ヤンゴンからマンダレーへの夜行バス移動は便利で快適(2歳&6歳:子連れミャンマー旅 ♯15)
【これまでの旅程】
出国前日:1週間39度前後の発熱が続いた次女の熱が出発日の朝下がり、夜9時に家出発。車中泊。
1日目:離陸90分前に成田空港到着。午後4時30分ヤンゴン着。タクシーでホテルへ。具合の悪い私をホテルに残し、パパと長女の2人で、ヤンゴンの街のレストランで夕食&シュエダゴォン・パヤー見学。
2日目(昨日):朝4時起床。ギロチンエレベーターを体験。朝食後タクシーでダウンタウンに向かい、両替。徒歩でスーレーパヤーに向かい、ミャンマーのかわいい女の子たちと記念撮影。その後タクシーでヤンゴン動物園へ。ゾウ乗りは失敗したものの、ゾウのエサやりなどを楽しみました。
300mの距離を猛暑に負けてタクシーでレストランに向かいますが道を勘違いされ、超大まわりに。たどり着いたレストラン「ガーデンビストロ」は超おいしいレストラン。その後、ハッピーワールド、シュエダゴォン・パヤーとまわりました。
ホテルで準備をし、タクシーでアウン・ミンガラー・バスターミナルで食事。マンダレー行きの夜行バスに乗り込みます。
前日の夜、アウン・ミンガラー・バスターミナルで生ビール小ジョッキを3杯堪能して(パパ)マンダレー行きの「JJ Expless」の夜行バスに乗り込んだ私たち。
【21:30】定刻どおりバス出発
バスに乗り込むまでと、乗り込んでからの一部始終は前回の記事で紹介していますので、検索でこの記事にたどり着いた方は、前回の記事からお読みください。
【翌1:00】途中1回だけ、首都ネービードーの高速PAでトイレ休憩がありました。私は寝ていましたが、パパはトイレに行ってきたようです。
マンダレー到着予定は朝6時30分。日の出時刻は朝6時30分なので、明るくなったら到着だな、と思っていました。
ところが、まだ真っ暗な午前5時30分、私たちは全員たたき起こされました。
あ、言うの忘れてました、バスの中は冷房がよく効いて、寝るには寒いです。ヒートテックやカイロなどで暖を取れば快適に眠れます。
私たちは当然ながら万全の準備で、広々としたシートでぐっすりでした。
【2018.2 子連れミャンマ―旅行:3日目その1】
到着予定時刻の1時間前に異変が
【5:30】到着予定は翌日の朝6時30分だったので、朝6時に携帯のアラームを合わせてぐっすり寝ていた私たちですが、まだアラームの鳴る前、午前5時30分に、がやがやした雰囲気に目を覚まします。何やら、皆、荷物を持って、バスを降りているではありませんか。
私:あれ? 何があったの? もう着いたのかしら?
パパ:どうも、ダウンタウンに行く人はここでバスを乗り換えるらしい。
私:じゃ、私たちはダウンタウンのほうに行きたいのだから、ここで降りなきゃいけないのね! でも、ダウンタウンのどこに行くのかしら?
パパ:事前情報がないから全然わかんない。わかりにくい所には行かないはずだし、とりあえずダウンタウン行きのシャトルバスに乗り換えよう。
私:そうね・・・。でも、どうしよう、子どもたち2人ともぐっすりだ・・・(^^;。
てっきりこのバスはマンダレー郊外のバスターミナル行きだとばかり思って乗り込んだ私たちでしたが、どうも、希望者はダウンタウンまで連れて行ってもらえるみたいです。そんな情報も案内もなかった(もしくは気付かなかった)からわからなかった・・・。
出発時に、ダウンタウンですか? バスターミナルですか? と一人一人に聞いていたので、ひょっとしたらダウンタウンまで行ってくれるかも・・とはちらっと思いましたが、バスを乗り換えるのは想定外でした。
でもまぁ、これはラッキーです。
マンダレーのバスターミナルは、マンダレーの南、8kmほど離れた郊外にあり、何でもそこにはボッタクリタクシー&バイクタクシーしかいないらしい・・・という未確認情報を得ていて、バスを降りた後はボッタクリタクシー軍団とのひと戦を覚悟していたので、その戦闘を回避できるのはすばらしいことなのです。
でも、子どもたちはぐっすり。起こしても、起きるかどうか・・・。そんな間に、他の乗客は次々とバスを降りて行きます。
パパ:ママはバスを降りる準備して! 俺はとりあえず先に降りて、スーツケースを次のバスに積み替えてから、まだ戻って来るから。そしたら2人で1人ずつ子どもを抱っこしてバスを降りよう。
私:わかった!
かくして、パパは足早にバスを降りて行きました。
荷物はパパに任せ、支度をしていると、周囲のがやがやした雰囲気で、長女が目を覚ましました。ラッキー!! 長女さえ自分で歩いてくれれば、次女は私が抱っこして行ける!
長女はそのまま目を覚ましてくれ、自分で歩いてくれました。
私たちがほぼ最後にバスを降りようとすると、コワモテのミャンマー人の運転手が笑顔で「いそげ。はやく。」と、日本語で子どもたちに話しかけてくれてびっくりしました。
ミャンマー人から日本語を聞いたのは初めてで、しかもそれがこのいかついおじさんとは・・・(^^;
私たちがバスを降りるとき、ちょうどパパが荷物の積み換えを終えて戻って来ました。
シャトルバスへ
バス乗り換えの時、ここはどこなんだろうと思って周囲を見渡してみたら、近くに広い駐車場があって複数のバスが止まっていましたので、ひょっとしてここは「マンダレー郊外のバスターミナル」の脇の辺りだったのかもしれません。
ダウンタウンへのシャトルバスに乗り込んで一息。
ふ~~っ。
みんなでバスを降りることになったときは、一瞬、バス強盗か何かかと思ったよ・・・。
15分ほど停車して次々とお客さんを乗せ、満員になると、バスはダウンタウンに向けて走り出しました。
私たち、ダウンタウンのどこに行くバスなのか、わかっていないんですけどね(^^;
外は明るくなってきました。
どこに行くんだろう・・・。
バス停に止まりましたが、どこか全くわからないので、終点まで乗ってみることにします。多少郊外に連れて行かれたとしても、終点であればぼったくりタクシーくらい待っているでしょう。
【6:30】走り出して15分ほど。途中、2~3か所に停車しつつ、バスが終点に到着。みんなが降りるので、私達も降ります。
そこは、冒頭で掲載した写真の所、マンダレー駅の東口(正面側)でした。
マンダレー駅か! それならダウンタウンじゃなくて、駅に行くって言ってくれればいいのに・・・(^^;。とりあえずわかるところで良かった~~~。午前6時30分、定刻通りの到着ですね。
情報不足もあってびっくりすることもありましたが、終わってみればバスの中はとても快適、かつマンダレー駅まで連れて来てくれるという便利さ。
ヤンゴン→マンダレーは、3列シートのVIPバスでも1人2,490円×3席分で約7,500円。
距離にして570km。東京から東に盛岡、西に神戸くらいまでの距離です。
この移動で家族全員で7,500円、そして快適。夜行バスなので観光時間のロスもなし。
ミャンマーの長距離移動で、夜行バス、私は強くお勧めします(^^)/
ボッタクリタクシーの呼び込み
写真で見たことのあるマンダレー駅の前に着いて安心した私たち。ですが、明らかに大荷物でタクシーがないとどうにもこうにも動けないことが明らかな私たち。
すぐに、バスの周囲を取り囲んだボッタクリタクシー軍団の1人が声をかけてきました。
私たちの泊まるホテル「79リビング ホテル」は、マンダレー駅の西口(裏口)すぐのところ。ここからは駅を挟んで反対側です。
駅を通り抜けるには長いこ線橋を渡っていかなくてはならず、スーツケース2個を引きずっての徒歩移動は無理だと判断。しょうがない、ボッタクリタクシーを利用します。
パパ:私たちのホテルはここです。いくら?
太った運転手:7,000チャットだな。
パパ:おいおい、こっちは地図も持ってるんだ、ほんの駅の裏側に行くのに7,000はないだろう! 2,000チャットにしてくれ。
太った運転手:(2,000なんてとんでもないという顔で)ほんのすぐ裏側だけど、ぐる~~~っとまわらなくちゃならないんだ! う~~~ん、じゃ、4,000チャットだ。
パパ:(う~~ん、ちと高いが、大荷物だしな・・・。)OK・・・(交渉成立)。
地図で見ると、ぐるっと回っても800mくらいです。どう考えても外国人基本料金の相場の2,000チャットで行くはずだけれど・・・。いい商売ですな太った運転手さん!
太った運転手さんは喜んでスーツケースをタクシーに積み始めます。
大きめの車体なので、私たちの荷物も問題なくイン。その点は良かったです。
今日のタクシーチャーターを交渉
走り出すと、この太った運転手さん、陽気にカタコト英語で話しかけてきます。子どもたちに、名前は何て言うの?とか(^^)/
【7:00】5分ほど走って、「79リビング・ホテル」到着。4,000チャットお支払い。チップはなしよ。もともとが高いんだから。
ボッタクリタクシーには違いありませんが、マンダレーのタクシーの相場はヤンゴンよりも高いとの事前情報もあったし、この太った運転手さんに人の良さを感じたのか、パパがホテルの前で停車したタクシー内で、これからミングォンへ向かう港までの行きをお願いしてみます。
すると、ホテルから2.2kmの所にある港までは8,000チャットとのこと。
もう、2.2kmで8,000チャット(680円)なんて、相変わらずぼったくりなんだから。とりあえず、港までは5,000チャット(480円)にしてもらって交渉成立。
さらに、午後1時に港まで迎えに来てもらうことを依頼。そこは自分が行けないが、自分の兄のタクシーを手配するとのこと。
結局、その「お兄さん」と、太った運転手さんの携帯電話を借りて話し、午後1時に港まで迎えに来てもらうことを約束しました(^^)/。
79リビング・ホテルで荷物預け
時間が早いですが、ホテルに荷物を預けます。
小さいホテルですが、フロントの対応はていねいで安心感アリ。英語OKです。荷物を預け、ここで朝の支度をさせてもらます。
1階のトイレで、歯磨き。
そしてフロントデスクの前のソファーに座らせてもらって、朝ご飯です。昨晩、JJバスでもらったパンやケーキを食べます。
その後、タクシーが迎えに来る朝8時まで、30分の散歩に出かけます。
ここはマンダレー駅のすぐ裏側。朝のマンダレー駅の様子を見に行きたいなと(^^)/。
ミャンマーの列車って、どんな感じなんでしょうか。
次回に続きます。
※神秘の国を行く!子連れミャンマ―旅行記の第1話はこちら(全て無料)
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