【2023.5】バス手配サイト「Get by bus」からの突然の運休メールに大慌て(小2&小6:子連れクロアチア+5か国周遊旅 ♯22)

深夜2時過ぎ。ホテルの共有スペースで、必死の手配が続きます。

【これまでの旅程】
1日目:昨晩夜に東北地方を出発、シンガポール半日観光の後、空港の椅子で1泊。

2日目:朝5時半の飛行機でアテネへ。セルビア航空機を乗り継いで、ベオグラード経由モンテネグロのポドゴリツァ着。夜11時、ホテルにチェックイン。

3日目:6時起床。朝食後、ホテルにチャーターしてもらったタクシーで、オストログ修道院へ。山の上にある上院を見学した後、山の下にある通称「下院」を見学。修道女の方が記念品を持って来てくれました。

その後、ポドゴリツァ正教会を観光し、ホテルに戻ってスーツケースを引き取り、コトルに向かうためバスターミナルへ移動。午後1時25分のバスでポドゴリツァ出発、午後4時、定刻通りコトルバスターミナルに到着。徒歩でコトル旧市街の中にあるホテルへと向かいます。

何とかホテルの小さい看板を見つけて、無事チェックイン。3人部屋+ドミトリー1ベッドを予約していたのに、給排水に問題があって2人部屋+4人部屋ドミトリーに変更になったと事前に連絡は受けていましたが、やはり歓迎すべきでない変更でした。

午後5時、徒歩でホテルを出発。聖トリブン大聖堂を見学後、猫さんと一緒にベンチで休憩。次女は「フミコ」と名付けてお気に入り。2つの教会を見学し、評判のレストランでおいしいシーフードを楽しみました。

夜9時前、夜の街を歩いてフミコに会いに行きます。再びフミコを抱っこしてお別れをし、ホテルで寝ますが、その時パパのスマホには不吉なメールが来ていました。

1通のメールが来ていました。

今、モンテネグロだから、どーでもいいメールなんて削除削除・・・。

どうせ、Tポイントのメールか何かなんだろう・・・。

発信元を見ると、何と、今回の旅行での全てのバス移動(5回)を予約した旅行会社サイト「Get by bus」からでした。

ん? 「Get by bus」!?

旅行中に、バスの手配サイトからのメールなんて、イヤな予感しかしない。。。。

開けてみると、もちろん英文です。

長いな。。

太字で、2つの選択肢が書いてあるのが先に目に入りました。

あなたには2つの選択肢があります。

1.全額返金

2.購入金額よりお得なバウチャー(割引券)を発行するので、別のバスを再予約

これって、まさか・・・。

手配していたバスに乗れないってこと!?

【2023.5 子連れクロアチア・モンテネグロ・スロベニア・イタリア・ギリシャ・シンガポール旅行:3日目その11】

バスが突然の運休

【22:30】メールの内容は、「4日後の、プリトヴィツェ国立公園→ザグレブのバスが、バス会社の都合により運休になりました。全額返金か、お得なバウチャーで別のバスを再予約するか、お選びください」というもの。

(今の段階ではパパが1人でメールを見ています。私はまだこのメールのことは知りません)

いやぁぁぁ、参った・・・。

私たちがバス予約サイト「Get by bus」で予約していた長距離バスは5本。

このうち4番目に乗るバスの運休のお知らせでした。

1.旅行4日目(明日):コトル(モンテネグロ。現在地)→ドゥブロヴニク(クロアチア)

2.旅行5日目:ドゥブロヴニク(クロアチア)→スプリット(クロアチア)

3.旅行7日目:スプリット(クロアチア)→プリトヴィツェ国立公園(クロアチア)

4.旅行7日目:プリトヴィツェ国立公園(クロアチア)→ザグレブ(クロアチア)←これが運休

5.旅行9日目:リュブリャナ(スロベニア)→ベネチア(イタリア)

4日後のバスの運休連絡が。もう、とっくに日本を出発しているというのに・・・。
私たちの、長距離バスの手配済み個所は5カ所です(ザグレブ→リュブリャナ間は鉄道。ベネチア→アテネ間は飛行機)。

バスを再予約できない事情

バスが運休したのなら、違う時刻のバスにすればいいじゃない。

そう思うかもしれませんが、できない事情がありました。

私たちが予約したクロアチアのバス会社は、紙でのチケット印刷必須の会社だったのです(クロアチアでは未だにEチケットに対応していないバス会社&バス路線のほうが多いです)。

しかも、2人分のチケットを両面印刷していったら現地で運転手ともめて(1人1枚ずつの紙で印刷しなくてはならなかったらしい)、何とか乗せてもらえたけれども要注意!という情報までゲットしていました。

私たちは現在、家族4人分のチケットを全て片面印刷して5路線分20枚、全てコピーを取って私はコピーを所持しているので、バスのチケットだけで40枚の紙を持って旅行しています。

今は5月。ヨーロッパの観光のトップシーズンではありません。超絶人気のプリトヴィツェ国立公園(世界遺産)発着のバスと言えど、違う時刻のバスに空席がある可能性も十分にありそうです。

しかし、ここはモンテネグロ。メールで取得したチケットの「印刷」ができないのです。

プリトヴィツェ国立公園で、現地で当日のバスのチケットも手配できると、どこかのサイトで読んだような気もします。

それでもいいか・・・。

万一、当日聞いてみて、ザグレブ行きが全部満席だったら、プリトヴィツェ国立公園周辺にはホテルがいくつかあるから、どこかに泊まることも出来そうだ・・・。

プリトヴィツェ国立公園で宿泊してしまっても、次の日の行程(スロベニア)に致命的な切断は起こらなそうだ・・・。

よし、現地手配でもいいのかな・・・。

こんなことを考えているうち、パパは酔いが回って、疲れもあり、眠たくなったみたいです。

まぁ、4日後のバスのことだし、明日、空き時間(ドゥブロヴニク行きのバスの中とか)にでも、ゆっくりママと相談しよう・・・。

今日はもう疲れた・・・・。

【23:00】もんもんとしたまま、パパ、1人で就寝。

私はその頃、別部屋で、ちょうど子どもたちも寝たので、明日着る服を出したり、汚れ物をまとめたり、一生懸命明日の準備&チェックアウトに向けた準備をしていました。

パパ、深夜に起きる

【翌1:30】ドミトリー4人部屋で1人で寝に入ったパパですが、部屋が寒くて、深夜1時半に目が覚めてしまったようです。

そこから、ベッドの中で毛布にくるまり、運休したバスのことを考えていたとのこと。

以下の流れで考えたようです。

・明日、ドゥブロヴニクに行く途中のバスの中でママと相談しようと思ったけど、ここモンテネグロは私たちのスマホ「ahamo」のサービス対象外。バスの車中ではバスの時刻検索はできないぞ・・・。

・ドゥブロヴニクに着いたらスマホは使えるようになると思うけど(クロアチアはahamoのサービス範囲だから)、街の近くに行くまで通じないかもしれないし、着いてしまえば観光しないと時間がもったいないから、バスの相談をするのは夜になる。それでは遅すぎないか?

・ドゥブロヴニクでも、次のスプリットでも、私たちが宿泊するのは、フロントのない「アパートメント」。一方、このホテルであれば簡易ながらもフロントがある。明日の朝頼めば、チケットの印刷をしてもらえる可能性があるけど、このホテルから出てしまえば、ホテルでの印刷は絶対にできなくなる。

こんなことを考えるうちに、

「バスのチケットを手配するなら、今しかないんじゃないか」

そういう結論に至り、ごそごそと起きだしたみたいです。

光明

パパは赤ワイン片手に(一回寝たのにまだ飲むんかい)、共有スペースの机で1人、代替バスの検討を始めました。

まずは、「Get by bus」のサイトで、4日後(日付けが変わったので正確には3日後ですね)の、プリトヴィツェ国立公園(クロアチア)→ザグレブ(クロアチア)のバスに空きがあるか、検索しました。

私たちが予約(=購入)していたバスは、プリトヴィツェ国立公園発ザグレブ行きの最終バス、午後6時半発のバスでした。

検索の結果、午後5時台のバスが、3本もあることがわかりました(バス会社はそれぞれ違います)。

そして、そのうちの1本に、時刻表示の脇に「E」という表示があること気が付きました。

ん?? この「E」は何だ?

ひょっとして、「Eチケット対応可」のEか!!!

そうなのか!!!!!

パパは必死に確認、そのバス会社が、クロアチアではまだ少数派の、Eチケット対応可のバス会社だということを突き止めました!

よっしゃ!! これなら印刷しないでもいける! 

そのバスの空席は、6席でした。

私たちは家族4人。今すぐ予約しないと!

パパは「Get by bus」から来たメールのリンクから、キャンセル分のバス料金、42ユーロ分のバウチャーコード(パスワードみたいなもの)を受け取ることに成功!

私たちが支払っていたのは39ユーロでしたが、お詫びの意味なんでしょうか、若干おまけをしてくれたみたいです。

このバウチャーコードを使えば、この42ユーロを差し引いた、差額分の決済だけで新しいバスを予約できるはずです(初めてやるから不安だけど!!)。

【1:35】私のほうは、何とか明日の準備を完了。明日は5時起き。今は1時半過ぎなので、3時間半寝られます。

ちょうど寝ようとして電気を消した時、パパが部屋に入って来ました(パパの部屋の外鍵は私が、私たちの部屋の外鍵はパパが、それぞれ持っていました)。

パパ:あ、ママ、まだ起きてたんだ!!

私:今ちょうど寝る所。パパ、もう寝てるかと思ってた。

パパ:酔っぱらって1回寝たんだけど、あっちの部屋が寒くて目が覚めちゃって。実は、プリトヴィツェ国立公園からザグレブまでのバスが運休になったっていうメールが来てさ・・・。

私:ええっ!!!(私はこの話をこの初めて聞きました)

パパ:午後6時半発の最終バス(=私たちが予約していたバス)は運休だけど、午後5時台のバスに空席があって、その会社はEチケットOKだったから、席が埋まっちゃう前に今すぐ取るわ。ここならホテルのwifi使えるしさ。

私:わかった。大変だろうけど、よろしくね。私、もう寝るわ・・・。

パパ:俺、隣の部屋寒いから、ここで寝るわ。

【1:40】私、就寝。

共用スペースに陣取り、対応に苦慮するパパ。深夜にもかかわらず、結構他の宿泊客の出入りがあったそうです。

パパの奮闘

【1:40】「Get by bus」からのバウチャーは受け取ったので、あとは、Webサイトでバスのチケットを購入するだけ。

簡単ですよね。

簡単なはずです。

しかし、いくつものハードルがあったようです。

ハードル1:メールのリンクからの購入がなぜかうまくいかない

パパ、まずはメールのリンクからサイトに飛び、チケットを購入しようとしますが、何回やっても、1人分の席しか購入できません。

どうして人数を選択できないんだ・・・。ひょっとして、あと1席しか空いていないとか!?

ハードル2:ログインしないとバウチャーが使えない

それならばと、google検索からget by busのサイトに入り、バスの行き先、日付から検索。すると、まだ空席は6席ありました。

ここからバスを選択して、予約しようとしますが・・・。

ログイン画面が出てきました。

うっ! ログイン・・・。Get by busのサイトのログインパスワード、何だったっけ・・・。そもそも俺、数か月前にバスの手配した時、ログインして購入したんだったっけ・・・。

パスワードをメモしていなかったので、ログインしないで購入しようとしましたが、支払い画面でバウチャーコードがはじかれました。

ログインしないと、バウチャーが使えないのか!!

ログインパスワード・・・。

同じパスワードは危険だと言われて、パスワード、いろいろ変えてるんだよなぁ・・・"(-“"-)"

「get by bus」のログインパスワード、資料の中に書いておく必要があったのに思いつかなかった・・・。

その後、どこをどう操作したのか、パスワードはわかりませんでしたが、奇跡的にログインに成功!(以前入力したパスワードが保存されていたのかな) チケット購入画面に進むことができました!

料金53ユーロ。42ユーロのバウチャーコードを入力後、無事、差額11ユーロと出ました。

よし、ここまで来たぞ!

11ユーロの海外決済に失敗

パパは、所持している楽天カードのカード番号など、必要事項を入力。

そして、「購入」!!

よし、これで、また1つ、トラブルを乗り越えた!!!

はずだ!

・・・・・・。

数秒後、「決済に失敗しました」と表示されました。

えっ・・・。

わずか11ユーロの決済に、失敗・・・。

まさかのカード番号入力間違いか!?

バスの残席、あと6席しかないのに!!!

パパはもう1度慎重に入力後、決済。

またも、「決済に失敗しました」との表示。

これは、座席が売り切れたのでも、入力間違いでもない。

わずか11ユーロの決済で、カードのセキュリティロックがかかったに違いない!

セキュリティロックには、日本で航空券を購入する時に散々苦しみましたが、あれは高額の決済だからだったはず。

海外からのアクセスだったからわずか11ユーロ(1,650円)でもはじかれたのでしょうか・・・。

ともかく、決済に失敗しました。

このままでは当日、現地のインフォーメーションでバスを手配できるか聞いてみるしかありません。運休した分のバスチケットの料金は、バウチャーに変えてしまったので、もう返金対応は受け付けてもらえないでしょう。

支払い済みの39ユーロが。。。

それはあきらめるとしても、行程上の空白が問題だ・・・。

パパ:(ひょっとして、俺のスマホはアンドロイド。ママのi-phoneならいけるんじゃないか)

寝ているママを起こしたくはないけど、バスはあと6席なんだ・・・。

深夜の突破劇

【2:00】私と子どもたちが寝ている部屋に、侵入者が。

パパ:ママ、ママ・・・(私を起こしに来た)

私:んん・・・、どうしたの?

パパ:バスのチケットが取れなくて・・・。ママのi-phoneなら取れるんじゃないかと思って・・・。

私:ちょっと待って・・・。

起き上がって部屋の外に出ると、テーブルの上にはパパの奮闘の跡が。ワインも結構減っていました。

パパから、残席が6席あって、購入できそうだけれど、なぜか11ユーロの決済ができない旨、状況を聞きました。

パパ、ずっとがんばってたのね・・・。

何せあと6席ですから、ここで取らないと、このEチケット対応可のバス会社のバスは明日には確実に埋まってしまいます。最終バスですし。

パパは、スマホによる慎重な入力を何度もやって、疲弊していました。だって、家族4人分のフルネームと、カード番号とか、もう何回入力していることか・・・。

パパ:今、日本は午後7時。午後5時半までなら、IP電話を使って日本の楽天カードのコールセンターに電話して、セキュリティロックの確認と解除をお願いできたと思うんだけど、もうコールセンターも終わった時間だ。

私:イオンカードでやってみる?

パパ:これまで、航空券のインターネット決済で、楽天カードでダメでイオンカードでできた例はなかった(海外キャッシングを除く)けど・・・、ダメ元でやってみるか・・・。

(パパ、ワインをラッパ飲みして気合いを入れる)

そして、パパは今日何回目かの入力をするのでした・・・。

それでダメなら、私のi-phoneでやってみます。

多分i-phoneでもダメなんでしょうけど・・・。

ここまで来て、カードのセキュリティロックか・・・。
ああっ、もうどうすればいいんだ! ワインを飲んで気合いを入れるパパ

突破!

今度は、イオンカードのカード情報を入力。

支払いボタンをポチッ。

くるくる表示が出た後・・・・。

何と、決済に成功しました!!!

ウソ!?!? 

どうして成功!?

わかりませんが、とにかく、やった~~!

メールで、4人分のQRコードも送られてきました。

スマホの電池切れに備えるため、すぐさま私のi-phoneにも転送。2人で所持します。

私もホッとしました。

この時の楽天カードの決済不能について、セキュリティロックによるものなのかの確認はしていません。ただ、2度にわたってパパが入力ミスをしたとも考えにくいです。

深夜2時20分のことでした。

やった! イオンゴールドカードで、11ユーロの決済に成功!

もう1つのミッション

2人ともすっかり目が覚めてしまったので、もう1つのミッションにチャレンジすることに。

明日の午後、ドゥブロヴニクで使う予定の「ドゥブロヴニク・パス」の購入です。これは、ドゥブロヴニクの主な観光施設入場と路線バスの利用ができるお得なチケットで、1日券で1人35ユーロ。

ネット販売のみで、メールでパスが送られてくるようです。

無事にドゥブロヴニクに着けるか不安もあったので、何となく、日本では手配せず、現地で買えばいいかと思ってここまで来たんですよね・・。

今決済できたイオンゴールドカードなら、ドゥブロヴニクパスも買えるんじゃないか!

そう思い、webから購入を試みましたが、イオンゴールドカードで決済に失敗。

楽天カードでもやってみましたが、こちらも決済に失敗しました。

ドゥブロヴニクパスは、2枚で70ユーロと、さっきよりも高額だけど・・・そんな、5万円以上の買い物をしようっていうわけでもないのだし、どうしてセキュリティロックに引っかかっちゃうんだろう・・・。

ドゥブロヴニクパスについては、現地の観光案内所で買えないか、聞いてみることにしました。

この後、朝の登山のルートについてパパと確認。

【2:30】私とパパ、就寝。

パパは、結局私たちの部屋で一緒に寝ることに。

朝5時まで、2時間半寝られます。

ダブルベッド1台に、家族4人でぎゅうぎゅうになって寝ました。

その後、朝の登山ルートの確認を行いました(モンテネグロではahamo使えないので、紙の地図が頼りです)。

2時間半後に起きる次回に続きます。

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