ヘルシンキの街角の絶品生パスタ屋さん「VAPiANO」の注文で大ピンチ(1歳&4歳:子連れスウェーデン・フィンランド・エストニア旅 ♯52)

午後7時50分のヘルシンキの街。これから遅めの夕食に向かいます。

【これまでの旅程】
1日目:羽田から北京経由でスウェーデンのストックホルムへ

2日目:ストックホルム市内観光。その後、夜行フェリーでフィンランドのトゥルクへ

3日目:ムーミンワールドとトゥルク市内観光

4日目:トゥルクから特急列車でヘルシンキへ。午後はヘルシンキ市内観光

5日目(今日):ヘルシンキ市内観光。朝5時起床、8時ホテル出発。トラムに乗って、ハカニエミ市場、旧軍事博物館、公園遊び、ウスペンスキ寺院とまわり、マーケット広場で遊覧船に乗船後、シーフードのランチを食べ、フルーツを購入。

その後、水上バス(フェリー)で世界遺産:スオメンリナ要塞島に渡って島内を北の端から南の端までベビーカーを押して散策。午後7時25分、再び水上バスに乗ってヘルシンキの街に戻って来ました。

夕食は、ヘルシンキ中央駅の近くのイタリアンレストラン「VAPiANO」に向かいます。

マーケット広場の最寄り駅の「Kauppatori」から2番のトラムで、ヘルシンキ中央駅の目の前の駅「Rautatieasema」駅下車。

思いっきり中世の街並みっていうのも久しぶりです(^^)/

【20:00】イタリアンレストラン「VAPiANO」着。

【2016.7 子連れ北欧旅行:5日目その15】

テラス席のあるパスタ屋さんへ

予定では、「かもめ食堂」のロケ地になった、海辺の「カフェ ウルスラ」で夕食としていましたが、カフェウルスラはトラム駅から結構歩くことと、もうすぐ午後8時ということで時間が遅くなってしまったことから断念。これから向かうと到着は午後8時30分になってしまいます。

一方、ヘルシンキ中央駅に降り立った時に、素敵なテラス席のレストランを見ていて、「ヨーロッパの街中の、テラス席のあんなお店で食事も素敵だね~」なんてパパと話していました。

そこで、中央駅の近くのあのお店に行こう! ということに急きょ変更したのです。

人気店のようですが、着いたのは午後8時。半分くらいの席が空いていました。

店内席、テラス席とあり、少々寒さを感じたものの私たちはテラス席を選択。だって、こんな素敵な風景、ガラス越しに見るのはもったいなかったんですもの!

テラス席にはブランケットが設置されていました。親切ですね~~。

ヘルシンキ中央駅のあたりにやって来ました。
私たちが入った人気パスタ屋さん「VAPiANO」のテラス席。屋内には1階席と2階席があります。

どうもここは、ウエイトレスさんが注文を取りに来てくれるレストランではなく、お客さんの流れを見ていると、丸亀製麺のようにカウンターに行ってパスタなどを注文し、出来上がった料理は自分でテーブルに持ってくるシステムのようです。

パスタコーナー、ピザコーナーなど分かれているようです。

これだと、明らかにチップいらないし、気楽でいいじゃん!!

でも、料理を席まで運んでくれないので、注文したらキッチン前で待っていなくてはいけません

席にメニューはあったので、パスタ1つとピザ1つを注文することに。パパはパスタ、ピザは私が注文することにして、それぞれの注文カウンターに並びました。

表記はフィンランド語と英語。

フィンランド語はもちろん英語すらしゃべれないけど・・・何とかなるはず!!

まず、他の人の様子を見ていると、受付で清算のためのカードをもらうようです。それを持って注文カウンターへ。

カウンター前の機械で注文したいメニューのボタンを押し(写真付きでわかりやすい)、券が出てくるのでそれを厨房の人に渡すシステム(だったと思います。清算カードも機械に通します)。

私のピザの注文はすんなりいって、待つこと15分、無事熱々のピザをゲットできました。

一方、パパは結構ピンチだったみたいです。

パスタのオーダーで大ピンチ!

パパのパスタの注文。パパの順番が来たので、パパがオーダーの券を厨房のスタッフに渡します。

厨房の女の子:〇〇××△△~~△〇??(早口の英語)

その時、厨房の女の子から英語で質問が!!

えっ!! えっ!!

不意を突かれたし、しかも早くて、全く聞き取れなかったっ!!

オーダーの券は渡したけど! 券渡すだけじゃダメなの??

何を聞かれたんだろう!?

はっ!!!!!

そういえば、メニューには、数種類のパスタの写真(スパゲティやペンネ、シェルなど10種類以上)が載っていたっ!。

そっか、多分、パスタの種類を聞かれたんだ! ラーメンの「太麺」か「細麺」か選べるように、パスタの種類が選べるシステムなんだ!

げっ、どうしよう??? パスタの種類は考えてなかったし、たくさん(10種類以上)ある!

後ろに次の人も並んでいます。

どどどど、どうしよう!?

迷っていても仕方ない、ここは定番、「スパゲティ」一択だ!!

ってゆーか、本当に俺、パスタの種類を聞かれているのか!?

もういい、そういうことにして、言ってみるしかない!

パパ:スパゲティ!!

厨房の女の子:(にこっ!)〇〇××△△~~ガーリック△〇??(早口の英語)

ん!? ん!? まだ俺に何か聞く!?

ガーリックって言った!??

ソースにガーリック入れますか? と言ったんだろうか、それとも、ガーリック付けますか? それとも、ガーリック抜きますか??

パパがまごまごしていると、パパが何も答えないままに厨房の女の子は笑って、そのまま質問をやめたそうです。

「こいつには英語が通じない」と悟って、即座に自己判断でガーリックについて何かを決めてくれたんですね(^^;

私たちには神対応です!

そうです、いちいち客に聞かなくてもよろしい、あなたがいいように作ってくれ!!

注文してから目の前でスタッフがパスタを茹で始めます。カウンターの前で立って待つこと15分、できたて熱々のパスタを受け取りました!

私がピザを受け取るとほぼ同時にパパもパスタをゲット。屋外のテラス席に運びます。

絶品の生パスタに感激

【20:30】私たちが注文したのは、

パスタ:「ESTIVA(13.9ユーロ)」・・・チキンとドライトマトのパスタ

ピザ:「PROSUIUTTO E FUNGHI(12.5ユーロ)」・・・イタリアンハム、マッシュルーム、モッツァレラチーズのトマトソース

それと、オレンジジュース(2.9ユーロ)、カールスバーグ生ビール500ml(6.9ユーロ)で、税金をプラスして合計で36.2ユーロ(4,400円)。

チップは必要なし。

このパスタとピザが・・・

すっごくおいしいんです!!

パスタは目の前でゆで上げる生パスタ。シンプルながら絶品!

ピザも、イタリアンハムがびっしり! 激ウマ!

少し肌寒かったですが、ブランケットを膝にかけてあったか。

パパも、生ビールと、トラムがしょっちゅう行き交う風景にご満悦(注:うちのパパは鉄道大好きっ子です)。

長女もパスタやピザが大好きなので、大喜びでたくさん食べました。

【21:20】のんびりと夕食を楽しみ、お店を出て来ました。

お会計は、これまで注文したものが全て受付時に渡されたカードに記録されているので、そのカードをレジに持って行けばOKでした。

このパスタ、メチャクチャおいしいね!
おいし~~い!!
こちらの「ESTIVA」を注文。
ピザのメニュー表。
イタリアンハムがびっしりだぁ~~!! 生地もパリッパリです。
絶品ピザと生ビールで今日1日を締めくくるパパ。お疲れさまでした。
このピザもめちゃウマだね!!
もっと食べれるかな~~?
トラムがしょっちゅう行き交いますが・・・。あれは5両編成と言うのかな??
気取らなくて、味もロケーションも珠玉のレストランでした(^^)/

トラムの駅でダンス

【21:25】最寄りのトラム駅「Kaisaniemi」駅へ移動。ここからホテルの最寄り駅「Hietalahti」駅までは、6番か6T番のトラムで1本です。

冷えてきたので、トラムを待っている間、長女と手をつないでメチャクチャダンス。

2人でくるくる回っていると、体が温かくなってきました。

6番か6T番のトラム、来ないかな~~。

来たと思ったら、9番のトラムか・・・。

そこでちょっとした珍事が。

私たちがトラムの駅でダンスしていると、9番のトラムから降りてきたフィンランド人の男性が手拍子して何やら言いながらスキップして去って行ったのです!

多分、「いいぞ!(手拍子) いいぞ!(手拍子)」って感じのことを声かけてくれたんだと思います。

ヨーロッパの人って、ノリがいいですよね(^^)/

ダンスしながら5分ほど待つと、「6T番」のトラムが来たので乗り込みます。

【21:40】ホテルの最寄り駅「Hietalahti」駅で下車。「ラディソンブル・シーサイドホテル」の部屋に戻りました。

どのトラムに乗ればいいのかな!
寒いから、ダンス! ダンス! 長女とジャンプしながらくるくる回っていました。
9番のトラムから降りた男性が、手拍子とスキップしながら声をかけてくれました!
待つこと5分。「6T」のトラムがやってきました。

明日は朝から大勝負

【21:45】「ラディソンブル・シーサイドホテル」着。

ふ~~っ! 今日も朝からこの時間まで、ヘルシンキを目いっぱい観光して、疲れました!

ハカニエミ市場、旧軍事博物館、公園遊び、ウスペンスキ寺院、マーケット広場で遊覧船に乗船、シーフードのランチ、市場でフルーツ購入、水上バス(フェリー)で世界遺産:スオメンリナ要塞島に渡って島内を北の端から南の端までベビーカーを押して散策。そしておいしい夕食・・・。

1日の行程としては、小さい子ども2人連れて我ながらよくまわったな・・・。この「北欧旅行5日目」だけで、ブログの記事が15回(1日のできごとの記事数としてはこれまでで最高記録)になる、充実の1日になりました。

明日は朝イチのフェリーで、エストニアに向かいます

フェリーのチェックイン時刻は朝7時まで。出航は7時30分。

チケットはネットで購入済みですが、乗船手続きは必要です。

ホテルから港までは近いですが、とはいえトラムで3駅、大型スーツケース2個にベビーカーという私たちは移動のスピードも遅いため、最低30分は見ておく必要があります。

明日は朝6時30分までのホテル出発が絶対。それでも遅いくらいです。

ずっとぐっすりの次女をベッドに降ろし、私と長女は歯を磨いですぐにバタンキュー。その代わり明日は朝4時に起きて、シャワーと荷造りです。

子どもたち2人と自分のシャワーと身支度で所要1時間。荷造りで所要1時間。30分の余裕時間をみると、朝6時30分にホテルを出発するためには朝4時起きが必要です。

でもまぁ今は午後10時前。たっぷり6時間睡眠を取れます。

【22:00】私、長女就寝。

パパの夜のひと仕事

明日朝7時チェックインのフェリーには、絶対に遅れられない。

でも、この港には行ったことがなくて、様子がわからない。トラムの駅と港のターミナルの位置関係やルートがどうなっているのか。時間の余裕がないため、大荷物を抱えたままちょっと迷ったら、即タイムオーバーになる可能性があります。

私と子どもたちはすぐにぐっすりでしたが・・・、パパは1人、単独ミッションを実行に移します。

現在夜の10時ですが、この時間に、1人で、港の様子を下見に行くのです!

1人で夜の港を下見に行くのはやや度胸が必要なことでしたが、明日の朝のリスクを減らすため、パパは決断します。「港を見に行こう」と。

【22:15】パパが1人でホテルを出発。

この時期のフィンランドの日没は午後10時。日没直後で、まだ外は結構明るかったそうです。

夜の単独での出歩きになりますし、万一の盗難(強盗)予防のため、ポケットの中に小銭を入れただけで出発!

まだトラムは動いており、港へ向かう9番のトラムに乗車。港まで行き、ターミナルの入口の位置や、トラム駅とターミナルの位置関係を確認。

その結果、トラムは終点まで乗らないで、終点の1つ前の駅で降りた方がターミナル入口に近いことも判明。

実際に確認したことで、安心して明日を迎えられます。

【23:00】パパ、ホテルに帰着。

パパが戻ると、依然私や子どもたちはぐっすり。パパもすぐに寝ました。

なんせ明日は朝4時起き。フィンランドからエストニアへと国際フェリーで移動する、勝負の日なのです!

でも、午前2時・・・。

次回、真夜中の異変に続きます。

※夏の北欧へ!子連れ北欧旅行記を第1話から読んでみる方はこちら(全て無料)

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