ザグレブからスロベニア:リュブリャナへ特急列車で国境越え(小2&小6:子連れクロアチア+5か国周遊旅 ♯56)
【これまでの旅程】
1日目:昨晩夜に東北地方を出発、シンガポール半日観光の後、空港の椅子で1泊。
2日目:朝5時半の飛行機でアテネへ。セルビア航空機を乗り継いで、ベオグラード経由モンテネグロのポドゴリツァ着。夜11時、ホテルにチェックイン。
3日目:6時起床。オストログ修道院、ポドゴリツァ正教会をタクシー観光後、バスでコトルへ。夕方からコトル観光。深夜2時過ぎ、運休したバスの代替バスの手配に成功しました。
4日目:朝5時に起床し、コトルの城壁登山。その後バスでクロアチア:ドゥブロヴニクに向かい、夕方にホテルチェックイン。ドゥブロヴニク旧市街を散策しました。
5日目:ドゥブロヴニク旧市街観光。夕方のバスでスプリットへ移動。アパートメントで就寝。
6日目:スプリット旧市街観光、トロギール観光。
7日目:朝5時起床、バスでプリトゥヴィツェ湖畔国立公園に行き、雨天の中5時間のトレッキング。夕方のバスでザグレブに移動。
8日目(今日):朝5時起床、6時にホテル出発。近くのベーカリーで朝食のパンを買い、徒歩でザグレブ中央駅へ。列車の切符を購入しますが、ホームに停まっていた列車の半分がオーストリア:ウィーン行き、もう半分がスロベニア方面行きだと気が付き、スロベニア方面行き車両に乗車しました。
ここ、喫煙室だ・・・。
何を隠そう、私はタバコが大の苦手。
タバコの匂いがするなんてヤだ・・・。他の部屋はないかな・・・。
同じ車両の他の個室を見たら、禁煙席で空いている個室を発見!
最終的にその個室で落ち着きました。
【6:55】何か特別なことをしたわけではないのに、もう発車10分前。ふ~っ、疲れた・・・(^^;。
【2023.5 子連れクロアチア・モンテネグロ・スロベニア・イタリア・ギリシャ・シンガポール旅行:8日目その2】
車内で朝食タイム
私たちは6人個室を占有。朝早い列車は空いているので、リュブリャナまで、他の乗客がわざわざ4人いるこの部屋に入ってくることはないでしょう。
スーツケースは2つとも個室に入れてしまいます。足をおろすスペースはないので、靴を脱いで足を椅子の上に上げる格好になります。
早速、買ってきたパンを取り出し、朝食タイム!
今日も朝5時に起きてホテルを出てきましたので、お腹が空いてきました。
【7:05】朝、ベーカリーで買ってきたパンをかじりだすと、定刻通り列車は発車。アナウンスも発車ベルもなく、静かに走り出しました。
昨晩、高速バスで着いたザグレブ。
そしてあっという間に後にします。旅程があと1日あれば、迷わずザグレブを観光していました。
ザグレブよ、さようなら・・・。
また来る日まで・・・。
途中駅のスロベニア:リュブリャナ到着予定は午前9時14分。2時間と10分の列車の旅です。
パンのほうは、とってもおいしい!
次女はクリームパンを買ったのですが、パンに塗ってあったカスタードクリームが袋の方にベッタリとついてしまうハプニング。
袋の内側についたクリームを舐めながら、パンをモグモグ。パンの中にもクリームが入っていました。
長女のチョコパンは、中にチョコくりーむがいっぱい。
パパのソーセージパンは、ソーセージが本格ソーセージではなくて、日本の菓子パンに挟んであるようなソーセージ。さっぱりしていて食べやすく、これはこれで全然いいと言っていました。
パパは、ハムのパンも食べます。生ハムではなかったです。
私はポテトサラダのパン1つだけでお腹いっぱいになりました。
次女の発見
30分ほどで朝食は終了。おいしいパンをたくさん食べて、みんなお腹いっぱいです。
車窓を見ながらゆっくりしました。
次女:ママ、見て! 人の家にも落書きがある!
次女の指さす方を見ると、落書きだらけのビルやアパート、塀にまじって、何と普通の家の壁にも落書きが!
あれはやられた人いやだろうなぁ(^^;
こんなことも。
私が次女の座席に足を伸ばして座っていると、何を思ったか、次女が私の足の匂いをくんくんかぎます。
次女:あっ、これ、ママの匂いだ!
何ですと!! 足の匂いが、私の匂いですと!!! 私は足が臭いなんて言われたことないんですけど!!
私:変なこと言うのやめてよね次女!
長女:(笑いをこらえきれず)ふふふふふ・・・。
私:長女まで!
パパ:まぁまぁ、次女も冗談でもやめなさいほんとに・・・。ママの足は、パパの足よりほんの少~しだけ臭いだけなんだから。
私:パパまで!!!
うちの一家で、私の足が一番臭くない自信があるのに~~"(-“"-)"
国境の駅でahamoの接続が切れる
【7:30】山の中の、小さい町の駅に到着。
駅名は、「ドボヴァ(Dobova)」。Google Mapで調べてみると、クロアチアとスロベニアの国境に面した、スロベニアの小さな町です。
もうスロベニアに入りました!
ここから先、スロベニアはahamoの海外サービス対象外ですので、明日スロベニアを出るまでの間、wifiがないとスマホはつながらなくなります。この街はスロベニア側ですが、まだギリギリつながるようです。
駅を出ると、すぐにahamoの接続は切れました(^^;。
次にahamoがつながるのは、明日、私たちがスロベニアから出てイタリアに入る時です。
パスポートチェック
【7:40】国境の駅を出たあたりで、車掌さんが回って来ました。
切符とパスポートをチェックするみたいです。
やっぱ、パスポートチェック、あるんだ・・・(^^;
良かった次女の年齢をごまかさないで・・・(^^;
おじさん車掌さん、パパが渡した4つのパスポートを受け取りますが、
おじさん車掌さん:パスポートお願いします。ヤポンスキー(日本人)?
パパ:ヤポンスキー。
おじさん車掌さん:(4人のヤポンスキー、ブツブツ・・・)
何やらブツブツ言いながら、4枚のパスポートを開きもせずにパパに返しました。
以上で、検札終了。
他の部屋ではパスポート見ているみたいでしたが、何と日本人はノールックパスでした(^^)/
長女の不調
ドボヴァ駅で10分ほども停車していたでしょうか。再び列車は走りだしました。
この線路は、スロベニア中部を流れる「サバ川」に沿ってリュブリャナを目指して走ります。
のどかな、川とその沿線の集落の景色。
この景色、どこかで見たような・・・。
そうです、ドイツのエルベ川沿いを走る列車から見た景色とそっくりです!
しばらく、車窓ののどかな景色に癒されましたが、ここで長女にアクシデント。
長女:頭が痛い・・・。さっきから・・・。
実は、この列車が発車してすぐ位から頭が痛くなってきて、体のだるい感じもあるようです。
あれれ・・・、列車でゆっくりしてるのに・・・。
寝不足の影響かもしれない。
何せ、昨晩は夜12時半まで起きていたのに、朝5時半に文字通りたたき起こして連れて来ていますから。
小児用バファリンを持って来ていますので、それを飲ませます。長女の身長だと6錠。
実は長女は、小学校1年生の時にウイルス性髄膜炎で2週間入院して以来、今でもときどき頭痛が出て悩んでいます。退院して1年後にはすっかり体力も元に戻ったはずなんですが、なぜか偏頭痛は治らず・・・。
海外旅行に出てきた時も、だいたい一度は頭痛が出ます。頭痛は小児用バファリンを飲まないとまず治らない(長女の場合。薬を飲んで安心するという側面もあるのでしょう)ので、私たちにとっては必須のアイテムなのです。
私:着くまでまだ1時間以上あるから、寝てなさい・・・。
そのまま私のモモを枕にさせ、長女を寝かせました。
私もぐっすり寝ました。パパと次女は起きていたようです。
ジダニ・モスト(Zidani Most)駅に到着
【8:20】途中駅に到着。駅の名前は「ジダニ・モスト(Zidani Most)駅」。
ここも田舎の駅です。
リュブリャナまではあと約1時間です。
この駅を出たあたりで、パパは列車の最後尾を見に行きました。
すると、現在、この列車は機関車+客車4両(1等1両+2等3両)で運行していることがわかりました!
ザグレブを出る時は、客車10両つながっていましたからね。
そう言えば、この駅の前に止まった駅で、ガチャンガチャンやって振動が伝わってきていました。ジダニ・モスト駅で切り離されたのか、その前の国境の駅で切り離されたのか、この列車はすっかり短くなっていました。
この駅の前後から、私と長女はぐっすり。パパと次女は起きていました。
パパが、1人で走行中の列車内を探検に行くと、後ろのウィーン行きの半分は切り離されてなくなっていました! 今、この列車は機関車+客車4両のわずか5両編成で走っています。
トイレのドアを少し開けて
【9:15】リュブリャナ到着予定時間の午前9時14分を過ぎましたが、列車はまだ森の中を走っています。
列車、遅れています。
遅れているのはわかるんですが、スロベニアの首都:リュブリャナ駅まで行くのに、まだ森の中って(^^;
リュブリャナって、首都だけど相当田舎町なのかな・・・。
それとも、いきなり大都会が出てくるとか・・・。
いきなり駅に着くかもしれないので、いつでも降りれる準備をしておきます。
長女はまだ頭が痛く、気持ちも悪いと言います。
次女の頭をマッサージします。
パパは列車のトイレに行きましたが、きれいだったあのトイレは電気が切れていて、扉を閉めると真っ暗になってしまったようです。
パパ:真っ暗なのは怖かったから、ドアを少し開けて用を足したよ!
男性はそんなことできていいわね・・・。
【9:30】外を見ていると、明らかに街の中に入りました。
少し高い建物も出てきました。
これは、リュブリャナ到着が近いに違いない。
アナウンスは一切なく、Google Mapも使えない状況。
駅で降りる前に、ホームにあるであろう駅名を確認したい。
リュブリャナのスペルは「LJUBLJANA」。駅名が、「WEST LJUBLJANA」とかだと要注意。ヨーロッパ電車旅で、これまで何度か引っかかりそう(間違って下車しそう)になってますので・・・。
リュブリャナ駅に到着!
【9:40】大きな駅に到着!
これまでに停車した途中の田舎駅とは明らかに違う雰囲気、多分ここがリュブリャナ駅だ!
他に降りる人も結構いました。
ホームの駅名表示を必死に探しましたが・・・。
まさか、この駅・・・・。
駅名表示がありません!!!
え、そんな駅、ある??
どこかに書いてあるのでしょうが、ホームを見回しても私たちには見つけられませんでした。
近くの人に「リュブリャナ?」と聞いてみると、「リュブリャナ!」という返事。
大丈夫、ここはリュブリャナ駅みたいです(^^)/。
リュブリャナ駅にもエレベーターがない!
【9:45】さて、長女の頭痛はありますが、とりあえず駅を出ます。
エレベーターを探しますが・・・。
ザグレブ駅に引き続き、この駅にもエレベーターがありません!!
まぁ、クロアチアの首都の駅にもないんだから、スロベニアの首都の駅にもなくても不思議じゃないよね・・・。
再びパパの出番。
エイホエイホと、スーツケース2つを、1つずつ担いで階段をクリアしていきます。
私たちが目指すのは、今晩泊まるアパートメントがある、駅の南側出口です。
もう1つのミッション
【7:45】ここリュブリャナ駅を出る前に、私たちにはもう1つやっておきたいことがありました。
それは、この駅通路の半地下部分にあるという、たこ焼き屋さんの場所の確認です。
今日は、全14日間の旅行の8日目。そろそろ日本の味が恋しくなる頃だろうと、このたこ焼き屋さんでテイクアウトでたこ焼きを買って、ランチにする予定なのです。
ただ、「駅構内の半地下の所」と言われましても、見つけられるかな・・・。
心配をよそに、たこ焼き「祭」はすぐに見つかりました!
おおお、あった~~!
本格「ちょうちん」に、変な日本語でない日本語! これは本格派の予感・・・。
午前11時オープンなのでまだやってませんが、場所は確認しました。
次のミッション:バスターミナルへ
【9:50】次なるミッションは、駅に隣接しているというバスターミナルとバス乗り場の確認、そしてあわよくばバスチケットの購入です。
私たちは、バスターミナル11時30分発のバスに乗って、ヨーロッパ最大級の鍾乳洞:ポストイナ鍾乳洞へ向かう予定なのです。でも、切符の事前購入はやり方がわからなくてできていませんでした。
バスターミナルは、駅を出て右方向にあるようです。
バスの切符購入に成功!
【9:55】バスターミナルはすぐに見つかりました。
切符売り場と思しき建物に入って行きます。
中にはバスの発着時刻や乗り場を電光掲示板、切符売り場の窓口、軽食屋さんと売店がありました。
今回の旅行で、私たちがここから乗る予定にしているバスは2つ。
今日11時30分発、ポストイナ鍾乳洞行き(往復。所要1時間。チケット未購入)。
明日の朝7時発、ベネチア行き(所要3時間半、チケット購入済み)。
電光掲示板を確認すると、ポストイナ行きのバスは13番乗り場、明日のベネチア行きは2番乗り場からのようです(明日のベネチア行きのバスはさすがに出ていなかったが、行先とそのバス会社が使っている乗り場が2番乗り場だった)。
早速、窓口で、ポストイナ行き往復バスチケットの購入に挑戦!
パパ:ポストイナ行きの11時30分発のバス、大人2人と子ども2人、往復でお願いします。
女性係員:帰りのバスは、何時のにしますか?午後4時過ぎと、午後6時過ぎがあります。
パパ:午後4時過ぎ(16:13発)のほうでお願いします。
座席は空いていて、こんな感じでスムースに購入できました!
座席指定はできないようでした。早めに乗って、いい席を確保する必要がありますね。
ここの支払金額の記録がなくて、いくらだったのか、確かなことが書けません(^^;
カードの利用記録はないので、現金のみだったようです。
事前調査通りの、往復1人12.5ユーロだったような気がしますが、子ども料金はいくらだったっけな・・・。
この時のレシートを紛失してしまい、この時払った金額がわかりません(^^;
実は、ポストイナ鍾乳洞はツアーガイドのみの入場で、出発時刻も決まっており、私たちは公式ホームページから午後1発のツアーを予約していました。
だから、午前11時半発のバス(所要1時間)のチケットを取るのは必須事項だったのです(バスは1日3本のみ。列車でのアクセスもできますが、バスより不便)。
無事購入できて安心しました。
残された重大ミッション
【10:00】さて、午前11時30分発のバスチケットは無事に取れましたが、私たちには重大ミッションがもう1つ残されていました。
それは、今運んでいるスーツケース2つを、今日泊まるアパートメントに預けに行くという難事業です。
どうして難事業かと言いますと・・・。
ホテルなら、フロントに常に人がいるので、チェックインや荷物預けも容易です。
しかし、アパートメントのチェックインの方法はさまざま。今回泊まるアパートメントは、スプリットで泊まったアパートメントのようなオーナーお迎えでなく、キーボックス方式。
キーボックスの位置やパスワード、荷物の預け入れが可能かどうかなど、事前にオーナーさんとメールでやり取りはしているのですが、現地で実際にやるのはドキドキものです。
私たちは、午前11時のたこ焼き屋さんのオープンと同時にたこ焼きを買いに行き、11時30分発のバスに乗ります。現在午前10時ですので(ここまでは超順調!)、これから1時間以内に、アパートメントまで行って荷物を預け、帰って来なければいけません。
予約しているアパートメントは、ここから600m。スーツケースを押して10分の距離です。
しかし。長女は頭痛で参っているので、とても歩ける状態ではありません。
パパたちとの別れ
どうするかをパパと相談。
私と長女はカフェかどこかで1時間休み、パパと次女の2人だけで、アパートメントへ向かうことにしました。
スロベニアではahamoが使えないので、パパとはスマホで連絡を取ることができません。
リスクはありますが、長女のこの状態を考えればやむなしです。
駅前にカフェがありましたので、ここにしようか。
お店の名前は「Box Bar」。決しておしゃれなカフェという感じではありません。
Google Mapで調べてみると・・・、口コミ評価3.6点。まあまあといった所。
キョロキョロ見回してもすぐ近くに他のカフェはありませんでしたので、まぁ、休憩するだけだし、どこでもいいか・・・。
パパが店員さんと交渉して、2人分の席を確保してくれました。
パパ:じゃ、行って来る。荷物預けが成功しても失敗しても絶対に1時間で帰って来るから、このカフェから動かないでね。
私:わかった。次女、パパを助けてね!
次女:まかセロリ!
この間までベビーカーに乗っていた次女も、もう小学2年生。大人になりました。
【10:05】こうして、パパと次女の2人で、それぞれスーツケースをゴロゴロ転がして、アパートメントに向かったのでした・・・。
きっとパパならうまくやってくれる・・・。
そう信じていました。
お化け屋敷に着く次回に続きます。
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