【2024.5】スペインでは、ほぼ全ての有名観光スポットで、日時指定の入場券を事前購入する必要があります!(小3&中1:子連れスペイン周遊旅 ♯4)
【2024.5 子連れスペイン周遊旅:番外編その4】
ここから3回に分けて、スペイン旅行での失敗談を紹介します。
今回は、「失敗談その1」です。
スペイン旅行で大失敗
年に1~2回の子連れ海外旅行を趣味にしている私たち。
2024年のゴールデンウィークは、スペインに行ってきたんですが・・・。
スペイン、とってもいい国でした!
また、行きたい国!
でも、この旅行で、プランニング上の大失敗をしてしまいました。
この大失敗のせいで、丸8日間でスペインを強行日程で周遊してきたにもかかわらず、数々の名所への入場を逃しました。
グラナダ・・・世界遺産:アルハンブラ宮殿で、メインのナスル宮に入れず!
セビーリャ・・・世界遺産:カテドラル、世界遺産:アルカサル、どちらも入れず!
バルセロナ・・・世界遺産:グエル公園に入場できず!
マドリード・・・世界遺産:王宮に入場できず!
多額のお金を使ってGWに家族4人でスペインまで行き、スペイン国内線や高速列車の切符の手配を行い、もちろんホテルの手配も行って、スペインの各都市をまわってきたのに・・・・。
数々の名所に、入場できなかったのです!
グラナダに、セビーリャに、マドリードにせっかくわざわざ行ったのに、多くの世界遺産に入れないまま日本に帰ってきたのです!
いやいや、行ったりしたのもあるんですよ。建物の目の前までは。
何があったのか、紹介したいと思います。
そして、他の日本人の皆さんが、貴重なスペイン旅行の際に私と同じ失敗をどうかしないでくれたら、と思います。
コロナ後の世界観光事情
約3年続いたコロナによる混乱の前と後とで、海外旅行事情はガラッと変わってしまいました。
1.記録的な円安と世界的な物価高。
今や、ヨーロッパの物価は日本の2倍。いや、観光地だと3倍です。
レストラン、ホテル・・・。
海外旅行のコストが、わずか数年で2倍になったと思います。
2.航空券の高騰。
「世界的な物価高」とリンクしますが、日本発着の航空券の価格も2倍近くになっていると思います。
燃料価格が上がっているからでしょうか?
航空会社の体力がなくなっているからでしょうか?
恐らく、その両方+世界的物価高が原因なのでしょう。
3.そして、観光客が激増。
日本は欧米諸国と比較して物価が約半分になってしまった(私の印象)ので、物価が安くて観光資源がいっぱいある日本に、外国からの観光客が増えています。
「オーバーツーリズム」「観光公害」という言葉も聞くようになりました。
しかし、なぜかはわからないのですが、観光客の増加は、スペインでも見られます。
コロナでどこにも行けなかった反動なのでしょうか。
少し前にも、バルセロナで、オーバーツーリズムに抗議する地元住民によるデモも起こりました。
日時指定チケットの事前購入が必須な場所
観光客の入場をコントロールするため、スペインでなくとも、ヨーロッパの超人気観光スポットは、今や日時指定入場チケットの事前購入は当たり前。
例えば、
フランスなら、エッフェル塔の最上階やベルサイユ宮殿(2024年夏に行ってきました)。
オランダなら、アンネの家(これはちょっとマイナーかな。2024年夏に行ってきました)。
これら人気スポットの入場チケットは、入場時間も指定になっていて、入場時間から30分遅れたりすると自動キャンセルになったり、大行列に並ばなくてはいけなくなったりします。
まぁ、この辺は、想像できますよね。
サグラダファミリアも同様です。
スペイン旅行の場合、その他にも、
グラナダのアルハンブラ宮殿(世界遺産)、
アンダルシア地方の「カミニード・デル・レイ(王の小道)」(これは日本では少しマイナーですね)、
などが超人気スポットに挙げられます。
これらの超人気スポットについては、私も訪問1か月半前から日時指定チケットを購入しようとし、それまでにスケジュールの骨子を決めるよう努めました。
結果、
サグラダファミリア・・・購入成功(入場2か月前に購入)。
アルハンブラ宮殿・・・売り切れ(入場1か月半前ですでに売り切れ。その後、現地旅行会社に正規料金の倍の料金でキャンセル待ちの手配を依頼するも、結局購入できず)
カミニード・デル・レイ・・・1か月半前にほぼ売り切れていたが、不人気の夕方の時間のチケットが辛うじて数枚残っていて、ギリギリ購入できた。3か月以上前の購入を推奨。
という手配結果に。
アルハンブラ宮殿については、せっかくここに行きたくてスペイン国内線まで取ってグラナダに寄る行程を組んだのに、1か月半前にまさかの売り切れなんて・・・。
その前日や、次の日にはまだ少し空きがあったのに、なぜか私たちが行く予定のその日だけがいち早く全時間帯とも売り切れになっていて・・・。
非常に悔しい思いをしました。
ホテルの手配は、1か月半前までに完了しました。
調べ始めて気が付いたこと
旅行まで1か月を切り、いよいよ、各訪問都市での細かいスケジュールの検討を始めた私たち。
スペインに行ったのは2024年4月末~。
その前、年末年始はベトナム旅行をしていましたので、日本に帰ってきて少し時間を置き、3月に入ってから、スペインのホテルや列車の手配を優先的に行い、上記で紹介したサグラダファミリアなど超有名スポットのチケットの手配を行いました。
私もパパも仕事がありますし、パパは平日帰ってくるのは毎日夜9時過ぎですし、私は日々の家事でてんてこまいで、旅行の調べ物や手配にそこまでたくさんの時間を費やせるわけではありません。
GWのスペイン旅行の詳細日程を本格的に検討し始めたのは、旅行1か月前から。
各観光スポットについて調べていくと、WEBサイトで日時指定のチケットを販売している施設が多いこと。
バルセロナは、ほとんどそんな感じでした。
しかも、1~2週間前にチケット売り切れになっている施設とか、全然あるじゃないですか!
これは、急いでチケットを確保しないと!
しかし、チケットは訪問時間指定。
まだ訪問場所、訪問する順番、移動時間を含めた詳細スケジュールを決めてしまっていないうちは、日時指定のチケットをやみくもに購入するわけにはいきません。
まず、各都市で、どこに、どうやって行くのか、施設見学の所要時間は何分くらい必要なのか、調べながら&家族の動きをイメージしながらスケジュールを作っていきます。
それを、訪問都市分。
私たちの今回の旅行の場合、バルセロナ、グラナダ、マラガ、セビーリャ、コルドバ、マドリードと、作るのです。
何しろ、入場チケットは全て時間指定なのですから、チケット代もいちいち高いし、詳細スケジュールを確定できなければチケットを購入できないのです。
バルセロナの各施設の日時指定チケット
バルセロナは人気都市でもありますし、各施設のホームページなどをそれぞれチェックした結果、やはり事前購入が必要(当日券の販売はほとんどない)だということが分かりましたので、旅行1週間~2週間前にチケットを日時指定で購入しました。
私たちが日本で入場チケットを購入した、バルセロナの施設はこちら(カッコ内は、家族4人分の料金合計。1ユーロ=160円で計算)。
1.サグラダファミリア(17,600円)
2.カサ・ミラ(13,800円)
3.カサ・バトリョ(13,800円)
4.グエル公園(8,600円)
全て世界遺産です。
いちいち1万円越え。
円安が身に沁みます(^^;。
時間も指定なので、遅れられません。
グエル公園は屋外施設ですが、雨が降っても当日キャンセルはできないので、雨の場合は雨の中公園散歩に行くか、チケットをあきらめるしかありません(^^;。
このほか、グラナダとセビーリャで見に行くフラメンコショーのチケットは、出発2週間前に購入しました。
私たちの旅行手配は、時間の関係で、これが精一杯でした。
グラナダのアルハンブラ宮殿のチケットは、結局手に入りませんでした。
この状態で、スペインに向けて出発しました。
※スペインに向かう途中、北京国際空港内でピカソ美術館(バルセロナ)のチケット購入も試みました。
まだまだ認識が甘かった
私たちが認識の甘さに気が付いたのは、スペイン南部:アンダルシア地方の都市、セビーリャを観光した時。
セビーリャと言えば、世界遺産:アルカサルと世界遺産:カテドラルがあります。
定番のこの2つを観光する予定でスケジュールを組み、行ってみると、「SOLD OUT」の表示が。
えっ!?
当日券売り切れ・・・?
パパは、受付の人に確認します。
パパ:本日のチケットは、もう買えないのですか?
係員:本日、当日券の販売はありません。
「売り切れ」たのではなく、そもそも「当日券はない」ようでした。
しまった~~、事前購入必須だったのか!!
まいった・・・。
そんなこと、ガイドブックには書いてなかった・・・。
神様の声:いやいや、バルセロナの状況から、そのくらい推測できるだろ・・・。
せっかくセビーリャまでやって来たのに、2つの世界遺産に入れないとは!!
これだと、明日行く予定のコルドバのメスキータ、2日後に行く予定のマドリード王宮やトレド大聖堂も、チケットの事前購入が必須なのではないか!
慌ててその場で次の日訪問予定の、メスキータの時間指定チケットをスマホで購入。
明日のチケット、無事に買うことができました。
夜ホテルに戻ってからは、2日後に行く予定のマドリード王宮、トレド大聖堂のチケットを購入しようとしましたが・・・。
マドリード王宮は、すでに売り切れ!!!
辛うじて、トレド大聖堂のチケットは取れました。
うぬぬぬぬぬ・・・・。
ということで、セビーリャのアルカサル&カテドラルに加え、マドリード王宮もまた、入場チケットが手配できなかったために訪問不能となりました。
グラナダ:アルハンブラ宮殿のチケットも手配できなくてメインの部分に入れなかったし、バルセロナ:グエル公園は、結局、当日豪雨のため、行くのを断念。
事前購入したチケット代8,600円をマルっとドブに捨てる結果となりました。
おまけに、これも仕方ないのですが、雨のためサグラダファミリアの展望台へのエレベーターが運行停止。
後日エレベーター代の返金はあったものの、せっかくバルセロナまで行き、サグラダファミリアのチケットも無事確保していたというのに、結局上に上るのは叶いませんでした。
スペイン旅行では旅行会社のツアーが最強説
人気の観光スポットのチケットは押さえてある(アルハンブラ宮殿以外)から、あとは大丈夫だろう・・・。
そんな思いがありましたが、スペインに行ってみてビックリ。
これほどお目当ての施設に入場できないまま日本に帰ってきた国は、これまでありませんでした。
今回の失敗談からの教訓。
それは、スペインでは、全ての著名観光施設で日時指定チケットの事前購入が必要なのだ、ということ。
もちろん、超有名どころ以外はほとんどの施設で当日券を販売しているのですが、外国人観光客に人気の世界遺産スポットや、それに準ずる人気観光スポットでは、日時指定チケットの事前購入が必須です。
なので、行きたいと思った全ての施設について、チケットの時間指定WEB購入ができないか、確認するべきです。
サグラダファミリアやアルハンブラ宮殿などの超有名級は、2か月前までに日時指定チケットを購入!
それ以外の世界遺産や、ガイドブックに大きく載っている所は、できれば2週間前までには日時指定チケットを購入!
これって、ものすごく面倒なことです・・・。
何しろ、繰り返しになりますが「日時指定チケット」を買うということは、何時にどこに行って、何分見学して、次はトラムでどこそこへ行って・・・という詳細スケジュールを、だいたいでも事前に作っておかないと勝負にならないということです。
当日の天候も関係なしです。
豪雨だろうが雪が降ろうが、土地勘のない初訪問地で、子どもも連れて時間通りに動かなくてはなりません。
これって、簡単ではありません(^^;。
これまで、何回かのヨーロッパ旅行で、ここまで完璧に施設チケットの事前購入(しかも時間指定!)を求められた国なんて、ありませんでした。
スペイン、ここまで完璧にスケジュールを作って望まなくては、満足な旅行はできないのか・・・。
もちろん、老後の旅行だったり学生さんだったりで、旅行日程に余裕のある人は、1日1施設くらいでのんびりチケットを買っていけば旅程に無理もないしいいのですが、現役世代の私たちの場合そんな時間的贅沢はしてられません。
こうなってくると、スペインでは、スケジュールを細かく日時指定で動き、全てのチケットの手配もしてくれる旅行会社のツアー旅行に大きなメリットがあるんじゃないか・・・。
私たちが行ったのはヨーロッパの観光シーズンではないゴールデンウイークですので、バカンスシーズンの8月とかならさらにチケットの状況は厳しくなるでしょう。
やっぱり、スペインはツアー旅行最強説・・・。
こんなことを感じた、初めての「子連れスペイン旅行」でした。
次回、失敗談その2を紹介します。
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