台北郊外の野柳から淡水へ、ぐるっと路線バスの旅。そして淡水紅毛城へ。(0歳&4歳:子連れ台湾周遊旅 ♯7)
【これまでの旅程】
1日目:午前3時起床、4時に家出発。成田から台北:桃園国際空港へ。ホテルチェックイン、ローカルレストランで夕食、マッサージ店。翌1時就寝。
2日目:午前5時30分起床、朝食後、7時過ぎにホテル出発。MRTで台北駅へ行き、バスターミナルから路線バスに乗車。降車時に、プール道具をバスの中に置き忘れてしまいました。
野柳地質公園を見学し、隣接する市場の食堂で牡蠣のオムレツを食べました。
【11:55】食事を終え、ここから再び路線バスに乗って次の目的地「朱銘美術館」に向かいます。
【2015.11台湾周遊旅:2日目その3】
バス停の場所がわからない
今度乗るバスは、1時間に1本しか来ない、862番「皇冠北海岸線」のバス。路線図はネットで調べてありました。
野柳の前を通り、台湾北部を海岸沿いにぐるっとまわり、淡水まで行く路線バスです。
時刻表はというと、12時5分、13時5分、14時5分・・・と、この時間帯はちょうど1時間に1本。
このバス停が、どこにあるかわからない・・・。グーグルマップでは野柳地質公園の駐車場のすぐ前になっているんですが、それらしいところに行って辺りを見回しても、バス停らしきものが・・・・。
仕方がない、野柳地質公園のinformationがすぐそこにあるから、バス停がどこか聞いてみようか。
【12:00】今はバスの到着時刻の5分前。バスが来るかもしれないから(来たら手を振って大騒ぎしてとにかく乗りたい旨をアピールする作戦)、万一のために私と子どもたちはバス停付近と思われる位置に待機。パパを公園の案内窓口に派遣します。
野柳地質公園のinformationは英語対応
パパが案内窓口に行くと、対応してくれたのは若いお姉さん。
最初、ひょっとしたらと思って日本語でいきますが、まるで通じなかったので、カタコト英語で勝負。
パパ:私たちは、バス停を探しています。
パパ:私たちは朱銘美術館へ行く予定です。バスのナンバーは862番です。
パパ:あなたはバス停の場所を知っていますか。
もう、知っている精一杯の英単語を並べます。
こちらのお姉さん、英語ペラペラ。
もどかしいような苦笑いを浮かべながらも、パパの言いたいことがわかったらしく、構内の案内図を出して、バス停の位置にボールペンで丸を付けてくれました。
お姉さんが丸をつけた位置は、何と、私たちが待機しているまさにその場所だったのです。
あれ~~~、バス停何てなかったはずだけれど・・・・。
パパが戻ってきて、よく辺りを見回してみると、
あっ! ひょっとして、バス停ってこれ??
と思うようなものを発見! 日本の「バス停」の姿をイメージしていると見誤ります。ちょっとカラフルな立て札案内、みたいな・・・。
見てみると、私たちの乗りたいバス路線図「862」の数字も出ています。
何だ、これがバス停だったのかぁ~~。一見それがバス停だとわからず、見逃してしまっていました。
862番のバスが来ない・・・(^^;
【12:10】バス停を発見したので、バス停の直下であらためてバスを待ちます。
12時5分のバスですので、もう来てもいい頃なのですが・・。一向にバスが来る気配がありません。
気温が上がってきて、直射日光の当たるこのバス停にいるのはやや辛いものがあります。ここに来たのは12時。そんな中、12時20分、12時30分・・・。もう30分以上、立ちっぱなしで待っています。
どうも、交通渋滞で遅れているようです。
バス、来ないなぁ~~。まさか、路線番号を見落としてしまってて、もう行ってしまってたとか・・・(^^;
あとどのくらいで来るんだろう・・・。
そもそも、今日は運行してるのかな?
いろんなことを考えてしまいますが、ここは、台湾人を信じて待ちます。
【12:35】ここに立ち始めて35分。おや?あれかな??
向こうの方から、862番と書いたマイクロバスが走って来るではありませんか!
マイクロバスだけれど多分あれだ! 待ってたよ~~~(^^;
ところが、ちょうどパパが上着を1枚羽織ろうと思ってカバンをがさごそやっていたところ。慌ててカバンを片付けてバスを止めます。
野柳からの乗車は私たちだけ。ほとんどが観光バスのツアー客ですし、台北と逆方向に行く人は珍しいのかもしれません。
このバスは、「上車集票」。乗る時に悠々カードをピッとすればいいということですね。
乗車時に、紙に大きく「朱銘美術館 OK?」と書いたものを見せると、運転手さんがウンウンとしてくれました。これは間違いなく朱銘美術館に行くバスです。
マイクロ路線バスで朱銘美術館へ
【12:40】それにしても、30分も遅れてくるから、私たちが何か間違ったのかと思いました~~~。我慢強く待って良かったです。
朱銘美術館は、「るるぶ台湾2015」には載っていませんが(野柳地質公園も載っていませんが)、偶然ネットで発見した見どころ。「朱銘」さんという台湾の彫刻家の作品が千点ほど飾られているという屋外美術館。西洋の彫刻とまるで違う作風のようです。楽しみ~~~
ここから、山の方にある朱銘美術館まではバス停4つ目。乗車時間は20分くらいだったでしょうか。
朱銘美術館がまさかの工事休館
さ、バスは、「朱銘美術館」到着~~~。
降りようとする私たちを、運転手さんや他の乗客の皆さんが何やらワーワー言って止めます。
運転手さんは、バスは止めたものの、ドアを開けてくれません。
何だ何だ??
しきりに外を指さして、「見ろ!見ろ!見ろ!」という感じ。
え? 何? ここ、朱銘美術館だよね?
みんなが指さすまま建物を見てみると・・・。
明らかに工事中で、休館中の朱銘美術館の姿が・・・・。
えっ! 工事休館!!
しまったぁ~~。ちゃんと、日本で朱銘美術館の公式ホームページを見ておくんだった。そう言えば誰かの紹介記事を見ただけだったかも・・・。
瞬時に状況を理解した私たち。このバスは次の目的地、淡水行きですので、このまま終点まで乗って、淡水に行くことにしました。
それにしても、良かった~。みんなが教えてくれなければ、次のバスまで1時間、工事中の美術館の前で立ち尽くしている所だったわ・・・(美術館は、周囲には何もない山の中にあります)
その後、乗車は約1時間強。
マイクロバスは台湾北部の海岸線を快調に走っていきます。
お腹いっぱいで、終点で降りればいいという安心感もあり、みんなウトウト・・・。
終点まで、みんなバスの中でぐっすりでした。パパだけは起きていたようです。
【14:20】バスは、終点「MRT淡水駅前」に到着! 私たちもバスを降りました。
陽射しがとても暑かったのを覚えています。
淡水紅毛城へ
さて、この駅前から、まずはまた路線バスに乗って、淡水の見どころの1つ「淡水紅毛城」に向かいます。
バスを降りてすぐ、寝起きの長女がパパに「抱っこ~~~。」まだ眠いのね。でも、パパはこう見えて具合が悪いのよ(^^;
※パパは前日からずっと、微熱とのどの痛みに苦しんでいます。
駅前のバス停「紅26」のバスが「淡水紅毛城」へ行くことが確認できたので、そのバスに乗車。
【14:50】乗車10分。「淡水紅毛城」着!
バス停のすぐ目の前が城に続く道の入口です。
紅毛城は、17世紀にスペイン人が築いたお城。「るるぶ」によると、その後オランダ、清と支配者が変わり、清の時代にはイギリスが領事館として使用した場所。「紅毛」とは、17世紀当時、台湾で西洋人のことを紅毛と呼んでいたことが由来とか。
台湾は、清国の統治下にあったイメージがありますが、その前はスペインやオランダの植民地だったんですよね~。
いざ、スペインのお城へ!
私たちが行った日は、たまたま無料デーか何かだったみたいで、無料で入れました。ラッキーです(^^)/
日本語で楽しめる紅毛城
こちらの紅毛城の素晴らしい点。それは、日本語の解説があるというところです。
外国の博物館などに行くと、日本語で大きく解説が掲示されている所はまずないので・・・。
英語だと疲れてとても読む気になれませんし(そもそも読んでもあまり意味わからないし)・・・(^^;
美しい庭園を散策
ちょっと小高い場所にあるので、川の水面も見渡せます。この日は天気が良く、日なたは暑いくらい。サッと庭園も見てきました。
【15:30】見学を終え、バス停に戻って来ました。
路線バスで「漁人碼頭」へ
ここから再び路線バスに乗り、夕日スポット「漁人碼頭」(ユーレンマートウ)に向かいます。
漁人碼頭は、MRT淡水駅から2.5kmくらい離れた所にあり、ここ紅毛城はその間にあります。MRT淡水駅から歩いて600mほど行ったところに漁人碼頭に行くフェリー乗り場がありますが、私たちは紅毛城も見たかったため、バスを利用しました。
帰りはフェリーを利用します。
【15:45】待つこと10分ほどで、ようやく漁人碼頭行きのバスが到着。
このバスの運転が激しかった! 急加速、急カーブに強引に突っ込んでの急停車。こんな激しい路線バス、日本にはないわ・・・。これ、長時間乗ったら間違いなく全員酔います。
立って乗っていたパパはアトラクションみたいで楽しかったようです。
10分ほどの乗車で、漁人碼頭に到着。
【15:55】漁人碼頭に到着。
そこは音楽が鳴り響き、大勢の人でにぎわう楽しい場所でした。
台北や九份は有名ですが、「淡水」って、あまり聞かないじゃないですか。ガチガチの都市観光にはあまり興味がない私たち。
大道芸人に船にグルメに生ジュース。子連れで淡水にはまる次回に続きます。
【その他の子連れ海外旅行記など↓】
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