【2023.5】ドゥブロヴニクのバスターミナルから路線バスで旧市街に向かう時は気を付けて！(小2＆小6:子連れクロアチア＋５か国周遊旅 ♯27)
【これまでの旅程】
１日目：昨晩夜に東北地方を出発、シンガポール半日観光の後、空港の椅子で１泊。
２日目：朝５時半の飛行機でアテネへ。セルビア航空機を乗り継いで、ベオグラード経由モンテネグロのポドゴリツァ着。夜11時、ホテルにチェックイン。
３日目：６時起床。オストログ修道院、ポドゴリツァ正教会をタクシー観光後、バスでコトルへ。夕方からコトル観光。深夜２時過ぎ、運休したバスの代替バスの手配に成功しました。
４日目(今日)：朝５時起床、日の出前の５時半ホテル出発。１時間ほどで、標高260メートルのコトルの城壁頂上にある要塞に到着して朝ごはん。８時過ぎにホテルに戻り、出発準備。９時前に、パパと次女の２人でジェラートを食べに出かけました。
午前９時45分、コトルバスステーションに到着。クロアチア：ドゥブロヴニク行きのバスは40分遅れて出発。お昼12時20分に到着のはずが、遅れに遅れて午後２時15分にドゥブロヴニクバスターミナルに到着しました。
宿のオーナーさんとの待ち合わせ時間を午後１時半→午後３時に変更する連絡は、遅れながらも何とかバスの車中でできましたが・・・。
正面の道路で、バス停を発見。バスを待ちます。
【14:20】間もなく「1b」のバスが来ました！ ラッキー(^^)/
運転手さんから切符を買い、乗り込みます。１人２ユーロ×３人で、６ユーロ。次女は無料でした。
旧市街までは、路線バスで約20分。
私たちの予約しているアパートメントは旧市街のピレ門前のバス停から徒歩10分ですから、午後３時の宿到着は大丈夫そうです。
スマホを使えるようになったのだから、Google mapで位置確認をしつつ、目指すピレ門の近くのバス停に来たら降りよう。ピレ門は旧市街地の入口。多くのひとが降りるからわかるとは思うのだけれど・・・。
パパは、不思議そうな表情をしています。
パパ：あれ・・・、ピレ門ってどの辺りだっけ・・・。
パパ：ああっ！！
私：どうしたの？
パパ：このバス、全然違う所に向かって走ってる！ 反対方向のバスに乗っちゃった！
私：ええっ！
【2023.5 子連れクロアチア・モンテネグロ・スロベニア・イタリア・ギリシャ・シンガポール旅行：４日目その５】
Google mapの罠
原因は、路線バスが走る道路とバスターミナルの位置関係を勘違いしたままバスに乗ってしまったこと。
バスターミナルから出て右に向かうバスに乗らなくてはならなかったのに、出て左のほうが旧市街だと思い込んでしまっていて、地図を確認しないまま、左方向行きのバスに乗ってしまったのです。
これには、Google mapの罠がありました。
私たちは、旅行の計画を立てるにあたり、Google mapを多用しています。
日本での事前調べて、Google mapでバスターミナル付近の地図を印刷し、路線バスのバス停の位置を調べておくのですが・・・。
ドゥブロヴニクバスターミナルは、２本の道路に挟まれているのですが、Google mapで表示されているバス停のある道路と、実際のバス停がある道路が違うのです。
もっと正確に言えば（今改めてしげしげと確認してみれば）、路線バスのバス停の表示はGoogle map上に存在しない一方で、バスターミナルとは別に「Dubrovnik bus station」の表示が路線バスが通る道路でないもう一方のほうの道路に表示されている、という状態でした。
つまり、Google map上には路線バスのバス停表示は存在しないのに、路線バスが通らない道路に「Dubrovnik bus station」の表示があったために、「この道路が路線バスが走る道路だ」とパパが誤認してしまったのです。
その誤認に基づき「バスターミナルを出て、左方向へ向かうバスに乗れば旧市街だ」という覚え方をしてしまっていたため、反対方向のバスに乗った、ということだったんですね。
初めての地では、例え下調べしてあったつもりでも、バスに乗る前に「ピレ門（旧市街への入口）、OK？」とか、念のため運転手さんに確認するべきでした・・・(^^;。
路線バスを飛び降りたが・・・
バスは、どんどん目指す旧市街から遠ざかるばかり。
パパ：すぐに降りないと！ 次のバス停で降りるよ！
【14:30】あわてて停車ボタンを押します。
停まったバス停は、海沿いのバス停でした。
とてもタクシーは無理そうな場所だな・・・。でも仕方ありません。道路の反対側で、反対方向の「1b」のバスを待たないといけません。
スーツケースを２つ運びながら、バスを降ります。
パパはすぐさま、運転手さんに確認。
パパ：このバスは、ピレ門に行きますか？
運転手さん：ピレ門？ このバスでいいよ！！
パパ：ええっ！！
運転手さん：このバス、ピレ門に行くよ！
パパ：このバスでいいって！ また乗れっ～～！！！
私：子どもたち、また乗るよ～～っ！！！
子どもたち：（よくわからないけどパパとママの言うとおりにするぞ～～！）
今飛び降りたこのバスに、あわててみんなで再び乗り込みました。
何と何と、反対方向だからと思って降りたこのバスもまた、目指すピレ門に行くようです。
あれれ、1bのバス路線、周回路線なのかな・・・。
こっち方向だと、かなり遠回りなんでしょうが・・・、ラッキーでした(^^)/。
でも遠回りだろうから、午後３時の待ち合わせには厳しいかな・・・。
その後、Google mapで軌跡を追いながら乗車しますが、あれれ、やっぱりピレ門のほうには行かずに、ずっと遠ざかり続けてるぞ・・・。
相当遠回りなんだ・・。
てっゆーか、「ピレ門」っていう言葉が、運転手さんに正確に伝わってなかった可能性も・・・。
結局、終点へ
【14:40】バスは小高い丘を上っていき、住宅街の中にあるバス停で停まり、運行を停止しました。
えっ、ここ、終点・・・。
結局、旧市街のほうに行くことはなく、全然違う終点まで走ってきてしまいました。
このバス、ピレ門に行かないじゃん・・・。
乗客が全員降りた所で、運転手さんが話しかけてきました。
運転手さん：10分後に折り返し運転だよ。何も心配はないよ！ このまま乗っていれば、ピレ門に行けるよ！
私：わかりました。ありがとうございます・・・。
そうか、「このバスはピレ門に行く」とは、そういう意味だったのか・・・。
確かに間違いではないけれど・・・やっぱり間違いのような気もするな(^^;
恐らく、私たちが飛び降りたあのバス停で反対方向のバスを待ったとしても、30分後にまたこの車両が通ることになったのでしょう。だからこのまま乗っていろと・・・。
ともかく現在午後２時40分。
午後３時の待ち合わせには間に合わないので、再び宿のオーナーさんに、現在地のシュクショ画像と、間違えて反対方向のバスに乗ってしまったせいでさらに遅れる旨をメール。
オーナーさんから、「わぉ、遠くに旅をしましたね・・・」という、半ば呆れたような返事が(^^;
そうよね・・・。そもそも午後１時半の待ち合わせだったのに、長距離バスが２時間遅れ、その後もこんな体たらくで、本当に申し訳なかったです。
【14:50】「1b」のバス、折り返し運転発車。
今度は、降りるバス停を間違えないようにしなきゃ！
ピレ門前に到着！
【15:15】途中でバスターミナルを通過しつつ、ピレ門前に到着！
ようやく到着しました(^^;
午後１時に着いている予定だったので、２時間遅れ。ま、コトルからのバスが２時間遅れてますからね。
スーツケース２つを押しながら、宿に向かいます。
観光案内所で、「ドゥブロヴニクパス」を買えないか聞く
【15:20】宿に急がなくてはいけませんが、どうしても観光案内所ですぐに聞きたいことが１つあったので、ピレ門前バス停の近くにある、メインの観光案内所に立ち寄ります。
それは、ドゥブロヴニクをお得に回れるパス「ドゥブロヴニクパス」を、観光案内所で購入できないかということ。
１日券、３日券とかあり、ドゥブロヴニクの主要な見どころが割引されたり無料になったりし、路線バスが無料で乗れるなどの特典がある、お得な観光チケットです。
ここまで来る路線バス料金も無料になることから、本当は昨日のうちにネットで買いたかったのですが、昨日、購入しようとしてもクレジットカードの支払いが恐らくセキュリティロックのせいでエラーになってしまい、ネットで購入できないでいました。
そもそもデジタルの「ドゥブロヴニクパス」の前は、ほんの２～３年前まで「ドゥブロヴニクカード」というカードで、しばらくの間は併用期間があるらしかったので、カード形式のパスを買えないか、聞いてみたかったのです。
パパ：ドゥブロヴニクパス、ここで買えますか？
お姉さん：ネット販売のみとなります。このQRコードから・・・。
パパ：私たちのクレジットカード決済が認められず、買うことができません。紙のカードのものはありませんか？
お姉さん：ありません。ネット販売のみです。
そうなのか・・。
海外でwebで買い物をする時のクレジットカード支払いが、こんなに厳しいなんて・・・。ドゥブロヴニクパス、日本で買ってから来れば良かったなぁ・・・(^^;。
ドゥブロヴニクパスは、１日券が１人35ユーロ（5,250円）。ちなみに３日券だと45ユーロ（6,750円）と破格のお値段。
子ども用のパスはないようで、大人と同料金。子どもで１日券の場合、個別に入場料を払った方が安くなるので、ドゥブロヴニクパスは意味がありません。
ただし、パス所有者が７歳以下の子どもを同伴する場合、その子どもの入場料やバスの運賃は無料になる特典があるようです。
なので、11歳＆７歳連れのうちの場合、パスを２つ買い、それで次女の入場料などは無料に。長女は個別にチケットを買って対応するのがベストとなります。
ドゥブロヴニクに予定通り着けるか（飛行機の遅延がないか）不安もあったし、現地に着いてから（ネットで）買えばいいかと、日本での事前購入をためらってしまったんですよね・・・。
ま、買えないものは仕方ありません。個別でチケットを買っても、せいぜい数千円出費が増えるだけ・・・と思ってもやっぱり悔しい"(-“"-)"。
先を急ぎます。
旧市街のメインの入口「ピレ門」をくぐって旧市街へ。
スーツケースをゴロゴロしながら、旧市街の入口「ピレ門」へ。
やっぱりすごい！！！！
「進撃の巨人」に出てくる街のごとく、旧市街は高い城壁で囲まれているんですが、ピレ門はその城壁をくぐる門の１つ。城壁がほぼ現在の形に完成したのは、16世紀とのこと。
【15:45】途中、スロープがあったりしましたが階段はなく、スーツケースを曳きながら、無事、目指すアパートメント「ニジェ・プレサ・アパートメント」に到着！
ドアの前に立っている女性、この人がオーナーさんに間違いありません。
オーナーさん、大変大変お待たせしました！
オーナーさんの丁寧な説明
私たちがスーツケースをゴロゴロしていくと、オーナーさんもすぐ気が付き、お互いにハロ～って感じで。
私たち、実はアパートメントタイプのホテルに泊まるのは初めて。オーナーさんとの待ち合わせも初めてで、少し緊張していました。
しかも、午後１時半待ち合わせだったのに、遅れに遅れてもう３時45分・・・。
申し訳なさ過ぎました(^^;
オーナーさんもやれやれ、ほっとした表情。
お部屋の説明はとても丁寧でした。
宿の設備の使い方、明日チェックアウト時間後も玄関前に荷物を置いて出かけられること、そのための２種類の鍵（正面ドアの鍵と、部屋の鍵）を今預けてくれることなど、私たちでもわかるように、簡単な英語を使ってゆっくりゆっくり説明してくれました。
明日の荷物の預け場所は決まっていなかったので、このシステムはとても助かります！
また、オーナーさんから、明日の午前中はマラソン大会が開催されるため、この周辺の交通は全てストップするという情報提供がありました。
ただ、私たちは明日午後６時発の長距離バスで次の目的地のスプリットへ移動しますので、夕方なら心配いらない、観光も徒歩でする分には何も影響がない、とのことでした。
午後６時発の長距離バス（バスターミナルから発車）であれば、ここを午後５時には出た方がいいとアドバイスがありました。路線バスでも十分だが、万一何かあれば（バスが来ない、など）ピレ門前からタクシーも乗れます、とのことでした。
ドゥブロヴニクパスがやっぱり購入できない
【16:00】オーナーさんとお別れした後、インスタントコーヒーを淹れてほっと一息。
私はすぐに、コーヒーを飲みながら、昨晩に続いてもう一度、ドゥブロヴニクパスの購入にチャレンジしてみました。
私たちは３種類のクレジットカードを持って来ていて、昨日は楽天カードとイオンゴールドカード（ともにVISA）で決済に失敗。
もう１枚のクレジットカード「東急ANAカード」はMASTERCARDのため、可能性があるんじゃないかと！
試してみましたが、やっぱりダメでした・・・。
出かける前に、パパとドゥブロヴニクのまわり方について相談。
予定では、今日の午後２時くらいから、ドゥブロヴニクパスを使って有名な城壁見学などを行うはずでしたが、到着も大幅に遅れたし、パスも買えていないし（多分このまま買えないだろうけど）、城壁などの有料の見どころは全て明日にすることにし、今日は無料で行ける教会などを見に行こう。
明日は天気もいいみたいだし、朝からメインの（有料の）見どころをまわっていこう。ドゥブロヴニクパスはないから個別に入場チケットを買って・・・。
観光の前に、まずは腹ごしらえが必要です。
お昼ご飯食べてない（ず～っとバスに乗っていた）から、お腹ペコペコなのです！
Booking.com口コミ評価9.6点！のお部屋
お出かけ前に、パパがさっと撮ったお部屋の写真を紹介します。
こちらのアパートメント、予約したBooking.comの口コミ評価9.6点という、パパ厳選の宿。
宿泊料は、私たちが泊まった時は１泊20,128円でした（2023年９月現在は１割ほど高く出ますが、多分さらに円安が進んだ関係です）。
私たちはヨーロッパ旅行だとだいたい家族４人で10,000円～12,000円で宿を探しますが、どーしても来てみたかったドゥブロヴニクでは、唯一の１泊を旧市街の中で泊まりたくて、予算オーバーの宿を選択。
実は今晩お世話になるこのアパートメントが、私たちが今回の旅行で10泊するホテルの中で、最も宿泊料金の高いホテルでした。
さて、宿泊料１泊２万超、口コミ9.6点のホテルのお部屋、どんな感じかな～～(^^)/
いや～ん、素敵過ぎて、テンションあがっちゃう・・・(^^)/
一晩寝るだけなんですけどね(^^;
次回、ピレ門前のレストランに入ります。
良すぎました・・・。
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