ローマ:極寒の中、バールでジェラート休憩。アメリカ人から言われた、うれしかった言葉(1歳&5歳:子連れイタリア旅 ♯15)
【これまでの旅程】
0日目:金曜日の午後9時30分、東北地方の自宅をマイカーで出発。車中泊。
1日目:成田空港からモスクワ経由でローマ着。深夜12時過ぎにホテルにチェックイン。
2日目(今日):真夜中じゅう子どもたちは元気いっぱい。午前8時30分、ほぼ徹夜の状態でバールで朝ごはんを食べ、徒歩でローマ4大大聖堂の1つ「サンタ・マリア・マッジョーレ教会」へ。ちょうどミサをやっていました。
午前11時前、テルミニ駅近くのピザ屋さんで早めの昼食(子どもたちはぐっすり)。その後地下鉄でスリに狙われますが何とか撃退してコロッセオ着。子どもたちは目を覚まし、コロッセオ、パラティーノの丘、フォロ・ロマーノを観光しました。
【16:30】フォロ・ロマーノを出て、大通り「フォリ・インペリアリ通り」(コロッセオから300m地点)に入りました。
さて、寒い・・・。現在の気温は0度です。
コロッセオとフォロ・ロマーノを4時間以上歩き回り、疲れました。寒いし、その分余計に体力を消耗しました。休憩が必要です。
こんな寒い日は、暖かい所で、アイスクリームだ!
どこかに、喫茶店、あるでしょう!
【2017.1 子連れイタリア旅行:2日目その9】
バールに入ってみる
大通りに出てキョロキョロ見回すと、ちょうど通りの向こう側がお店の集まるエリアになっているようで、一番近い角のお店に「BAR」と看板が出ていました。
おっ! バール(カフェ)だ!
そのお店に近づいてみます。
【16:40】お店の名前は「Angelino “ai Fori" dal 1947(アンジェリーノ アイフォリ)」。とにかく一番大通り側のお店です。夏場はテラス席を出してレストランとして賑わうみたいですが、冬場はテラス席は出していなくて、街角のバールという感じ。
店先に、ジェラートのケースが! 冬でもジェラートやってるのね!
長女に聞くとアイス食べると言うので、イタリアで初ジェラートにチャレンジします。
私とパパはとにかく寒くって・・・。気温ほぼ0度の中、4時間も外にいたわけですから、温まりたい。温かい飲み物を注文します。
ジェラートは、長女と相談して、「ストロベリーとチョコレート」に。テキトーに指差ししながら、うまく注文できました。向かいのドリンクのカウンターで、私とパパはカプチーノを注文。
温かい~~(^^)/ 生き返る~~!!
入り口付近は寒いので、奥に入って立ち飲みしていました(店内に椅子はありませんでした)。
この時のレシートが残っておらず、値段は忘れてしまったんですが、そんなに高くなかったのは覚えています。ジェラートのダブルで4ユーロ(480円)くらい、カプチーノ1杯2ユーロ(240円)くらいだったと思います。
「Beautifui Family」
私たちが立ち飲みバールの奥のほうで暖を取りながら写真を撮っていると、お店にいた西洋人の男性が声をかけてくれました。
その男性も、保育園児くらいの小さい子どもを連れていました。
男性:写真、撮りましょうか?(英語)
パパ:ありがとうございます、よろしくお願いします!
<カシャカシャ>
男性:どちらからですか?
パパ:日本です(^^)/
男性:遠くから来たんですね!
私:あなたは? イタリアの人ですか?
男性:私たちはUSAからです。観光に。
私:USAですか! 今日は寒いですね!
男性:ローマはニューヨークより暖かいと思って来たのに、これではニューヨークと一緒です(^^;。・・・私たちはそろそろ行きます。
パパ:ありがとうございました! いい旅を。
男性:お互いに!(私たちに向かって両手を伸ばしながら)美しいご家族だ(Beautiful Family)。
パパと私:バイバイ!・・・( Beautiful Family )・・・(思わず言葉の余韻に浸る)
この「 Beautiful Family 」という言葉。この時、いくつかの思いと重なり、すごくうれしく思いました。
恐らくアメリカ人の男性にとっては、何かの決まり文句の、特に意味のないあいさつのような言葉なのでしょう。
でも、私はそんな言葉をかけられたのは初めてで、うれしく思いました。
「美しいご家族だ」ですよ。
なんて素敵な言葉・・・。子連れ旅行をしている私たちにとって、最上級の誉め言葉に感じました。
お金がなくっていつも貧乏旅行ばかり、長女にもおむつを履かせておしっこをさせ、さっきは私がトイレに入ってる所をイタリア人男性にトイレの戸を開けられたばかり。
一昨日東北地方の自宅を出発してから車中泊を経て安いモスクワ経由便でローマに来て、昨日も寝られずにほぼ徹夜をして、当初の観光プランはとっくに崩壊した状態で寒い中がんばって観光している私たち。
「ビューティフル ファミリー」という言葉の対極にいるように思っていたのです。
でも、確かにすごく笑っていたし、今日は楽しいし、暖かい場所に入ってほっとしてるし。。。今は確かに「ビューティフル」に見えたのかもしれない・・・。
私とか、子どもとか、単体を褒めるんじゃなくて、「ファミリー」ってのがいいんだ・・・。アメリカ人男性の恐らく何気ない一言に、いろいろ考えさせられました。
そうだ、私たちは、はたから見たら「美しい家族」に見える(こともある)のかもしれない!
これって、いいことじゃん!!
美しいって、最高じゃない!!
何だかパワーがみなぎってきました。やっぱり気持ちって大事ね(^^;
ラテを追加
【17:15】ジェラートをおいしいおいしいと言いながら食べた長女。私も少しもらいました。
でも、ジェラートを食べたら、寒くなってきたみたい。
「温かい飲み物が欲しい」と言い出しました。
温かい飲み物ねぇ・・・。コーヒー、紅茶はあるけれど・・・。
壁に掲示してあるメニュー表を眺めてみると、あった!
ラテ(ホットミルク)だ!
早速、ラテを注文。
いいのがあって良かったね~(^^)/
プラン崩壊
さて、今日のプランと、ここまでの実際の動きを比較紹介します。
プランでは、朝早くからサンタ・マリア・マッジョーレ教会 、午前中にコロッセオとその周辺観光、ランチ後、午後は真実の口の教会やナボーナ広場、トレビの泉、パンテオンといったローマのマスト観光地をまわり、スペイン広場で夕食、という予定でした。
ところが実際は、ほぼ徹夜明けからの朝の出発遅れ、そこからサンタ・マリア・マッジョーレ教会と、コロッセオとその周辺だけで夕方になってしまうという破綻ぶり。もう、ローマ観光はかなりの部分をあきらめるしかありません。
楽しかったし、おかげで街角のピザ屋さんに入ったり、こうしてバールで1時間の休憩など、プランにないことも経験できて全然良し。回り切れなかった部分は、次回ローマに来た時の楽しみに取っておきます。
さて、もう外は暗くなってきているとは言えまだ午後5時30分。まだお腹も空いていないし、どこか、これから見に行ける所はないかなぁ・・・。
そう思って、この周辺を散策し、地下鉄コロッセオ駅からホテルに戻り、ホテルの近く(=テルミニ駅の近く)のレストランで夕食にすることにしました。
ここから徒歩で簡単に行ける場所だと、ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世記念堂、カンピドリオ広場あたりです。目指すはそこです。
【17:30】お店を出ました。
もう1月のローマは日が暮れてきていました。
気温は下がって、マイナス2~3度ってとこでしょうか。
ライトアップに感動する次回に続きます。
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