バンドン市街地観光:アジア・アフリカ会議博物館と、グランドモスクの「上ったら下りられない」展望台(2018.8 子連れインドネシア旅 ♯26)

バンドン中心部のグランドモスクにて。ここの展望台が問題です・・・。

「2018.8 子連れインドネシア旅 ♯25:バンドンの朝とさまようタクシー~トラブル4~」の続きです。

タクシーにホテルを間違われながらも、何とかバンドン駅からホテルに到着した私たち。今日はこれからバンドンの市街地観光をし、午後、世界最大級の屋内遊園地、トランス・スタジオ・バンドンへ向かう予定です。

予定通りに行けばね(^^;

【インドネシア旅:6日目その2】

バンドン中心部へ

【10:15】フォックスハリスホテルのロビーで待つこと15分。タクシーがやってきました。これで、バンドンの市街地へ向かいます。

【10:25】「アジア・アフリカ博物館」の前で降ろしてもらいます。タクシー代は記録していませんが・・・、確か20,000ルピー(160円)前後だったと思います。

バンドン中心部を東西に横断する「アジア・アフリカ通り」。アジア・アフリカ博物館前で撮影。

すぐに博物館の中に入らず、しばしバンドンの美しい2つのメイン通りで写真撮影をします。

こちらは南北に続く「ブラガ通り」。ベンチがたくさん置いてある、美しい通りです。
こんな写真も面白いです(^^)/
次女とパパで、はいポーズ(^^)/ いい顔してます!

アジア・アフリカ会議博物館

【10:45】アジア・アフリカ博物館入場。立派な博物館で冷房も効いていますが、入場料は無料です。受付で記帳だけして入ります。もちろん、大きく日本語で記帳してきましたよ(^^)/

1945年、日本の降伏と同時に誕生したインドネシア。その後4年間、オランダやイギリスとの独立戦争を900人以上の日本人とともに戦い、1949年にハーグ条約を締結して晴れてオランダをはじめ国際社会から独立を認められます。そのわずか6年後の1955年に、反植民地主義を訴えて初代大統領のスカルノがアジア・アフリカ諸国29か国を集めてこのバンドンの地で開催したのが「第1回アジア・アフリカ会議」。

その会議の会場になったのがここです。

インドネシア建国の歴史は過去の記事でまとめていますので、良かったらご覧ください。

館内には、会議の参加国の紹介や会議の様子、近代史の資料などが展示されています。

反植民地運動について紹介する展示。
ここにも日本が出ているね。
【11:05】日本の国旗もあったよ~~~(^^)/(左下)
1955年の写真と。かまぼこ型の断面が特徴的な会議場です。
会議場に入場。かまぼこ型、当時のままです。
【11:15】参加国の旗が飾られています。
日本の旗の前で、並んで~~~(^^)/

あれ?長女の黄色いリュックがない・・・。<トラブルその5>

見学中、長女が「のどが渇いた」と言い出しました。

お茶お茶・・・。

長女の黄色いリュックの中に入れていたはず(^^)/

え~と、黄色いリュック、黄色いリュック・・・・・・。

あれ? 

やっぱり。長女の黄色いリュックがない。

長女のリュックに中にはお茶とお菓子やおもちゃを入れて、ずっと長女自身にかつがせていましたが、どこにもありません。

あれっ? ホテルの部屋に置いてきたんだっけ? いや、違います。

よく記憶をたどれば・・・、ホテルの部屋に入ったとき、すでになくなっていたことに気が付きました。

あれ? 朝、バンドン駅で朝食を食べた時は確かかついでいた・・・。

あっ! あのタクシーの、バゲッジスペースだ!

はっきりと思い出しました。あの、ホテルを間違えた人の良さそうなボケボケおじさんのタクシーの中で、長女のリュックが邪魔で、ベビーカーと一緒に後ろのバゲッジスペースに置いたんでした。タクシーを降りる時に、荷物は運転手さんが降ろしてくれたんですが、運転手さんがベビーカーだけ降ろして、子どものリュックを降ろし忘れたんです。

そして、それを私も気が付きませんでした。

そしてあの抜けているおじさんも、出発前の車の中の忘れ物チェックをしなったんです。

さ~て困った。お菓子くらいならいいですが、あのリュックの中には長女の電子教材と、幼いころからず~っと大切にしていて必ず一緒に寝ているお人形が入っています。

私:やっちゃった・・・。朝のタクシーの中に忘れた・・・。

パパ:外国のタクシーでの忘れ物なんか、あきらめるしかないよ。あきらめよう。

私:でも、とても大事なものが入っているの。何とかならないかしら・・・。

パパ:あのうっかりしたおじさん、あいつはああ見えて、正体は悪いやつだ。たとえ忘れ物に気付いても、ホテルまで届けてくれる可能性は皆無だな。あのタクシー、朝バンドン駅で捕まえたから、バンドン駅で半日くらい張り込みしてれば見つけられそうだなぁ。

私:なるほど・・・。何とか回収したいなぁ。

パパ:全員で張り込みは暑いし厳しいから、みんなはホテルでプール遊びでもしてもらって、午後、俺一人で駅に張り込みに行こうかな。

私:私、タクシーのナンバー覚えてる! 確か〇〇〇だった。

パパ:タクシーのナンバーなんて、よく覚えてたね!!! 

私:ミャンマーに行ったとき、チャーターしたタクシーがわからなくならないようにナンバー覚えたでしょ? あの時のクセがあって何となく・・・。

パパ:すごいな。ナンバーがわかれば、タクシー会社も運転手に連絡取ってくれるかもしれない! ホテルの人から、ブルーバードタクシー社に電話して聞いてもらおうか。じゃ、この周辺だけ観光してしまって、その後いったんホテルに戻ることにしよう。タクシー会社がダメだったら、俺、駅に張り込みに行くわ。

私:うん!

かくして、この後、タクシーで屋内遊園地へ向かい、そこでお昼ご飯&遊園地を遊びつくすという予定を変更、この周辺の観光終了後にいったホテルに戻り、お昼ご飯もホテルのレストランで摂ることにしました。

屋内遊園地は、その後、時間があれば、ホテルから向かうこととします。

「アジア・アフリカ通り」を歩く

【11:30】忘れ物対応の方針を決めて、少しスッキリした気分で博物館を出てきた私たち。でも、観光は放棄しません(^^)/

続いては、博物館前の目抜き通り「アジア・アフリカ通り」を100mほど歩いて、バンドンの中心「グランドモスク」に向かいます。

右端に、観光循環バスが見えます。私たちは残念ながら利用しませんでした。
「アジア・アフリカ通り」。博物館からグランドモスク方向を望む。

通り沿いに、いくつかのアート作品や、写真の撮影スポットが配置されていて、遊び心満載。ついひとつひとつで写真撮影など行ってしまいました。

サッカーのキーパー。これ、路上にあります(^^)/。
インドネシアの人気俳優かな?
こんな感じで配置されています。
この門は、オランダの植民地時代に建てられた門でしょうか。
アートがかっこいいです。

グランド・モスクとその周辺

グランド・モスクの周辺は公園になっています。たくさんの人がベンチに座ってのんびりしています。

のどかなグランドモスク前の様子。

人工芝の広場があり、子どもたちがサッカーを楽しんでいました。ここに入って遊ぶには靴を脱いで入らなくてはいけません。

早速、ちょっとした遊具があったので遊び始める子どもたち。

遊んでいると、インドネシア人の若いお姉さんに、写真撮影を頼まれました。長女は慣れっこですが、次女は怖がります。若いお姉さんだから大丈夫かと思ったんですが・・・(^^;

わ~~い。インドネシアで初滑り台です。ジョグジャカルタでは公園行かなかったもんね。
健康器具のようなものもありました。
若いお姉さんと記念撮影。

【11:50】グランド・モスク着。ここは靴を脱いであがらなくてはなりません。たくさんの靴が脱いであります。私たちも靴を脱いで中に入ることにします。

中は、ただっ広いだけで、何もないという印象。ひんやりしていて涼しいです。マレーシアの国立モスクとはちょっと違った感じですね。あまり、歴史的な匂いはしませんでした。

2階も行きましたが、大きいだけで何もありません。

つまらないので、すぐに展望台に向かいます。

グランドモスクの展望台と。
中で遊んでいる子どももいました。
内部はがらんとしていて何もありません。

グランドモスクの展望台へ~まさかの片道切符エレベーター~

さて・・・。グランドモスクには展望台があり、エレベーターで上まで登れるという情報は得ていましたが、円筒形のタワーは2基あります。どっちが登れるんだろう。エレベーターの入口はどこ? どちらのタワーの根元も行ってみましたが、よくわかりませんでした。

その辺にいたおばちゃんに聞いてみます。

パパ:タワーに上れますか?

おばちゃん:〇×〇×~~~~!(インドネシア語)

そうだった! 英語は若者じゃないと(^^;。。。

そうこうしていると、警備をしているおじちゃんが寄ってきました。

警備員:タワーに行きたいのか? こっちだ、ついて来なさい。(そうして私たちを誘導し始める)。どこから来たんだ?

パパ:日本からです。

警備員:お~~! 日本からか! ようこそバンドンへ! うれしく思うよ! ペラペラペラペ~ラ(英語)

パパ:ナハハ・・・(英語がわからない)

このおじさん警備員の人も私たちが英語話せないと察したのか、それ以上は会話しようとせず、私たちを北側のタワーの下に連れて行ってくれました。北側のタワーが上れるみたいです。

そこで、私たちについてきたおばちゃん。私たちにビニール袋を買えと勧めてきます。このおばちゃん、脱いだ靴を入れるビニール袋を売る人だったんですね。1,000ルピー(8円)で、1枚購入しました。

エレベーター前の受付でお金を払うと、別の係員の人が一緒にエレベーターに乗って操作してくれます。入場料は大人が1人7,000ルピー、7歳の長女が5,000ルピー、3歳の次女が無料でした。合計19,000ルピー(160円)。

お金を払って、さぁ!

【12:15】ちょっと古いとおぼしきエレベーターで上まで上がると、いい景色が広がっていました(^^)/。

簡素な展望台ですが、いい景色です。
バンドンの中心市街地。高い建物はあまりありません。

見学していると、バカでかいボリュームでお祈りの声が・・・。イスラム教のお祈りの時間なのでしょうか。

簡素な小さい展望台です。10分ほどゆっくりと見学し、さてエレベーターで降りようかなと思ってエレベーターのほうを見ると、何人かの若者がエレベーターの前で座り込んでいます。

エレベーターの前で座り込むなんて、邪魔じゃない。若者たち、不良じゃあるまいし、人の迷惑になるようなことをしてはダメよん。

若者たちをよけてエレベーターのボタンの所に行くと、・・・ん?? エレベーターのボタンにガムテープが貼ってあります。

ん? ボタンを押しても反応がないぞ・・・。

私はようやく状況を把握しました。みんな、降りたいけれど降りられなくて困っていたんです!

みんな。下りのエレベーターを待っています。

私たちが上ってきたときは、すぐに上らせてくれました。ということは・・・、この展望台、上ってくる人がいたら降りられるという神頼みなシステムなのです!!

5分・・・。10分・・・。いつ来るかもわからないエレベーターをみんなで待ちます

う~ん、お祈りしたら来るのかな。

よく考えてみれば、ここにはトイレがありません。もし、このまま1時間エレベーターが来なかったとしたら。急に催してしまったら、男性は床でできるとしても、女性は床にするのはかなり勇気がいりますかなりのピンチになると思われます。

しかもこの人数。1人や2人ではありません。私が催さなくても、誰か他の人がピンチを迎えるでしょう。

私は、おむつの替えを所持しています。いざとなったら、ピンチになった人におむつをあげよう。はけなくても、そこを目指して用を足すことはできます!

また、非常階段も見当たりません。もしエレベーターが故障したら、下りられなくなります・・・。わかった! その時はみんなで扉をこじ開けて、エレベーターの機械の中を数十メートル、はしごで下りるシステムに違いありません!

この世界に、こんな冗談みたいな展望台があったとは・・・(^^;。

そんなことを考えていると、インドネシア人の皆さんに動きがありました。何と、エレベーターが上って来るようなのです!! 

やった~~~! 下りられる!

展望台から降りられることがこんなにうれしいなんて、さすがモスク、神に感謝です(^^)/

【12:35】無事に生きて下りてきましたので、外に出るために靴をはきます。靴を履く前に、足の裏をきれいに拭かなくては・・・。観光スポットに来るたびに足の裏を拭いた、ミャンマーの旅を思い出します。

足の裏をきれいにするわよ~~~!

グランド・モスクの観光はこれで終了。タクシーをつかまえて、ホテルに向かいます。

奇跡の麦茶

ここで、次女が騒ぎ出しました。

次女:のどが渇いた! 

私:はい、お水(と言って水のペットボトルを渡す)。

次女:麦茶がいい!

私:麦茶はないのよ。はい、お水。

次女:麦茶が欲しい~~!!!

私:麦茶はないの。しょうがないでしょ。お水があるから、お水飲みなさい。

次女:ヤダヤダ!! 麦茶じゃなきゃヤダ!! うえ~~ん!!!

私:ないものはないの! もう、勝手にしなさい!!!(本気の怒り)

次女:うぎゃぁぁぁぁぁ~~~~!!!

麦茶~! 麦茶~! 麦茶が欲しい~~!!!

もう大騒ぎです。

ここは日本じゃないので、コンビニなんてないし、もしあったとしても麦茶なんか売ってるわけがありません。

次女のこのようなわがままが、インドネシアに来てから毎日あって、もうすっかりいやになってしまっていたので、つい本気でイライラしてしまいました。

そんな中、

パパに動きが。

パパが、

自分のリュックから取り出したものたるや!!!

まさか、あれは・・・、夢にまで見た日本の麦茶だ!

麦茶をすごい勢いで飲む次女

聞けば、パパが飲み物の予備で、たまたま麦茶をリュックに入れていたとのことです。

しかし、私たちが日本から持ってきた飲み物は緑茶、麦茶、ウーロン茶だったはず。そんな中、よくぞ麦茶を入れて来てくれました! パパにざぶとん1枚です。

私:よく麦茶持ってきてたわね!

パパ:こんなの、想定内さ(大ウソ)!

次女:なぜか、パパのリュックに、麦茶が、あっという間に入ってたねぇ(ビデオ録画、原文ママ)

次女の機嫌が直ったところで、タクシーをつかまえます。

この周辺は一方通行が多く、どの地点でタクシーをつかまえればよいかは事前調査済みです。

【13:00】通りに立って、5分ほどで運よく流しのタクシーをつかまえた私たち。15分ほどで、今度はホテルを間違えられることもなくフォックスハリスホテルへと戻りました。タクシー代は27,000ルピーでしたので、チップを含め30,000ルピー(240円)を支払い。

果たして、インドネシアのタクシーの中に忘れた長女のリュックは、回収できるのでしょうか。

まぁ無理ですよね普通

次回、1つだけ別の記事を挟んで、続きます。