タリンからストックホルムへ向かうフェリーで、酒飲んでぶっ倒れる(1歳&4歳:子連れスウェーデン・フィンランド・エストニア旅 ♯70)
【これまでの旅程】
1日目:羽田から北京経由でスウェーデンのストックホルムへ
2日目:ストックホルム市内観光。その後、夜行フェリーでフィンランドのトゥルクへ
3日目:ムーミンワールドとトゥルク市内観光
4日目:トゥルクから特急列車でヘルシンキへ。午後はヘルシンキ市内観光
5日目:ヘルシンキ市内観光。世界遺産:スオメンリナ要塞島など。
6日目:国際フェリーでヘルシンキからエストニア:タリンへ。パパと長女でタリン観光。次女が40.4度の発熱、救急車で病院へ。
7日目(今日):午前3時30分、次女39.7度の発熱。解熱剤投与。37.6度まで下がって元気に遊ぶも、遅めの朝食後の熱は再び39.6度。10時過ぎ、病院の薬と解熱剤を投与します。
11時、ホテルチェックアウト。次女の熱は37.6度、夕方のフェリーの時間まで街を観光することに。聖オレフ教会で次女は平熱に。精霊教会、旧市庁舎を経て、ラエコヤ広場でランチの後、コフトウッツァ展望台へ。
午後4時20分に展望台を出発し、フェリー乗船に向かいます。
【16:55】展望台から急ぐこと35分。やっとの思いで、昨日から散々お世話になったホテル「タリンク エクスプレス ホテル(Tallink Express Hotel)」に到着。
すぐに預けていたスーツケース2つをゲット。急いで港に向かいます。ここから港までは1.2km。グーグルマップでの所要時間は15分ですが、スーツケース2つにべビーカーに赤ちゃん抱っこした状態では・・・。
エストニアに到着した時は、雨に見舞われたこともあって、40分かかった道のりです。
【17:00】ホテルを出発。
泣いても笑っても、チェックイン最終締切時刻まで、あと30分!
いや、ターミナル内での移動や、迷ったり、手続きの時間も必要だから、絶対にあと20分で1歳児を抱っこしながらベビーカーと大型スーツケース2つを転がし1.2kmの行程を行かなくてはいけない!!
考えている時間はありません。今は、この大荷物で1.2km走破(合格タイム:20分)にかけるのみです!
【2016.7 子連れ北欧旅行:7日目その8】
いけ~~!!
実はこの時、私は午後5時がチェックイン最終締切時刻だと勘違いしていて、以下のようなやりとりをしました。
私:船の締め切りは午後5時でしょう(行程表には「午後5時締切」と記載があった)? もう無理だよ・・・。
パパ:大丈夫、行程表は30分余裕を持って作っていて、最終締切時刻は午後5時30分なんだ確か。港へ急ぐよ!!
私:そうなんだ! でも、ストックホルムの時も1時間前に締め切りだったよね?
パパ:あれは車両の場合だったみたい。一般客は、午後5時に乗船開始、最終受付は30分前までだったらしい。ストックホルムからトゥルク(フィンランド)へ行く船だって、焦って行ったのに乗船が始まったのは出港の1時間前を切ってからだったろう?
私:そうだけど・・・、あれはストックホルムでの話だし、今回は運行会社も違うし・・・。
パパ:きっと大丈夫さ! たとえ船に乗れなくても、出航前キャンセルなら当日でもいくらか戻って来るかもしれないし、受付の人が融通を利かせてくれて明日の船に振替してくれるかもしれないし、ここであきらめる理由はない。とにかく港へ急ぐよ!!
私:わかった!
旅行会社から来たメールには「出航の1時間前にはチェックインを済ませてください」と書いてあり、私はそれを見ていただけだったんですが、パパはタリンク・シリヤ・ラインのホームページ(英語)を確認していて、正確な最終締め切り時刻を把握していたんですね。
ま、たとえホームページにそう書いてあっても「あ、それは数年前の情報で、今は1時間前が締め切りです」とかしれっと現場で言われちゃうのもまた海外旅行あるある。
ま、とにかく今は港へ急がないと!
船の出航が、トラブルか何かでたまたま遅れている可能性だってあります!
とにかく、港に向かうのです!
フェリーターミナルに到着
※大荷物で焦って移動していたため、写真等は全くありません。
【17:20】全集中して港へ向かうこと20分。
20分で、タリンフェリーターミナルに到着しました!
汗が・・・(^^;
ターミナル内でも迷うことなく(ここが大事なんですよね!)、パパが一目散にシリヤ・ラインのチェックインカウンターへ! 実はタリンに着いた時に、チェックインカウンターの場所をチェックしておいたんですよね。
チェックインカウンターは、まだ閉まっていませんでした。
遠目で見ていると、無事にチェックインを受け付けてもらえた様子!
他にチェックインをしている乗客の姿もあります。恐らく皆、同じストックホルム行きの船に乗る皆さんです。
パパが調べた通り、出航30分前までチェックインOKでした!
でも、チェックイン窓口も、本当にもうすぐ閉めるようでした。他の窓口は、閉める準備をしていました。
【17:25】チェックインをすぐに終え、ゲートの改札をくぐります。この辺はタリンに着いた時に一度やっているので勝手は分かります。
最終乗船の他の数人の乗客とともに、300mはあろうかという長~い桟橋を急ぎ足で進みます。
巨大な船が見えます。あれが、ストックホルム行きのフェリーですね!
【17:30】乗船!
私たちとその他20人ほどが同時に乗船してわずか5分後、船にかけられたタラップが外されました。これで、完全に乗船ができなくなりました。
本当にギリッギリでした!!
私たち、どうしていつも外国でギリッギリを攻めてしまうのかしら・・・(^^;。
個室へ
【17:45】乗船したのは「ビクトリア号」。また安いタイプの個室のため、水面下の部屋(=窓がない部屋/Bタイプ)です。これでも家族4人1泊2日で25,000円もします(朝食ビッフェ付き。朝食は幼児無料)。
ストックホルムからトゥルクまで乗った「バイキング・ライン」の安い部屋は窓の部分に海の絵が描いてありましたが、この船は鏡。まぁ、鏡の方が部屋が広く見えていいのかも・・・。
とにかく、疲れました・・・。
ホテルから大荷物で必死にここまで来るのも疲れましたが、その前に、タリン旧市街の高台の展望台から35分かけてこれも急いでホテルまで下ってきているのです。
次女もずっと抱っこ紐だったので、抱っこ紐から出してあげます。
私:疲れたね・・・。
パパ:さすがに疲れた・・・(乗船が間に合ってほっとしたのもある)。
4歳:私、まだまだ全然元気があるよ! ほら、見てみて~!(椅子の上でジャンプを始める長女)。
私:やめなさい!
(あなたはここまでずっとベビーカーだったもんね・・・(^^;)
4歳:ねー、ねー、ほら、船の中を探検しに行こう!
パパ:ごめん、ちょっとだけ休憩させて~~。
ここはベッド4つの4人部屋個室。
部屋作りのため、パパが格納してあった2段ベッドの上のベッドを作り始めると、長女は興味津々。初めは「怖い~」と言ってましたが、早速はしごで上のベッドに登って遊び始めました。
4歳:じゃぁ、動物園ごっこしよう!
パパ:動物園ごっこ?
4歳:パパ、動物とお客さん、どっちがいい?
パパ:お客さんかな~。
4歳:わかった! パパがお客さんで、私はコアラってことね!
(以下、10分ほど「動物園ごっこ」が続く・・・。)
にぎやかなデッキで、数年ぶりの飲酒
【18:10】個室で15分ほど休憩した後、船のデッキへ出て来ました。
いつの間にかもう出航していて、タリンの街がどんどん離れていきます。
ここは大音量で音楽が流されていて、にぎやか。
気持ちいい海風に吹かれて、しばらくデッキの椅子に座って休憩することにしました。
私たちは、チェックイン時に、船内で使える「ドリンク半額券」を3枚もらって来ていました。どこで使えるのかは忘れてしまいましたが・・・、このデッキではドリンクを販売していて、ここで半額券を使えるということは確認済みでした。
パパがドリンクスタンドに行くと・・・、「ドラフト アップルサイダー」の表示が。
これは何だろう・・・、と、パパが興味を持った様子。
普通、「ドラフト」と言えばドラフトビール(=生ビール)じゃないですか。
「ドラフトりんごサイダー」って・・・。
パパが半額券を使って買ってきたので、私も1口もらうと、おいしい!
私はお酒飲めないんですが(ちょっと飲んでもぶっ倒れるタイプ)、これなら飲めそう!
半額券もあるし、私の分も買ってきてもらいました。
パパはここまでの疲れもあってか、1杯のりんごチューハイで完全に気持ち良くなってしまい、この記事冒頭の写真のような感じになりました。
私は、コップ半分くらい飲みましたが、やはり全部は飲めなくて、パパに残りをあげました。
キッズコーナーで異変発生
【18:40】デッキでゆっくりし、風がやや冷たくなってきたので船内に戻って来ました。
レストランやらゲームコーナーやら、いろいろあるようです。
まず私たちが足を止めたのが、0歳~6歳対象のキッズルーム。ボールプールや滑り台があります。
【18:45】長女が「遊びたい!」と言うので、親子4人で入ります。
小さめのスペースに、子どもたちが適度にいっぱい。私たちが入ってちょうど満員って感じになりました。
長女は喜々として遊びますが、次女はまだボールプールが怖いみたい。ボールプールの中に入れてみると泣きそうになってしまいました。
ここで、私は異変を感じました。
頭がフラフラする。。。
目が回ると言いますか、フラフラ・・・。
これは・・・、アルコールを飲んでしまった時の感覚だ!
「ドラフトアップルサイダー」、おいしかったし全然アルコールの味がしなかったと思ったんで半分も飲んでしまいましたが、やはりダメだったか・・・。
ヤバい・・・、急に具合悪くなってきた・・・。気持ち悪い・・・。
私:パパ、私、気持ち悪いから部屋に戻ってる。次女も連れて行くから。
パパ:どうした、まさか、お酒に酔った?
私:やっぱりダメだったみたい・・・。気持ち悪い・・・。フラフラする・・・。
パパ:わかった、とりあえず部屋に戻ろう! 長女、ママが気持ち悪いって言うから部屋に連れて行くけど、長女も一緒に部屋行く?
4歳:やだ~。私、ここで遊んでる。
(ここは豪華客船の中。親子連れでいっぱいだし、長女は超目立つ浴衣姿だし、ここで誘拐はないだろう・・・。)
パパ:わかった、じゃ、すぐ戻って来るから、ここで遊んでてね。この部屋から外に出ちゃだめだよ。
4歳:わかった~~。
こうして、4歳の長女を1人キッズルームに残したまま、私・パパ・次女の3人で個室へ。
パパに掴まって何とか部屋まで自力で歩いて戻ったものの、私は頭がぐるぐるして、気を失うようにベッドにぶっ倒れ、そのまま寝ました(パパの証言)。自分では何も覚えていません。
パパは、私がアルコール全く飲めないことをもちろん知っていましたが、これほどたくさん(コップ半分)アルコール飲料を飲んだのも結婚してから初めて。
アレルギー反応など重篤なことになっているのではないか、次女をこれからどうするか(まだ小さい次女は、私がいないとぐずって大変なことになる)、これからの夕ご飯をどうするか、いろんなことが頭をまわったようです。
次女が再び38.8度の発熱
ここで、パパが何の気なしに次女のおでこを触ると・・・。
熱い! これは、39度くらいあるぞ・・・。
私たちはこの3日間でしょっちゅう次女のおでこをチェックする中で、触っただけでだいたい何度くらい熱があるか、わかるようになっていました。
フェリーに着いた時は、平熱(か、あっても微熱)だったのに。
測ってみると、38.8度でした。
あちゃ~~、デッキで風に当たったのが悪かったかな・・・(^^;。
39度まではありませんが、解熱剤を水に溶かして飲ませます。今日は午前10時頃に与えて以来です。
昨日薬局でもらった抗生剤も与えようとしましたが、パパは瓶の蓋の開け方がわからず断念。
もらった時も開けられなくて、結局私がホテルのフロントの人に教えてもらって開けたのですが、そういえばパパには開け方を教えていませんでした。あるボタンを押しながらレバーを動かす、という構造なんですが、私もパパも2人して開けられなかったくらいわかりにくいのです。
解熱剤を次女に飲ませた後、次女を私の横に寝かせたらそのまま寝てしまったので、私と数回要領を得ないやり取りをした後(私は全く記憶にありませんが、何かの返事をしていたようです)、熱を出した次女を私と一緒に部屋に残し、長女を迎えに行くことにしました。
そんなことをしていたら、あっと言う間に15分が経過していました。
【19:00】パパが、キッズコーナーに残してきた長女を迎えに行くと、長女はキッズコーナーから出た所で数人の外国人のママたちに囲まれて目に涙を浮かべていました(わんわんと泣いていたというわけではなかったようです)。
パパ・ママがいなくて1人でしくしくしている長女に、各国のママたちが心配そうに話しかけているという図。
いろんな言語で(^^;
そこに、満を持して、4歳児を放置してどこかに行っていた悪の親玉、日本人パパが登場。
パパが吊るし上げられる次回に続きます。
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