トラブル連続で、ミャンマー行き飛行機の搭乗時刻にまさかの遅刻!?(2歳&6歳:子連れミャンマー旅 ♯5)
インドネシア旅行記を間に挟みましたが、この記事は「2018.8 子連れミャンマー旅 ♯4:行った先を写真で紹介(後編)」の続きです。ミャンマー旅行記については平成31年1月16日にアップして以来ですので、4か月ぶりの再開になります(^^;
インドネシア編から続けてお読みの方は、この回はミャンマー旅行記の第5話目ですので、まずはミャンマー旅行記第1話「2018.2 子連れミャンマー旅 ♯1:プランニング」からお読みいただくといいと思います。
この時は、長女6歳(保育園年長組)、次女2歳(保育園未満児クラス)です。
この2人の保育園児を連れて、バリバリの発展途上国・ミャンマーへ旅をする私は不安でいっぱいでした。
何しろ、ミャンマーについてよく調べる前に航空券を買ってしまったものですから・・・(^^;
「全員無事に帰ってくること」。それが、今回の旅の唯一の目標でした(神様の声「小さい子ども連れてそんなとこ行くなよな・・・」)。
出発直前準備の際も漫然とした不安でいっぱい。
そういう精神状況だったということを念頭に置いて読んでいただけたら幸いです。
旅行の1週間前、次女が39度の熱を出す
旅行の1週間前の土曜日、次女が39度の熱を出しました。
翌日になっても熱は下がらず・・・。医者に行くと、「プール熱」との診断。
高熱は3~4日間で収まるとの予想で、「旅行の1週間前で良かった・・・」と、夫婦で胸をなでおろしていました。
家を出発するのは次の金曜日の夜です。
が・・・・・、
土曜日、39度。
日曜日、39度。
月曜日、39度。
火曜日、39度。
おいおい、土曜日に高熱を出したんだから、4日間で熱は下がってくるはずでは・・・"(-“"-)"
医者に再度連れて行くも、口内炎がひどいことから、プール熱の他に別のウイルス性感染症にもかかっているらしいとの診断。ひえ~~~( ;∀;)
初めの3日間はプール熱だけど、今の熱は口内炎を引き起こす別のウイルス性感染症らしいということか・・・。
まさかの感染症のリレー。
特に薬はなく、口内炎の軟膏をもらっただけ・・・。
水曜日、38度。
おっ!! ようやく好転の兆し! ですが依然、予断は許しません。
熱、5日目です・・・"(-“"-)"。
明日また39度が続くようだったら、いよいよ旅行を取りやめようと夫婦で決めました。
木曜日、38度
熱は下がりませんが、口内炎がやわらいできて、本人は元気になってきました。
明日はもう、出発日の金曜日です。
平熱に戻ったのは、出発日の朝・・・"(-“"-)"
金曜日朝、36度6分
出発の日の朝、奇跡的に平熱に下がりました! 本人も元気な様子なので、保育園に行かせます。ただ、保育中に熱が出ることも予想され、予断は許しません。
保育園からの呼び出しの連絡があるかもしれないと携帯電話を注視しながら仕事。
そして夕方、無事、保育園も終了! 予定通り、夜、空港に向かうことにしました。
途中でまた高熱でも出るようなことがあれば、家に引き返すことにして・・・。
旅行直前1週間がこんな状況でしたので、ミャンマー旅行の準備もはかどらず・・・直前でバタバタすることに。
とにもかくにも、次女の体調によっては出国をしない覚悟で、空港に向けて出発したのでした。
【0日目:夜、車で雪国の地方都市を出発】
私の旅行記では、日本を出た日を「1日目」と数えます。
成田空港へ向かうためにその前日に家を出た場合を、「0日目」と表記します。
今回の旅行は「9泊10日間」の旅行としていますが、私たちが家を出た日から数えると、正確には「10泊11日間」の旅行ということになります。
成田空港へは、マイカーで向かいます。
出発予定時刻を大幅に過ぎて出発
出発予定時刻は金曜日の午後7時でした。
パートを定時に終え、全員でお風呂に入り、最終的なパッケージをして、午後7時に雪国の地方都市をマイカーで出発。
成田空港までは車で7時間の行程。
金曜日に6時間走り、常磐自動車道経由で成田空港にほど近い圏央道江戸崎PAまで深夜1時に到達し、そこで真冬の車中泊。
離陸時刻は午前11時なので、3時間前の午前8時に空港へ到着すべく、いつも利用しているUSAパーキングへ朝7時30分までに到着。
そのためには、朝6時に起きて6時30分に江戸崎PAを出発・・・。
というのが当初の計画でした。
ところが、家を出れたのが、1時間30分遅れの午後8時30分。
必死の準備だったのでごはんもまだ食べておらず、ようやくコンビニに寄っておにぎりを購入。車内で食べ始めます。しかし、15分走った後にベビーカーの積み忘れに気づいて家に引き返し、午後9時に再出発。
2時間の遅れです。
これは、スピードを出して時間を詰めて・・・ということはできません。
今日は2月9日の金曜日。出発したのは雪国の地方都市。真冬の夜間に、高速道路を運転したことがある方ならわかりますよね。
ここでスピードを出そうものなら、私たちは家族そろってミャンマーでなくあの世へ旅立つことになります。
2時間詰めるためには、当初5時間予定していた睡眠時間を2時間削り、3時間にするしかありません。
それではあまりにパパに負担が集中しますが、ここは夫婦で運転を交代して・・・ということもできません。
なぜなら、私はほんの3年前に冬の夜間に道路でスリップして車を1回転させてガードレールに激突し、車を廃車にしているからです。
ここで私が運転することは、やはり、家族そろってミャンマーでなくあの世へ旅立つリスクが生じます。
理想を言えば、出発日を1日遅くするか、金曜日も仕事を休むかできればいいのですが、それがどうしてもできずに、この強行軍です。大丈夫。うちのパパは百戦錬磨ですから。
パパに運転を任せ、私たちはゆっくり寝ます。
ところが、この後、雪国の冬の高速道路で、濃霧がパパを苦しめます。神経を使って緊張の中運転していたようです。
【2018.2 子連れミャンマ―旅行:1日目その1】
予定よりはるか手前で仮眠
成田空港にほど近い、江戸崎PAまで行ってしまう予定でしたが、さすがのパパも体力切れ。眠くなり、家族そろってミャンマーでなくあの世へ旅立つリスクを感じたため、午前2時に常磐自動車道の関本PAで仮眠することに。
次女の体温を測ると、平熱をキープしていました。
この関本PAは、成田ICまで165㎞、所要時間約2時間(圏央道は片道1車線のため、走行速度が遅くなる)という所。パパは、睡眠時間4時間、午前6時に目覚ましをかけて就寝しました。
午前7時30分にUSAパーキングに到着しなければならない所、所要時間2時間なので、それでもこの時点で30分の遅れです。
【6:00】全員起床。歯磨き。次女の体温は平熱をキープ。機嫌もいいです。
パパは、万が一にも寝過ごしてはいけないとの緊張からよく眠れず、5時には起きて、(体を休めるため)目をつむっていたそうです。私も疲れているはずなのになぜかよく眠れず、疲れは取れないまま。
【6:30】関本PAを出発(6時に出れなかったのが痛い"(-“"-)")。
さらに30分遅れたので、この時点で1時間の遅れ。
6時に起きた時に、子どもたちも起きたので、歯を磨かせたことが失敗でした。
すでに30分遅れているのだから、歯磨きは大人だけにしてサッと済ませ、すぐに出発するべきでした。
子どもたちの歯磨きやトイレで時間を食い、さらに30分遅れて、1時間の遅れになりました。
でも、空港には離陸2時間前に着ければ大丈夫なため(計画では3時間前の到着を予定している)、1時間であればまだ許容範囲内の遅れと言えます。
今現在が、ギリギリ許容範囲内の遅れです。
長女の眼鏡がない!!
走り始めて5分ほど。異変に気が付きました。
長女の眼鏡がありません。
さっき、関本PAで歯を磨いた時にはありましたが、どこにもありません。
そんなはずは・・・と思いながら、いくら車内を探しても、ありません。
長女の眼鏡は弱視矯正用の医療用眼鏡で、購入すると5万円近くかかります。
ひょっとして、さっきの関本PAで顔を洗った時に、トイレに置き忘れたか・・・。
私:私、長女のメガネを、さっきのPAのトイレに忘れてきちゃったみたい(^^;
パパ:え!! マジで!! もう飛行機に遅れそうだよ! あきらめよう!
私:そうよね・・・。ごめんなさい・・・( ;∀;)。でも、5万円するのあの眼鏡・・・。
パパ:そうなの!? ええぃ、しょうがない、次のインターでUターンして、取りに行くぞ!
パパのこの判断が、吉と出るか凶とでるか。
5万円の眼鏡のために、数十万円かけた旅行全てを危険にさらすことになる判断です。往復で購入した航空券は、往路に乗り遅れた時点で、復路もキャンセルになります。
長女はこのとき、必ずしも眼鏡がなくとも、普通に生活できる(=普通に旅行もできる)視力はありました。
この判断は、多分、間違いなのでしょう。
でも、原因を作ったのは、一緒に歯を磨いた私。
結果がどうなろうと、パパの判断についていきます。
かくして、この時に次のICだった高萩ICで降りて、逆方向に向かって疾走! インターを数個分走り、また高速道路を出て登り方面に乗り直し。
【6:50】再度、関本PAに到着!
私たちが車を停めていた場所には・・・、眼鏡は落ちていませんでした。
やはりトイレか・・・。
車を降りようとドアを開けた時、車内のドア脇に光るものが・・・。
見ると、何と、私の足元に、長女の5万円の眼鏡が転がっていました。長女の座っているあたりをいくら探してもなかったのに! 車の走行などにより、滑って私の足元にきていたようです。
眼鏡、車内にあったんだ~~~"(-“"-)"
パパからは、この時、私の不注意(探し方の悪さ)について、きつく叱られたことは言うまでもありません。
搭乗時間にまさかの遅刻!?
【7:00】関本PAを再出発。
1時間半の遅れ。いよいよ時間がありません。離陸は午前11時。ここからUSAパーキングまで所要2時間。途中、事故渋滞でもあれば完全に乗り遅れます。緊張感が走ります。
【9:00】渋滞なく順調に、2時間でUSAパーキングに到着。飛ばしましたが、やはり2時間かかりました。離陸まであと2時間。急げ!
【9:30】成田空港到着。離陸まで1時間30分! 何とか間に合いました! 多分!
すぐにチェックイン、当座の現金として、2万円を米ドルに両替。ミャンマーチャットは、ヤンゴンの両替商で日本円から両替する計画です。
次女の体温を測ると、こちらも平熱をキープ!
【10:00】すぐに出国手続き。私たちが搭乗ゲートに着くとほぼ同時に、ビジネスクラスと、小さい子連れ客の優先搭乗が始まったので、優先搭乗を利用して一足先に搭乗。
【11:00】全日空ANA、NH813便、定刻通り離陸。
何とか、かくして私たちは、途中で行き先を間違えてあの世へ旅立つこともなく、次女がまた熱を出して家に引き返さざるを得なくなることもなく、夢のANA直行便でミャンマーに向かったのでした(^^;。
パパはすごく体力と精神力を消耗したと思います。この記事を書いていても、この時のパパのタフさには心から敬服します。
私は車で寝ていただけでしたが、昨日からの準備が間に合わなくて大変で、非常に疲れていました。
そして次女。奇跡的な回復を見せてくれましたが、病み上がりなので心配です。
子連れ海外旅行にあたり、誰でもわかる大切なこと
・・・。子連れ海外旅行にあたり、誰でもわかる大切なことがあります。
それは、
余裕を持って準備をし、
余裕を持って空港に到着し、
気力・体力十分な状態で日本を出国することです。
この時の私たちは、私の準備の遅れと長女の眼鏡をPAに落とした(と思ったら車内にあった)ことでの時間ギリギリでの空港到着、パパは真冬の濃霧の高速道路での長時間運転と睡眠不足に加えて、時間に迫られる中での緊張感ある長時間運転、次女の体調の心配。
寝せてもらった私も疲れが取れず、夫婦ともにヘロヘロな状態(特にパパ)での出国。
この疲れが、いきなりミャンマー初日に私を襲います。そしてまたパパに迷惑をかけることに・・・(^^;
次回、1つだけ別の記事を挟み、続きます。
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