ポツダムで、世界遺産:サンス―シ宮殿を探検(2019.9 子連れチェコ・ドイツ旅 #23)

トランシーバー型の解説機を持って、サンスーシ宮殿を探検します(^^)/

【これまでの旅程】
1日目:台風直撃予報の中、成田から上海経由でチェコのプラハへ。

2日目:朝、プラハ国際空港着。プラハ市内観光。夕方、特急列車でドイツのドレスデンへ。食堂車で夕食。夜10時にホテルに着いた後、深夜1時過ぎ、目覚ましをかけないまま眠りに落ちてしまいました・・・。

3日目(今日):5時2分に奇跡的に目が覚め、5時44分発のベルリン行き特急列車に発車数秒前に飛び乗り。食堂車で朝食を摂るも、値段が「PLN」表記のため、全然わかりませんでしたが思い切ってカード決済。

朝7時41分、ベルリン中央駅に到着しました。おみやげ屋さんですったもんだの買い物の後、ポツダム行きSバーンに乗りますが、切符の打刻をしていないことに気付き、発車ギリギリのタイミングで打刻に成功。ポツダム駅からは路線バスで世界遺産:サンスーシ宮殿へ向かいます。

【10:10】路線バスを降り、周囲を見回すと、向こうに宮殿らしき建物が。砂利の歩道を、建物に向かってやや強引にベビーカーを押して向かいます。

あれが、目指す世界遺産、サンスーシ宮殿に間違いありません。

ポツダム駅からサンスーシ宮殿までの公共交通機関でのアクセスは、前回の記事をご覧ください。

【チェコ・ドイツ旅:3日目その5】

サンスーシ宮殿のチケットを買う(いきあたりばったり)

砂利道を進むこと100mほど。建物のわきに、チケットオフィスの看板が見えてきました。ここでチケットを買うようです。ちなみに、前回の記事でも掲載しましたが、バスを降りたところとチケットオフィスの位置関係は以下のとおり。

バス停とチケット売り場の位置関係。バス停の位置がグーグルマップと違うので注意。
多くの観光客が宮殿入口に向かっています。白いのがチケットオフィスの看板。

チケットオフィスに入ります。

ここサンスーシ宮殿は午前10時オープン。今10時25分。自由に入れるわけでなく、入場は20~30分おきです。今日はそんなに混雑と言うこともなく、私たちは10時35分入場の回のチケットを買うことができました。10分後の入場ですね。

ちなみに、いくらか手数料を払うことで、ネットで入場時間指定のチケットを買うこともできますが、私たちは万一時間に遅れるといけないので、買っていませんでした(オープンと同時の10時入場のチケットを事前にネットで買おうか迷っていましたが、買わなくて良かったぁ!)。

入場料は、大人12ユーロ、8歳の長女は8ユーロ、4歳の次女が無料でした。

あと、カメラ持ち込み料もかかります。3ユーロ。撮影係のパパが赤い紙のブレスレットをもらって腕に巻きます。

なお、こちらの撮影ブレスレットは今日これから行くツェツィーリエンホーフ宮殿と共通。午後からも使いますので、破かないようにしないと・・・。

よし、準備は万端! 子どもたちはベビーカーに抱っこだけど、大丈夫かなぁ。とにかく行ってみよう~~~!

カメラ持ち込みを示す赤いブレスレットを巻いて、いざ、世界遺産の内部へ!

サンスーシ宮殿をちょっと紹介

「サンスーシ」とは、フランス語で「憂いなし」を意味し、1745年から2年で、当時のプロイセン王国の王様、フリードリヒ2世が「夏の離宮」として建築。フリードリヒ2世はかなりのこだわりを持って建てたようで、この宮殿を気に入り、事実上の自身の居城としたようです。

世界遺産登録は1990年。ドイツは、第2次世界大戦での国土破壊がひどく、ポーランド同様ほとんどの歴史的建築物が失われましたが、郊外にあったこの宮殿は難を逃れ、当時のままの建築を残している・・・。

ドイツと言うと先進工業国のイメージがありましたが、この辺は緑が多く、のどかそのもの。その中に建つ小さくて可憐な宮殿、それがサンスーシ宮殿です。

巨大な庭園も特徴で、フリードリヒ2世がブドウ栽培を奨励したことから、庭園に大きなブドウの段々畑?があります。私たちは結局、あまりに広い庭園のほうは行かなかったのですが・・・。行き違いもありまして・・・(^^;

トランシーバーを片手に、子どもでも楽しめます

【10:35】列に並ぶこと10分。入場の時間になりました。30人くらいで内部に入場します。

実はこの10分を利用して、パパがトイレに行ってきました。トイレは近くになく、バス停のところまで戻らなくてはならないようです。俊足を生かして往復。料金は50セントだったそうです。

さっきまでベビーカーでダウンしていた長女が復活! 自分で歩き始めました。ここぞとばかりに私が抱っこしていた次女をベビーカーに乗せます。あぁラクチンラクチン。ベビーカーのまま入れるといいんですが・・・。

そして入場開始。

何と、ベビーカーを押していた私たち、最後尾に並んでいたんですが、まさかの優先入場。皆さんを待たせた上にごぼう抜きし、先頭で入場。そんなつもりはなかったんですが・・・(^^;

まさかの優先入場。ベビーカーはここを通るように言われました。
先に並んでいた皆さんをごぼう抜き。でも、皆さん、とてもにこにこしてくださっています。

年配の方が多く、子連れは私たちだけ(^^;。

しかし! 中に入ると、ベビーカーはここに置いていきなさい、との指示が(^^; ベビーカーはダメかぁ(^^; 約1時間の宮殿見学、ベビーカーなしで大丈夫かな~。

カウンターがあり、各国語に対応したトランシーバー形の解説機を借りれます。これは無料。何と、日本語にも対応しています。どこまで話が分かるかわかりませんが、4歳の次女の分も含めて4台をレンタル。早速電源を入れて日本語を選択し、解説を聞き始めます。

宮殿内部に入りました。

内部は、やっぱり素晴らしいです! ど派手な装飾、ドでかい何かはなく、可憐で美しい感じ。華美にはしない、日本の美学に通じるものがあると思います。

サンスーシ宮殿の特徴は、部屋ごとにテーマが設定されていて、「大理石の間」や「動物の部屋」など、部屋ごとにがらりと雰囲気が変わるところ。解説もとても興味深いです。

意外だったのが、このトランシーバーの解説機を、子どもたちがじっくりと聞いていること。結構難しいことをしゃべっていますが・・・。一丁前に解説機を耳に当てながら、楽しそうに見学しています。この美しい宮殿の何が面白いのか・・・。おままごとやゲームに出てくるお城みたいだから面白いのかな?

一丁前に解説をじっくり聞いています。
いろんな油絵も見ごたえあり! 圧巻の廊下です。
宮殿の中、とってもきれい。
4歳の次女だって解説を聞いています(意外とずっと)。大王の書斎兼寝室。
王が演奏を披露したという「音楽の間」。コンサートホールですね。
絵画がたくさんある部屋。
大理石の間。がらっと雰囲気が変わります。この辺で、次女が「おしっこ」。トイレないので我慢させます。
天井には天使の彫刻が。かわいいですね(^^)/
ピンク色が素敵な客間。
ここは黄色い壁の「動物の部屋」。壁のいたる所に動物の彫刻があります。

【11:30】1時間の見学を終え、外に出てきました。楽しかったぁ!

小さい宮殿なので歩き疲れることがなく、私たちみたいな子連れがベビーカーなしでも、じっくり楽しむことができました! 途中で子どもたちが飽きなかったのだからすごい(^^;

とても美しく、個性的な宮殿でした(^^)/

外に出てきました。楽しかったぁ!外の景色もすごくいいよ~~。

次女はおむつでおしっこ。長女は・・・。

ちょっとした事件が。

ここで、次女から「おしっこ、もう出る」の声。ただしこの辺にトイレはなく、バス停のほうまで戻らなくてはいけません。

もう少し我慢できる?と聞いてみますが、次女は「すぐ出る」とのことなので、仕方ない、世界遺産の庭で(おむつで)おしっこさせます。

しばし写真撮影・・・。次女は足を開いておむつでおしっこ中。

端のほうにベンチがあったので、その陰でササっとおむつ交換。

すると、今度は長女も「私もおしっこ」。けれど、トイレは200mも先のバス停の近く。聞くと、宮殿の最後のほうからおしっこを我慢していたとのこと。

おしっこ出るなら早めに言ってよね~~~(^^;

長女も万一のためにおむつを履いているので、「おむつでしなさい」と言うんですが、ここは小学2年生、絶対におむつでおしっこはしたくないようです(^^;。

何とか我慢しながら、バス停近くのトイレへと向かいます。

おしっこを我慢しながら歩く長女。ピンチ~~~~。

バス停の近くに戻ると、そこには、来た時にはいなかった、ある乗り物が待機していました。

私たちが大好きな乗り物です(^^)/。

私と長女はトイレに行き、その後、この乗り物についてどうするか考えます。

次回に続きます。

※世界遺産満載!子連れチェコ・ドイツ旅行記の第1話はこちら(全て無料)

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