冬のモスクワの空港で、気温マイナス28度の中を歩いて外に出た(1歳&5歳:子連れイタリア旅 ♯4)

ローマへの経由地:モスクワへ向かうアエロフロート・ロシア機内のバシネットで、ぐっすりの次女(1歳7か月)。

【これまでの旅程】
0日目:金曜日、パートを終えて保育園へ迎えに行き、午後9時30分、東北地方の自宅をマイカーで出発。4時間運転して日付変わった午前1時30分、途中の高速道PAで仮眠。

1日目:朝6時過ぎに起床、PAを出発。3時間運転して、午前9時40分に成田空港民間駐車場に到着。離陸3時間前の午前10時10分、予定通りに成田空港に到着しました。

ここで初めて、私たちが乗るモスクワ行きの飛行機が、モスクワ経由ロンドン行きの飛行機だったことを知ります。

【12:30】アエロフロート航空SU263便(モスクワ経由ロンドン行き)、搭乗開始。

成田空港26番ゲート出発でした。

私たちはほぼ最後にゆっくり搭乗。

片付けで混みあう機内をゆっくり進んで、自分の座席へ。今回は、次女を寝せるバシネットをリクエストしていたので、前に椅子のない場所(前が壁になっている)3席※です。

※次女は1歳児ですので、シートは取っておらず、私の膝上です。

【13:10】定刻通り、出発。

私たちはモスクワでローマ行きの飛行機に乗り換えます。

【2017.1 子連れイタリア旅行:1日目その2】

離陸時、親の方が怖がっていた

モスクワ到着は、日本時間の午後11時35分(モスクワ時間で夕方5時35分)。

これから、モスクワまで10時間25分の空の旅です。

【13:30】私たちはロシアの飛行機に乗るのは初めて。離陸時、「ロシアの飛行機は大丈夫か!?」と、根拠のない心配をしていました。

そんな中、離陸する時、結構飛行機が揺れて(^^;

おわっ、さすがロシア機、結構怖い。。。

離陸時のGもかかっているし、私たちは窓の外の景色が気になります。「子どもたち大丈夫かな」と思って子どもたちを見ると・・・。

子どもたちは、離陸なんて全く関係なし!

5歳の長女は、キャビンアテンダントのお姉さんからもらったおもちゃセットのすごろくを取り出して眺めていました。

1歳半の次女は、楽しそうにペンを持って自分の手に落書き

君たち、離陸が怖くないの~~!

子どもたちより親の方がビビってました(^^;。

離陸直後、飛行機が高度を上げている最中。子どもたちは離陸なんてどこ吹く風で遊んでいました。
飛行機の真下を映すモニターがありました。まだ日本の上です。

意外と快適なアエロフロート・ロシア(失礼!)

【14:00】離陸してしばらくすると、子どもたちが寝ました。搭乗前、空港で遊んだ疲れが出てきたようです。ウヒヒヒヒ、親の思惑通りです(^^)/

今回は、バシネット(小さい子どもを寝かせることができるベッド)をリクエストしていたので、バシネットが付けられる席ということで、私たちの席の前にはシートがありません。

ゲームや映画に使うモニターは、ひじ掛け部分から取り出すようなデザインの物でした。

ファーストドリンクは、パパと長女はオレンジジュース、私はホットコーヒーをオーダー。

次女用に、初めに離乳食(瓶入り)も配られました。

これもおいしそうだけど・・・、離乳食はいつも与えているものを持って来ていたので、今回はいつものやつを与えることにします。

ロシアの航空会社、さぞかしひどい接客だと思いきや・・・(失礼!)、他の国の航空会社同様、皆さん親切丁寧、美男美女揃いで(これは関係ないか)、非常に快適です!

早くもぐっすりの次女。寝てくれて良かった~。右手には、さっき自分で書いた落書きが。
ひじ掛けから取り出して設置するタイプのモニター。壁の後ろの席ならではの設備。

アエロフロート・ロシアのバシネット

次女はぐっすりで、食事のサービスも始まるので、バシネットに寝かせました。

バシネットも、航空会社によって若干仕様が違います。

アエロフロートのものは、寝かせた後に幅広バンドをチャックで留めるというもの。これだと、飛行機が激しく揺れた時でも赤ちゃんが落ちることはないので安心ですね(^^)/。

アエロフロートのバシネットはホールド感があって、とても安心できます。(顔には自分で書いた落書きが)

お菓子がない!!

ここで、パパが、あることに気が付きました。

機内で、子どもがぐずった(泣いた)時に使える唯一のアイテム「お菓子」を、持っていないことに!

私は、お菓子を全部スーツケースにしまい込んでいたのです。

パパ:お菓子、出しておこうか。

私:え、お菓子ないよ。

パパ:えっ!? どうしてお菓子を(機内に)持ってこなかったん? 長女のリュックの中身はお菓子だと思ってた!

私:だって、向こうに着いてから食べるのに、スーツケースにしまったよ・・・。

今回のフライト時間は10時間半(成田→モスクワ)&4時間(モスクワ→ローマ)。お菓子なしで大丈夫かな・・・(今さら)(^^;。

ローマへ向かうときはモスクワの空港で何か買えばいいけれど、もう、とりあえずモスクワまでの10時間半はお菓子無しで乗り切るしかありません!

食事は「お品書き」付き!

【14:30】早速、食事のサービスが始まりました。

私たち、朝ごはん食べたのが午前9時30分くらいだったから、ちょうどお腹が空いてきた頃(^^;。

何と、アエロフロートはエコノミークラスにも「お品書き」付き! 機内食は他の航空会社と変わらないのでしょうが(失礼!)、これは嬉しいサービスでした。フムフム・・・。何と、和食も選べるようです!

聞かれ方は「フィッシュ、or チキン?」ですが、チキンを選べば和食になります。

【ファーストミールサービス】

<前菜>
アイスバーグレタス、グリーンカール、ミックススライスベジタブル、スモークサーモン、ゆで海老、セサミドレッシング、レモン、しば漬け細巻、玉子寿司、ガリ

<メインディッシュ>
鶏肉の和風味噌ソース、ラデッシュ、スナップエンドウ、にんじん、ごはん

or白身魚とイカのソテー カレー風味のクリーミーソース、マッシュポテト、シュガーピース、にんじん、赤パプリカ

<デザート>
マスカルポーネクリームケーキ コーヒーカスタードソース

<アイスクリーム>
バニラアイスクリームorヨーグルトアイスクリーム

<パン>
ソフトセサミロール、バター

私たちは、チキン(和食)2つ、フィッシュ(洋食)1つをオーダー。

ドリンクは、私と長女はオレンジジュース、パパは赤ワイン。

この機内食が、おいしくてびっくり!

えっ、ロシアの飛行機って、機内食おいしいんだ(^^; 

これはポジティブサプライズでした。

長女も喜んでたくさん食べました。

それにしても、「しば漬けの細巻」、初めて食べました。おいしかったです(^^)/。

あと、うれしかったのが、デザート!

ケーキと、アイスクリームなんて!!

ここ、エコノミークラスですよ!

もちろん長女も大喜び。

私が利用した中では、外国の航空会社ではこのアエロフロート・ロシアが機内食ナンバーワンです!

また、クッキーも人数分配られたので、これを機内での長女のお菓子にできそうです(^^)/

【15:00】食事の終わりごろ、バシネットの次女が目を覚ましました。

たっぷり寝たね! 1時間以上、ぐっすり昼寝していました。

次女に離乳食を与えます。

エコノミークラスなのに、詳しい「お品書き」が! 期待感が高まります。
何ておいしそうな和食! チキンにかかった味噌味のソースがとてもおいしかったです。
次女がバシネットで寝てくれているので、おいしい食事に集中できます。
ご飯が終わる頃、次女が目を覚ましました。「ごはん、少し食べてみようね~。」

子どもたちは元気いっぱい

今回は日本時間のお昼出発の飛行機。子どもたちは元気いっぱい。

泣くより全然いいのですが、私が眠れない・・・。

パパはワインを飲んでスヤスヤ。パパは昨晩から空港までの運転をがんばってくれましたので、せめてパパだけは休ませないと・・・。

イタリアに向け、機内で少しでも寝るはずが、子どもたちの相手で私は全く眠れませんでした

長女は途中1時間くらい寝たほかは、モニターでアニメ(英語)を眺めたり(絵だけでも面白いみたいで、ずっと見てました)、ゲームをたくさんしたり。

途中で起きたパパと一緒に、ゲームは3~4種類はしていました。長女はともかく、パパも真剣にやってましたね。

座席前の床にレジャーシートを敷いて、即席の遊び場にします。ぬいぐるみで遊ぶ次女。
昼間のフライトなので、子どもたちは元気いっぱい!
向こうにも、小さい男の子が乗っていました。(私たちの列は親子連れ3家族でした)

2回目の食事

【21:30】2回目の食事のサービス開始。

こちらも内容は「お品書き」に記されています。

【夕食】

<前菜>
リーフレタス、かぼちゃのサラダ、ビーフパストラミ、鶏肉の八幡巻き

<メインディッシュ>
塩焼きそば 鶏肉添え 生姜風ソース、パプリカの炒め物、椎茸の煮物

orリングイネパスタ ガーリックホワイトソース&トマトソース、きゅうり、牛肉のソテー、3色パプリカのソテー、パルメザンチーズ

<デザート>
チョコレート「ミルキーウェイ」

<パン>
ライ麦ロール、バター

くぅぅ、おいしそう!

塩焼きそばかパスタなので、夕食のほうが軽食っぽいですね。

聞かれ方は、「チキン or ビーフ?」

チキンだと塩焼きそばに、ビーフだとパスタになります。私たちは焼きそば1つ、パスタを2つオーダー。

ドリンクは、私はコーヒー、長女はコーラ、パパは赤ワインにしました。

夕食のほうは、昼食時ほどの感動はないにせよ、おいしい、通常の機内食。中国の航空会社のような、味付けに変なクセもないし・・・。とってもおいしかったです(^^)/

塩焼きそば(チキン)。付け合わせもおいしそうです(^^)/
こちらはパスタ(ビーフ)。
長女は半分くらいは食べたかな。

スマホアプリが間違ってる!

【22:30】食事が終わり、あとどのくらいで到着だろうと、パパがスマホを確認。

到着予定は、モスクワ時間の午後5時35分です。

って、あれ??? 今、もう午後5時34分だ!

飛行機が大幅に遅れてる!?

びっくりして日本時間での到着予定を確認。すると、日本時間の午後11時35分、モスクワ時間の午後5時35分到着。

スマホだと、日本時間は午後10時34分の表示。

あれっ、時差が違ってた?

確認すると、日本とモスクワの時差はやはりマイナス6時間だから、日本時間の午後10時ってことは、モスクワ時間だと6時間引いた午後4時になるはずです。

これは・・・、スマホの時計アプリの方が間違ってるんだ!!!

そんなことってあるのね・・・(^^;

※モスクワには2014年以降夏時間・冬時間の設定はありませんので、その関係でもありません。

ローマ時間も見れるように設定していたのですが、ローマ時間は日本マイナス8時間で、正しく表示されているようです。

モスクワ時間が、1時間違ってる! 今は午後4時34分のはずです。

お隣の親子連れとの会話

私たちは、中央の3席並びのシートに、パパ、長女、私の順で座っていたんですが、パパと通路を挟んだ隣に、1歳くらいの赤ちゃんを連れた日本人の親子連れが乗っていました。

1歳児と一緒にロンドン線に乗る日本人は珍しいです。30代くらいのご夫婦でした。

隣のパパが起きている時に、パパが少し話しかけてみたようです。

パパ:赤ちゃん、1歳くらいですか? 掴まり立ちが上手ですね。

隣のパパ:ちょうど1歳です(^^)/

パパ:今日は、ロンドンまで? モスクワまで?

隣のパパ:モスクワまでです。モスクワで勤務していて、これからモスクワに帰る所なんです。

パパ:モスクワに住んでらっしゃるんですか! すごいですね・・・。

隣のパパ:モスクワはもう2年ほどです。戻りたくないですよ。モスクワ、寒いですから・・・。

パパ:ロシアで生活なんて、大変そうですね。店員の対応とか悪そうだし・・・。

隣のパパ:え、意外とそんなことないですよ。個人主義といった感じでサバサバしてますけど、特段対応が悪いことはないですよ(^^)/

パパ:そうなんですね! ロシアは何だか怖いイメージがあって(^^;

隣のパパ:そちらは観光ですか? まさか、冬のモスクワに?

パパ:私たちはモスクワで乗り換えて、ローマに行くんです。年に1~2回の海外旅行が趣味で(^^;

隣のパパ:ローマ、いいですよね! 私も大好きです。他にもどこか行かれましたか?

パパ:半年前には、北欧に行きました。スウェーデン、フィンランド、エストニアとまわって。エストニアのタリン、すごく良かったです!

隣のパパ:タリンもいいですよね。あそこは、旧市街が大きくて、格別ですよね・・・。

パパ:ヨーロッパ、いろいろ行かれてるんですか?

隣のパパ:モスクワに住んでいると、ヨーロッパ各地への飛行機がとても安くて・・・。格安航空会社だと往復1人1万円くらいで、いろんな国に行けちゃうんですよ。3連休があると、ちょっと旅行って感じで他の国に行っちゃいます。ヨーロッパの主な国は、ほぼ全部行っていると思います。

パパ:すごい・・・。お勧めの旅行先はありますか?

隣のパパ:クロアチアは特にオススメです。特に南部の方。レンタカーでドライブして、歩いたりしたんですが、自然が豊かでとても美しくて。

パパ:フムフム、クロアチア南部ですか・・・(パパはこの時の会話をよく覚えている)

このことをきっかけに、クロアチアは我が家の次回旅行の行き先優先順位の上位に入りました。

予定では、2019年のチェコ・ドイツ旅行の後、2020年か2021年にクロアチアに行くはずでしたが・・・。コロナの影響で、その計画は霧散しました"(-“"-)"

ある心配事

そんな、ヨーロッパスペシャリスト、モスクワ在住で英語とロシア語ペラペラ(推定年収1,000万円以上)のハイスペック日本人「隣のパパ」さんが、ある心配事を口にしました(以降、「隣のパパ」改め「ハイスペックパパ」)。

ハイスペックパパ:実は、ちょっと心配な事があるんです。

中小企業勤めのパパ:心配事ですか?

ハイスペックパパ:今、モスクワに寒波が来ているみたいなんです。

英語も話せないパパ:寒波ですか? 私たちは東北地方から来ているので、寒いのは全然平気です。

ハイスペックパパ:モスクワの寒波はひどいです。 夜は特に寒くて。今、モスクワの外の気温はマイナス28度のようです。

年収半分以下のパパ:でも、飛行機降りる時って、外には出ないですよね?

ハイスペックパパ:運がいいと直接ターミナルに歩いて行けるんですが、運が悪いと、極寒の中、外を歩いてバス移動です。バスの中は暖房が効いてマイナス10度くらいですから、まだ暖かいです。

方言交じりのパパ:暖房効いてマイナス10度ですか・・・(^^;

ハイスペックパパ:マイナス30度くらいの冷気を直接吸い込むと赤ちゃんは危険なので、しっかりくるんでいかないといけません。5歳児も、口は隠した方がいいです。吐いた直後に息が凍ります。

年だけは上のパパ:わかりました! 他に注意することはありますか?

ハイスペックパパ:最後に飛行機を降りることです。そうでないと、マイナス28度の中を歩いた後、マイナス10度のバスで皆が乗車するまで10分以上待たされることになります。

ロースペックパパ:了解しました!!

私たちは、長女がまだ0歳の時、北海道旅行で網走の「オホーツク流氷館」に行き、極寒の流氷体験をしたことがありました。

メチャクチャ寒い部屋の中に、本物の流氷の巨大な氷が展示してあり、濡れたタオルを3回まわすとカチコチに凍って、楽しかったです。

あの、毛布をかぶって入った部屋が、マイナス15度でした。

ちなみに、南極の昭和基地の冬の平均気温はマイナス20度です。

マイナス28度ということは、冬の南極と同等以上の寒さ、ということです。

そこを、日本の冬用コートとマフラーだけで歩くのです。

私たちは、「冬のモスクワ乗り換え」にどういうリスクがあるのか、全くわかっていなかったのです。

※この日はたまたま強烈な寒波が来ていましたが、通常の冬のモスクワの気温はマイナス5度くらいです。

日本時間夜11時、子どもたちはぐっすり。

【22:45】パパは、隣のハイスペックパパから聞いた情報を私に教えてくれました。

あと40分でモスクワに到着です。

私:え・・・、マイナス28度・・・。ローマの気温はマイナスになることがあるから、冬服は機内に持って来ているけれど・・・。

パパ:でも、運が良ければ外に出ないでいいらしい。でも、うちらの場合、モスクワからローマにも行くわけだから、そのリスク(外を歩くリスク)は2倍になるね。

私:そうね・・・。次女は私が抱っこ紐に入れてコートの中に入れるとして・・・。2人ともぐっすりなのよね・・・。パパ、長女を抱っこできる?

パパ:俺が抱っこするしかないけど・・・手袋がないなぁ。

私:手を外に出すと危ないかもね。

パパ:手は袖の中に入れるしかないや。

次女はぐっすり。もう夜の11時、無理はありません。
長女もぐっすりです(起こそうとしたら駄々をこねてまた寝た)。抱っこで降機します。

運命のアナウンス

【23:00】機内アナウンスがありました。英語とロシア語なのでよくわかりませんでしたが・・・(日本発着便なんだから、日本語でもやってよ・・・)。

英語を読み取ると・・・。

アナウンス:・・・現在のモスクワの外の気温はマイナス28度・・・

アナウンス:・・・バスを使った移動・・・

げっ、バスでの移動みたいです!

機内に、落胆のロシア語が飛び交います。

ハイスペックパパ:残念、この機はバス移動みたいですね! 僕たちも準備しないと・・・。

ハイスペックパパ一家は、ロシア人がかぶるような帽子を用意していました。

マイナス28度の世界

【23:30(モスクワ時間17:30)】ほぼ定刻通り、モスクワ:シェレメーチエヴォ国際空港に到着。

ハイスペックパパの作戦通り、私たちは最後の方に飛行機を降りることにします(私たちはいつも最後に飛行機を降りるので、この辺はいつもと同じ)。

【23:40】プシュッ。

飛行機の扉が開くのがわかりました。

すると、これまで20度はあった機内の温度が急激に下がるのがわかりました。

マイナス28度の冷気が機内に入って来たのです。

うわっ!

さむっ!!

私たちはモスクワで降りるのでまだ仕方ないですが、この飛行機はロンドン行き。ロンドンまで行く人も半数いると思われ、その人たちには気の毒な状況です。

機内の温度はあっという間に10度くらい下がったと思いますが、暖房も強めていると思われ、機内の温度はそれ以上は下がりませんでした。

さて、人も少なくなってきたし、私たちも降機の列に並びます。

出入り口に向かって進むと、明らかに温度が下がっていくのがわかります。

すでに、吐く息は白いです。

いよいよ搭乗口が見えてきました。

あと5人。

機内搭乗口付近の気温はすでに間違いなく氷点下です。

うわっ!!

外の空気が機内に吹き込むと、当然ですが、これまで経験したことのない冷気!!

強烈な冷気。

私たちは、それでもハイスペックパパの情報が事前にあったおかげで、できる限りの準備と、心の準備をすることができました。

パパの抱っこで寝ていた長女も、あまりの冷気にすぐ目を覚ましました

パパ:長女、ものすごく寒いから、頭引っ込めてなさい!

長女:わかった!

足元を冷気が通り過ぎ、ズボンはもちろん、靴が急激に冷えていくのがわかります。

これは・・・ここまでとは。。。( ;∀;)

搭乗口付近は、すでに氷点下まで気温が下がっています。
長女はあわてて頭を引っ込めます(写真左下のピンク色は、長女の袖)

そして、機外へ

機外へ出ました。

これは・・・。

わかっちゃいる。

わかっちゃいるけど!!!!!

寒い!!! 寒すぎる!!!!!

靴の外側があっという間に凍り付き、氷の靴を履いて歩いているみたい。当然です、南極用でない、普通の靴ですから(^^;

顔が痛いです。

凍結しているので、子どもを抱っこしてて足を滑らせないようになどと思っていましたが、心配無用。滑るどころか、油断すると靴がタラップに凍り付きます。

長女はしっかり自分のコートに潜り込んでいました。

風がなかったのが幸いでした。風が吹いてたらさらにヤバかったと思います。

うわっ! あまりの寒さに、皆黙々と歩きます。(ロシア人の皆さんも寒がっています)
すぐそばに連絡バスが停まっていました(ドアを開放したまま)。バスへ急げ!

今から考えると、パパ、よくこの状況で長女を抱っこしながらビデオ撮ってたな・・・。しかも手袋なし(素手)で。この執念だけは、ハイスペックパパといい勝負ができるかもしれません。

そして、sonyのハンディカム、気温プラス20度→マイナス28度の環境下でも、エラーを起こさず録画してくれました!

昭和基地の皆さん、sonyのビデオカメラは、南極でも大丈夫ですよ!

暖房が効いてマイナス10度の連絡バスに続きます。

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