陸路、シンガポールからマレーシア:マラッカへ(2歳&5歳:子連れシンガポール・マレーシア旅 ♯31)

シンガポールから国際長距離バスに乗って、マレーシアのマラッカを目指します!

【これまでの旅程】
1日目:朝5時、東北地方の自宅をマイカーで出発。午後1時、羽田空港着。ベトナム航空便で5時間、ハノイへ。空港泊。

2日目:朝、ベトナム航空便で3時間半、シンガポールへ。MRTで移動しホテルチェックイン。ダックツアー、ワンダー・フル、OCBCガーデン・ラプソティーを鑑賞。

3日目:マーライオン・パーク、シンガポール動物園、ナイトサファリ観光。深夜12時にホテル帰着。

4日目:シンガポール・フライヤーに乗車後、フェリーでインドネシアのビンタン島へ。送迎車でホテル到着。夜、ホタルツアーに参加。

5日目:ビンタン・スパ・ヴィラ・ビーチ・リゾートで、終日ビーチ遊びとプール遊び。

6日目(今日):朝5時起床、6時にホテル出発。ホテルの送迎車で港へ行き、フェリーに乗ること1時間、シンガポールに渡って来ました。

タクシーでゴールデン・マイル・コンプレックスに移動して、タイ料理のランチ。その後、マレーシア・マラッカ行きの国際長距離バスに乗車しました。

【13:40】ネットで予約した際にメールで届いたバウチャーを見せて、乗車OK。

このバス、国際長距離バスだけあって、席の作りがゆったりしています。

スーツケース2つとバッグ1つ、ベビーカーは、バスのお腹に格納してもらいました。

車内持ち込み荷物は、上の荷物棚に入れることができます。

【13:45】マラッカ行きバス、出発。

どんなジャーニーになるのか・・・。

【2017.7 子連れシンガポール・マレーシア旅行:6日目その3】

バス代は片道3,600円

マレーシアのマラッカまでは、250km、所要時間4時間。

高速バスなので3時間くらいで行きそうなのですが、途中に国境があるので、プラス1時間かかるのでしょう。

利用したバスは、「707inc」社のバス。

日本でネット予約し、チケット代は1人16シンガポールドル。2歳の次女は無料(私のひざ上)だったので、3人分で45ドル(3,600円)をクレジットカードで事前支払いしていました。

家族全員で3,600円でマレーシアに移動できるなんて、何てお手軽なの~~(^^)/

超快適! マレーシア行きのバス

このバスは、3列シートのゆったりしたバスでした。

もちろんシートは若干のリクライニングができ、フットレストもあります。

横だけでなく縦方向にもゆったりしているので、次女を抱っこして乗っていても全くストレスなし!

【13:55】5分ほど走り、別のバス停に止まりました。

あれっ? さっき出たばっかりだけど・・・。

シンガポールの街中ではもう1か所、合計3か所くらいでお客さんの乗り込みがありました。

出発直後、次女が騒ぎ始めました。

2歳:まま、何か食べたい~!

2歳:ね、何か食べたい~!

2歳:何か食べたい~!

むむむむむ・・・。

あなたの「何か」って、お菓子のことでしょ~~( ;∀;)

しょうがないな・・・。

お菓子を一通り食べさせると、長女も次女も寝てしまいました。

お昼ご飯を食べた後だしね・・・。私も、少し寝かせてもらおう・・・。

3列シートの豪華なバスで、しゅっぱ~つ!
出発直後。ここのバス停にも止まって、お客さんを乗せます。
お菓子を食べ終わると、スヤスヤと寝てくれました。

国境に到着

【14:30】みんなで寝ていると、バスが停車しました。

ん??

ドヤドヤと、乗客が次々に降りて行きます。

ってことは・・・、特に案内はないけれど・・・、マレーシアとの国境に到着したに違いありません。

バスの窓から外を見ると、バスのお腹に積んだスーツケースを、運転手さんが1人でヨイショヨイショと猛スピードで出していっています。

あ、みんな降りなきゃなんだ・・・。私たちも急がないと・・・。

寝ている子どもたちを起こして、手をつないでバスを降りました。

忘れ物はないよね・・・。

皆さん、バスから出されたスーツケースを引いて、目の前の大きな建物の中に入って行きます。

ここは「Woodlands Checkpoint」。シンガポール側の国境検問所です。

シンガポールを抜ける際、荷物のチェックも受けなくてはならないんですね。運転手さんが全員のスーツケースを問答無用でバスから降ろす理由が分かりました。

私たちも自分たちのスーツケースを押し、建物へと向かいます。

国境警備の警官に呼び止められる

パパは、バスから降りると、いつものようにビデオ撮影を始めました。

そこに、同じバスに乗っていた中学生くらいの男の子が、やや強い口調で、英語でパパに何か言っていました。

男の子:ここは写真もビデオも撮影禁止だよ! ほら、あそこに書いてあるでしょ!!

確かに、壁に、「NO PHOTO」と書いてあり、カメラやビデオカメラのイラストにバツが描かれていました。

マズイマズイ、ここ、国境だもんね(^^;。

パパ:あ、すみません、ほんとだ・・・ごめんなさい・・・。

そう言って、パパはビデオカメラの電源を切り、バッグの中に片づけました・・・。

片づけようとしました・・・。

そこに、制服を着た男性が早足でツカツカと歩み寄って来ました。

ん??

国境を警備する警官だ!!

警官:ビデオを撮影しただろう。ビデオを出しなさい!

そう言うやいなや、パパの手からビデオカメラを無理矢理奪い取ったのです!

マ、マズイ!!

下手すると、SDカード没収か、ビデオカメラそのものの没収だ!

絶対にどちらも避けなければ!

パパはあわてて警官から再びビデオカメラを奪い取り、「今消します!今消します!」と日本語で叫びながらビデオカメラを再生モードで操作。

国境の建物が写った、さっき撮影した分を特定し、警官に見せながら当該部分を再生&消去。

警官も、動画の該当部分が消去されたのを確認できたようです。

警官:わかった、以後、気を付けるんだぞ。

そう言うと、私たちを解放してくれました。

良かった~~、没収とかされなくて!

それにしても、パパが警官の手からビデオカメラを奪った時は、生きた心地がしませんでした(^^;。

シンガポール出国!

警官とやりとりを続けている間に、一緒にマラッカへ向かうバス同乗者の皆さんは階段を登ってどんどん先に行ってしまい、誰も姿が見えなくなっていました。

あわててみんなの行った方に歩いていきます。

国境のイミグレーションは大変広く、スーツケースを引っ張って進み、出国審査のカウンターに並びます。審査は2~3言の質問で、難なくクリア。

イミグレーションを出た外に、私たちのツアーバスが待っていました。

私たちがバスにたどり着いたのは一番最後。

警官とひとモメありましたから(^^;

遅くなってすみません~~(^^;

5分くらい遅れたでしょうか。運転手さんは心配そうに待ってくれていました。

私たちが乗り込むと、バスは再び走り始めました。

大きな川にかかる長い橋をわたります。橋を渡った先が、マレーシアです。

マレーシアに入ると、車窓から見えてきたのは高層ビル群。

ここは、シンガポールとの国境の街、ジョホールバル。マレーシア第2の都市で、窓から見える景色は大都会そのものです。

長い橋を渡ります。向こう岸がマレーシアのジョホールバルです。
ジョホールバルの街並み。高層ビルがあって、シンガポールみたいです。

トイレ休憩かな??

【15:10】橋を渡って少し走った街中のバスターミナルみたいな場所で、バスが停車しました。

ん? また停まった?

今度はトイレ休憩かな? 

走り出したばかりだけど・・・。

乗客は皆、バスを降りていきます。

みんな、トイレに行くのね・・・。

バスのシートに座ったまま動かない私たちを見て、乗客の若い女性が英語で何やら話しかけてきました。

女性:あなたたちはここで降りなくてはなりません!

?? トイレを促すには、ちょっと強い口調です。

窓からバスの外を見ると、バスの運転手が1人でせっせとバスのお腹に積んだスーツケースを片っ端から外に出しているではありませんか。

ん?? あの、取りあえず全部出してまえ的な出し方は!!

さっき、シンガポールのイミグレーションで見た光景と一緒だ!

そうなんだ、ここでも全員が一時降りて、スーツケースを引っ張って行かなければならないんだ!

ようやっと理解しました。

私たちが着いた場所は、川の対岸にあった、マレーシア側のイミグレーションだったのです。

てっきり、さっき1回イミグレーションをくぐり抜けたので、すっかりマレーシアに入国した気分になっていたのですが、さっきのはシンガポールを出国しただけで、マレーシアへの入国手続きはまだだったのです!!

バスに乗ってるのに、2回も全員の荷物をバスから出さなくてはいけないなんて・・・。運転手さんも大変です。

ああっ!

ここで1つハプニングが・・・。

みんなが続々と荷物を引っ張ってマレーシア入国手続きのため建物の中に入って行く中、また私たちが最後だ!

ガチャガチャ~ン!!

パパ:あああっ!!

パパ、やや慌ててしまったのか、背中のリュックのチャックが少し開いていたみたいで、リュックの上部に入れてあったビデオカメラと一眼レフカメラが、バス降車時にバッグからこぼれて道路の上に落ちてしまったのです!

あわてて道路に転がった一眼レフカメラとビデオカメラを拾い上げます。でも、もうみんな建物に向かって歩き出していて、残るは私たちだけ。

今はバスの皆さんとの団体行動中。シンガポールのイミグレーションでは警官ともめて皆さんを少し待たせてしまったので、今度は遅れたくない。

とりあえず入国手続きに行かなくては・・・。

イミグレーションの列に並んでいる時に、カメラとビデオカメラの動作チェック。幸い、奇跡的にどちらも無事でした・・・。

良かった・・・。

ビデオカメラはともかく、一眼レフはヤバいと思いました・・・(^^;。

海外旅行保険で、携行物の損害保険も入っているのですが、これ以降機器が使えなくなると、お金の問題ではありませんから・・・。

イミグレーションのほうは、パスポートを確認されたぐらいで難なくクリア。

建物がきれいで、トイレもきれいそう。今のうちにトイレに行っておこう・・・。

マレーシアの高速パーキングエリアのトイレとか、どんなのかわかりませんし・・・(^^;

私たちも、今度は遅れることなく、国境の向こうで待機していいたバスに乗り込みました。

マレーシア側のイミグレーションの建物に到着。最初、トイレ休憩かな、と思ってのんびりしてしまいました(^^;
前に座っていたシンガポール人の男性。私たちの荷物の持ち運びを手伝ってくれました(^^)/

バス、再出発

【15:40】バスが再出発。

ここからマラッカまで2時間以上かかります。バスの中で休憩したいな・・・。カーテンを閉め、お休みモードにもっていきたいのですが・・・。

2歳:まま、なんか食べたい~!

2歳:なんか食べたい~!

パパ:また始まったぞ、「なんか食べたい」が・・・。

もう、お菓子をあげるまで黙らないんですよね(^^;

バスは、高速道路を走っていきます。

子どもたちは元気そのものですが、私は眠い・・・。

子どもたちに日本から持ってきたゼリーを食べさせながら、スヤスヤ・・・。

子どもたち、すっかり目を覚ましてしまいました。
長女はソーダ味のゼリー、次女はスナック菓子を食べています。

バスの違和感

このバス、どうも変だ・・。

何か変だ・・・。

あっ、何が変って、アナウンスが一切ないんだ!

そうなんです、このバスは運転手さんが1人で運行しているんですが、国境をまたぐ国際バスでありながら、ここがどこか、皆で降りるのか希望者だけが降りるのかというようなアナウンスが一切ないんです!

だから私たちも、国境をトイレ休憩のPAか何かと勘違いしてしまったんですね。

普通、「ここが国境です」とか、「全員降りてください」などの、何らかしらのアナウンスがあり、私たちでも内容は理解できたはずです。

バスで国境越えするのが初めての人もいるんだからさ・・・。

1時間くらい走ると、子どもたちも眠たくなってきたようです。私は超眠い・・・。
長女は私の上でぐっすりです。私も爆睡中。午後4時45分頃。

トイレ休憩

【17:10】走り始めてから1時間半。

尿意を感じて、ふと目が覚めました。

できれば、おしっこ行きたいな・・・。このバス、トイレあるのかな・・・(確か、後方にあったような気がします。忘れてしまいました)。

1度くらい、トイレ休憩、ありますよね。

そろそろじゃないのかな・・・。

ずっと起きていたパパに聞いてみても、やっぱりバスはここまでノンストップだったそう。パパもトイレに行きたいようです。

そう思っているうちに、バスは高速道路を下りて、下道へ。もう、街なかを走行しています。

もうすぐ、到着予定時刻になりますし、このまま、トイレ休憩なしなんですね!!

街なかは結構な渋滞。

これでは、到着予定の午後5時50分着は難しそうです。

ううう、到着まで、何とかお○っこ我慢しないと・・・。

国境でみんなでトイレに行っておいて、ホントに良かったです~~(^^;

長女も目を覚ましかけています。
起きて、車内で元気に遊び始めました。「犬のおまわりさん」とか歌ってましたね~。
高速道路を下りると、渋滞が待っていました。

マラッカ・セントラル・バスターミナルに到着

【18:10】マレーシアに入国してからノンストップで走ること2時間半、マラッカのバスターミナルに到着!

渋滞の影響で30分ほど遅れ、シンガポールを出てから、4時間半後の到着でした。

まずは、トイレに行きたいっ!

降りる直前、次女もウンチしたし!

そして、マレーシアリンギットへの両替もしないと!

「マラッカ・セントラル・バスターミナル」に到着しました!
いろんなバスがいました。ターミナルの建物はあちら。

1泊3,800円(注:家族4人分の合計)のホテルにチェックインする次回に続きます。

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