ストックホルム:アーランダ空港でのチェックインで大混乱 ~セルフチェックインなんて知らないよ~(1歳&4歳:子連れスウェーデン・フィンランド・エストニア旅 ♯88)
【これまでの旅程】
1日目:羽田から北京経由でスウェーデンのストックホルムへ
2日目:ストックホルム市内観光。その後、夜行フェリーでフィンランドのトゥルクへ
3日目:ムーミンワールドとトゥルク市内観光
4日目:トゥルクから特急列車でヘルシンキへ。午後はヘルシンキ市内観光
5日目:ヘルシンキ市内観光。世界遺産:スオメンリナ要塞島など。
6日目:国際フェリーでヘルシンキからエストニア:タリンへ。パパと長女でタリン観光。次女が40.4度の発熱、救急車で病院へ。
7日目:午前中はホテルで待機、午後にタリン旧市街観光。夕方、ストックホルム行きのフェリーに乗船。
8日目:午前10時15分ストックホルム着、ホテルにチェックイン。ガムラ・スタン観光。
9日目(今日):朝5時起床、荷造りと朝食後、地下鉄でストックホルムの中心、T.CENTRALEN駅へ。私がおしっこ漏れそうな緊急事態に公衆トイレが閉まっているという大ピンチで、トイレを借りたカフェでぼったくりに遭いながらも、何とかトラムに乗ってスカンセン野外博物館に到着。半日堪能し、出て来ました。
トラムでストックホルム中央駅に行って、コインロッカーに預けていたスーツケースを回収。列車に乗って、アーランダ国際空港駅までやって来ました。
【16:15】列車に揺られること45分、アーランダ国際空港駅着。
ここも洞窟をくり抜いたような、素敵な外観?です。すったもんだしながら3か国をフェリーで回って、10日ぶりに戻って来ました!
【2016.7 子連れ北欧旅行:10日目その7】
離陸3時間前に空港に着いて一安心
私たちの乗る飛行機は、中国国際航空CA912便北京行き。午後7時10分離陸。離陸の約3時間前に空港に着くことができました。ひとまずは予定通り。
3時間前に着いていれば余裕があるでしょう~~(^^)/
ただ、個人的にヨーロッパの空港から飛行機に乗るのは初めてですので、おみやげを見たりするのは後回しにし、飛行機のチェックインを先に済ませます。
スーツケースを預けてしまえば、身軽にもなりますので。
おしゃれなカフェやおみやげショップには目もくれず、チェックインカウンターのあるエリアに進みます。
「セルフチェックイン」って何?
【16:30】チェックインカウンターのあるエリアにやって来ました。
中国国際航空のカウンターは・・・。
あったあった!
何と、もう午後7時10分発の CA912便北京行き のチェックインを開始していました。
3時間前開始なのかな。ラッキー!
早くチェックインしてしまえば、あとは出国までの時間をのんびりできます。
列に並んでいる間、「セルフチェックインをしてから、チェックインカウンターに並んでください」という英語表示があるのに気が付きました。
それも、何個も。
あれ? うちら、チェックインするのに列に並んでいるけど、まずは「セルフチェックイン」なるものをしなくてはならないようです。
えっ。。。、そんなのやったことないし、どうしてそんなものが必要なのかがわからない。普通に並んでチェックインで、それでいいじゃない!
航空会社の人が近くに来たので、確認のために聞いてみます。
パパ:「セルフチェックイン」をしてから、この列に並ぶのですか?
女性係員:そうです、まずはあちらの端末でセルフチェックインを行ってください。
パパ:わかりました・・・(と言って並んでいた列を抜ける)。
15分くらい並んでいた列でしたが、途中で抜け、セルフチェックインの機械がある方に行きました。
このとき、私たちが並んでいたチェックインカウンター(有人)にはそれなりの列ができていました。ふと見ると、スウェーデンからの出国のゾーン(手荷物検査、イミグレーション)には長蛇の列。
午後7時10分離陸の飛行機の搭乗開始は恐らく30分前の午後6時40分。それまでに搭乗口に行くには、出国に1時間かかると想定すると、午後5時40分までには飛行機のチェックインを終えなくてはいけません。
現在、午後4時45分ですので、チェックインに残された時間はあと1時間です。
中国国際航空のおばさんのヘルプ
【16:45】さて・・・。 「セルフチェックイン」 端末の前にやってきました。
「セルフチェックイン」をしなくては「チェックイン」に進めないようでしたので、見よう見まねでやってみようと試みますが・・・・、英語が全然わかんね~~!
長い長文英語の選択項目がいくつもあり、まずは英語を解読するのに1画面ずつ四苦八苦。飛行機のチェックインという、生死を分ける作業なだけに、満足に理解できない英語でこれでいいのかも全然わからず、不安いっぱい。
これをテキトーに「OK」とかやってしまって「飛行機に乗れません(=日本に帰れません)」という事態だけは絶対に避けなくてはいけません!!
【16:55】苦戦している私たちを見て、「お手伝い係」と思われる中国人のおばさん(航空会社の職員)がやってきて、お手伝いをしてくれます。
北京経由、羽田行きのバウチャーを見せると、おばさんが代わりに入力してくれました。
おばさんの入力を見ていると、私たちが必死に解読しようとしていた長い長文のメッセージは「はい」「はい」「はい」「はい」みたいな感じで読まずにどんどんチェックしていき(多分、どうーでもいい一般的な確認事項だったのでしょう)、あっと言う間に私たちが到達まで10分を要した航空便の選択画面にきました。
それで、北京行きの航空便を選び、3人分の席+赤ちゃん1人を入力して終わり。
おばさん:はい、これでチェックインカウンターに並んでください。
えっ、北京までのチェックインしかしてないけど。。。普通経由便だと、出発時の空港で北京→羽田のチェックインもしてしまって、航空券出してくれるよね・・・。
これだと、北京空港で再度チェックインをしなくてはいけなくなりそうです。
同じ中国国際航空の便なのに・・・。
パパ:私たち、羽田まで行くのですが。羽田までのチェックインをお願いします。
おばさん:あ~~、それなら〇番のカウンターに並んでください。あそこは、特殊なお客様を扱うカウンターですから。
ん・・・〇番のカウンター?
見ると、私たちが並んでいた有人カウンター(長蛇の列)の一番端に、2~3人しか並んでいないカウンターが1つありました。何かトラブルを抱えている乗客用のカウンターのようです。
パパ:何だ、結局羽田まではセルフチェックインできないんじゃないか! じゃ、セルフチェックインなんてさせるなよ! とんだ時間のロスだ・・・。
(注:おばさんがわからなかっただけで、本当は羽田までセルフチェックインできた可能性もあります)
特殊カウンター
【17:10】「特殊なお客様用カウンター」に並びます。マズイ、あと30分でチェックインを完了させないと、出国の時間がなくなる可能性がある・・・。
でも、並んでいるお客さんは2組だけなので、すぐに私たちの順番が来るでしょう。
すぐに・・・・。
すぐに・・・・。
でも、さすがに「特殊なお客様」だけあって、1組にかかる時間がとても長く、全然前の組が終わりません。結局20分も待って、午後5時30分、ようやく私たちの番に。
出国ゾーンには相変わらず長蛇の列ができていますので、荷物検査とイミグレーションに1時間程度かかることが予想され、もう時間ギリギリです。でも、他にも同便のお客さんはまだたくさんいるようで、それは安心材料でした(乗客が全然そろわなければ、多少飛行機の出発を遅らせるだろうから)。
【17:30】ようやく私たちの番。
パパ:(バウチャーを見せて)北京経由、羽田までなのですが、さっき北京までのセルフチェックインをあそこで行いました。そしたら、ここに来るように案内されました。
強面の男性係員:なるほど・・・。わかりました。入力状況をチェックします。パスポートをお願いします。。。
強面の男性係員:(カチャカチャ・・・)ここで、羽田までの航空券を出します。少々お待ちください・・・。
何だか手続きしてもらえそうでほっとしました。
やった、日本に帰れそうだ・・・。
スーツケース2つと大きな手提げバッグ1つ、そしてベビーカーを預け、羽田までのタグが付けられたことをこの目で確認し、チェックイン完了!
やった!!!!!
この時、午後5時45分。午後6時40分から搭乗開始でしたので、あと1時間を切っています。スウェーデン出国を急がなくてはなりません。
日本人の女性2人組のケース
【17:50】スウェーデン出国へ向かう私たちに、チェックインカウンターの列に並ぶ人の中で、日本語で話しかけてくる人がいました。若い女性2人組の、日本人旅行者でした。
私たちと同じ便で北京まで行き、同じ便で羽田まで行くのでしょう。
若い女性:日本人の方ですか? すみません、ちょっといいですか?
私:はい、そうですよ。何かありましたか?
若い女性:さっき、セルフチェックインカウンターでチェックインしたら、北京までの航空券をもらって、荷物にも「PEK(北京のこと)」と書いたタグをつけられて、ここに並べと言われて並んでいるんですが、これでいいのでしょうか・・・。私たち、羽田まで行くんですけど・・・。
私:これだと、荷物は北京行きになってます。ここままだと、荷物は北京で降ろされるので、北京で荷物を一旦ゲットし、再度チェックインし直す流れになると思います。
若い女性:やっぱりそうですよね"(-“"-)" どうしよう・・・。
私:私たちが羽田までのチェックインをしたいと言ったら案内された特別なカウンターがあるので、そこに行くといいです! 私たち、そこで荷物を羽田までにしてもらえました今!
若い女性:ありがとうございます! そっちに行きます!
若い女性が通常の有人カウンターに並んだままに同じ処理をしてもらえる可能性もありましたが、すでに荷物に「PEK」と書かれたタグが付けられた以上、「特殊カウンター」のほうが安心だと思いました。
私たちも女性たちともう少し一緒にいてあげたかったですが時間がない! 女性たちが特殊カウンターに並ぶのを見届け、出国に向かいました。
何とか無事に搭乗!
【18:00】出国ゾーンは相変わらず長蛇の列。
手荷物検査、イミグレーションをこなし・・・。
40分かかって、何とか搭乗口に到着! 間に合った!
【18:40】搭乗口では、ちょうど午後7時10分北京行き CA912便 の搭乗が開始されたところでした。
ビジネスクラスや小さい子ども連れの優先搭乗をやっていましたので、そのまま搭乗口へ。
無事、搭乗することができました。
あの女の子たちも、私たちの10分遅れくらいでしょうから、最終搭乗には十分間に合ったことでしょう(^^)/。
それにしても、離陸3時間前に空港に到着していながらこのギリギリさ。
2時間前到着だと、恐らく飛行機に間に合いませんでした。
皆さん、外国の空港では、離陸3時間前までの空港到着、鉄則ですよ!!
そうでないと、日本に帰れません(^^;
これから8時間半のフライトで、経由地の北京に向かいます。
次回、中国国際航空搭乗記に続きます。
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