海外旅行保険、立替払いの場合でも保険金請求は意外と簡単です
北欧旅行記の途中ですが、ここで、海外旅行保険の保険金請求についての情報を記しておきたいと思います。
北欧旅行中、エストニアで救急車に乗った
毎年1~2回ずつ海外旅行に行っていた(今はコロナの影響で、海外旅行は望むべくもありませんが)私たちですが、1度、北欧旅行中に、当時1歳2か月の次女が40.4度の熱を出し、エストニアのホテルで救急車を呼んでもらって家族4人で病院に向かうという経験をしました。
↓北欧旅行のそれまでの流れはこんな感じです。
【北欧旅行:救急車までの旅程】
1日目:羽田から北京経由でスウェーデンのストックホルムへ
2日目:ストックホルム市内観光。その後、夜行フェリーでフィンランドのトゥルクへ
3日目:ムーミンワールドとトゥルク市内観光
4日目:トゥルクから特急列車でヘルシンキへ。午後はヘルシンキ市内観光
5日目:ヘルシンキ市内観光。世界遺産:スオメンリナ要塞島など。
6日目:国際フェリーでヘルシンキからエストニア:タリンへ。パパと長女でタリン観光。次女が40.4度の発熱、救急車を呼んで病院へ。
病院での検査の結果、重病でないことが確認できたので薬を処方され帰されましたが(そしてその後もいろいろありましたが)、この時の「40.4度の海外での発熱からの救急車の流れ」、心底肝を冷やしました。
検査の結果が芳しくなければ、エストニアでそのまま入院になっていたと思います。肝を冷やす程度で終わって、本当に運が良かったと思います。
救急車事件の始まりはここでした↓
深夜、子どもが39.2度の発熱!~かと思いきやだんだんそれでは済まない事態に~
この経験を通して、ぜひ子連れ海外旅行を計画される皆さんにお伝えしたいことが2つ。
それは、
1.海外旅行保険に入ろう!!
2.海外旅行保険の保険金請求は意外と簡単だ!
ということです。
子連れ海外旅行へ行くなら、海外旅行保険は必須!
「今さら何言ってるんだ、わかってるよそんなこたぁ・・・」という声が聞こえてきそうですが、私は、旅慣れている人ほど、ケチって海外旅行保険に入らないという印象を持っています。
クレジットカード付帯の海外旅行保険(所持しているだけで自動付帯のものや、旅行代金をそのカードで支払った時に有効になるものなど条件はさまざま)の保障内容も充実しているので、わざわざお金を払って海外旅行保険に入らなくても・・・というわけです。
ただ、クレジットカード付帯保険の場合は、たいていの場合、保険対象は本人だけなんですよね・・・。
クレジットカード付帯保険だけを当てにして旅行に行かれる方は、家族も含まれるかどうか、確実に確認する必要があります(家族も含まれ、保障内容が良いなら、クレジットカード付帯保険でもいいと思います)。
クレカ付帯保険で家族全員をカバーできない場合は、海外旅行保険に入りましょう。
理由はただ1つ。「費用にビビらず病院に行ける」から。
海外旅行保険の保険料は、行き先が遠くなればなるほど、さらに日数が多くなればなるほど、当然人数が多くなればなるほど高くなるのが一般的。グァムや韓国に2泊3日とかなら数千円で済むのですが、家族4人でヨーロッパ10日間となると、当然保障内容にもよりますが2万円近くなる保険会社もあると思います。
海外の診療費、アメリカなどで病院にかかった体験談なんかを読むと、バカ高いんですよ。
ちょっとした診察で数万円は当たり前。
ちょっと入院などしようものなら軽く数十万~100万円越え。
長期入院は数百万。
旅行者は病院側の提示金額を言い値で払うしかなく、ぼったくられ放題というわけです。
そんな状況下、迷わず外国で病院に行けますか?
もし40度の熱が出たとしても、もし入院になって数百万かかるかもしれないと思うと、ちゅうちょなく病院に行こうと思えますか?
1~2万円払って海外旅行保険に入っておけば、このビビりがなくなるわけです。私たちも、海外旅行保険に入っていたおかげで、エストニアという、旧ソ連から独立した未知の国で費用面ではビビらず病院に行けました(最初は医療水準大丈夫かという点でビビっていましたが(^^;)。
エストニアで救急車に乗った記事はこちら↓
エストニア:タリンで一家4人、救急車で病院に運ばれる(現在地不明、地図もなし)
海外旅行保険の保険金請求は意外と簡単だった
北欧旅行の時に私たちが入っていた保険は、損保ジャパン日本興亜の「新・海外旅行保険【off!】」という商品(セールスしようというんじゃありませんよ)。
この保険は、「海外提携病院でのキャッシュレス治療」の利用を勧めているのですが(そのほうが手続きも簡単、都市によっては日本語が通じる病院も!)、近くに提携病院がない場合は、立替払いによる、帰国後の保険金請求になります。
私たちの場合、ローマやパリならともかくエストニアのタリンで損保ジャパンの提携病院などあるはずもなく・・・。立替払いによる診療になりました。
子どもが40.4度も熱を出したため救急車で運ばれたものの、幸い大事はなく、入院もなし。立替払いした金額は、病院で55ユーロ、薬局で15ユーロ、合計70ユーロ(8,400円)でした。
病院でもらった診断書と検査結果詳細、クレジットカード払いしたレシートを大事にとっておき、帰国後、早速この支出について保険金請求を行いました。
損保ジャパンの「帰国後のご請求」の電話番号に電話すると、提出書類などの案内を自宅に郵送してくれます。
私が損保ジャパンに送った書類は、
・保険金請求書(損保ジャパンの様式。氏名などの個人情報や、保険金を振り込んでもらう口座番号、海外での状況、立替払いした金額(ユーロ記載でOK)を簡単に記載)
・診断書(エストニア語で書いてあるのでこれが診断書かどうかも怪しかったが、それっぽかった。この記事冒頭の写真)、血液検査結果。
※病院名もエストニア語で書かれていたのでマズいと思い、翻訳サイトで調べて、エンピツで脇に「タリン子ども病院」と自分で補記しました。
・レシート全部(私の場合、タリンの病院の当初支払分45ユーロ、尿検査追加分10ユーロ、薬局でのレシート15ユーロの3枚)
以上終わりっ!
私がもらってきた書類は全てエストニア語だったため、大丈夫かなと思いましたが・・・、後日損保ジャパンの担当者の方(もちろん日本人)から1度確認電話をもらい、その後無事に、かかった金額全額を保険金として支払って(振り込んで)もらえました。
えっ、海外旅行保険の保険金の請求って、こんなに簡単だったんだ!
金額が大きくなれば(入院とか)ならもっと何か必要になるのかもしれませんが(そして審査も厳しいのかもしれませんが)、通院程度の私たちの場合は、あっけないくらいに簡単に支払いまで終了。
保険って、何が大事って。。。
ちゃんと払ってくれることが大事!!!!
ホームページにいくらいいこと書いてあったって、実際に金払ってくれるかどうかなんてわかりませんから(海外旅行で数々の裏切り行為にあってきた疑り深い私の見解)!!!
お金に関することは、信用第一! 信頼第一!
この後、私たちは海外旅行のたびに損保ジャパンさんにお世話になるのでした・・・(^^)/。
損保ジャパンさんの気になる保険料
さて、気になる保険料ですが・・・。家族4人、ヨーロッパ10日間の金額をご紹介します。
家族4人対象、死亡500万、治療1,000万、救援者費用1,000万、携行品損害30万、航空機遅延費用10万円の、標準的な保障内容で・・・。
ヨーロッパ10日間で・・・。
1万5千円~2万円くらいだと思いません?
ところがどっこい、家族4人分で、10,640円です。
今はコロナで海外旅行を計画している場合ではありませんが、もし「ええっ!」と思った方、公式サイトで簡単に保険料試算できますのでやってみてください。
それでこの安心が手に入るなんて、素晴らしいと思いませんか?
※重ねて注:私は、損保ジャパン日本興亜さんから1円ももらっていません。
もう一押し!の節約術
これは、誰にでもオススメ!というわけではないのですが、保険料をさらに安くあげる節約術です。
これなら、7,080円になります。
その方法は・・・。
加入者を、「子ども2人だけ」にする(※)のです!
※大人と子どもの保険料は同じです。
体調を崩しやすい子どもだけ海外旅行保険に入り、大人の分は、それぞれ本人名義のクレジットカード付帯保険でカバーしようというものです。
これだと、保険料は2人分で7,080円です(しかも、私たちが北欧旅行をした当時は消費税の関係か5,840円ぽっきりでした!)。
北欧旅行では、この手で、子ども2人だけ海外旅行保険に入っていました。
そして、救急車に乗ったわけですけど・・・・(^^;
次回、北欧旅行記に戻ります。
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