クロアチア：ザグレブからスロベニア：リュブリャナへの列車は乗り間違いにご用心(小2＆小6:子連れクロアチア＋５か国周遊旅 ♯55)
【これまでの旅程】
１日目：昨晩夜に東北地方を出発、シンガポール半日観光の後、空港の椅子で１泊。
２日目：朝５時半の飛行機でアテネへ。セルビア航空機を乗り継いで、ベオグラード経由モンテネグロのポドゴリツァ着。夜11時、ホテルにチェックイン。
３日目：６時起床。オストログ修道院、ポドゴリツァ正教会をタクシー観光後、バスでコトルへ。夕方からコトル観光。深夜２時過ぎ、運休したバスの代替バスの手配に成功しました。
４日目：朝５時に起床し、コトルの城壁登山。その後バスでクロアチア：ドゥブロヴニクに向かい、夕方にホテルチェックイン。ドゥブロヴニク旧市街を散策しました。
５日目：ドゥブロヴニク旧市街観光。夕方のバスでスプリットへ移動。アパートメントで就寝。
６日目：スプリット旧市街観光、トロギール観光。
７日目(昨日)：朝５時起床、朝６時にスプリットのホテル出発。７時発の長距離バスに乗り、プリトゥヴィツェ湖畔国立公園に向かいます。途中、突然のバスの乗り換えを経て、午前10時半、国立公園に着いたと思ったら、バスが「エントランス２」をパスしたので大いに焦りましたが、無事「エントランス１」には停車。
雨の降りしきる中、午前11時、雨具を装備して１日コースのトレッキングに出発。12時、歩いて全行程の３分の１まで来ましたが、渡し舟に乗るのに１時間かかり、昼食は雨の中立ったままカロリーメイト。
途中、渡し舟の連絡などで時間ロスしたり、次女が泣いたりしながらも、雨の中、５時間でトレッキングを完遂。
国立公園入口にあるレストランで、名物マス料理を食べて大満足。ザグレブ行きのバスが35分遅れでビビりますが、無事ザグレブに到着。次女がバスの中にスマホを忘れるも、運転手さんがわざわざパパを探して届けてくれました。
トラムでホテルへ行く時、打刻機で打刻ができないピンチをスルーして、玄関に鍵がかかっていて入れないトラブルもクリアしてチェックイン。大きなお部屋でくつろぎました。
結局、プリトゥヴィツェ湖畔国立公園の雨天トレッキングで履いたズボンは汚れてしまって、今回の旅行では今後使えなくなりました。代わりのズボンを出します。
靴も泥だらけですが、できるだけウェットティッシュで拭いて、ある程度まできれいにしました。
明日のスロベニアの天気は・・・、くもり！
良かった雨じゃなくて(^^;
朝起きてすぐ出発のため、荷物はすぐにスーツケースにまとめられるようにしておきます。
【24:30】パパと子どもたち就寝
【25:00】私就寝
【2023.5 子連れクロアチア・モンテネグロ・スロベニア・イタリア・ギリシャ・シンガポール旅行：８日目その１】
睡眠時間は４時間
【5:00】私、パパ起床。
睡眠時間は４時間しか取れませんでした。まず、大人が朝の支度をします。
今日は、スーツケース２つを転がして６時にホテル出発、パン屋さんに寄って朝食のパンを買い、６時20分までに徒歩でザグレブ中央駅へ行く計画です。
駅で切符を購入し、７時過ぎ発の特急列車で、スロベニアへ向かう予定です。
ホテルからザグレブ中央駅までは、徒歩600mくらい。雨降っていないか確かめるために外の様子を見に行ってみると、まだ暗い中、小鳥が大合唱していました。
スーツケースの荷物をまとめます。
【5:30】子どもたちを起こします。
子どもたちの睡眠時間も５時間。さすがに起きてくれません(^^;
でも、ここが今日の勝負所！
夫婦２人で分担しながら無理矢理起こし、歯を磨いて服を着せて・・・。
長女の必殺技「寝ながら歯磨き」も炸裂する中、意外とスムースに出発の支度を完了。
【6:00】予定通りの、朝６時のホテル出発に成功しました！
ベーカリー「KRUGE 2」で朝食のパンを購入
【6:05】５分で、ホテルの近くのベーカリー「Bakery KRUGE 2」に到着。
こちらは朝６時オープンのベーカリーで、Google Mapの口コミ評価で4.6点！という優良店。事前調査段階で、たまたまホテルの近くで朝からやってるこのお店を見つけて、ここに行こうと決めていたのでした。
【6:10】５分ほど悩み、
私：ポテトサラダのパン
パパ：ソーセージのパン、小さいハムのパン×２
長女：チョコレートのパン
次女：クリームのパン
合計６個で、5.3ユーロ（770円）！
外食代が高いヨーロッパですが、クロアチアでは、パンはまだ日本より安いですね！
買ったパンはリュックにしまって、ザグレブ中央駅へ急ぎます。
ザグレブ中央駅へ
スーツケースを転がして、駅へ向かいます。
朝６時過ぎ、人通りはほとんどありませんが、もうトラムは動いていました。
【6:15】ザグレブ中央駅に到着。朝７時過ぎ発の列車に乗る予定ですので、順調順調。
リュブリャナ行き特急列車の切符の購入成功！
まずは、スロベニア：リュブリャナ行きの列車の切符を購入します。
今回の旅行では、飛行機、バス、列車を駆使してギリシャ→モンテネグロ→クロアチア→スロベニア→イタリア→ギリシャと周遊しますが、行程の中で唯一、このザグレブ→リュブリャナの切符だけ、事前購入の仕方がわからず、現地手配としていました。
よほどのピークシーズンでもなければ、まず満席になることはないという情報でしたが・・・。まぁ、この時間の列車だし、大丈夫でしょう。
なお、この区間をバスで移動する方法もありますが、私の調べではバスと料金に差はなく、私たちはバスより列車が好きなので、列車移動を選択しました。
駅の電光掲示板を見ると、事前に調べておいた７時５分発のリュブリャナ行きの列車が案内されています。
２番ホームのようです。
よしよし。。。
どうも、リュブリャナ経由、フランクフルト行きのEC（特急列車）のようです。
10番の窓口で切符を購入します。
パパが切符を購入。
クロアチアでは、７歳から子ども料金、６歳までは無料です。
リュブリャナまで、大人１人９ユーロ、子どもは4.5ユーロでした。
大人２人、子ども１人で、合計22.5ユーロでした。
私：あれ？ 次女の切符は？ ７歳から子ども料金じゃなかったっけ？
パパ：７歳から有料だけど、次女、背が低いから、６歳って言ったら切符いらないって言われた(^^)/。
私：そう・・・。でも、国際列車だし、列車内でパスポートチェックがあるかもよ？
パパ：ああ・・・、そうだね！！ やべやべ！ やっぱ次女の切符買ってくる！
クロアチアもスロベニアもシュンゲン協定加盟国なので、イミグレーションはありませんが、切符とパスポート両方のチェックがある場合もあります。
子ども料金わずか4.5ユーロ（650円）のために、危ない橋は渡れません。
パパは、「すみません、うちの子ども、やっぱり７歳でした(^^;」と言って、子ども１人分の切符を追加で買っていました。恥ずかしや～～(^^;
【6:25】って感じで、無事、４人分の列車の切符の購入に成功しました！
あれっ？？
列車の出発まで、あと40分。余裕余裕～。
リュブリャナ経由、フランクフルト行きのEC（特急列車）は２番線。さて、ホームの入口の電光掲示版を再度確認すると・・・。
ん？
同じ７時５分発、２番線の列車が、２つ表示されています。
１つは、私たちが乗る LJUBLJANA（リュブリャナ）ーFRANKFURT（フランクフルト）です。
その上に、MARIBORーGRAZーWIENっていう列車の表示があります。
GRAZって、オーストリアのグラーツのことかな？
WIENは、オーストリアのウィーンのことかな？
２番線から、同じ時刻に、フランクフルト行きの列車と、ウィーン行きの列車の２本が発車するってこと？？
ううう、こんなの初めて・・・。急にドキドキしてきました。
パパ：いくつかの可能性があるぞ・・。１つは、前半分がフランクフルト行き、後ろ半分がウィーン行きみたいになってる連結タイプの列車。山形新幹線みたいに、途中で２つに分かれる感じ。もう１つは、２番線自体が２A、２Bみたいに２つあって、２本の列車が停まっている可能性。
私：なるほど、そういうことか・・・。
パパ：そしてもう１つは、電光掲示板の表示が間違っている可能性。例えば、どちらかの列車は本当は６時3５分発なのに、30分遅れて７時５分になっちゃったとか。
私：なるほど・・・。確かに日本でも、列車が遅れてるときに電光掲示板が混乱することあるもんね・・・。
それら、いくつかの可能性を頭に入れながら、とりあえずホーム（１番ホーム）へと入りました。
ただ列車に乗るだけだと思ってたのに、どうしてまたこんなドキドキの状況が・・・(^^;
エレベーターがないんですけど・・・。
【6:30】ホームに入り、エレベーターを探します。
あれ？ エレベーターは？？
ここは、クロアチアの首都、ザグレブの中央駅です。
エレベーターがないわけはないんですが、ちょっと見当たりません。
私たちは、大きなスーツケース２つ転がしているので、多少遠くてもエレベーターを利用したい。
パパ：あれれ、エレベーター、どこにあるんだろう。ないはずはないし・・・。ちょっと探してくる！
パパは１人走って様子を見に行きました。
そして戻ってくると・・。
パパ：この駅、エレベーターないんだわ！！
えっ、そんなことある？？？
首都の中央駅よ？ しかもクロアチアという、まあまあの国の！（クロアチアの皆さん失礼します！！）
しょうがない、スーツケースをかついで階段でいくしかありません（パパが）。
こんなの、ヨーロッパのメトロの駅では日常茶飯事ですから・・・（中央駅では珍しいですが。プラハ駅ではエレベーターの代わりに長い長いスロープがありました）。
パパ１人でがんばって、スーツケース２つを順番に階段で運びました。
駅のホームを結ぶ階段は落書きでいっぱい。そういえば、ホームに入るのに改札ないもんね・・。
深夜の駅とかは、ちょっと怖いのかもしれません。
違和感
【6:40】スーツケース２つをパパが階段で運び、２番線に到着。いつの間にか、もう６時40分になっていました。発車まであと25分。
駅に着いたのは６時15分、切符もすぐに買えたのに、やっぱり意外と時間がかかるものです・・・。
２番線には、特急列車が停まっていました。
停まっている列車は１本。２番ホーム自体が前後で２つに分かれているということはありませんでした。
う～ん、これに乗ればいいのかな？
車両には「２」の表示が。おそらく、２等車という意味です。
私たちの切符は２等車両、座席指定はしませんでした。こんな朝イチの列車、空いているに決まってますから。
以前、ドイツで、朝５時44分発の列車をわざわざ座席指定で取ったらガラ空きで、後悔したことがあったんですよね・・・。
てことは、この２等車両に乗ればいいのかな。
列車のドアにはこんな表示が。
「ザグレブ→ウィーン」
ウィーン行きです。そうだよね、フランクフルト行きとウィーン行きが２番線って出てたもんね。これに乗れば、フランクフルト方面にも行くのかな・・。
ホームの少し離れた所に、若い女性の駅員さんがいるので、聞きに行ってみます。
やっぱり、不安に思ったら、人に聞くのが大事です！
私：私たちはリュブリャナに行きたいのですが、この列車に乗ればいいですか？
女性駅員：そうです、この列車がリュブリャナ行きです！
良かった、やっぱりこれでいいみたい。ザグレブ→リュブリャナ→フランクフルト経由、ウィーン行きということなのかな。
扉から乗り込もうとする私を、パパが制止します。
パパ：どうも引っかかるなぁ・・・。ちょっとここで待ってて！ 俺、見てくる！
そう言うと、パパはまた１人で走っていきました。
座席指定してないし、早めに乗って席を確保したいんだけど・・・。
パパは、列車の各扉をチェックしているようでした。
３分後、走って戻って来ました。
パパ：やっぱり思った通りだ、それはウィーン行きだ！ リュブリャナ行きはこっちだ！！
私：えええっ！！
パパ：扉に書いてある！ 来てみて！！
パパに先導されて、２両ほど先の車両に行ってみると・・・。
扉に、「リュブリャナ」と書いてあるではないですか！！
パパ：やっぱり、この列車は、６両がウィーン行き、４両がリュブリャナ方面行きで、途中で２つに分かれるんだ！
私：フランクフルトって、どこにも書いてないわね・・・リュブリャナ経由、フランクフルト行きって（電光掲示板には）出てたのに。
パパ：それはどうしてかはわからない。ともかく、リュブリャナはこっちだ！
しかも、山形新幹線のように、ウィーン行きの部分とリュブリャナ方面行きの部分は列車内で行き来できないようになっていました。
つまりは、「乗ってしまってから車内で移動」はできないのです！
あぶね～～！
駅員さんの言うままに、ウィーン行きの車両に乗ってしまう所でした！！
私たちが車両の表示を確認して騒いでいたら、さっき話しかけた女性駅員さんが私たちの方に来て、「リュブリャナはその車両よ」と教えてくれました。
いやいや、それを聞きたくて尋ねたんだから、しっかりしてもらわないと・・・。危うくウィーン行きに乗るところだったじゃない・・・。
様子を見ていたら、駅員さんだと思っていた女性はホームの向かいに停まっていた列車の車掌さんで、たまたまホームに出ていたところを私が話しかけ、１回目は「リュブリャナ行きはそっちの列車よ」って感じで答えてしまったようでした。
予約席でない席を探せ！
【6:50】正しくリュブリャナ行きの車両に乗り込んで、これから空いている座席を探します。
２等車両は、６人掛けのコンパートメントタイプの個室。ヨーロッパでよくあるタイプの車両です。
朝イチの列車だからガラ空きかと思いきや、各個室にどこも１人座っている感じで、全く空いている個室はありません。
予約席の場合は、部屋の入り口に予約区間と氏名を表示してあるはずですが、どの個室にも表示があるではありませんか！
私：パパ、どれもこれも、予約の名前が書いてある！
パパ：ん・・・、どの個室も同じ表示だよ・・。あっ、「予約なし」っていうのが、いろんな言語で書かれてるんだきっと！
私：えっ？？
よく見てみると、各部屋の予約表示はどれも同じ文言が並んでいて、「予約なし」が、英語、クロアチア語、イタリア語で書いてあるみたいでした。
なんだ～～、予約なしかぁ(^^;
安心しましたが、この車両の個室にはどの部屋も１人ずつ座っていたので、スーツケースを押しながら隣の車両に移動しました。
隣なら、空いている個室があるかもしれない・・・。
禁煙席と喫煙席
【6:50】隣の車両に移ってみたら、人が誰も座っていない６人個室がありました！
よし、ここにしよう！
中に入ると、窓際に紙が置いてあります。
何だろうこの紙・・・。
見てみると、「Reserved」と書いてあります。
何だ、予約席かいっ！！
予約席は、部屋の入口に区間と氏名が表示されるんじゃないの～～？？
隣の個室も開いていたので、そちらへ移動。今度こそ、紙はありませんでした。
よし、予約はないみたいだ・・・。ここにしよう・・・。
そう思いましたが、今度は個室の入口にタバコの絵が書いてあるのに気が付きました。
ここ、喫煙室だ・・・。
何を隠そう、私はタバコが大の苦手。
タバコの匂いがするなんてヤだ・・・。他の部屋はないかな・・・。
同じ車両の他の個室を見たら、禁煙席で空いている個室を発見！
最終的にその個室で落ち着きました。
【6:55】何か特別なことをしたわけではないのに、もう発車10分前。ふ～っ、疲れた・・・(^^;。
スロベニアに入国する次回に続きます。
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