成田空港で人生初のロストバゲージとその後~上海深夜乗り継ぎで難も~(2019.9 子連れチェコ・ドイツ旅 #68)
【これまでの旅程】
1日目:台風直撃予報の中、成田から上海経由でチェコのプラハへ。
2日目:朝、プラハ国際空港着。プラハ市内観光。特急列車でドレスデンへ。
3日目:特急列車でベルリンへ。ポツダム&ベルリン観光。夜、ドレスデン行きの特急列車に乗り遅れるも、何とかベルリン泊。
4日目:特急列車でドレスデンのホテルに戻り、午後からドレスデン市内観光。
5日目:ドレスデン郊外観光。
6日目:特急列車でドレスデンからプラハ、普通列車でプルゼニュへ。プリュゼニュ観光後、プラハ泊。
7日目:チェスキー・クルムロフ日帰り観光。
8日目:プラハ城と周辺観光。
9日目(今日):朝4時前に起きてお支度。5時過ぎ、真っ暗な中をホテル出発、地下鉄とエアポート・シャトルを乗り継ぎ、プラハ国際空港に到着。パパは朝ビールを飲みながら空港探検。売店で大量の缶ビールを購入しました。上海経由で成田へ向かいます。
【3:00(チェコ時間21:00)】定刻どおり、上海国際空港に到着。
そうなんです、今は、翌日の早朝(深夜)3時なんですよね・・・。
【チェコ・ドイツ旅:10日目】
厳しい! 上海国際空港の早朝トランジット
【3:20】到着後、イミグレーションではなく、トランジットのための入口に行きますが、閉じられていて先に進めません。係員もいません。
私たちの飛行機は午前9時5分発の成田行き。まだ5時間半以上ありますので、出発ゲートまで行って、ベンチでひと眠りしたい。
ここトランジット用の出入口には、ベンチもありません。
一緒にここまで来た、英語を話せる日本人の女性が、空港職員に交渉します。
女性:あそこのトランジットゲート、何時に開くんですか?
男性職員:4時30分です。中国への入国は今すぐできます。
女性:ゲート、4時に開けなさいよ! 大勢の人が待ってるのよ!
男性職員:(どこかへ行って相談して戻ってきて)わかりました、4時にオープンします。
日本人女性の強気の交渉の甲斐あり、ゲートのオープン時間が早まりました。それなあら、ゲートの入口で床に座って待っていようか・・・。
空港職員の人は中国への一旦入国を勧めましたが、私たちの場合、パパのリュックにプラハ国際空港で買った缶ビールがいっぱい入っていますので、いったん中国に入国してしまうとおそらく中国出国の時に缶ビールを破棄しなくてはならなくなります。
女性の方は、いったん中国に入国してから出国したほうが早いし、レストランも見てみたいとのことで、結局、中国入国のためイミグレーションのほうに歩いて行きました・・・。
私たちは閑散としたトランジットゲートの入口の冷たい床に座ります。
午前4時までも、あと30分以上もあります・・・。
【4:00】午前4時。ゲートが開きそうな様子はありません。近くの空港職員を捕まえてゲートを空ける時間を聞くと、午前4時30分とのこと。
交渉前に戻ってますね。まぁ、ここは中国ですから・・・。
あきらめて、あと30分間、ここでゲートが開くのを待ちます。パパはリュックを枕にして、床でごろんと横になりました。
長女は起きていて、バッグに座ります。
私はずっと次女を抱っこ紐に入れて抱っこしていましたが、この頃力尽きて床に座りました。
【4:30】ここに到着してから待つこと1時間以上。ようやくトランジットゲートが開きました。
この時、30人くらい並んでいたでしょうか。列の先頭は私たちです(^^;
荷物検査場も開店。
荷物検査を終え、出発ゲートにたどり着いたのは、午前5時前でした。
ようやくベンチで寝られます。
日本へ
【8:35(チェコ時間2:35)】中国東方航空MU523便成田行き、搭乗手続き開始です。
私たちはベンチでゆっくりしていて、最後に手続き。最後にバスに乗り込みました。
激混みのバスにゆられて3分ほど、飛行機に搭乗。
【9:05】定刻通り離陸。日本まで、約3時間の空の旅です。
この飛行機にもゲーム機がついています。子どもたちは早速ゲームを始めました。
機内食が朝ご飯です。朝は、エビピラフ一択。おいしくいただきました。
長女はすぐにぐっすり。私もパパもぐっすり。次女もじきに寝たようです。
【12:50(中国時間11:50)】成田空港着。
降機時、次女はごきげん。機内で冗談を連発し、楽しく歩いて行きました。
ここでご機嫌だと、帰りの車の中で寝てくれるからいいかも・・・。
これから家まで車を7時間運転するパパ。上海国際空港でしっかり眠れないこともありましたが今の飛行機では90分ほどぐっすり眠れ、運転は大丈夫のようです。
人生初のロストバゲージ
【13:30】入国し、荷物受け取り所で荷物を待ちますが、スーツケース2つは出て来ますが、おみやげの瓶ビール小瓶9本と衣類を詰めた「第3のバッグ」が出て来ません。
あれ~~~っ。
係員の人に確認するも出てこず、航空会社のロストバゲージ受付を案内されました。
このMU523便は、中国東方航空とJALの共同運航便。ロストバゲージはJALのカウンターで対応してくれるようです。
JALなら安心だ!
上海で乗り継ぎをしているので、大方上海にあるか、上海でどこか別の飛行機に積まれてしまったかというところでしょう。
「手荷物事故報告書」に記入して提出。
これから毎日、捜索状況について電話で連絡してくれるとのことです。
また、出てきたら、宅配便で送ってくださるそうです(^^)/。
ビールを持ち込む際の免税範囲
ここで珍事が。
荷物の内容を「ビールです」と伝えると、税関へ連れて行かれました。
税関では、日本に持ち込む酒類の合計数量を聞かれます。リュックに入れた500ml缶ビール8本と、小瓶9本(ロストバゲージになったもの)ですと伝えると、税関の人が電卓で計算し始めます・・・。
大人1人あたりワイン3本まで免税、私たちは2人なのでワイン6本まで免税のはず。ビールならアルコール度数低いから、その3倍はいけるかなくらいに思っていたのですが・・・。
ビールもワインもウイスキーも、大人1人あたり合計2,280mlまで(760mlだと3本)までが免税になるのだそうです。
ビールもウイスキーも、免税で持ち込める量は同じなのね~~(知らなかった)。
ただし、免税範囲を超えた場合の税率が違います。ウイスキーはビールより高いんですね。ちなみに、ビールとワインは同じ税率で、1リットルあたり200円。
約7リットルのビール持ち込みとして申告すると、免税範囲をオーバーしてしまい、計算の結果、500円の酒税を徴収されました。
免税範囲が大人2人分で4,560ml。課税対象は2,440ml。1リットルあたり200円だから600円かとおもいきや、0.5リットルの場合は100円にしてくれるんですね。
その場で現金で支払い。
大人2人で旅行する場合、500mlの缶ビールなら9本までが免税範囲です。覚えておきましょう(^^)/。今までおみやげにビールを大量買いしたことなかったので、勉強になりました(^^;。
家への「旅行」
日本には到着しましたが、雪国の地方都市に住む私たちの場合、ここから片道7時間の「国内旅行」をしないと家に帰り着けません。
【15:30】ロストバゲージの手続きと税関で1時間以上を費やし、空港到着から2時間後、ようやくUSAパーキングに到着。時間がないのでコンビニでおにぎりを買って、走りながら車内で昼食。
明日は私たち夫婦は仕事、長女は小学校、次女は保育園ですから。
帰路の高速道路でも問題が発生。
わかっていたことなんですが、高速道路の途中区間が、100km以上、午後8時以降は工事のため通行止めになります。
この時間には工事区間をパスしているはずだったので気にしていなかったんですが、ロストバゲージ騒ぎで大幅に遅くなっていて、この工事通行止めにひっかかってしまう可能性が出て来ました。
工事区間100kmを下道で走ることになれば、さらに1~2時間到着が遅れます。
あまり遅くなると、途中でパパが眠くなってしまう恐れも。
もう~~、今回の旅行、最後の最後の最後までトラブル続きだなぁ~~~(^^;。
パパは通行止めを回避するため、休憩なしで走行。何とか5分前に通行止め区間予定区間を抜けることができました。いつもギリギリな私たち(^^;。
【21:30】高速道路をほぼノンストップで走り、通常食事休憩しながら所要7時間のところを1時間短縮して家に到着。途中、家の近くのスーパーに寄り、お寿司を買って帰って来ました。
到着後すぐ、遅い夕食です。
久しぶりのお寿司だぁ~~。
現在、チェコ時間午後2時30分。ここから寝て、明日の学校や仕事に備えなくてはなりません。
私たちは疲れているので寝るのに問題ありません。結局深夜1時くらいまでは起きていましたが・・・(^^;
子どもたちも、食事後、シャワーを浴びて、すぐ寝てくれました。
おみやげの整理は明日以降です。
ロストバゲージのその後
ロストバゲージになった「第3のバッグ」については、JALが対応してくれているので、すぐ出てくると思っていました。
JALの方から、翌日、私の携帯電話に電話がありました。
荷物は依然として捜索中、だそうです。 どこかへ行ってしまったのかしら・・・。
次の日。JALの方から電話。依然として捜索中。
3日目、JALの方から電話。依然として捜索中。改めてかばんの特徴、内容物、恐らく上海にあることを伝え、上海に問い合わせてもらうよう依頼。「そうなんですか、上海に問い合わせてみます!」との返事。
JALの方で私に電話してくださる方は毎日違う人。特定の職員がモンスターカスタマーに攻撃されないようにという作戦なのだと思いますが、受付時に口頭で伝えたことがちゃんと伝わっていない印象でした。
「手荷物事故報告書」には、かばんの特徴や中身などの他、恐らくどこにあると思われるかまで思ったことは全部書いておくといいのかなと思いました。
4日目、JALの方から電話。上海で、それと思われるかばんが見つかったとのこと、ただ、タグが取れていて、私の物という確実な確認はできなかった、とりあえず成田に送ってもらうことにしたのでもう少し待って欲しい、とのこと。
5日目、JALの方から電話。上海から取り寄せ中、とのこと。
6日目、JALの方から電話。上海から届き、内容物で確認したので、これから発送します、とのこと。
7日目、荷物は届かず。
8日目、かばんが到着! 間違いなく、私たちの「第3のバッグ」です! JALの方に到着の電話連絡。一件落着です(^^)/
それにしても、到着まで1週間以上もかかるとは予想外でした(^^;
バッグの中身
梱包を空けてみると、ビールの匂いが。
衣類でぐるぐる巻きにしておいたんですが、強い衝撃により、9本中2本の小瓶が割れてしまっていました(^^; これは、私たちの認識が甘かったですね(^^; ご迷惑をおかけしました。
万一こんなこともあろうかと、ビールは瓶ごとに衣類で巻き、さらにそれぞれビニール袋の中に入れておいたので、液体が外に漏れてはいませんでしたが、巻いていた衣類がビールを吸ってしまい、夏場1週間も置いておいたものだからビニール内でカビがすごいことに・・・(^^;
割れた2本を包んでいたパパの衣類は、全て廃棄処分にしました。
あの派手なズボンもカビまみれになり、お役目御免(^^;
結果、7本の瓶ビール(小瓶)の日本持ち込みに成功しました(^^)/
ロストバゲージの原因
ビールが割れてしまったのは、ロストバゲージの原因ではありません。
ロストバゲージの原因は、かばんの持ち手が取れ、持ち手と一緒にタグが外れてしまったことです。
恐らく空港職員が、この重たいカバンを持つにあたり、持ち手を乱暴に引っ張ったのでしょう。通常の扱い方では持ち手が破れて外れるなんてことはありませんが、ビール瓶が何かに引っかかってしまった場合などは、力任せに持ち手から引っ張れば敗れる可能性は十分あります。
今後、瓶など、重い荷物を入れるかばんは、もっと頑丈なものを選ぶことにします。
次回、チェコ・プラハ旅行のおみやげを紹介します。
知人から人気を博した意外なものとは・・・。
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