経由便14時間半のフライトでプラハへ(2019.9 子連れチェコ・ドイツ旅 #5)
【チェコ・ドイツ旅:1日目】
今回は、成田→上海、上海→プラハの中国東方航空の搭乗記と、上海国際空港での乗り換えについて紹介します。
台風15号のため欠航の可能性がある中、準備不足のまま睡眠時間3時間で成田空港に到着した私たち。
何とか、本当に何とか、プラハへ向かうための経由地、上海へ向けて離陸することができました。
航空会社は、中国東方航空。もう何回目かの搭乗です。非常に快適な、楽しいフライトでした(^^)/。
機内にはゲーム完備!
【13:50】定刻通り成田空港を離陸。
強風のため揺れるかなと思っていましたが、午後2時現在、風はそれほどではありませんでした。少し風があるかな、ないかな、程度。これが今晩になると暴風になるのでしょう。
離陸があと6時間遅い便だったら、完全に欠航でした。
上海までの所要時間は3時間。近いし、ゲームの類はついていないかなと思いましたが・・・、、各座席についていました、ゲームが!
子どもたちは大喜び。早速ゲームを始めます。
前に人が座っているので、できるだけ画面に直接タッチはしないようにして、コントローラーを外してコントローラーで操作させます。
私は眠いんですが、子どもたちが、ママもやろうママもやろうと誘ってきます。毎度のことですが、子連れだと、機内で眠れないんですよね・・・。
間もなく食事の提供が。少し早目の夕ご飯ですね。
メニューは、エビのパスタ一択。
麺はゆですぎでコシなど全くありませんが、エビがたくさん入っていて、おいしかったです! こどもにはやわらかい麺でかえっていいかも。おかきとピーナッツがうれしいです。
パパも私も飲み物はビールを注文。青島ビールですね。私は飲めないので、私のはパパにあげます。パパは成田まで運転がんばったので、ぜひ酔っていただいて、少しでも眠って休んでもらわないと。
日本のビールに比べるとあまりおいしくないようですが、パパも無事飛行機が飛んで、本当にほっとした様子。おいしそうに缶ビールに口をつけていました。
パパはここまで1か月、旅行をキャンセルしないために必死に会社の仕事をこなしてきましたので、そういう意味でもほっとしているのでしょう。
この機体には、機内Wifiがついていてびっくりしました。機内でインターネットが見れるなんて、便利な世の中になりましたね。
旅行の下調べが全然不十分な私たち。本当は「るるぶ」に目を通したり、Wifiを使って調べ物をしたりするべきなのですが、子どもたちがそれをさせてくれません。
【15:50(日本時間16:50)】定刻通り、上海国際空港到着。私たちはゆっくり最後に飛行機を降りました。
お覚悟を!上海国際空港の乗り継ぎはとにかく時間がかかります!
上海国際空港でびっくりしたことが2つありました。
まず、国際便乗継者にも、指紋の登録が求められたことです。中国に入国しないのだから、そこまでしなくてもいいのに・・・。
ATMのような、指紋登録の機械のコーナーに乗り継ぎだけの客も全員案内され、やらされます。機械は言語を選べるようになっていて、日本語を選ぶと機械が日本語でやり方をアナウンスしてくれるので簡単です。
そこで、10本全ての指紋をスキャンさせて登録すると、登録済みのレシートをもらえます。
別に中国で犯罪する気はさらさらありませんが・・・(そもそも入国しないんだし!)、何だか私と関係ない中国当局に自分の指紋情報を提供するなんて、すごく気分が悪かったです。
ともあれ、このレシート、どこかで必要なのでしょう。
(・・・と思ったら、結局、どこでも提出or確認を求められませんでした! 登録のコーナーに案内され、登録するように看板に書いてありますが、無視して乗継口のほうに行っても大丈夫なようです。帰りの乗り継ぎの時は、面倒なのでやりませんでしたが大丈夫でした。これを求められるままに行うか無視してスルーするかの判断は自己責任でお願いします)
もう1つびっくりしたのが、厳しい荷物検査。
テロを警戒してのことなのでしょうが、厳しさは成田空港の比ではありません。カバンの中身や身につけているものを徹底チェックといった感じ。
とにかく1人1人、時間をかけて念入りに、チェックされます。
パパのカバンなんて、かなりのものを引っ張り出されました。
子どもにも結構厳しい顔で接するので、子どもたちも緊張した様子。
この荷物検査だけで、10人並んでいた状態で30分かかりました。
今、香港でデモが盛んに行われていることと関係あるのかな。上海で乗り継ぎするのは初めてではありませんが、これまでのどの空港よりも厳しかったです。
10人で30分、ふ~~んそんなものかな、と思った方。これは、空いている状態(10人待ち)でかかった時間です。
このペースでやられると、20人並んでいれば1時間、30人なら90分かかる可能性があります。
私たちは乗り換え時間が9時間もありますので全然問題ありませんが、乗り換え時間が2時間の場合は、ここが混んでいて荷物検査だけで1時間以上かかるとかなり焦ると思います。90分以上かかればアウトでしょう(そんな時は日本なら優先してもらえますけど、ここではどうでしょうかね。)
上海国際空港での乗り換えには、2時間は最低限絶対に必要、できれば3時間は確保したいと感じました。
【18:00(日本時間19:00)】そんな感じで、ゆっくり降機&指紋登録&トランジットゲート通過&荷物検査を経て、ようやく次の飛行機の搭乗ゲートに到着しました。
到着して2時間が経っていました。
上海乗り継ぎされる方、お覚悟を!
アイスを食べるのにもお覚悟を!
さて、次の飛行機の離陸時間は上海時間の深夜0時55分。搭乗開始は0時10分。まだ6時間以上あります。
飛行機の中ではほとんど寝ていません。睡眠時間3時間の強行軍で来ている私たち夫婦、ここは寝て、体力を回復しなくては。
搭乗ゲートはまだ決まっていませんでしたので、最寄りの人のいない搭乗口のベンチで横になることにします。
さて、ちょうど夕ご飯の時間ですが、3時間前に機内食をたくさん食べて、まだお腹いっぱい。深夜に乗る飛行機でも機内食が出ますので、お腹は空けておかないと。ここは、夕ご飯の代わりにアイスを食べることにします。
だって、アイス星人とその子どもたちですから!
上海国際空港にはいろんなお店があります。
中国の空港では、空港のお店で架空請求やぼったくりにあったという話も・・・。注文する時はレシートの確認に気を付けなくてはなりません。
近くの喫茶店で、アイスを販売していましたので、そこで買うことにします。
長女は眠たがっていらないということでしたので、私と次女だけ買います。私はクッキー&キャラメル。次女はストロベリー。
カップアイス49元、エビアン(ミネラルウォーター)が39元。
ん、そういや、1元って何円だっけ?
空港のWifiにつなげて調べようとしましたが、うまくつながりません。
ん~~、ここは物価の安い中国と言っても空港内、安くはないでしょう。水は1本200円くらいだろうから、1元=5円と予想。カップアイスは49元だから250円くらいかな・・・。まぁそのくらいだろう、と思ってカードで購入。
帰ってからそういえばと思って調べてみると、何と、1元=15.3円でした(^^;
49元のアイスは250円じゃなくて750円!
エビアン1本が200円じゃなくて585円!
きちんと表示されているので決してぼったくりではありませんが、この価格、市価の3~4倍です(^^; 個々のお店でぼったくるのではなく、空港全体で組織的に外国人からぼったくるのが国の方針なのですね。
何ともわかりやすい方針じゃないですか!
上海乗り継ぎされる方、お覚悟を!
私と次女がアイスを食べていると、長女も食べたくなってきたようです。
1つ250円くらいのアイスだと思っている私たち。「あなたも食べる?」と気軽に言ってしまいます(^^;
うんうん! と長女。パパと長女で再び買いに行きます。
長女が選んだのは、チェコレート。小さいチョコチップも入っていて、とてもおいしかったです。
こうして750円(=私たちにとっては外食1人分のお金)が上海でバンバン飛んでいくのでした・・・。
次女はすぐに寝ましたが、私と長女はあまり眠たくなく。
とにかく寝ないと
【19:00】圧倒的に寝不足ですので、何とかして寝ておかなくてはなりません。
みんなで寝ます。みんなで同時に寝るのは盗難や寝過ごしが怖いですが、貴重品を枕にして、携帯のアラームをかけて・・・。
空港内で、子どもの誘拐はないでしょう。
【20:30】あまり眠れないまま、目が覚めます。騒がしいし明るいし、なかなか寝られません。長女は結局ずっと起きていて、勉強したり絵を描いていたりしていたようです。
それに周りに人が多くなってきていて、ベンチを占領して寝れる感じではありません。このゲートからまもなく飛行機が飛ぶんですね。人がいないゲートに移動しようかとも思いましたが、面倒だし目も覚めてしまったしで、ガイドブックなど読んで過ごすことにします。
次女だけはず~~っとぐっすりでした。
【21:00】このゲートに人がいなくなったので、再び寝ることにします。
パパはもう起きてガイドブックを読むということだったので、私たちだけで寝させてもらいます。なんてったって、今回の旅行、旅行の詳細点について詰めていない状況ですから(^^;
充電スポットを発見!
【22:30】寝ようとして横になったもののあまり眠れず、私も起きることにしました。
と、ここで、携帯の充電スポットを発見!
私の携帯は使って2年くらいのiPhoneなんですが、バッテリーの調子が悪く、フル充電から2時間程度で切れてしまいます。
どうも、調べてみると、iPhoneのバッテリーは2年でダメになることが多いようですね。旅行前にバッテリー交換しておけば良かった・・・(^^;
この旅行でも、成田空港で電池が切れて一切使えなくなっていましたが、寝ていたベンチのすぐ近くに充電スタンドを発見! iPhoneを充電できました(^^)/
ガイドブックを読んでいると、あっと言う間に1時間経過しました。
【23:30】搭乗ゲートに移動します。搭乗ゲートはエスカレーターで下に降りたところでした。
中国人のおばちゃんのやさしさ
【0:20】少し遅れて搭乗開始。子どもたちを起こして、私たちは午前0時30分頃にゆっくり最後尾で搭乗。満員のバスに乗って飛行機まで移動です。
移動のバスは超満員でした。
私たちは最後に乗ったこともあり、満員バスの扉の人をかき分けて、パパと長女、私と次女のペアに分かれて2つの扉からそれぞれ何とか乗り込む状況。
私が次女と乗り込むのを見て、近くの席に座っていたおばちゃんが、中国語で何か言いながら自分の膝の上と4歳の次女を交互に指さします。
膝の上に子どもを乗せなさい、という意味です。
お礼を言って、次女をおばちゃんの上に座らせます(^^)/。
おばちゃんはとてもにこにこ。次女もおとなしくしていました。
中国では(台湾でも)、子連れママやお年寄りに若者がサッと席を譲ってくれたり、膝上に子どもを乗せたり、こういう場面にはよく出くわします。
声が大きくマナーが悪いと何かと評判の悪い中国人ですが、こういう、子どもやお年寄りを大切にする考え方は、日本人以上だと常々感じます。
「子どもを他人の膝の上に乗せる」というのは嫌がる日本人ママもいるかもしれませんねどね(^^; 私は嫌いじゃありません。
【0:55】定刻通り、プラハ便出発。
深夜2時にゲームする
深夜1時(日本時間深夜2時)に出発したプラハ便。
乗ると、また、座席にゲームが!
深夜便なので、すぐ寝てもいいところですが、ここで子どもたちが嬉々としてゲームを始めました(^^ゞ 日本時間の深夜2時ですけど、空港のベンチで4~5時間寝ていましたので、元気元気。
しかも、上海までに乗った飛行機と、ゲームの内容が違う!!
プラハまでの所要時間は11.5時間。日本時間では、午前2時(上海時間で午前1時)発、午後1時30分(プラハ時間で午前6時30分)着です。
プラハ着は朝。着いたその日にプラハ観光をしますので、この機内での11.5時間の特に後半は、よく寝ておく必要があります。
子どもたち、今起きてゲームしていれば、フライト後半で寝てくれるかも!
日本時間深夜2時過ぎ、子どもに一生懸命ゲームをさせます(^^;
深夜3時の機内食
【2:00(日本時間3:00)】機内食開始。
パパはまた私の注文分と合わせてビール2本飲みます。まだ10時間以上のフライトです。飲んで寝ないと(^^;
メニューは2種類から選べましたが、よくわからないし、基本「1つずつ」と頼むようにしています。大人2人、子ども2人なので、合計「2つずつ」となります。開けてみて、子どもが食べたいと言った方を子どもに与えます。
子どもたちはあまり食欲がない様子。ほとんど食べずに残します。無理もありません、日本時間午前3時に食事を出されてもね(^^ゞ
次女はハムとコーラだけ口に付けました。
私とパパは普通に食べました。パパは次女の分も食べてお腹いっぱい。
出てきたのは、やきそばと、豚のトマト煮込みでした。
食事の後、すぐに機内消灯となりました。次女はすぐ就寝。長女は1時間くらいゲームしていましたが、その後寝たようです。
この後5~6時間、静かな機内でぐっすりでした。
機内でビールをこぼす(しかもパパが)
【チェコ時間3:00(日本時間10:00)】
ここからはチェコ時間で記載していきます。
機内で電気が点灯。私たちも全員目を覚まします。
日本時間だと午前10時ということで、あ~良く寝た、という感じですが、チェコ時間では現在午前3時。あと3時間30分、午前6時30分にプラハ到着です。
ここでトラブル。パパのズボンが濡れています。
匂いを嗅いでみると・・・。
これは、ビールだ!
パパが飲んでいたビール、少し残したままドリンクホルダーに入れておいたらしく、寝ている間に自分の膝が当たってひっくり返してしまったようです。
足元には一眼レフカメラを置いていましたが、幸い、ちょっとしかビールかからなかったようです(かかったんかいっ(^^;)
教訓:機内では、飲み物は全部飲んでから寝ましょう。
まもなく食事でしょうし、目も覚めたので、起きて過ごします。子どもたちは前回の機内食をあまり食べていませんので、日本時間だと午前10時、お腹もすいているようです。
また、楽しくゲームを始めます。
パパはガイドブックの読み込みです。
チェコ時間早朝3時30分に「朝食」(2回目の機内食)
【3:30(日本時間10:30)】食事サービス。
オムレツか、ポークライスかということでしたので、また「1つずつ」で注文。
パパが「ビール」と言いましたが、「朝食なのでビールはありません」と言われたようです(^^;。
ポークライス、開けてみると、チャーハンでした。
食後は、子どもたちはゲームです。
何と言っても日本時間では昼ですから(^^;
朝3時から起きて遊んでいたのですから今日は夕方にはぐっすりでしょうが、これは予定通りです。
【6:35(日本時間13:35)】定刻どおり、グァーツラフ・ハベル・プラハ国際空港着。
11.5時間、ずっと夜のフライト
11時間半のフライトの割には、ゲームもあったし、寝ていたし、ガイドブックのチェックもしなくてはならず、すぐに着いた印象。
子どもたちも全くぐずることもなく、空の旅(主にゲームと睡眠)を楽しんだようです。
子どもは座席で、パパ・ママを枕にして体を横にして寝ていますから、元気いっぱい(^^; 飛行機で横になって寝れるなんて、うらやましいですよね。
今回のフライトは、上海を深夜発、11時間半飛んで朝6時半(日の出の時間)にプラハに着くという、11時間30分全行程夜間というフライトでした。西側に長く飛ぶ、ヨーロッパ便ならではですね。
成田→上海便のフライト時間は3時間でしたので、成田からプラハまででは合計14.5時間のフライトでした。
ほっとしたのもつかの間。プラハ国際空港に着いた私たちを、早速トラブルが襲います。
冗談抜きで子どもの命の危機を感じる次回に続きます。
※初めての子連れフライトを考えている方は、こちらの記事をぜひお読みください。
※初めて5時間以上子連れフライトに挑戦しようと考えている方は、こちらの記事がヒントになると思います。
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