【2023.5】スプリットからプリトゥヴィツェ湖群国立公園へバスで向かう(小2&小6:子連れクロアチア+5か国周遊旅 ♯50)

2024年8月29日

早朝のスプリットバスターミナル。今日は世界遺産の国立公園内を一日トレッキングの予定なのに、雨です・・・(^^;

【これまでの旅程】
1日目:昨晩夜に東北地方を出発、シンガポール半日観光の後、空港の椅子で1泊。

2日目:朝5時半の飛行機でアテネへ。セルビア航空機を乗り継いで、ベオグラード経由モンテネグロのポドゴリツァ着。夜11時、ホテルにチェックイン。

3日目:6時起床。オストログ修道院、ポドゴリツァ正教会をタクシー観光後、バスでコトルへ。夕方からコトル観光。深夜2時過ぎ、運休したバスの代替バスの手配に成功しました。

4日目:朝5時に起床し、コトルの城壁登山。その後バスでクロアチア:ドゥブロヴニクに向かい、夕方にホテルチェックイン。ドゥブロヴニク旧市街を散策しました。

5日目:ドゥブロヴニク旧市街観光。夕方のバスでスプリットへ移動。アパートメントで就寝。

6日目(昨日):朝6時起床、子どもたちは7時半起床。昨日ドゥブログニクで買ったサンドイッチで朝ご飯。朝8時15分にアパートメントを出発し、青空市場で姉妹で色違いのショルダーバッグを購入。大きいいちごを買って、ベンチで食べました。

午前9時、ディオクレティヌス宮殿内部(城壁の内側)に入り、前庭、鐘楼、大聖堂、洗礼室、城壁の地下と見学し、中央広場で中世の騎士の格好をした大学生と写真を撮ってもらったり。その後、旧市街を散策し、人気レストランでランチ。

トロギールへ向かうため、徒歩でバスターミナルへ。午後2時のバスはなく、時間をつぶして午後3時発のバスに乗車。30分でトロギールバスターミナルに到着。スプリットへの帰りは路線バスに乗ることにして、今のうちに路線バスの切符を購入しました。

まずは世界遺産:聖ロヴロ大聖堂へ。鐘楼からの景色を堪能。休憩に、カフェでクラフトビールを飲み、ジェラートを食べ比べ。ここまでは良かったのですが、悪徳ATMに引っかかって4,000円も寄付してしまいました。

カメルレンゴの砦を見学し、隣の公園でひと遊び。評判のレストランでディナーの後、路線バスでスプリットに戻って来ました。夜12時就寝。

天気予報で1日雨でも、もしかしたら途中晴れ間があるかもしれないし・・・

1日中土砂降りかもしれませんが・・・"(-“"-)"

こういう事態を想定して、4人分のレインコートと折りたたみ傘、カイロや防寒具は持ってきています。

これらが活躍しないことを祈って日本を出発したのですが・・・"(-“"-)"

よりによって、逃げ場のないプリトゥヴィツェ湖群国立公園トレッキングの日に当たってしまうとは・・・。

【24:00】私、パパ就寝。

【2023.5 子連れクロアチア・モンテネグロ・スロベニア・イタリア・ギリシャ・シンガポール旅行:7日目その1】

「無風」??

【5:00】予定通り、私とパパ起床。

最後の荷造りです。

もう一度天気予報を見てみます。

昨晩12時の天気予報では、今日のプリトゥヴィツェは1日中雨でした。

ただ、朝になって天気予報が変わることも・・・ありますが、やはり今日は一日中雨。

参ったなぁ・・・"(-“"-)"。

しかも、昨晩の予報では、「雨+強風」なのです。

風速5mで「無風」ってことはないですよね・・・。

時速5kmってことは、歩くくらいのスピード。それなら「無風」ですね。

無風なら、1日中雨でも、まだトレッキングしやすいです。

良かった~、私たちの早とちりでした・・・って、風速「5」って書いてあったら、5m/秒のことだと思いませんか普通・・・。

いつも私たちは「yahoo天気」を見るんですが、この時見ていたのは違う天気予報サイト。天気予報により、風速の表示単位が違うんですね(^^; 知りませんでした・・・。

私たち、これのために、昨晩どれだけ頭を悩ませたことか・・・。

小雨みたいですし、風がないのであれば、1日トレッキングは「決行」です!

【画面下部】風速の所に、「5」という数字と「無風」という文字が。まさか毎時5kmとは・・・(^^;
※これは行きのバス車内で撮影したパパのスマホ画面の写真です。

急いでお支度

安堵したのもつかの間、急いでお支度しないと!

今日は、このアパートメントをチェックアウトし、朝の長距離バスでクロアチア中部のプリトゥヴィツェ湖群国立公園に向かい、夕方の長距離バスで、クロアチア北部の首都ザグレブまで抜けます。

バスは朝7時発。スーツケースに荷物を詰めてバスターミナルに行って・・・。

とにかく時間がありません。

【5:30】子どもたちを起こします。歯磨きにお着換え、長女はシャワー。

長女の髪を急いで乾かし・・・。

【6:00】スーツケースを閉め、お部屋を出発!

私たちの部屋は2階。重たい2つのスーツケースを、パパが階段で1階に順番に降ろし、大きな木の扉を開けると、外は小雨が降っていました。

【6:05】アパートメントを出発!

私たちがお世話になったのは、「エピセンター アパートメント スプリット(Epicenter Apartments Split)」。

お部屋は広くて清潔、パンやビールが売ってる店がすぐ近くにあり、港やバスターミナル、旧市街のどれも徒歩5分という奇跡の立地で、クイーンベッド1台×シングルベッド2台の4人部屋が2泊で15,000円。Agodaで予約。

コロナ後のヨーロッパでこの価格ですからね・・・。

コスパ最強クラスのホテル(アパートメント)だと思います(^^)/ スプリットに行かれる方、ぜひ検索してみてくださいね。

【6:00】行くよ~!
この2つのスーツケースを、これから階段で1階に降ろします。
外はあいにくの小雨模様。折りたたみ傘を開く長女。
アパートメントを出発です。この小路から、大通りに出ます。

朝ご飯のパンを買う

【6:10】アパートメントを出てすぐの所にある、24時間営業のパン屋さん「Bobis」へ(現在は24時間営業ではないみたいです)。

一昨日の深夜12時過ぎに2回来て、ビールやカフェラテやヨーグルトを買ったお店です。

う~~ん、どれもおいしそうでものすごく迷うけれど、

パパ:チーズのパン(0.95ユーロ)

私:ヨーグルト3個セット(1.59ユーロ)

長女:チョコクロワッサン(0.79ユーロ)

で、合計3.33ユーロ(480円)。

私と次女は、日本から持って来ていた「カニパン(カニの形をした普通のパン)」が残っていたので、それを食べることにしました。

【6:20】お買い物終了。

ううう~~、どれにしようか迷うけど、時間がない~~。ケーキもおいしそうでした。

バスターミナルで朝食

【6:30】パン屋さんからスーツケースをゴロゴロ押し、結構な雨降りの中、10分ほどでバスターミナルに到着。

朝7時発のバスなので、予定通り30分前に着くことができました。

チケットは、バス予約サイト「Getbybus」で、日本で購入済みです。

まずはバスの出発時刻をチェック・・・。

今日、無事に運行するよね??

紙で掲示してある時刻表を見ると、朝7時発のプリトヴィツェ行きがありました。

私たちが予約したのはこのバスだなきっと。ただ、乗り場が書いていません。

窓口の人に、「Getbybus」で予約したバスチケット(印刷したもの。QRコード付き)を見せながら聞いてみます。

5番乗り場かぁ。

ちょっと外に出てみると、何やら1、2、3・・・と、乗り場を示す数字が示されていました。少し離れた所に「5」という数字も見えましたが、そこにバスは停まっていませんでした。まだバスは来ていないのでしょう。

待合室のベンチに座って、さっき買ったパンをいただきます。

おいしい~~(^^)/

長女のチョコクロワッサン、絶品!

パパが買ったチーズのパンはずっしりと重くて、どんだけチーズ入ってるんだよという感じ。

みんなでお腹いっぱいになりました。

いつも、阿吽の呼吸とはいかない私たち夫婦なのでした。

朝6時30分のスプリットバスターミナル。まずはスーツケースを隅に置いて・・・。
スプリット→プリトゥヴィツェ:朝7時発という時刻表を発見。私たちが乗るバスはこれだな・・・。
ベンチに座ってパンを食べます。おいし~~!
パパの買ったチーズパンのずっしり度合いがすごいです。子どもたちも持って驚いていました。
誰にも「いる?」とか聞かず、ヨーグルトを2個・3個と食べる私。だって、朝食ヨーグルト、いっぱい食べたかったんだもん! 初めから、3個とも自分で食べるつもりで買ったんだもん!

このバスでいいの???

【6:45】朝食を食べ終え、外に出ると雨が上がっていました。

5番の乗り場に、まだバスは来ていないようです。

出発時刻まであと15分。クロアチアの長距離バスは基本的に座席指定ができないため、席は自由席。早い者順です。

4人並んで座りたいし、バス酔いしないように、前の方に座りたい。

今の所、周囲に集まっている乗客は10人程度。このバスはスプリットが始発かどうかわかりませんが、これなら余裕で4人並んで座れそうです。

私たちがもらったバウチャーにはバスの車体写真が載っていて、この路線は、「KNEZEVIC」という会社の白いバスか、「FLiX BUS」という会社の緑色のバスが来るようです。2社で共同運行しているのでしょうね。

白いバスか、緑色のバス。緑色のFLiXバスは、ドゥブロヴニクからここスプリットに来た際に乗ったバスなので、見ればすぐにわかりそうです。

白か、緑・・・。

白か、緑・・・。

【6:55】出発時刻の5分前になって、ようやく5番乗り場にやって来たバスは・・・。

何と、赤い車体のバスでした"(-“"-)"

ズコ~~ッ! 

どうしてそうなるのかな・・・(^^;

ってゆーかこのバスって、プリトゥヴィツェ行き? 

行き先の表示を確認したいのですが、フロントにもどこにも行き先表示がありません

バス会社は、「KNEZEVIC」と書いてありましたが・・・。

ちょっと、大丈夫なのこのバスで~~~!!

運転手さんが降りて来て、横の荷物入れの扉を開けます。皆、思い思いにスーツケースを格納していきます。

荷物代は無料でした。

私たちは、列の先頭でした。乗り込む時に、印刷して持って来たバウチャーのQRコードを読み込んでもらうのですが、その際「プリトゥヴィツェ??」と聞くと、運転手さんはコクリとうなづきました。

その「コクリ」だけが、このバスに乗る根拠です。

だってやっぱりどこにも行き先が表示されていないし・・・。でも、5番乗り場がプリトゥヴィツェ行きだと口頭で聞いたし・・(乗り場についての表示もどこにもないようでした)。

私たちは前から3列目のシートを確保。ドゥブログニクからスプリットに来る時、最前列に座ったらひどい目にあったので、それを警戒しての3列目。

いやはや、バスの席取りひとつにしても奥が深いです。

【7:00】定刻通り、バスは発車。乗車率は8割ほどでした。

バスが走り出すやいなや、子どもたちはスマホでゲームを開始。

到着予定は午前10時30分。今から3時間30分のバスの旅です。

昨晩は5時間しか寝ていなかったこともあり、私はすぐに爆睡。

子どもたちも30分くらいして、寝たようです。

【8:00】出発して1時間。

そのうちパパも眠くなり、眠りにおちました。

パパの記憶では、トイレ休憩はなかったそうです。

白か緑のバスを待っていたら、真っ赤なバスがやって来ました!
ママ、このバス赤いけどいいの??
【7:00】プリトゥヴィツェ行きとはどこにも書いてないバスが定刻に発車。車内の時計は壊れていました。
バスが走り出して、次女はすぐスマホのゲームを開始。
長女もすぐさまスマホでゲーム。でも、30分ほどでぐっすり寝ました。

そして、草原の真ん中でバスを降ろされた

【8:30】パパに揺り起こされました。何だか周囲がガヤガヤしていました。

え? 

え?

窓の外は、大草原。バス停ではありません。

このバス、プリトゥヴィツェ行きでしょ? どうして降ろされるの? まだ時間は早いです。

大草原でトイレ休憩??

他の乗客はもう半分以上バスを降りています。バスを降りない乗客もいるようです

ヤバイ、とにかく子どもたちを起こさないと!

慌てて爆睡中の子どもたち2人を起こします。

子どもたちは、靴も靴下も脱いでいる状態でした(^^;。

私たちを残してこのバスが発車しないように、パパがドアを閉められないように体を入れておく、ということです。

降りる意思のある他の乗客はもう降りてしまっているので、私たちが最後。

3分の1くらいの乗客が残っています。おそらく、プリトゥヴィツェとは違う方面に行く人たちなのでしょう。

バスに目的地が表示されていなかったのは、こういうことだったんでしょうかね・・・。

大慌てで支度して子どもたちを連れてバスを降りると、緑色のFliX BUSが停車していました。

あれに乗るようです。

辺りは一面の草原でした。こんな何にもない所で・・・。

パパはすでにスーツケース2つを赤いバスから降ろしていて、緑色のバスのほうに押していきます。

「KNEZEVIC」と「FLiX BUS」の共同運行って、こういうことだったのか~~!

私たちの想定をはるかに上回って来ました。

パパが、Google Mapで現在地を確認すると、ちょうどザダルという大都市との交通結節点であることがわかりました。

多分、この緑色のバスはザダルから走ってきたバスで、途中のこのポイント(注:大草原のど真ん中)で、スプリットからプリトゥヴィツェに行く乗客を拾うという運行形態なのだと思います。

【8:45】「FLiX BUS」発車。

こちらのバスの乗車率は50%ほど。真ん中ほどの座席に4人並んで座りました。特にチケットチェックはなし。

バスは相変わらずのどかな景色の中を走ります。

今度こそ乗り換えはないでしょう。私も子どもたちも再び寝に入りました。

それにしても、パパが乗り換え騒ぎに気が付いて良かった・・・。

あのまま全員で寝ていたら、今頃赤いバスでプリトゥヴィツェ(山)とは反対方向のザダル(海)へ向かっていたかもしれません。

赤いバスの運転手も、乗客1人1人に声をかけて確認していたわけではなかったので・・・(^^;。

発車前に現在地をチェック。ここは、スプリットからプリトゥヴィツェに向かう途中地点で、ザダルという大都市との交通結節点でした(写真下方向にスプリットが写真右方向にプリトゥヴィツェが位置しています)。
緑色のバスに乗り換え。ピカピカのきれいなバスでした。
ずーっとこの景色が続きます。
もう、びっくりしたぁ・・・(再びスヤスヤ)

バスは「プリトゥヴィツェ湖畔国立公園 エントランス2」を通過した

【10:15】到着予定時刻まであと15分。

パパがみんなを起こして、今度は早めに降車準備です。

このバスはプリトゥヴィツェに行きなのは確かですが、私たちの行きたい「エントランス1」が終点かどうかはわかりませんでした。

広大なプリトゥヴィツェ湖群国立公園には、主な入口として、北側の「エントランス1」、南側の「エントランス2」という2つの入口があり、それぞれにバス停があります。

私たちが降りる予定なのは「エントランス1」のほう。私たちは大きなスーツケース2個をバスに積んで来ていますが、そこにはスーツケースを預かってもらえる場所もあるらしいのです。

私たちのバスは、南からプリトゥヴィツェにアプローチしていきます。位置関係で言えば、初めに南側の「エントランス2」、次に北側の「エントランス1」に停車するはず・・・。

みんなにつられて、うっかり「エントランス2」のほうで降りないようにしないと・・・。

パパは、Google Mapを凝視。

もうすぐプリトゥヴィツェ湖群国立公園「エントランス2」のバス停に到着です。

ホテルやレストランらしき建物も見えてきました。

残念ながら、雨は止まず・・・。結構強く降っています。

世界遺産:プリトゥヴィツェ湖畔国立公園は、エントランス1とエントランス2で、それぞれ1時間300人ずつの入場枠(季節により変動あり。夏期はもっと枠が多い)が決められています。事前に時間指定チケットを購入する人が多い(特に夏は事前購入必須)と思います。

この日は、昨晩のチェックでは、午前11時からの入場枠は、エントランス1が150人、エントランス2が70人まで埋まっていました。

昨晩の時点では、雨+強風でのプリトゥヴィツェ国立公園そのもののパスも検討していたため、あえて事前にチケットは購入していませんでした。エントランス1もあと150人の枠があるから、当日行っても入れるだろうと。

私たちが向かうのは、エントランス1の方。

この辺が、エントランス2だな・・・。

この辺が・・・。

あれ、今通り過ぎたの、バス停じゃない!?

あれ、今、エントランス2の入口を通過したような・・・。

何と、バスは「エントランス2」の前を通過したのです!

バス停の位置がずれたんじゃ??

Google Mapを凝視していますが、バスは、明らかにエントランス2からどんどん遠ざかっていき、停車する気配がありません。

エントランス1は、この先3kmの所にあります。

ああっ、今、プリトゥヴィツェ湖群国立公園「エントランス2」の前をきれいに通過しました。バスは、全く止まる気配がありません。

乗っている乗客で、騒いでいる人はいませんでした。

まるでエントランス2を通過したのが当然であるかのように・・・。

そう言えば、大草原でこのバスに乗り込む時に、運転手に「プリトゥヴィツェ?」と聞いていなかったことを、今思い出しました。

次回に続きます。

※次回から数回かけて、フランス旅行の概要について紹介しています。

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