1歳2か月の次女がヨーロッパ旅行中に40.4度の発熱。私たちの対処法は(1歳&4歳:子連れスウェーデン・フィンランド・エストニア旅 ♯58)

エストニア:タリンのホテルの部屋で次女の熱を測ったら、何と40度4分までありました。

【これまでの旅程】
1日目:羽田から北京経由でスウェーデンのストックホルムへ

2日目:ストックホルム市内観光。その後、夜行フェリーでフィンランドのトゥルクへ

3日目:ムーミンワールドとトゥルク市内観光

4日目:トゥルクから特急列車でヘルシンキへ。午後はヘルシンキ市内観光

5日目:ヘルシンキ市内観光。世界遺産:スオメンリナ要塞島など。

6日目(今日):深夜、次女が39.2度の発熱。朝4時に起きて、朝イチのフェリーでヘルシンキからエストニア:タリンへ。

午前10時頃ホテルに着き、次女の熱を測ると39.8度。ロビーで2時間休憩後、パパと長女だけでサッとタリンを観光し、午後2時40分、ホテルに戻って来ました。

【14:40】パパと長女がタリン観光を終え、ホテルに戻って来ました。

私は次女を抱っこして、ずっとロビーのソファに座って休憩していました。

【2016.7 子連れ北欧旅行:6日目その6】

2つ星ホテルにチェックイン

【14:45】チェックイン開始時間を過ぎています。パパと長女が戻ってきたので、まずは部屋にチェックインします。

ダブルベット1つとソファが1つだけの、家族4人としては小さいお部屋ですが、このホテルは昨年できたばかりでピッカピカ。内装もオシャレで、お金のない私たちにはピッタリのホテルだと思いました。

グレードは「2つ星」。

宿泊料は1泊で58.65ユーロ(7,000円)でした。

発熱で熱くなっている次女をベッドに寝かせ、スーツケース等を部屋に入れて少しお支度。

お昼には38.8度まで熱が下がった次女ですが、熱が下がる気配は一向にありません。

中間色でかわいらしい内装。次女はぐったりしています。

次女の熱を測る

【15:00】次女の熱を測ります。

【これまでの、次女発熱の経過】

深夜2時:39.2度。解熱剤投薬(経口)

午前6時:38.0度

午前10時:39.8度。解熱剤投薬(経口)

お昼12時:38.8度

午後3時:??

現在は午後3時。さて、どうかな・・・。

おでこを触るとすごく熱いです。これは、また39度以上にまで上がってるかもしれないな・・・。

体温計を次女の脇の下に当てると、体温計の数字は38.2度からスタートしました。

注:ちゃんと日陰にしまっておいた体温計です。

えっ!

体温計って、普通、38.2度からスタートする!!!???

あっという間に数字が上がっていきます。

38.2、38.8、39.2、39.5、39.7、39.8、39.9・・・。

そして、迷わず40.0度に到達

えっ! 40度!!!!!!

ウソでしょ!?

まだ測り終わりません。

私は生きた心地がしませんでした

40.1度・・・。

うわ・・・。

40.2度・・・。

うわ・・・。

もう体温計を次女の体から離したかったですが、正確に計測しなくてはと我慢。

40.3度・・・。

どこまで上がるの・・・。

お願い、もう止まって・・・。

40.4度・・・。

お願い・・・。

お願い・・・・・・。

そこで、体温計が「ピピピッ」と鳴りました

次女の熱は「40度4分」

次女の熱は、40度4分でした。

次女も苦しそうにしています。

とにかく、40度4分はヤバ過ぎる。40度以上が続くと、脳にダメージを与えると聞いたことがありました。

すぐに解熱剤(経口薬)を投薬したい所ですが、解熱剤は1日3~4回まで、1回使ったら5時間以上あけてください、と日本でお医者さんから言われていました。もうすぐ5時間経ちますが、午前1時から数えるとすでに本日3回目の投薬。タイミングが頻繁過ぎる気が・・・。

「熱冷まシート」がまるで意味なく、あっというまに熱くなってしまいます。パパが1階のレストランに行って氷をもらってきてくれましたので、氷と水を一緒に袋に入れ、タオルを挟んで次女のおでこに当ててあげます。

これはもう、明らかに素人の手に負える範囲ではない・・・。

普通ならすぐ病院に向かう所ですが、ここがエストニアという旧ソ連の国であることが、私たちをためらわせました。

旧ソ連の国の病院って、大丈夫なのか・・・。

病院へ行くなら、午後5時までに行かないと、閉まってしまうかも・・・(日本人的な感覚で言うと)。

そんなことを考えながらも、この国で病院に行くということになかなか踏ん切りがつきません。次女の脇で、氷水の袋を持っていました。

フロントで氷をもらって、水と一緒に袋に入れています。
とりあえず、おでこにタオルを当て、氷水の袋を乗せます。

パパと長女はホテルのレストランへ

【15:05】ここで長女が「お腹空いた」と。

そうね、お昼ご飯食べてないもんね・・・(^^;。

私は次女と一緒に部屋にいることにして、パパと長女で、このホテルのレストランにお昼を食べに行くことにしました。

パパがレストランへ行ってみると、「スープランチ(6ユーロ/720円)」「サラダランチ(6ユーロ/720円)」というものがありました。

軽く食べたい感じだし、スープなら長女もバッチリです。スープランチを2つ注文。4歳の長女は無料でいいとのことで、1人分、6ユーロの支払い。

スープランチは、シーフードスープ、チキンスープ、その他2種類の4種類のスープが飲み放題! そこにパンが1枚付いてくるという、超優良コスパメニュー。

パパはシーフードスープ&チキンスープを堪能。

長女はシーフードスープだけでお腹いっぱいになったようです(^^)/。

エストニアは、スウェーデンやフィンランドに比べると物価が安く(半分くらい)、すごく助かります。

パンにバターを塗ったものと、おいしいシーフードスープでお腹いっぱい!

保険会社に電話する

【15:40】ランチを終え、パパたちが部屋に戻って来ました。

今後の対応を夫婦で相談します。パパも食事をしながら、いろいろ考えたようです。

パパと今後の対応を相談していたら、あっという間に20分が経過。

【16:00】ようやく決めました。

このままでは、命の危険がある。

病院へ行くことにもリスクがあることを承知の上で、旧ソ連の病院へ行こう、と。

でも、エストニアの病院なんて、まるで情報がありません。

せめて英語が通じる病院がいい・・・。

フロントの人に聞けば、英語が通じそうな病院を教えてくれるでしょう。ここは港の近く。きっと、外国人も見てくれる病院が近くにあるに違いありません。

どのみちタクシーも呼んでもらわないといけないし、1階のロビーに下りてきました。

まず、海外旅行保険を申し込んだ時に保険会社(損保ジャパン日本興亜)から送られてきた冊子に、「困ったときのコールセンター」の電話番号があったので、そこに電話をしてみることにしました。

日本語OKとのこと。ヨーロッパ地域担当は、イギリスのコールセンターのようです。

私たちは海外で電話をしたことなどありません。

見よう見まねで、パパがスマホで電話してみます。スマホ海外利用の申し込みはしていないけれど、確かそのまま使えたはずだ・・(docomo)。

【16:15】海外旅行保険の冊子「ポケットガイド」を読むのに時間がかかり、結局電話をしたのは午後4時15分でした。

パパ:プルルルル・・・(最初は英語対応かもしれないので、緊張するパパ)。

(カチャッ)〇×△〇×△〇×△〇×△〇×△〇×△・・・(女性の英語アナウンスの声)

ん? これは、英語のテープ音声だ・・・。

コールセンター、24時間対応となっているけれど・・・。

パパは、英語のアナウンスに耳を傾けます。

テープ音声:お客様のおかけになった電話番号は、おつなぎできません(そんな意味のことを英語で言っていた)。

ダメか!

そんな時は、日本に電話だ!

損保ジャパンの日本の電話番号に電話します。

テープ音声:お客様のおかけになった電話番号は、おつなぎできません・・・(さっきと同じ音声)。

ダメか・・・。

次の策

原因は、パパの国際電話のかけ方が間違っているか、エストニアではdocomoの国際電話が使えないかのどちらかでしょう(多分、パパの電話の掛け方が間違っていたのでしょう)。

でも、パパだって損保ジャパンからもらっていたハンドブックの通りに番号を押しています。これから国際電話の正しい掛け方について、ネットで調べる? 

30分費やしてしまうかもしれませんし、そんなことに労力を使いたくありませんでした。

ドイツやフランスならまだしも、ここはエストニア。不通の原因がdocomoや携帯プランのほうにあることもありえます。

ホテルの電話を借りて、イギリスか日本に国際電話をかけてもらう? 

要件に何分かかるかわからないし、1回の通話で終わるとは思えないし、高額の電話料金がホテルから請求されるでしょう。それらを、フロントの人と英語でやり取り?? 

そんなこととてもできません。

以上の理由で、保険会社のコールセンターはあきらめました

もうすぐ午後5時になってしまいます。確実な線でいくことにします。

その時、長女は

私たちが忙しくしている中、長女はホテルのロビーにある子どもコーナーで遊んでいました。

午前中もそこで1人で遊んでいたのですが、ふと見ると、同じ年くらいの外国人(エストニア人?)の男の子2人の兄弟が加わり、自然と3人で遊んでいました。

言葉はまるで通じませんが、お互いアイコンタクトを交わしながら、なかなか仲良さそうです。

子どもってすごいな、と思ったできごとでした。

ホテルのフロントの人に、小児科の場所を聞いた

【16:30】パパが、フロントの人(若い女性2人組)に話しかけます。

思いっきりカタコト英語です。

パパ:私の子どもの熱が40度以上です。この近くに、子どもを診てくれる病院はありますか?

フロントの女性:40度! アンブランスを呼ぶことをお勧めします。

パパ:(ん? 何か呼ぶって言った?)ドクターを呼ぶのですか? ドクターがホテルに来てくれるのですか?

フロントの女性:いいえ、ドクターでなくて、アンブランスです。

パパ:アンブランス?? (アンブランスって何だろう? 医者の種類のことかな?)

フロントの若い女性は、目の前のノートパソコンで何やらカチャカチャと打ち込んだかと思ったら、パソコンをクルッと回して画面をパパに見せてくれました。

パソコンの画面に映っていたのは・・・。

救急車の写真でした!

アンブランスって、救急車のことだったんですね!

パパ:ああ・・・(救急車!! 救急車は考えていなかった・・・!!)

フロントの女性:あなた方は、海外旅行保険に入っていますか?

パパ:はい、入っています。

フロントの女性:それなら私なら、救急車を呼びます。今呼べば、10分くらいで来ますよ。

パパ:救急車は呼ばなくて大丈夫です。タクシーで病院に行きます。

フロントの女性:40度は深刻です。あなたの子どもはまだ小さいし、救急車を呼ぶべきです。素早く処置をしてもらえます。

パパ:・・・わかりました、ありがとうございます。妻と相談します。

救急車はまるで考えていなかったパパ。即断はせずに一旦話を打ち切り、私たちの方に戻って来ました。

私も、フロントのソファから一部始終を見ていました。

パパ:救急車なんて、大げさ過ぎる気もするけど・・・。

私:救急車、呼んでもらおう! 40度4分なんて非常事態だよ! 次女はまだ小さいから、何があるかわからないし! 救急車なら、確実に診てもらえるよ!

パパ:確かに・・・。

正直、エストニアの病院に行くと決めた時、私は病院の受付の対応が一番心配でした。

病院の受付の仕方なんて日本でも難しいと思うのに、エストニアの病院の受付方法はまるで想像できません。外国人だからと追い返されたり、英語がまるで通じなくて追い返されたり、病院に行っても確実に医療を受けられない可能性を心配していました。

その点、救急車であればホテルの人が呼んでくれるし、概略はホテルの人が救急車の人に説明してくれるし、病院に着いたら着いたで救急車の人が取り次いでくれるし。救急車で運ばれてきた患者を診察しない病院はないでしょう。

考えれば考えるほど、救急車はメリットが大きいと思いました。

唯一気になったのが、救急車は無料かどうかということくらい。でもたとえ高額サービスだったとしても、海外旅行保険に入っているのだから、その料金も保険でまかなえるはず。

2人で相談して、救急車を呼んでもらうことに決めました。

「これから、救急車で病院にいくからね」「次女、大丈夫かなぁ・・・」
私たちが相談していた、ロビーのソファ

フロントの人に救急車を呼んでもらう

【16:40】パパがフロントの人にお願いしに行きます。

パパ:妻と相談しました。救急車を呼んでください。

フロントの女性:わかりました! 少々お待ちください・・・。

(フロントの女性が、エストニア語で救急車を呼んでくれる)

フロントの女性:救急車呼びました、10分くらいで着くそうです。すぐ乗れるように、支度をしておいてください。

パパ:ありがとうございます!

さて、救急車に乗るとなれば、付き添いが私1人では不安過ぎるし、一家4人で乗っていきます。もし乗れなかったら、タクシーでついて行きます! とにかく4人揃って病院へ行くのです。

このまま緊急入院になるかもしれない・・・。

私たち、日本に無事帰れるのかな・・・。

もうすぐお医者さんに診てもらうからね! 次女は高熱で辛そうです。

エストニアの救急車が来る次回に続きます。

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