阿里山の名産を生かした嘉義の公園「森林之歌」で静かなひととき(0歳&4歳:子連れ台湾周遊旅 ♯27)
【これまでの旅程】
1日目:朝4時に家を出発、成田から台北へ。夕食とマッサージ。
2日目:台北郊外観光。野柳地質公園、淡水。
3日目:台北郊外観光。十分大瀑布、十分で天壇上げ、平渓、九份。
4日目:台北郊外の烏來温泉観光。龍山寺、台北駅フードコート。
5日目:特急列車で台中へ。台中観光。宮原眼科、賽覚寺、彩虹眷村、高見湿地。特急列車で嘉義へ。
6日目(今日):朝6時起床。ホテルの前のチマキ屋台で朝食。嘉義駅前からタクシーで森林之歌へ。
【9:15】ホテルの前のチマキ屋台で朝食後、嘉義駅前からタクシーに乗って5分。公園「森林之歌」にやって来ました。
【2015.11台湾周遊旅:6日目その2】
もう11月の、まだ午前9時過ぎだというのに、結構陽射しが暑いです(^^;。
私たちが台湾中部の街、嘉義に来ようと思った理由は、一番は映画「KANO」の記念館に行きたかったこと。そしてもう1つが、こちらの公園に来てみたかったことです。
どうして私たちは「森林之歌」を目指したのか
嘉義は、日本統治時代、阿里山の林業で栄えた街です。
嘉義から阿里山の阿里山駅(終点は祝山駅)を結ぶ阿里山森林鉄道は、今は行楽客に人気ですが、そもそもは日本統治時代の1914年に日本が建設した林業鉄道。
「るるぶ 台湾」によると、世界三大登山鉄道の1つだそうですよ。
その阿里山の木材と、阿里山森林鉄道で実際に使われていた古い線路とで、嘉義出身の台湾の芸術作家「王文志」さんがデザインしたモニュメントがドーンと建っています。
実はこの王文志さん、世界的に活躍するアーティストで、日本でも芸術祭などでたくさんの作品を作っています。
竹で作る、秘密基地みたいな巨大な空間というか、そういう子どもでも楽しめる作品を手掛ける人で、最近では、2019年の瀬戸内国際芸術祭で、王文志さんの本領発揮といった、周囲の景観とみごとにマッチした芸術作品を作っています。
台湾旅行の前年、日本で、この王文志さんの作品を鑑賞しに行き(「子どもと遊びに行った」という程度)、すごいなぁ、これ、台湾の人が作ったんだ~~、というのが第一印象。
台湾旅行にあたり、きっと台湾各地にこの王文志さんの面白い作品があるんじゃないかと調べたら、嘉義市の「森林之歌」が出てきたというわけ。しかも王さんは嘉義出身。これは、王さん原点なのかもしれない(と勝手に思った)。
嘉義の街の成り立ちを調べると、日本統治時代に作られた街並み、中央の噴水、森林鉄道など、こりゃ観光地よりわくわくするぞ、となって(^^)/
私たちが今立っている場所は、そういう場所なのです。阿里山森林鉄道の線路も近いですよ。
ここで私たちは、もちろん、くだらない遊びをして休日を満喫するのです(^^)/
「べたべたおに」
公園の奥に、メインのモニュメント(人が入れる空間)があり、そこに向けて木道が伸びています。
着いていきなり、「べたべたおに」が始まりました。
4歳:べたべたお~に、だ~れがお~に、パパ~~!!
と一方的に言って、木道を逃げて行ってしまいました(^^;。
ってゆーか、「べたべたおに」って何???
パパは適当に「べたべた~~」と言いながら追っかけて行きましたが・・・。
心落ち着く種類の美
「べたべたおに」や「かくれんぼ」をしながら、モニュメントの中に到着。木で作られた円形の広い空間で、均一に設けられた「窓」から光が差し込んでいます。
そして、中央には、樹齢何百年かと思われる木(恐らくヒノキ。阿里山はヒノキが有名なので)の切り株で作られた台座のようなものが。
その他には何にもなし。
ただただ静かな時間が流れていました。
王さんの作品らしい作りです。
中央の台座に寝転がって見上げると、天井から空が見えました。ここ、雨が降ったら入ってきてしまいますね。
線路のすぐわきにあるので、時折、列車の行き交う音が聞こえます(電車も見れます)。
トントントン、何の音?
突然、トントントン遊びが始まりました。言葉遊びです。
4歳:トントントン・・・
私:何の音?
4歳:新幹線の音!
私:(いいね~~)
4歳:トントントン・・・
私:何の音?
4歳:カメラが壊れた音!
私:(急にすごいの来たな・・・)
4歳:トントントン・・・
私:何の音?
4歳:抱っこ紐が、伸びた音!
私:(すごいの思いつくな・・・)
4歳:トントントン・・・
私:何の音?(今度は何だ?)
4歳:お、ば、け、の、音~~!
私:わ~~、こわい~~。(何だ、普通じゃないの(^^;)
そうして、木道を駆け戻りましたとさ・・・。
広場でかけっこ
モニュメント脇の広場で、パパと長女でかけっこが始まりました。私は赤ちゃんを抱っこしているので、ベンチで見学です。
ふ~~っとひと息。
【9:45】10分ほど広場遊びを楽しみ、公園を後にしました。
次は、ここから歩いて5分ほどの所にある阿里山森林鉄道の歴史などを紹介する博物館と言えばいいのか公園と言えばいいのか、とにかくそういう所「阿里山森林鉄路車庫園区」へ向かいます。
11月なのに、結構暑い。
日本統治時代に生まれた阿里山森林鉄道、そして林業の街、嘉義。台湾の人が、日本統治時代を「古き良き時代」として大切にしている展示の数々に、日本人としてたまらなくうれしくなる次回に続きます。
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