【2023.5】ドゥブロヴニクから北へ230km、スプリットへバス移動(小2＆小6:子連れクロアチア＋５か国周遊旅 ♯38)
【これまでの旅程】
１日目：昨晩夜に東北地方を出発、シンガポール半日観光の後、空港の椅子で１泊。
２日目：朝５時半の飛行機でアテネへ。セルビア航空機を乗り継いで、ベオグラード経由モンテネグロのポドゴリツァ着。夜11時、ホテルにチェックイン。
３日目：６時起床。オストログ修道院、ポドゴリツァ正教会をタクシー観光後、バスでコトルへ。夕方からコトル観光。深夜２時過ぎ、運休したバスの代替バスの手配に成功しました。
４日目：朝５時に起床し、コトルの城壁登山。その後バスでクロアチア：ドゥブロヴニクに向かい、夕方にホテルチェックイン。ドゥブロヴニク旧市街を散策しました。
５日目(今日)：朝６時起床。８時にドゥブロヴニク城壁散策開始。２時間かけて、全長２kmの城壁を一周しました。10時過ぎにホテルに戻りチェックアウト。旧市街の裏通りを散策し、ピレ門から旧市街の外に出てロヴリイェナツ要塞を見学。再び旧市街に入り、ジェラートを食べました。
午後、旧市街をウロウロしながら民俗学博物館、旧総督邸を見学し、小さい広場のレストランでピザランチ。海を散歩してから、夜に食べるサンドイッチを買って、ホテルで預けていたスーツケースを回収。ドゥブロヴニク旧市街を出発しました。
世界遺産の街：ドゥブロヴニク、昨日旧市街の入口に着いたのが午後３時15分。現在は午後５時。
わずか26時間の滞在でしたが、いい天気に恵まれ、おいしい食べ物をいっぱい食べて・・・。
死ぬまでに一度は来てみたいと以前から思っていて、今回の旅行のメインに据えた、ドゥブロヴニク。
パパのプランニングのおかげで、子どもたちの笑顔のおかげで・・・、思い残すことなしです！
スプリット行き長距離バスの出発時間は午後６時。
あと１時間。
何せドゥブロヴニクに着いた時は、バスターミナルからまさか反対方向の路線バスに乗ってあらぬ方向に行き、１時間もロスした私たち。
同じ失敗は許されません。
今度１時間ロスしたら、長距離バスに乗り遅れますから。
【2023.5 子連れクロアチア・モンテネグロ・スロベニア・イタリア・ギリシャ・シンガポール旅行：５日目その７】
バスターミナル行きの路線バスの乗り場がない！
【17:00】スーツケースを曳きながら、ピレ門の前にやって来ました。
ここから、バスターミナル方面行きのバスに乗れるはずです。
ピレ門前からはいろんな方向行きのバスが出ているので、間違えないようにしないと・・・。
私たちが乗りたいのは、３Bのバス。
来た時は観光案内所の前でバスを下りたから、帰り道のバス停は、道路の反対側ですよね100％。
あの辺に違いない。
そう思ってスーツケースを曳き曳き、観光案内所の向かいの、バス停が並んでいるあたりへ。
バス停の表示を確認します。
う～ん、３B・・・、３B・・・・。
あれっ。
あれっ。
３Bのバス停がない！？
あれっ。
道路の真反対ではなく、反対方向のバス停は少し離れた所にあるのかな？
混乱しました。
３Bのバス停は確認できないけれど、「３Bのバスが来ればこの辺に止まるのだから、わかるだろうきっと。。。」
そんな考えも頭をよぎりました。
とりあえず大きなスーツケース２つを置いて、来た時と反対側の道路に立ってバスを待ってみようか・・・。
私たちがバスを待つ道の反対側には、バスが停車していました。
ん、あのバス・・・。
車体の電光掲示板には、「３B」の表示。
３Bのバスだ！
バスターミナルの方から来たんですね。
でも、私たちが向かうのは、そのバスターミナル。反対行きのバスに乗らないと・・・。
パパは、何か思いついた風で、反対側のバス停で停車してる３Bのバスに向かって歩いていきました。。
そして、あわてて戻って来ました。
パパ：あれだ！ あのバスに乗るよ！
私：だって、あれ、反対方向のバスだよね・・・。
パパ：あのバスが、ここでぐるっとまわってバスターミナルの方向へ行くんだ！ 運転手に聞いたから間違いない！
私：ええっ！！！
確かにこの広場はロータリーになっていますが・・・。
ここで、バスが転回？
できなくもないかもしれないけれど・・・。
ともかく、現在停まっているあのバスは、バスターミナルの方に行くバスみたい。
反対向きに停まっているのに、本当にバスターミナルの方に行くのかな？？？
私からも、念のためにバスの運転手さんに確認しました。
私：私はバスターミナルに行きたいです。バスターミナル行きのバスの乗り場はどこですか？
運転手さん：これでOKだよ！ 乗って乗って！
（そう言って、来た時は反対方向に連れていかれ、終点で折り返して来たからなぁ・・・）
パパ：ちょっと不安だけれど、きっと大丈夫さ！ あらぬ方向に走り出したら、すぐ次のバス停で降りてタクシーをつかまえよう。この辺にはタクシーもいるし。
確かに、ここピレ門前にはタクシーの姿も。
不安なら初めからタクシーに乗ればいいのでは・・・という話もありますが、私たちは大型スーツケース２台持っているので、何か面倒になる可能性もあって（例「車を２台使わなければならない！」とか）、ぼったくりとかの恐れもあるし、タクシーを使うのは最終手段です。
それに、私とパパは「ドゥブロヴニク・パス」を持っている（今朝から24時間有効）ので、同伴する７歳以下の子供も含めてこれでバス料金は無料になります。
運転手さんがおまけしてくれたのか、11才の長女のバス代も取られませんでした。
路線バスの向かう方向
【17:10】３Bの路線バス、出発！
このバス、ちゃんとバスターミナルの方に行くんだよなぁ・・・。
そう思っていると、ぐるんとロータリーで方向転換！
やった！
賭けに勝った！！
Google Mapでバスのルートを確認していると、確かにバスターミナルの方向に向かって走っているようです。
あとは、降りる場所を間違えないようにしないと。。。。
バスが走り出してすぐ、ベビーカーと一緒に乗る外国人のパパが話しかけてきました。
外国人パパ：私もバスターミナルで降りるから、一緒に降りましょう。
私：ありがとうございます！
正直、スマホでGoogleMapも見れるし、バスターミナル自体は来た時に見ているのでわかるのですが・・。バスに乗る時に「バスターミナルに行きますか？」と私たちが大騒ぎして何回も運転手さんに聞いていたので、放っておけなかったのでしょう。
こちらの男性のやさしさが、すごくうれしかったです(^^)/
【17:25】路線バスに乗ること15分。
件（くだん）の男性と一緒に、バスターミナル前の停留所で無事に下車しました。
スプリット行きのバスが、ない・・・。
【17:30】路線バスを降りて、バスターミナルの建物に入りました。
バスのチケットは、すでにネットで購入済み。
午後６時発。あと30分後の発車です。
出発30分前にバスターミナルに到着できた・・・。何て順調なんでしょう・・・。
電光掲示板があるので、バスの出発時刻や乗り場を確認しよう。
午後６時発、スプリット行き・・。
午後６時発、スプリット行きは・・・。
午後６時発のバスが数本あるけど、どれもスプリットって書いてない！
あれ、おかしいな・・・。
じゃ、時間はさておいて、スプリット行きのバスは・・・。
「SPLIT」という文字は・・・。
電光掲示板に、そんな表示はどこにもありませんでした。
私たちが予約したバス会社は、「FLiX BUS」。ヨーロッパ全土に運行する、大手バス会社です。
おっかしいなぁ。。。
バスステーション利用料は不要
バスの出発番線の表示がなかったので、インフォーメーションで聞いてみます。
パパ：（インターネットで購入したバスのバウチャーを見せながら）「私たちはこのバスに乗りたのですが・・・」
お姉さん：それなら、２番乗り場よ。
パパ：バスステーション使用料はいくらですか？
お姉さん：ハッ？
パパ：（モンテネグロのコトルでは徴収された）バスステーション利用料。
お姉さん：何ですかそれ？？
はっ、ここはクロアチアだし、「バスステーション使用料」は必要ないようです。モンテネグロでのみ課される料金だったのでしょうきっと。
バスのチケット代は、バスチケット予約サイト「Getbybus」での購入で、１人13.14ユーロ。
４人合計で52.56ユーロ（8,400円）でした。
そういうことか！！
言われた通り２番乗り場に行くと・・・。
他の乗客とか、誰もいません。
もう、出発30分前を切っているのに、私たちが一番乗り？？
スプリット行き、電光掲示板での表示もないけれど、本当にここでいいのかな・・。
ポツリポツリと、他の乗客らしき人たちも集まって来ました。
私たちがブツブツ言いながら２番乗り場に立っていると、私たちが持っていた「Get by bus」というバス予約サイトが発行したバウチャーを見て、アジア人（東南アジア系）の男性が話しかけて来ました。
この人は、男性一人旅のようです。
東南アジア系男性：あなたたちは、ザグレブ（クロアチアの首都）行きのバスを待っているのですか（私たちと同じ「Get by bus」のチケットを持ちながら）？
私：いや、私たちはスプリット行きのバスを待っています。
東南アジア系男性：ザグレブ行きは２番乗り場と言われたんですがここでいいですか？
私：いや、わかりません・・・。
パパ：あっ、ひょっとして、うちらが次に乗るバス、「スプリット行き」なんじゃなくて、「スプリット経由、ザグレブ行き」なんじゃないか！？
パパ：私たちはスプリットに行くんですが、ひょっとして、同じバスがザグレブまで行くのかもしれません！
東南アジア系男性：私もそう思いました。しばらくここで待ってみます。
それにしても、どこにも「スプリット」とも「ザグレブ」とも、どこにも書いていない・・・。こんなバスターミナルってありますかね・・・（実際ここにあったわけですが）(^^;。
もしバスが来なかったら・・・。
もう１日、今日泊まったホテルに泊まろうか・・・。
どうしてもそんなことを考えてしまいます。
【17:45】10分ほど待っていると、緑色のバスが入場！
バスのフロントには、スプリット→○○→○○→ザグレブと、いくつかの都市を経由してザグレブに向かうという表示が！
パパたちの予想通り！
私たちは早速バウチャーを見せ、一番乗りでバスに乗り込みます。
大きいスーツケースはバスのお腹に格納されます。荷物代は無料でした。
クロアチアでは、荷物代も無料なのね・・・(^^)/。
東南アジア系の男性も、無事乗り込めたようです。
次の目的地、スプリットの到着予定時刻は午後10時40分。
４時間40分のバスの旅です。
私は結構酔いやすいので、酔わないよう、一番前の席（一番前の一列は座れないようになっていたので、２列目の席）に４人で座りました。
事件発生
バスにはあれよあれよと言う間に多くの人が乗り込み、気が付けばほぼ満席！
良かった早めにバスターミナルに着いて待ってて・・・。
席は自由席なので、遅く来たら４人並んで座れなかったでしょう。
【17:57】発車まであと３分。
席は、パパと次女、私と長女で、それぞれ隣同士で座っていました。
果たして、時間通りに出発するのかな・・・。
それとも30分くらい遅れるのかな・・・。
そんなことを考えていた時。
若い白人女性２人組が、パパに話しかけてきました。
白人女性：あのう、ここ、私たちの席のようなんですが・・・。
パパ：えっ。。。。
出発直前だというのに、何言ってるんだろうこの人たち。きっと、勘違いに違いありません。
パパ：すみません、バスのチケットを見せていただけますか？
白人女性：もちろん・・・。
パパと次女が座っていた席は、「1a」と「1b」でした。
前から２列目の席なんですが、封鎖されていた最前列の席（スタッフ用の席）は付番がされていないため、２列目の席が「1a」と「1b」（そして「1c」と「1d」）なのです。
女性のチケットの席は・・・。
確かに、「1a」と「1b」でした。
パパは、動揺を覚えつつ、行先と、チケットの日付を確認。
たまに、日付の違うチケットを持ってくる人とか、いるんですよね・・・。
行き先は、ザグレブ。このバスで間違いない・・・。
日付も、確かに本日の日付でした。
バスは満席の次回に続きます。
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