【2023.5】成田空港のイミグレーションで、私と次女の時だけゲートが閉じられた(小2&小6:子連れクロアチア+5か国周遊旅 ♯4)

【朝5:30】パパの徹夜の運転で成田空港に到着、チェックイン後の朝ご飯タイム。

このGWに、小学6年の長女と小学2年の次女を連れて行ってきた、13泊14日間クロアチアなど全6か国をまわる「子連れクロアチア+5か国周遊旅」のお話、はじまり~~、はじまり~~。

※前回の記事から更新がすっかり遅くなってしまい、いつも読んでくださっている方々には大変申し訳ありませんでした。今後もゆっくりペースでの更新になりそうです。

2020年から2年半、日本人の海外旅行はコロナでほぼ全滅。

コロナ禍後に行った海外旅行としては、私たち家族は、2023年2月のオーストラリア旅行に次いで今回で2回目となります。

3年ぶりの海外旅行となった2月のオーストラリア旅行の時は、無事に飛行機に乗れるか、ホテルに入れるか、ワクチン接種証明書は、発熱は・・・などと思いっきり不安でいっぱいでしたが、その3か月後の今回の旅行では、その辺の不安は全くなし。

空港での検疫体制とか、イミグレーションの様子とか、海外に1回行って来てわかってるもんね~~(^^)/

3か月前、飛行機にも乗れたもんね~~(^^)/

ただ、旅行を邪魔する魔の手は、意外な所から忍び寄っていました。

【2023.5 子連れクロアチア・モンテネグロ・スロベニア・イタリア・ギリシャ・シンガポール旅行:出発2日前】

車の異音

出発日の2日前の日曜日、パパが変なことを言い出しました。

パパ:うちの車、どうもエンジンからカラカラという変な音がする気がする。ほら・・・(エンジンをかける)。

私:え・・・、私はわからないけど・・・。

パパ:いや、かすかに「カラカラカラ・・・」という音がする気がする。もう10年以上経っている車だし、明後日(自宅のある東北地方から)成田空港に向かう途中に車が動かなくなったら困るから、念のため点検してもらってくる。

そう言って、明後日乗って行く予定の8人乗りの車の点検に、いつも車検でお世話になっている「コバック」さんに向かいました。

車の点検結果は・・・。

何と、パパの心配通り!

車の発電機の部品が壊れかかっているようで、何かのきっかけにいつ車が走らなくなってもおかしくない状態とのこと。家の近隣で乗っている分には構わないけれど、これで成田空港には行かない方がいいですと言われたとのことで・・・。

急きょ、もう1台の我が家の車、コンパクトカーの方で行くことにし、予約していた成田空港民間駐車場にも車の変更について電話連絡。

すると、駐車場の方は「車の変更は、当日の受付時に言っていただければ大丈夫です」とのことでした。

今回の飛行機は、朝8時15分離陸。

東北地方の家を前日の夜8時に出発し、高速道路を6時間以上走った後に途中のPAで仮眠して、早朝4時30分に成田空港民間駐車場に到着する日程だったので、私と子どもたちは足を伸ばして寝れるように大きな車で行く予定だったんですが・・・(^^;。

コンパクトカーにスーツケース2つ+ベビーカー、大人2人、小学生2人(とは言っても長女は小柄な大人並みの身長)を満載し、それで車内で仮眠します。

子どもが2人とも保育園の頃はコンパクトカーでもいけたんですが、今はキツイ・・・。

でも、車の故障だから、やるしかない。

それにしても、私が(パパから指摘されても)全く気が付けなかったエンジンの異音を感じ取って、点検にまで持って行ったパパに拍手です!

パパに言うと、余計な一言が返って来ました。

私:エンジンの異音、(言われても)全然わからなかったわ。

パパ:(得意げに)そりゃ、ママは「成田空港に着けないかもしれない」なんて、考えたこともなからだろ。俺は毎回、車の故障や高速道路の事故渋滞、天候のことがすごく心配なんだ。

私:ムムッ・・・(確かに、車の故障については考えたこともなかったわ・・・)。

【出発前日】

パパの腹部の違和感

実はパパには2年ほど前から人間ドックの診断結果で胃に小さなポリープがあり、経過観察になっていました。けれども、小さなものなので、急いで切除したりする必要はない、とのことでした。

ただ、パパは、それがいつの間にか大きくなったり、がんに変化したりする可能性を心配していました。

車の話からさかのぼること1週間。

パパの目線で書きます。

どうも、仕事中、腹部に違和感を感じる。鈍い痛みとでも言うのか。

激痛ではない。けれど、痛みを確かに感じる。

まさか。。。がん??

1週間後にはクロアチア。海外旅行保険には入っているけれど、クロアチアで入院とか手術とか絶対に避けたい。

まさかとは思うけれど、海外への出発前に、一応検査してもらおう。

がん以外の病気だったら、薬がもらえるかもしれないし。

もしがんだとしても、細胞を取って病理検査の結果が出るまでどうせ1~2週間。クロアチア旅行から帰国後に、結果を聞くことになる。つまり、旅行には行ける。

大病が即判明するようだったら、旅行はあきらめないといけない。

この辺がパパの整理でした。

出発前日の夕方、パパはかかりつけの内科を受診しました。

パパ:どうも、1週間ほど前から、肋骨のあたりの腹部に痛みを感じます。特に、こういう姿勢の時に・・・。ここって肝臓があるので、肝臓の病気かなと・・。胃に小さなポリープもあるので、それが原因なのかも・・・。

名医:肝臓は腫れてると触診だけでわかりますが・・・、腫れはないようなので、肝臓が原因ではなさそうです。そこだと、胃のポリープも関係なさそうです。

パパ:こうして椅子に座って下を向くと痛いような気が・・・。

名医:あ、それはパパさん、お腹が出たからですよ! お腹に脂肪がつくと、お腹を丸めて下を向くと脂肪が肋骨を圧迫し、痛みが出るんです。運動しないと。

パパ:え・・・、あ・・・、確かに、お腹が出ました・・・(^^;

何と、お腹の痛みの原因は、「お腹の皮下脂肪」。パパは痩せている方なんですが、若い頃よりもお腹が出て来ていて、それが原因だったのです!

プププ・・・。

いや、笑ってはいません! 

旅行には問題がなかったので、喜んでいるんです(^^)/

【出発日】

ようやく迎えた出発日!

【16:00】子どもたち帰宅

【17:00】私がパートから帰宅。子どもたちとシャワー。最終荷造り。

【18:30】パパ帰宅。シャワー。最終荷造り。

【20:00】出発予定時刻も、パパの準備が終わらず。私も家の最終確認をいろいろ。子どもたちはずっとゲーム。

【21:15】予定より1時間以上遅れて、ようやく東北地方の自宅を出発。コンビニで夕ご飯・明日の朝ご飯を買って、車内で夕ご飯。

もうすぐゴールデンウィーク、4月下旬と言っても、東北地方の山の方ではまだまだ雪があります。山越えをするため、スタッドレスタイヤを履き、一路、ギュウギュウ詰めのコンパクトカーで成田空港へ!

成田空港までは、ノンストップで走っても所要6時間以上です。

【22:00】私と子どもたちは後部座席で就寝。パパは徹夜でドライブ。

そして、日をまたぎます。まだ東北地方を走っています。

パパが途中のSAで撮影した写真。車の後部座席で、私と子どもたちはぐっすりです。

【2023.5 子連れクロアチア・モンテネグロ・スロベニア・イタリア・ギリシャ・シンガポール旅行:1日目その1】

※私の旅行記では、「家を出た日」ではなく、「日本を出た日」を1日目と数えています。

【4:00】途中で1回トイレ休憩を挟んで走ること7時間弱、成田空港民間駐車場「USAパーキング」に到着!

【4:30】30分ほど車内で休憩し、開店2番目で受付。

【4:40】始発の送迎バスで駐車場を出発。

【4:50】成田空港第1ターミナル着。

朝4時40分、朝イチの送迎バスにスーツケースとベビーカーを積んでもらい、成田空港第1ターミナルに向かいます。
予定通り、朝5時前に成田空港に到着! 次女は寝起きで機嫌が悪いです。

成田空港に入れない・・・

私たちの便は朝8時15分離陸なので、その3時間前に、しっかり空港に到着。

まずは順調です。

一睡もしていないパパが心配ですが、これから海外へ出るという興奮からか、全然眠くないとのこと。ま、もう少しがんばって、シンガポールまでの6時間半、機内でゆっくり寝ようと話していました。

いつもの記念撮影をし、ターミナル1に入ろうとしますが・・・。

あれ? ドアが開かない・・・。

まだ朝5時前。朝早すぎて、ドアが開かないのでしょうか・・・。

朝5時に開くのかな?

周囲には、私たちと同じように空港に着いたけれども入れない人が増えてきました。みんなで20人くらいいたでしょうか。

【5:00】成田空港第1ターミナル開錠。

私たちは入って左の、スクート航空のカウンターに向かいます。3か月前にオーストラリアに行った時も利用しているので、あの時と同じですね。

この時間に空港に入ってく人たちはみんな私たちと同じ便に乗る人のようで、みんなでぞろぞろと左側に向かいました。

成田空港、ゲートの扉は開錠したのに、電光掲示板とかはまだ真っ暗なまま。もう朝5時なのに、結構ゆっくりしてるんだなぁ・・・(^^;

スクート航空のチェックインは、離陸3時間前の、朝5時15分からという案内が出ていました。すぐに列に並びます。さっさとチェックインを済ませてから、朝のお支度にします。

朝4時50分。あれっ、入口のドアが開かない・・・。他にも困惑者多数。

空港で朝ご飯

【5:20】スクート航空(TR809便、シンガポール行き)のチェックイン開始。

今回の旅行では、往路は2日間かけて飛行機に4回乗り、モンテネグロのポドゴリツァを目指します。

まずは、スクート航空で、成田からシンガポール経由でギリシャのアテネに向かいます。その後、アテネでセルビア航空にてチェックインし、ベオグラード経由でポドゴリツァ、という流れです。

4回のフライトのうち、まず初回となるのが、このシンガポールへのフライト。所要時間は6時間半です。

【5:30】私たちは先頭から5組目ほど。問題なくアテネまでのチェックインを完了。スーツケース2個とベビーカーを預けました。

これら3つの荷物はアテネまで行きます。

良かった~~(^^)/

2年半前、カンボジア旅行に行く時に、このチェックインができず、成田空港で搭乗拒否されていますから(^^;

私たちは今日シンガポールに入国し、半日だけ観光もしますので、必要な衣類などはリュックの中に入れてあります。東京は現在気温15℃くらい。シンガポールは30℃くらいなので、夏服が必要なのです。

ちなみに我が家のある所(東北地方)の昨日の最低気温は5℃でした。

さて、離陸まで2時間半以上。ここで朝のお支度&朝ご飯にします。朝ご飯は、昨晩、コンビニで買ってあります。

まずはトイレで歯を磨き・・・、どこで朝ご飯を食べるか、ちょっと空港をウロウロして・・・。

結局、チェックインカウンター近くの休憩スペースで食べることにしました。

私たちの他にも、東南アジア系のご家族が子どもと一緒に朝ご飯を食べていました。

成田空港で朝ご飯タイム。おにぎり、カニパン、カロリーメイト、ちくわ、バナナなど。

イミグレーションが開かない・・・

【6:00】朝ごはん終了。

早めに日本を出国してしまってからゆっくりしようと思って、出国の入口に向かうも、何と、「OPEN 7:00」との張り紙が。。。

えっ、まだ1時間もある・・・。

繰り返しますが、私たちの便は朝8時15分離陸。搭乗開始はおそらく7時30分くらいです。なのに、イミグレーション&荷物検査のブースが7時にしか開かないなんて・・・。

朝早い飛行機で、イミグレーションは混雑などはしないのでしょうが、ちょっとのんびり過ぎなような気がしました。

電光掲示板を見ると、私たちの飛行機が一番上に表示されていました。成田空港では、朝8時15分離陸の飛行機が始発なのです!

う~~ん、あと1時間・・・。

仕方ない、椅子の所に戻ると順番は確保できないし・・・。パパだけ並んでもらって1時間後に私と子どもたちが列に戻ることもできるけれど、他の人たちには順番を抜かしたように映るんだろうなぁ・・・。

仕方ない、ここは、地べたに座って1時間過ごそう!

1時間の休憩です。

子どもたちのおしりの下には携帯用のクッションを敷き、壁によりかからせます。パパは床に座りました。

ここまで徹夜のパパはウトウト。子どもたちはずっとスマホでユーチューブを見ていました。

【7:00】出国ゾーン、オープン

【6:00】ナヌ!? 朝7時オープン!? のんびりし過ぎでない成田空港!?
私たちの乗るシンガポール行きが朝イチの便でした。
携帯用クッションを敷いて地べたに座らせ、1時間時間をつぶします。

はさみ没収される

手荷物検査で、何と、パパのリュックが反応しました。

何か入れたっけ・・・。

指摘によると、ハサミが機内持ち込みできないとのこと。

私:えっ、パパ、はさみなんて凶器になるから、普通考えて無理だよね?

パパ:はさみってダメなんだっけ・・・(^^; 便利かと思って100円ショップで買って、リュックの中に入れてたんだった(^^; 

かくして、はさみが没収されました。

皆さん、はさみは便利ですが、スーツケースに入れてくださいネ(^^)/

ゲートは閉じられた

【7:15】手荷物検査を終え、イミグレーションに向かいます。

パパと長女、私と次女の2組になって、別々の窓口に向かいました。

私が、私と次女のパスポートを係官に出すと、係官は機械に通しながら、「あれっ、あれっ」とつぶやきます。

「あれっ?」

私、何かやった??

発熱はしていないと思うけれど・・・、コロナの何かに引っかかったのかな・・・。ワクチン接種証明はパパが持ってるから、パパからもらわないと!出国後のパパから、紙を受け取れるのかな??

もしや、パスポートの残存期間??

何?

何?

係官:すみません、少しお待ちください。

小さな声でそう言うと、私たちが先に進めないよう、物理的にゲートの扉を閉じました

隣のゲートを見ると、パパと長女の組み合わせは難なくクリアしていて、心配そうにこちらを見ています。

えっ!!

私たち、出国できないの!???

パパと長女は向こう側に行っちゃったのに!?

無事に飛行機にチェックインできたから大丈夫だと思ったのに。。。

やっぱり私たち家族は、海外旅行に行けない運命にあるんだ・・・。

このままパパと長女だけでクロアチア+5か国周遊旅行に行くとして、スーツケース2つはすでにチェックインで預けてある。アテネでパパがスーツケース2つを受け取れるとしても、アテネからベオグラードへ向かう便の時は、私がいなくてはスーツケースを2つ飛行機に預けられないはず(パパ×1個、私×1個で予約してるから)。

そこはパパなら何とかするのでは・・・(根拠なし)。

私が次女を連れて東北地方に帰るとして、車の鍵は、私も持ってる。

パパと長女は、2週間後、新幹線で帰ってくればいい。

あれだけ苦労して6か国のホテル、航空機を含む移動手段を予約し、お金もすでに60万円以上支払ってるのに、またも全てドブに捨てなくてはならないの・・・。

今回は、前回搭乗拒否で旅行に行けなかったカンボジアのように、全てドブに捨てるわけにはいかない!

捨てるとしても、半分だ!!!

絶対に、パパと長女の2人だけでもクロアチアに行ってもらう!

ここまで1秒で思い付きました。

私たちは、係員に、隣のゲートに移るよう指示されました。

今後、どうなるのか・・・。

もう、なるようにしかならない・・・。

私と次女の2人で東北地方に帰る心の準備はできました。いや、昨晩自宅を出る時から、そんな気はしていたのです。

次回に続きます。

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