パレルモの世界遺産:パラティーナ礼拝堂(1歳&5歳:子連れイタリア旅 ♯39)

1歳の次女が抱っこ紐から出て元気に走り出します。世界遺産で、いい笑顔が撮れました(^^)/

※お待たせしました! ひさびさにイタリア旅行記の続きです。

※国内旅行の記事は制作に時間がかかっていて、もう1週間ほどお待ちくださいネ。

【これまでの旅程】
0日目:金曜日の午後9時30分、東北地方の自宅をマイカーで出発。車中泊。

1日目:成田空港からモスクワ経由でローマ着。深夜12時過ぎにホテルにチェックイン。

2日目:ホテルでほぼ徹夜した後、ローマ観光。テルミニ駅でスリに遭う。

3日目:午前2時45分全員起床。午前中はバチカン観光。午後、特急列車でナポリへ。

4日目:ナポリ観光。夜行フェリーでシチリア島・パレルモへ。

5日目(今日):午前3時起床。朝から子どもたちが騒いで寝られません。船は定刻通り午前6時30分にパレルモ港に到着しましたが、豪雨で下船できず、しばし立ち往生。雨具を装備して豪雨を徒歩で強行突破、ホテルにチェックインしました。

午前9時に老舗カフェ「スピンナート」で朝食とジェラートを食べ、路線バスで世界遺産:モンレアーレ大聖堂へ。素晴らしいモザイク画を見学し、再びバスでパレルモの街に戻り、愉快なレストランで食事をして出てきました。

【15:20】レストラン「Trattoria Familiare da Michele & Jolanda(直訳:ミケーレ&ジョランダによる家族のトラットリア)」 から、インディペンデンツァ広場はすぐ。

これから、すぐ近くにある「パラティーナ礼拝堂」を見に行きますが、パレルモで有名な広場であるここの様子も写真に収めて行きます。

【15:30】それでは、世界遺産: パラティーナ礼拝堂へ!

まずは、目の前の、信号のない横断歩道を渡らなければ・・・(^^;

【2017.1 子連れイタリア旅行:5日目その7】

パレルモの世界遺産3兄弟

世界遺産:パラティーナ礼拝堂は、インディペンデンツァ広場とは道路を挟んではす向かい。

そして、この両隣の建物もまた、世界遺産なのです。

パラティーナ礼拝堂の左は、世界遺産:ノルマン宮殿。ただしこちらは金曜日にしかオープンしないということで訪問を断念(今日は水曜日)。

9世紀に建設され、12世紀ころに現在の形に拡張された、パレルモの王の宮殿です。

礼拝堂の右には、これまた世界遺産:サン・ジョヴァンニ・デッリ・エレミティ教会が建っています。こちらはアラブ人の支配時代に造られたイスラム教の寺院・・・を改装した教会のようです。

ここは、本当はこの3つとも制覇したかったのですが・・・、時間の関係で、一番有名なパラティーナ礼拝堂に絞って行くことにしました! 

※正確に言えば、パラティ―ノはノルマン宮殿の敷地の中に建っている礼拝堂です。

交通量のある道路をすり抜けるようにしてクリアし、向こう側へ。

門をくぐってすぐの所で料金の支払い。大人1人7ユーロ、子ども無料。

建物入口までは結構長いスロープがあります。

ベビーカーを押しているパパは、さっきビール大瓶1本&小瓶1本飲み干した直後の運動で、酔いが回ってきたみたい(^^;。大瓶1本は中ジョッキ2杯分、小瓶1本は中ジョッキ1杯分だそうなので、ジョッキ3杯飲んだのと一緒です。

私は私で、さっきのレストランでお腹いっぱい食べ過ぎて、少しのぼせ気味です。

スロープを登りきると、入り口前にテントがあり、そこで手荷物を厳重チェック。いよいよ、パレルモ第一の見どころ、パラティーナ礼拝堂に入ります。

道路を渡った先にあるのが、パラティーナ礼拝堂です。
パレルモ一の見どころに到着
長いスロープを登っていきます。
パパの表情にやや異変が・・・。「俺、酔っぱらってるわ(^^;」
建物に入る前に、左のテントで厳重な手荷物検査がありました。
ヨーロッパの大聖堂の中ではちょっと雰囲気が違います。これもアラブの文化の影響なのかな・・・。

豪華絢爛な礼拝堂

2階が礼拝堂になっています。

【15:40】あまり広くはありませんが、入って行くと・・・!!

金ピカのモザイクで覆われていて、うわ~~って感じです(^^;

パラティーナ礼拝堂とノルマン王宮は、初代シチリア国王が12世紀に建設した王宮で、「アラブ・ノルマン様式」という、アラブとヨーロッパの文化が融合した独特のテイストで建てられています。

造りも、どこかイスラム的な雰囲気を感じる所があります。

ものすごいモザイク画。天井の建築も独特です。
ヨーロッパとアラブの融合、何となくわかるデザインです。

記念メダルははだかで出てくる

【16:00】礼拝堂から出てすぐの所に、意外な自動販売機を発見しました!

こ、これは・・・!!

記念メダルの販売機だ!!!

日本では観光地でよく見かける代物ですが、ヨーロッパでこれを見たのは恐らく初めて!!

へ~~っ! イタリアにもこんなのあるんだ!!

お値段も1枚2ユーロと超お手頃。

小さいし、私達のおみやげとしてはピッタリ!!

日本の観光地ではこんなの絶対に買いませんが、考えること1秒で、「これ、買おう!」と決断。

パパ:記念メダルだ! これ、買おうか!

長女:え!? 買うずら~~!!

パパ:ここにお金を入れてごらん~~(長女を少し抱っこ)

長女:(カチャリ)

<(お金を入れた瞬間に)チャリ~ン!>

(あれっ!? お金が戻ってきたのかな・・・?)

そう思って見てみると・・・。

「チャリーン」は記念メダルが出てきた音でした。

お~い、記念コイン、はだかで出てくるんか~~い!

長女:もんげ~、きらきら輝いてるずら~~!  にいちゃん、ありがとずら~!

(パパが「にいちゃん」になってしまいました(^^;)

こ、これは・・・! 日本におけるB級みやげの定番、記念メダルではないかっ!!
「お金入れるとこ、届かな~い!」
次女を肩車しながら長女を抱っこするスーパーパパ。
お金を入れた瞬間に「チャリーン!」 おつりのように出てきた記念メダル。包装されてないんだ・・・(^^;

ひどいずら~~

メダル自動販売機の隣にベンチがありましたので、ちょっと休憩。

この時、長女の中では妖怪ウォッチブーム。言葉の語尾が「〇×ずら~~」って言うんですよね。

そんな「妖怪ウォッチ語」で話しながら、パパと子どもたちで、くだらないことを言って遊んでいます。

チャリーン・・・。長女が早速記念メダルを床に落としました。

何を言うかと思ったら・・・

長女:メダル落としちゃったよ。いい音したずら~!

まさか、「落とした」と「音した」をかけたわけじゃないわよね・・・。

10分もここで過ごしたので・・・。

私:もう行くよ~。

長女:え~~っ、私、歩くの疲れたから行かないずら~。

私:わかった。じゃ、長女はここに座ってなさい。パパ、行こう~~。

パパ:うん~。

そしてスタスタと歩き始めると、長女が慌てて後を追いかけてきました。

長女:ほんとに置いて行くなんて、ひどいずら~~。

年少組(もうすぐ年中組)の長女。まだまだかわいいものです(^^)/

「疲れたずら~~」とか言って遊んでいます。
「はは!」「はは!」次女もごきげんです。
おっと、さっきの記念メダル落としちゃったよ・・・。「いい音したずら~!」
「記念メダル、落としちゃったずら~~!」 何がそんなに楽しいのか。
あわてて追いかけてきた長女。「ほんとに置いていくなんてひどいずらよ、にいちゃん・・・」

マクエダの中庭

礼拝堂を出ると、「マクエダの中庭」の2階部分に出ます。

ここは「ノルマン王宮」の一部。パラティーナ礼拝堂も、ノルマン王宮の中にあります。

王の間などもあるのですが、金曜日以外は見学不可。今日は水曜日なので、このパラティーナ礼拝堂と、この中庭だけの見学となります。

長女:肩車してもらっていいずらか、にいちゃん!

長女:にいちゃん、肩車早くするずら。

疲れ気味なのが、パパに肩車をおねだり。

次女は元気なようで、抱っこ紐を嫌がるので、出して自分で歩かせます。

次女はごきげんで、キャッキャキャッキャとパパに向かってトコトコ走っていきました。

【16:25】10分くらい遊んだところで、帰路につきます。

お疲れモードの長女はベビーカーで移動。逆に次女はまだまだ元気で、自分の足で階段やスロープを降りていきます。

うちの子どもたちは、パパの肩車が大好きです。
映画に出て来そうな中庭です。
中世の時代、ここを、王族や召使いたちが歩いていたんですね~!
次女は自分で歩きたいみたいなので、抱っこ紐から出してあげます。
靴を履かせて・・・。準備完了!
ごきげんで走り始めました。
「パパ~~っ!!」
階段も自分で降ります。
長女はベビーカーに乗って、パパが押していっています。

「地球の歩き方」を置き忘れたっ!

【16:30】パラティーノ礼拝堂を出てきました。

私のお腹もパパの酔いも、ちょっと落ち着いて来たかな・・・。

門を出たあたりで、後ろからやってきたアジア系の女の子3人組(韓国人か中国人)に英語で話しかけられました。

女の子:さっき、ガイドブックを忘れていませんでしたか?

私:えっ、ガイドブック・・・?

女の子:椅子の上に、日本語のガイドブックがありましたよ。

私:ああ~~っ! 「地球の歩き方」だっ!!

思い出しました! 礼拝堂の出口のベンチの所で「地球の歩き方」を見ていたことを!

私:パパ、礼拝堂のベンチの所に「地球の歩き方」忘れた! 私、取って来る! ここで子どもたちと待ってて!

パパ:わかった!

さっき、長女に「置いていくわよ~」などと言って先に建物を出てきた時、ベンチの上にガイドブックを置いたままになっていたのです。

私は受付係の人にチケットを見せて「忘れ物を取りに行く」と言って再入場、長いスロープを駆け足で上ること3分・・・。礼拝堂のベンチの上に、無事ありました、私達の「地球の歩き方」が・・・。

え~~んえんえん、これがなくては旅行に重大な支障が出ちゃうよ~~(^^;

あって良かった~。再び外に向かいます。

一方パパと子どもたちはというと、通りに出た所に、かっこいい外水洗を発見。お水を出そうと試みますが栓が固く、回せませんでした。

外水栓の所で遊んでいる時、通りを歩くイタリア人に「かわいいね~」とか声をかけられたみたいです。

問題はこの場面。私「もう行くよ~!」 長女「やだ! まだここにいるずら~!」 
長女と椅子の間に、「地球の歩き方」があります。
イタリアの外水栓?を発見。 回そうとしてもビクともしないなぁ(今から考えれたら、これ、消火栓だったのかもしれません)
長女は再びベビーカーへ。

ポルタ・ヌォーバ(ヌォーバ門)をくぐって、カテドラーレ(パレルモ大聖堂)へ

【16:40】次に行くのは、ここもパレルモを代表するスポット、世界遺産:カテドラーレ(パレルモ大聖堂)です。カテドラーレはここからヴィットリオ・エマヌエレ通りをまっすぐ歩いてわずか400mほど。

歩いて行ける所に3つも4つも・・・。モンレアーレの大聖堂もあるし、パレルモだけでどんだけあんだよ世界遺産・・・。

徒歩で向かう途中、 「ポルタ・ヌォーバ(ヌォーバ門) 」という名所があります。

16世紀に、神聖ローマ帝国:チャールズ5世によるチュニス征服を祝い、アラブ・ノルマン様式で建てられた門です。超重厚。1車線分しかありませんが車も通れます。

ヌォーバ門や、途中にあったかわいい公衆電話で写真を撮りながら、400mの道のりを1歳児のペースに合わせてゆっくり歩くこと20分。

【17:00】カテドラーレに到着しました。

世界遺産の前は交通量の多い道路です。
大都会というわけではない、シチリア島らしい街の風景です。
ヌォーバ門にて
今度はママが撮るよ~~!
ちょっと怖い彫刻がたくさんあります。
門をくぐります。
かわいい電話ボックスを発見!
私も電話してみよう~!
ピッ、ピッ・・・(でたらめに押してるだけ)
あれが、カテドラーレですね! 当然、世界遺産です。

次回、悲劇が私を襲います。これで日本に帰れるのか・・・。

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