チェスキー・クルムロフ城まで行って城のメインに入りそびれる大失敗(2019.9 子連れチェコ・ドイツ旅 #55)
【これまでの旅程】
1日目:台風直撃予報の中、成田から上海経由でチェコのプラハへ。
2日目:朝、プラハ国際空港着。プラハ市内観光。特急列車でドレスデンへ。
3日目:特急列車でベルリンへ。ポツダム&ベルリン観光。夜、ドレスデン行きの特急列車に乗り遅れるも、何とかベルリン泊。
4日目:特急列車でドレスデンのホテルに戻り、午後からドレスデン市内観光。
5日目:ドレスデン郊外観光。
6日目:特急列車でドレスデンからプラハ、普通列車でプルゼニュへ。プリュゼニュ観光後、プラハ泊。
7日目(今日):朝4時に起きて、長距離バスで、チェスキー・クルムロフへ。午前10時にバス停に到着しますが、街への入り方を間違えてしまい、予定と逆回りで観光開始。ブディエヨヴィツェ門、赤い門を経て、スヴォルノスティ広場のレストランでランチにします。
【13:10】スヴォルノスティ広場のテラス席レストランで、チェコの伝統料理とブドワイザー黒ビールを楽しんだ私たち。
いよいよこれから、広場から今来た道を戻り、本日のメイン、チェスキー・クルムロフ城へ向かいます。
朝からずっと調子が悪かった長女も、ようやく元気が出てきました。
【チェコ・ドイツ旅:7日目その3】
ブホブホ~~ 変な音が
午後に入り、確実に人通りが増えてきました。
街を歩いていると、「ブホブホ~~」と変な音が聞こえてきました。
お兄さんが、何やら長~~いチェコの伝統楽器を演奏している音でした。午前中はいなかったぞこのお兄さん。
何とも奇妙な音です。
基本的に吹くだけなので、複雑な演奏はできません。でも聞いたことのない音。楽しい~~(^^)/
【13:15】5分ほど足を止めて聞いて、お兄さんにチップをあげてきました。子どもに1人ずつ20コルナ(100円)硬貨を持たせて、お兄さんの前に置いてある容器に。お金を入れた瞬間、お兄さんが指でありがとうのサインをしてくれました。
橋を渡り、チェスキー・クルムロフ城の入口「赤い門」へ再び向かいます。
「赤い門」から、チェスキー・クルムロフ城へ
【13:35】赤い門から、今度は城のほうに向かいます。
次女が「抱っこ」と言ってきましたので抱っこし始めましたが、重い・・・。
抱っこはつらいので、次女をベビーカーに入れました。
けれどここから建物まではゆるい上り坂。細かい砂利の路面で、ベビーカーのタイヤが取られて進まない・・・(^^; 気合いを入れて重心を低くして、何とか押していきます。
大変なのに、長女は私のおしりをたたいて「進め~!」とか・・・。それを見て笑うパパ。「長女、たたくと痛いから、なでなさい」とか言いたい放題"(-“"-)"。
場内でも中世にタイムトリップ
【13:45】場内の博物館前に到着。
子どもたちは何やら砂利をいじって遊び始めました。
こら~~っ、汚いから、地面を触るんじゃありません!!
入場料は、城の博物館と塔のセット券で大人1人150コルナ、子ども100コルナ、合計400コルナ(2,000円)。カード利用OK。4歳の次女は無料でした。
博物館の中では、城の往時の様子を見れたり、中世の生活用品などの展示がたくさん。チェスキー・クルムロフの街の復元の様子などの展示もあり、とても面白かったです。
城の塔からの眺め
【14:10】城の博物館を出て、すぐ脇にある塔の入り口から城の塔を上ります。
らせん状の長い階段。
前日プルゼニュの聖バルトロミェイ大聖堂で301段の階段を登った次女は、階段上りと聞いて大張り切り。先頭を切って上り始めます。
階段は途中からは狭くなり、すれ違いができない場所も。そういう所では階段を下りる人優先。譲り合って通行します。
【14:25】ゆっくり上っていくこと15分、塔の頂上に出ました! いい景色です。
チェスキー・クルムロフの素晴らしい所は、街を包み込む山々が見渡せること。日本の山間部とは違い、山がなだらか。メルヘンチックな景色です。
ただし、支柱が多く、家族の記念写真の撮影には不向きかもしれません。
【14:50】塔から降りてきました。塔の階段の数を長女が数えてみると、112段。疲れたので、ベンチに座ってお菓子を食べて、少し休憩します。
ここは、「第2の中庭」という所。ここから、第3、第4の中庭へと進んでいきます。
もう午後3時。時間の経つのは早いです。
この時、場内は混み合っていました。
そのせいかどうかはわかりませんが、ここで私たちは重大なものを見落として、先へ進んでしまいました。後でとっても後悔することになる、重大なものを・・・。
超不気味なオカルト展示「ヴァーツラフの地下室」
【注意:この段落は、気持ちの悪い内容を含んでいます。苦手な方は、一段落飛ばしてください】
【15:10】進んでいくと、ヴァーツラフの地下室への入り口がありました。ここでは現代美術の展示をしているそうです。ここは、第4の中庭と橋の間。
美術には興味がありませんが、城の地下室には興味がありますので入ってみます。
入場料は大人70コルナ、子ども30コルナ、4歳の次女無料。合計125コルナ(600円)のお支払い。ここは現金で払いました。
中に入ってみると・・・、よくわからない像が並んでいます。
指の形のポール、女性の裸体を奇形化した像から始まり、あんなものからこんなものまで・・・(気持ち悪いため記載は控えます)"(-“"-)"
う~~ん、どうも、気持ち悪い系の芸術・・・。
私、苦手なんですよねこういうの・・・。
中世の城の地下室の雰囲気と完璧にマッチし、ものすごく不気味な空間に仕上がっています。
地下室、天井も高くて広いです。昔はここに武器など、いろいろなものを貯蔵していたのでしょうね。
中には、さらにグロテスクな作品もあり、この作家の精神状態を疑わざるを得ない作風。パパもドン引き。うちの子どもたちも「怖い~」を連発(^^; 抱っこしながらサッと見学してきました。
おみやげで買えるものもあるんですが、写真はもちろん言葉でここに記載するのもためらわれるようなグロテスクなデザインの皿とか灰皿とか、とにかく気持ち悪いものばかり。
オカルト系が好きな方にのみお勧めします"(-“"-)"。
※城の地下室の構造は、建築として素晴らしかったです。
城の売店で休憩
【15:40】グロテスクな展示室から人間界に帰還して、先に進みます。あんな所、行かなきゃ良かった・・・。本当に気持ち悪い・・・。
この先に橋があって、この橋は絶好の撮影スポット。ここで撮影した写真が、この記事冒頭に掲載した写真です。
それにしても、1本道を進んでいるのに、お城のツアーの受付はどこなんだろう・・・。
チェスキー・クルムロフ城は、城の内部はツアーでしか見学できません。ツアーの所要時間は1時間。その受付がどこかにあるはずなんですが・・・。まだ先なのでしょうか。
城のツアーの受付は午後4時まで。そろそろ見つけないと・・・。
ここで、子どもたちから「疲れた~」の声。ちょうどアイスや飲み物が売っている売店の看板があったので、ここで休憩にします。
もう午後3時40分過ぎなので、お城のツアーのことを考えると休憩などしている時間はなかったんですが、実はこの時時間を確認していなくて、暖かくて、まだ3時くらいかなと思っていました。
無事、テーブル席をゲット。私はカプチーノ(55コルナ)、長女はホットチョコレート(45コルナ)、次女はいちごのアイス(35コルナ)。そしてパパはもちろん生ビール500ml(40コルナ)! 地ビールの「エッゲンベルグ」です。本日2杯目のビールですね。それぞれ現金で購入。観光地価格ですね。
私のカプチーノは泡でモコモコ。とってもおいしいです。
それにしても、500mlの生ビールよりカプチーノやホットチョコレートが高いなんて・・・。ビールがそれだけ安いということですね。周りの人も、大人はほとんどビールを飲んでいます。
パパの話ですと、この「エッゲンベルグ」、昨日飲んだピルスナー・ウルケルのノンフィルタービールよりもおいしいそうです。「俺、ノンフィルタービールよりも、普通のろ過されたビールのほうがやっぱ好きだわ」と言っておりました。
パパが中国人を怒鳴りつける
休憩を終えて、出る所でちょっとした事件が。
売店のある場所は「第5の中庭」。ここの角は、景色のいい、撮影スポットになっています。各国の観光客が一応順番に並び、順に記念撮影をしています。3~4組ほどの短い列です。
パパも、長女を肩車しながら、写真を撮ろうと列に並びます。私たちの前にいたのは、中国人と思しきカップル。正直、冴えない感じの男性と、不釣り合いな美女という組み合わせ。男性がお金持ちなのかなと思いました。
2人は新婚旅行か何かでしょうか、かわいらしい女性がポーズをとり、男性が熱心に撮影します。10数枚も撮ったでしょうか。いい加減、そろそろ代わって欲しい。
ようやく撮り終わったかと思ったら、今度は冴えない男性のほうがポーズをはじめ、女性がそれを撮影し始めました。3~4組待ってるんだから、それはないでしょ・・・(^^;。
パパがぶつっと(日本語で)言いました。
パパ:まだ撮るんかい・・・。
熱心に撮影することまた十数枚。ようやく写真撮影が終わりました。
さ、私たちの番・・・と思って私たちは撮影スポットに近づきましたが、そのカップルは私たちに場所を譲ろうとせず、また男女入れ替わって写真撮影を始めたのです!
これには普段穏やかなパパもキレました。
パパ:おい! まだ撮るのかよ!(日本語で大きな声でにらみつけて言う)
私たちの後ろに並んでいる西洋人たちもこの2人にはため息です。
パパはカップルを睨みつけていますが、中国人カップルの2人はわざと気付かないふり。また十数枚写真を撮って、ようやく場所を動きました。
「ごめん」とか「ありがとう」とかの一言もなし。最後まで、私たちとは目を合わせようとしませんでした。
こういう中国人がいるから、中国人が皆悪いイメージを持たれてしまうのです。
※私たちはこの2人のことは大嫌いですが、中国人のこと、決して嫌いではありません。いい思い出もたくさんありますので・・・。
こんな写真が撮れるスポットです。いい感じですね。
バロック様式の庭園へ
【16:00】売店から先は長い長い上り坂。本当にこの先にチェスキー・クルムロフ城の内部ツアーの受付があるのかしら・・・。ひたすらよいしょ、よいしょと進んでいくと、庭園の入り口がありました。
城観光のメイン、城内ツアーに参加したい私たち。庭園まで来てしまったということは、明らかにお城の建物を抜けてしまったということです。時間を見ると、もう午後4時!
一本道だから、メインのアトラクションだし、進んでいけば分かるんだろうと思ってのほほんと先へ進んできましたが、見逃して進んできたことは間違いありません。
ただ、長い上り坂をがんばって上ってきた感じだったので、無駄な往ったり来たりは避けたい。もう終了したかもしれないし・・・。
パパ:あれ? ここは城の庭園だ。ここまで来たら明らかに行き過ぎだ。ここで待ってて!俺、ちょっと戻って見てくる!
パパは一人で早足で下り坂を下っていきました。
5分ほどして、パパが庭園入口に戻って来ました。
パパ:この坂をずっと下りた所(私たちが通り過ぎてきた場所)が「城の劇場」だった。「地球の歩き方」を見ると、ツアー受付はさらにずっと戻ったところなんだわ! それに、9月は午後4時受付が最終だから、さっき終わってしまった・・・。
私:そっかぁ・・・。全然気付かなかったね・・・。
ここにも調査不足の影響が・・・。「行けばわかるだろう」くらいに思っていたため、ガイドブックをしっかり確認せず、城に入ってわりと近い所にツアー受付があると頭に入っていませんでした。あと、現在時刻を確認していなかったため、いつの間にか4時に。
あああ・・・。わざわざチェスキー・クルムロフまでやってきて、まさかメインのお城内部見学ツアーへ参加し損ねるなんて。
はぁぁ・・・。どうして私たちっていつもこうなのかしら・・・。パパも意気消沈。
元気が出ませんが、庭園を見学します。
それにしても、広くて、お花がたくさん咲いていて、きれいに整備されたバロック様式の庭園です。これはすごい。
この辺で子どもたちに疲れが。お城では博物館に行ったり塔に上ったりしましたので、そろそろ疲れが出ても無理はありません。階段のない所では次女をベビーカーに乗せ、長女にはもう少しがんばって歩いてもらいます。
【16:30】庭園を抜けると(お城の方向に向かって歩いて抜けると)、また景色のいい所が。ところで、庭園の出口はどこなんだろう・・・。また歩いて来た道を戻るのは大変です。
写真を撮りながら適当に進んでいくと、「第5の中庭」の辺りで来た道に合流。入り口の「赤い門」まで戻ります。
【17:00】城の入り口の「赤い門」まで戻って来ました。お城の内部見学ができなくて本当にがっくり・・・(^^; 変なグロテスクな展示も見てしまったし・・・(^^; はぁぁ・・・。
後悔先に立たず。しっかりガイドブックを読んで、ポイントを押さえてから来ないからこんなことになるんですよね。次回計画しているカンボジア旅行では、しっかり計画を立てるぞ・・・(メラメラ)。※結局、カンボジア旅行も世紀の大失敗をして行けませんでした。その時の記事はこちら。
午後7時発のバスでプラハに戻りますので、まだお腹は空いていませんが、早めに夕ご飯を食べに行きます。
夕ご飯は、当初から決めていた、チェスキー・クルムロフの地ビール「エッゲンベルグ」醸造所併設のレストランでいただきます。
ここまでお昼に1杯、午後の休憩で1杯生ビールをたしなんでいるパパ。さらにパパがノンフィルター地ビールを飲みまくる、子連れ海外旅行にあるまじき次回に続きます。
※世界遺産満載!子連れチェコ・ドイツ旅行記の第1話はこちら(全て無料)
【その他の子連れ海外旅行記など↓】
※トラブル連発!子連れインドネシア旅行記の第1話はこちら(全て無料)
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