ボロブドゥール史跡公園でゾウ乗りにチャレンジ、その後パパがいなくなる事件発生(2018.8 子連れインドネシア旅)
【これまでの旅程】
1日目:前日の午後8時に家を出発、成田からジャカルタ経由ジョグジャカルタへ。
2日目:ハリーさんのチャータータクシーで出発。ムンドゥッ寺院、ハジ・ウィダヤッ美術館、ストゥンブの丘、グレジャ・アヤム観光。
3日目(今日):朝5時起床。5時45分ホテル出発。世界遺産:ボロブドゥール遺跡観光を終えて、史跡公園内の別の場所に向かいます。
【インドネシア旅:3日目その2】
サムドゥララクサ船舶博物館を目指して
【8:45】ボロブドゥール遺跡を、唯一の出口である北側階段から下りて、サムドゥララクサ船舶博物館に向かいます。
公園内で野外コンサートをやっているらしく、大きな音で音楽が響いています。保育園くらいの子どもとお母さんの集団がたくさんいるところを見ると、親子向けのコンサートのようです。
きれいに整備された公園を歩くこと300m。
船の博物館はありました。チケットを購入しようと係員らしき人に聞いてみると、「あっちへ行って」というようなことを言い、向かいの建物を指さします。あそこはおそらく「考古学博物館」。あっちでチケットを売ってるのかな。
暑くて、それなりに歩いたし、売店でジュースを買いました。でも、親子連れでにぎわっていて、ベンチや座るような場所が空いていません。ジュースを持って、船の博物館のチケットを買いに、歩いて100mほどの考古学博物館のほうに移動しました。
ボロブドゥール考古学博物館
【9:00】考古学博物館着。ここは入場無料の施設です。屋根があり、ベンチが空いていたのでひと休み。いや~~、遺跡観光といい、ここまでの道といい、たくさん歩いて疲れました。
パパは、係員の人に、船の博物館のチケットのことを聞きに行きましたが、係員は船の博物館のほうを指さします。なんだ、船の博物館ではこっちに行けと言われたのに、今度はあっちに行けと・・・(^^;。海外旅行ではよくあることです。
疲れたし、船の博物館のほうはどうでもいいや、という感じになってしまいました。
休憩して、こちらの考古学博物館を見学します。
(注:私は、船の博物館は有料施設かと思い込んでいましたが、今考えてみると、ひょっとして無料で見られたのかもしれません。係員が考古学博物館のほうを指さして入れてくれなかったのは、単に開館時間前だったなど、チケット以外の理由で入れなかったのかもしれません。)
それにしてもたくさんのインドネシア人の親子連れがいます。子どもが、いろんな種類の制服?を着ているところをみると、何十かの保育園が合同で親子遠足で集まってきているような感じでした。
野外コンサートの会場へ
【9:30】博物館を出た私たち。大音量の音楽は近いので、親子向けの野外コンサートの会場は近そうです。行ってみよう!
音の方向に100mも歩くと、すぐに野外コンサート会場がありました。ものすごい人数の親子連れが集まっています。私にはよくわかりませんが、1,000組(2,000人)以上は確実にいるようです。ステージははるか彼方で、どんなアーティストかは肉眼では見えませんが、ビデオカメラで望遠にして撮影してみました。
【10:00】さて、楽しいコンサート会場の様子を見て、インドネシアのリアルなエンターテイメントに触れた私たち。船の博物館(サムドゥララクサ船舶博物館)は入れないようなのであきらめます。
(注:今から考えれば、この時、もう一度入れるかどうか聞いてみるべきでした。)
「ダギ丘陵」にも行こうと思っていましたが、疲れたのでパス。「ゾウ園」に向かいます。
ここで考えたのは、ボロブドゥール遺跡の東側入口に残してきたベビーカーを取りにいくかどうするかということ。ここからゾウ園まで、600mくらいあります。史跡公園の出口は逆方向なので、往復1㎞以上歩いてここまで戻ってきて、ここから出口まではさらに500mあります。
合計1.5㎞以上の道のりをベビーカーなしではキツイ。どうせ取りに行かなくてはいけないのだから、取りに行くのは今だ! ということで、パパに一人で、ベビーカーを取りに行ってもらうことにしました。
ベビーカーを取りに行く道のりも、ここから往復1㎞はあるだろうと思われました。
私たちは、ここで、アイスを食べながら、パパとベビーカーの帰りを待ちます(^^)/
相変わらず、周囲はインドネシアの親子連れでごった返しています。
パパの帰還
・・・待つこと約20分。パパがベビーカーを押して帰ってきました。かなりのウォーキングをしたようです。
パパ:遠かった~~~! すごい遠回りさせられた! 1㎞以上は歩いたと思う! 疲れた~~~!
パパは、炎天下の中、早歩きで行ってきてくれたようです。パパの軌跡を紹介します。地図で測ってみると、約1.5㎞の炎天下ウォーキングでした(^^;
こうして、何とかベビーカーを回収したのでした。
ボロブドゥール史跡公園のゾウ園へ
【10:20】さて、ゾウ園へと向かいます。野外コンサートも終わったらしく、大量の親子連れが続々といろんな方向へ歩いていきます。ゾウ園までは600mほど。結構歩きます。
ゾウ園ではゾウ乗りにチャレンジしたいと思っているんですが、この大量の親子連れが一斉に公園内に散らばり始めたこの状況だと、ゾウ乗り、長蛇の列ができていてできないかもなぁ(^^;
私たちにはゆっくり待つ時間はないし・・・。でも、とりあえず行ってみます!
距離があるので、次女はベビーカー、長女は肩車。子どもたちの体力温存に努めます。風邪を引いているパパの体力は・・・、まだ大丈夫なようです(^^;。
【10:30】無事、ゾウ園到着。ここにもたくさんの親子連れがいます。ゾウ乗りの受付カウンターらしきものはないので、係員の人に声をかけると、事務所の中に案内されました。
料金を聞くと、ぐるっとまわって30分くらいのコースで1頭50万ルピー(4,000円)とのこと。でも、価格表のようなものはなく、全くの言い値。これって、ボッタクリなんじゃないかしら・・・。
30万ルピー(2,400円)にならないか、と聞くと、ダメとのこと。でも、あきらめて事務所を出るふりをしたり(50万ルピーなら本当にやめるつもりだった)、しつこくお願いすると、その辺をサッとまわるだけなら30万ルピーでもいいよ、と言ってくれました。
じゃ、それで!ということで、1頭お願いすることに。2頭で60万ルピーだけど4人でどうかと言われましたが、次女はベビーカーの中でぐっすり寝てしまっていたので、私と長女の2人だけで行くことに。
もし、2頭で50万ルピーだったら、次女をたたき起こして4人で行ったかも(^^;
まわりにはたくさんの子どもたちがいますが、インドネシアの人にとって30万ルピーはそれなりの大金だと思われます。乗っている子どもはこの時は私たち以外はいませんでした。
ゾウに乗っていると、たくさんのインドネシアの親子連れが私たちを見上げて手を振ってくれました。長女も一生懸命手を振ってごあいさつ。
予定通り15分で帰着。蔵がしっかりしているせいか、インドやタイで乗った時より揺れないで、すごく快適でした!これなら、30分の散歩も気持ちいいと思います。
長女も大満足。楽しい体験でした(^^)/
そして、公園の出口へ
【11:00】さて、ゾウ乗りもしたし、これから出口へと向かいます。予定的にはもう1時間くらい時間を見ていましたが、暑いし、とにかく広くて疲れました。それに、ここから出口までは1㎞以上歩かなくてはいけません。
ランチは、この敷地内にあるマノハラホテルのレストランで摂る予定でしたが、マノハラホテルを経由するとさらに遠回りになるので、昨日ランチをした私たちの宿泊ホテル「シャンカラ・ボロブドゥール」のレストランに、もう一度行くことにしました。
ここまではパパもがんばって肩車できましたが、ここからは、長女にはがんばってもらって、ゆっくり歩いていきます。次女はずっとぐっすりです。
【11:15】出口を目指して700mくらい歩くと、おみやげ屋の通りに誘導されました。この細い通りを抜けないと、外には出れないようです。
事件発生!<インドネシア旅行トラブルその1>
おみやげストリートで、私と長女がペアになって先に歩き、おみやげ屋を見ていました。後ろから、ベビーカーを押してパパが(おみやげ屋を見ながら)ついてきていました。
少し距離は空きましたが(10mくらい?)、出口まで一本道なので、はぐれる心配はありません。
私と長女がちょっとわきにそれたおみやげ屋でじっくり商品を見ていて、ふと気づくと、パパの姿がありません。
あれ? と思いましたが、後ろにいるはずだしと思って、あまり気にせずおみやげ屋さんを見ながらゆっくり歩いていました。
ところが、いつまでたってもパパが追い付いてきません。おかしいと思い、来た道をずっと引き返します。
おみやげ屋さんストリートの始点まで戻りましたが、パパの姿がありません。
出口へと向かうところなのでパパがまた公園内に戻ったとは考えにくく、ひょっとして、いつの間にかパパは先に行ってしまったのかもしれません。
今度は出口に向かっておみやげ屋さんストリートをどんどん歩き、抜けました! けれど、そこにもパパの姿はありませんでした。
もしや、まさか、完全に、パパ・次女コンビとはぐれてしまいました(´・ω・`)
こんなことは、これまでの子連れ海外旅行で、初めての経験です。
外国ではぐれそうになったことは何度かありましたが、そのたびに、パパから「はぐれたら、はぐれた場所まで戻ってその場から動くな!」と注意されていました(いつも私が動きまわるから)。
でもこの場合、最後にパパを見た場所まで戻ってもパパはいなかったし、ホテルに戻る道もわかるので、パパを待たず、ホテルに戻ることにしました。
【12:00】歩いて15分。ホテルに戻ると、パパたちがホテルで待っていました。
私:どこに行ってたのよ!
パパ:はぐれたと思って、おみやげ屋さんの通りを出たところで10分間待ったけど出てこなかったから、君たちはうちらを待たずに先に(ホテルへ)戻ったと判断して、ホテルまで戻ってきたんだ。お前こそ何してたんだ。お前たち、先を歩いていたはずだろう。
私:多分、ちょっと脇に入った店でおみやげを見ていた時があったから、その時に私たちに気付かず先に行ったんじゃないの? どうして気付かなかったの! 普通気付くでしょ。
パパ:どうしてって言われても・・・。混んでいる狭い道でベビーカーを押しながら進むんだから、前の人の足をタイヤで踏まないように、下ばかり見て進んでいたから・・・。
私:私は、はぐれたと思って、おみやげ屋さんの通りをず~~~っと戻ったのよ!
パパ:え? ちょっと戻るのならわかるけど、一本道なんだから、こういう場合は最初に戻るんじゃなくて、普通は出口で待ち合わせだろう。俺は出口で10分間時間を計って待ってたんだぞ。10分間。
私:・・・・・。
パパ:10分間って結構長いよ。おかげで、物売りがたくさん寄ってきて、ペンとかキーホルダーとかポストカードとかいろいろ買っちゃったよ。
私:むむむむ~~~(納得がいかない)
パパ:まぁいい、会えたんだから。ごはんにしよう。
パパがホテルに着いた3分後くらいに私たちが着いたので、パパが出口でもう5分間長く待っているか、私がおみやげ屋ストリートの最初まで戻らずに出口に向かっていれば、おみやげ屋ストリートの出口で落ち合えたのです。
私たちは海外で携帯はoffにしている(節約のため、wifiを借りていなくて、機内モードにしてある)ので、携帯で連絡は取れません。
はぐれたせいで、ボロブドゥールでおみやげを買えませんでした(^^;(私は緊急用現金しか持っていなかったため)。30分後に無事会えたのは良かったですが、この点は残念でした。
ホテル「シャンカラ・ボロブドゥール」のレストランでランチ
【12:30】言い合いもほどほどに、チェックアウトをしてから、昨日もお世話になった、ホテルのレストランへ。まず、たくさん歩いて疲れたので、フレッシュジュースを注文しました。それぞれ200円くらいです。
パパ:メロン
私:パイナップル
長女:オレンジ
次女:ストロベリー
そして、じっくりメニューを見て・・。料理の名称は記録していなくてわかりませんが、パパはサテ(焼き鳥)とごはんのプレートとヌードルスープ、私はフライドチキンとごはんのプレート、子どもたち用にスパゲティカルボナーラを頼みました。
ここは出て来るのが遅いので、今日パパが私たちを待っている間に売りつけられたポストカードやキーホルダー、ボールペンのセットを見ながら、ゆっくり料理を待ちます。
パパはフロントで、ジョグジャカルタへと戻るタクシーを手配しました。
食器は紙に巻かれて提供されます。清潔でいい感じです。
サテ、フライドチキン、ヌードルスープ、どれもおいしい!
フライドチキンは小さめの鶏1羽丸ごとです(^^♪。
カルボナーラスパゲティはOKという感じ。サテはちょっとスパイシーで、子ども向きではありませんでした。味はGOOD! これでお腹いっぱい。
ここのお店のオススメは、チキンステーキとフライドチキンですね!
これだけ食べて、お代は全部で35万ルピー(2,800円)くらいだったと思います。
ホテル手配のタクシーは、乗用車
【14:30】食事も終わり、ホテルが手配してくれたタクシーに乗ってジョグジャカルタに向かいます。
ん? このタクシー、正規のタクシーじゃない! 普通の白い車に、サングラスをかけたきれいめの女性がドライバーです。おそらく、近所でレストランとかをやっている人かと思われます。日本でいうところの白タクでしょうか。
無許可の「白タク」は誘拐の危険などさまざまなリスクがあると聞きますが・・・。まぁ、ホテル手配なので、誘拐されることはないでしょう(^^)/。
さ、出発~~~!
と、ここで大失敗! 出発する前に、運賃を確認するのを忘れていました!
相場では20万~25万ルピーと、昨日ハリーさんが教えてくれたけれど・・・。走り出した車の中で恐る恐る運賃を聞くと、25万ルピーよ! とのこと。
昨日ハリーさんに聞いた金額と一緒だったので、ほっとしました(^^;。
次回、着いた先で、またトラブルが発生するのでした・・・。
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