嘉義の鉄道公園:阿里山森林鉄路車庫園区で日本統治時代の歴史に触れる(0歳&4歳:子連れ台湾周遊旅 ♯28)

日本でも走っていたような、昔のディーゼル機関車で。

【9:45】「森林之森」を後にし、歩いて「阿里山森林鉄路車庫園区」に向かいます。

【2015.11台湾周遊旅:6日目その3】

【9:50】阿里山森林鉄路車庫園区に到着。

大きな塀の絵がお出迎え。

阿里山森林鉄道は、日本統治時代に林業用に建設された鉄道。るるぶによれば、世界三大登山鉄道の1つとか。ここ嘉義が始点で、今は観光用の鉄道として運行しています。

私たちも乗って見たかったんですが、本数があまりに少なかったのと、旅程の都合で、森林鉄道乗車は断念しました。

代わりに、こちらの展示を見てみます。さぁ、何があるのかな・・・(事前リサーチはしないで来たもので(^^;)

入口には大きな壁画?が。

車両だと思ったら・・・公衆トイレだった!

長女が奥にあった赤い車両で写真が撮りたいというので、赤い車両のほうへ。

あの赤い車両で写真を撮ろう!

ん? 赤い車両に近づいてよく見てみると、車両の前後の入口にはそれぞれ男性のマークと女性のマークが。

ひょっとして、これ、トイレなの??

入ってみると確かにトイレでした!

でも、冷房が効いてないので暑い・・・(^^;

ちょうど長女がおしっこと言うので、ここで用を足すことにします。

これ、公衆トイレみたいです!
女性のマークの所から入ってみます。
トイレの中、暑い(^^;

日本製の機関車

無事トイレが終わり、車両の展示を見学。

1926年製作という、「7号機関車」。もちろん日本製です。「KATO WORKS TOKYO」と車体に書かれていますね。

それにしても、すごく小さい・・・(^^; 阿里山森林鉄道の本当に初期のころの蒸気機関車なのでしょうね・

「7号機関車」
戦前の日本製です!
ものすごく小さい機関車です。国産機関車、いいですね(^^)/

また、その後の時代に活躍した、大型の蒸気機関車やディーゼル機関車の展示も。

冒頭の写真の、赤い機関車の内部。ディーゼル機関車ですね。
ディーゼル機関車の横には蒸気機関車が。ディーゼルの前の機関車ですね。

木彫り展示の「動力室」へ

公園内の昔の車両の展示を見た後、「動力室」なる建物へ。

しばらく外で遊んでいた私たち。結構暑いので、冷房の効いたところに行きたい。

長女は「疲れた~」と言ってしゃがみ込んでしまいました。

「この中はきっと涼しいから、行くよ!」

建物の入り口でしゃがみこんでしまった長女。

中に入ると、涼しい~~。生き返ります。

受付で入館料を支払い。私が日本語を話していたので、おじさんがすぐに日本語のパンフレットを出してくれました。

入ってみると、ここは木彫りの展示館のようです。阿里山の木を使った木彫りの作品なのでしょう。とにかくみんなデカい!

しばらく見て回ります。

日本語のパンフレットをすぐに出してくれました。
「ここ、涼しいね!」あっという間に元気になった長女。
大きな作品が並びます。電気が消えるとちょっと怖いかも・・。
お魚の木彫りもありました。
穴の向こうから顔を出して遊びました。

日本統治時代に発展した阿里山林業の街:嘉義、の展示

「動力室」を見て回っていると、この建物や嘉義の街の歴史についての展示もありました。

まずこの建物は、「嘉義営林製材」という、製材会社の建物だったようです。この線路の配置からいって、今日の朝行った公園「森林之歌」の辺りからここまで広い敷地に製材工場が立ち並び、近くには阿里山から切り出した檜を浮かべて貯蔵する檜の池があったようです。

山岳鉄道まで敷設しての林業、かなり大規模な産業だったことでしょう。それを、日本企業がやってきて、台湾のこの嘉義で始めたんですね。

その時代(日本統治時代)の嘉義の街の地図も展示されていました。

街区には「1丁目」「2丁目」などの表示があり、木材商店がたくさん立ち並んでいたようです。日本の地図ですね。

嘉義駅や阿里山森林鉄道、街中央の噴水など、現在の嘉義の街並みがこの時代に作られたことがよくわかります。

そしてこの噴水の中央には、戦前、甲子園で準優勝した台湾代表「嘉義農林」のエースの銅像があるんですよ~~~(^^)/

台湾代表が、甲子園で準優勝ですよ?

この当時の台湾は、貧しく、辺境の地そのもの。少数民族も健在で、公用語の日本語がわからない人もまだまだ多かったと言います(それぞれの部族の言葉を話していた)。その台湾代表が甲子園で決勝まで勝ち進むなんて、恐らく私たちが考える以上に当時は奇跡的な大偉業だったと思います。

ちなみにこの時の甲子園には、もちろん朝鮮(現在の韓国・北朝鮮)代表、満州(中国東北部)代表も参加していました。この当時は、サイパンだって日本の一部でしたからね。

こういった展示から、私が読み取れるもの・・・。

それは、日本への愛です(勝手に読み取った)。

どこぞの国は、日本統治時代は暗黒の時代だったとか千年恨むとか言っていますが、台湾のこの展示には、暗黒とか恨むとか、そんなの微塵も感じられず、歴史をそのまま伝えるという真摯さ、そして近代化への道筋を作った日本人への感謝の気持ちが基本にあるように思うのです(私が勝手に思った)。

まるで日本統治時代を懐かしむようなこの展示、私は日本人として大変うれしく思うと同時に、台湾への敬愛の念を一層深くしたのでした・・・。

昔、このあたりには大きな製材所と貯木池があったようです。
戦前、嘉義の林業がいかに盛んだったかを表す展示。
「七丁目」「商工学校」「元町」などの字が読み取れます。日本の地図ですね。木材商店が立ち並んでいました。
「保育園の先生、太鼓の達人普通コースの”どんちゃん音頭”、できるかな~」と話す4歳児。

公園で一休み

【10:40】さて、冷房で休憩して元気いっぱい、次は公園に戻って、奥の車両基地を見物しに行きます。

長女は電池切れのようなので、パパが肩車で連れて行きます。

車輪の形のベンチがあったのでさっそく一休み。車輪のベンチ、台北駅前にもあったな・・・。

「ゴールデンシャワー」と以前の台湾旅行でガイドさんが教えてくれた黄色い花が咲き乱れています。
長女はパパの肩車でいきます。
車輪のベンチで早速一休み。
踏切を渡ると、阿里山森林鉄道の保線作業をやっていました。私が最初に見かけた時に皆さん全く動かなかったので、私はこれも展示の一部かと思ってしまいました(^^;。

昔の列車の展示がたくさん

踏切を渡って進むと車両基地があり、最近リタイアした車両や、現役の車両が展示?されていました(現役の車両はただ停めてあるだけだと思います)。

広い車両基地内を肩車で進みます。
こっちだよ~~。
リタイアした「中興号」の車両。阿里山鉄道で活躍したエアコンなし車両です。
昔の客車に乗ってみました。
回転台が! 今でも使っているのかな・・・。
大きなガジュマルの木で。
ここは線路を歩き放題です。
阿里山森林鉄道は大井川鉄道と姉妹鉄道みたいですね!
広い車庫です。

レモンジュースを飲む

【10:55】阿里山森林鉄路車庫園区を出ます。

ここから徒歩10分(大人の足では5分ほど)、日本統治時代の古き良き街並みを再現した檜のテーマパーク、「檜意森活村」に向かいます。

それにしても暑い・・・。本当に11月中旬か・・・。

街路樹がきれいに剪定されています。
檜と登山鉄道のベンチですね(^^)/

途中、ジュース屋さんがあったのでフレッシュジュースを購入。1杯35元(140円)。

長女は、グレープフルーツジュースかなと思って買ったのが、レモンジュースでした。でも、おいしい!

私はココナッツ&オレンジジュース。

思いっきりローカルな店構え。
冷たいジュース! 蓋もしてくれています。
冷たいフレッシュジュースを飲みながら再び歩き出しました。台湾のフレッシュジュース、安いしおいしいし衛生的だし、最高!

【11:10】「檜意森活村」に到着。

ここには、私たちが大好きな映画、戦前に甲子園で準優勝した台湾代表「嘉義農林高校」について描いた映画「KANO」の記念館があるんですよね~~。

入っていくと、早速人だかりが。あそこが記念館かな?

おや? 前方に人だかりが・・・。

KANO記念館で、戦前の甲子園球場へタイムトリップする次回に続きます。

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