めました!
突然の鐘の大演奏
【17:45~18:00頃だと思う】遊んでいると、突然、鐘が鳴りました。
鳴った・・・とは違います。
ガンコン、カンコン、ガンコン、カンコン、ガガコン、ガンコン・・・!! おいおい、複数の鐘を打ち鳴らす大演奏です!!
これにはビックリ。
かけっこでパパから逃げていた長女はびっくりして駆け戻って来ました。
次女は大泣き。
ものすごい大音量。パレルモ中で聞こえるのではないでしょうか。
これはお寺の鐘すらうるさいと苦情が出る日本では絶対にできない芸当ですね。
それにしても、時間が中途半端なような・・・。写真の撮影時間から推測するに、午後5時45分~6時の間だったと思うんですが・・・。午後6時だったのかな?
そして、事故は起こった
【18:00】鐘も鳴りやんだし、次の目的地、プレトーリア広場へ向かいます。
プレトーリア広場まではここから600m。徒歩で向かいます。
やや距離があるので、長女はベビーカーに、次女は抱っこ紐の中に入れました。
さて、出発! と思って歩き出した矢先・・・。
私:痛っ!!!
パパ:どした!?
私:いたたたた・・・・。ううううう・・・・。
足元の側溝の蓋がゆがんでいるのに気付かず、左足をひねってしまったのです。
その痛さと言ったら・・・。
しばらく全く動けなくて、カテドラーレの門に寄りかかって立ち尽くしてしまいました。
「ひねった」なんてものではなく、これは本格的に「くじいて」しまいました。
「グキッ」という音も、自分でははっきりと聞こえました。
5分後。
パパ:大丈夫・・・じゃないね。まず、座ろう。
パパの肩に掴まり、10mほど片足で移動。
イタタタタ・・・。
生まれてこの方、「足をひねった」ことは何回もありますが、こんなに痛いのは初めてだ・・・。
骨折したかな・・・"(-“"-)"
パパは最初、「足をひねったんだろう」くらいに思ったみたいですが、全く動けない私を見て、すぐに深刻な事態だと認識してくれました。
5分経過して、さっきまでの激痛は和らいできましたが、まだジンジンとかなり痛い。とても左足を地面につけそうにはありません。
よりによって、イタリアで・・・。
足をひねった側溝の蓋を見てみても、少し歪んでいる程度。これで足を本格的にくじいてしまうなんて、何て運が悪いのか・・・。
とにかく、まずはここから2㎞の位置にあるホテルに帰らなくてはなりません。
そして、今日はもう無理としても、イタリア旅行はあと丸2日間。日本への帰国まではあと4日あります。
明日はアグリジェント(シチリア島南部。パレルモから列車で片道2時間)で遺跡観光の予定。
明後日はチェファルー(シチリア島中央部。パレルモから列車で1時間)で街散歩の予定です。
明日以降、また歩けるようになるか。これでイタリア旅行はもう強制終了なのか。
そんなことより、空港まで無事行けるのか。
空港に着いても、子ども2人とスーツケース2つ+αの大荷物で、私が歩けない状態で、空港内での移動はパパ1人で大丈夫なのか。
帰りの飛行機は乗り換え2回です。ローマでの飛行機乗り換え、モスクワでの飛行機乗り換えは・・・。
来た時のモスクワ空港では、気温マイナス28度、タラップは階段のみでした。
日本に、無事戻れるのか・・・。
いろんなことが、一瞬で頭をよぎりました。
次回は、日本国内のオススメスポットの紹介記事です。
イタリア旅行記の続きはその後でね。
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