ライアンエアー(RYANAIR)の機内持ち込み手荷物「奥行き20㎝以内」はどこまで本気なのか(小2&小6:子連れギリシャ旅 ♯2)

ライアンエアーのホームページ。機内持ち込み荷物の奥行きは、20㎝以内と規定されています(そんなスーツケース、まず売ってません。)

「子連れクロアチア+5か国周遊記」の途中ですが、今回はヨーロッパで運行する格安航空会社「ライアンエアー(RYANAIR)」の機内持ち込み手荷物サイズ(&機内預け入れ荷物)についてのレポートです。

【2023.8 子連れギリシャ旅:番外編その2】

2023年8月のギリシャ旅行での悩み

この夏、ギリシャ旅行のプランニングにあたり、私たちを悩ませたもの。それは、航空会社で違う荷物のルールでした。

私たちはこの旅行で、

成田→シンガポール→アテネ(日本・アテネの往復)・・・スクート航空

アテネ→サントリーニ島・・・ライアンエアー

サントリーニ島→アテネ→ロードス島・・・エーゲ航空

ロードス島→アテネ・・・SKYエクスプレス

と、4つの航空会社を利用してギリシャをまわりました。

いつもなら、大きなスーツケース2つを使うのですが、航空券代を少しでも節約するため、大きなスーツケースは1つとし、プラスして小さなスーツケースを2つ持って行くことにしました。

大きなスーツケースは預け入れるとして、小さいスーツケース2つを、それぞれの航空会社のルールに合わせて、ある時は機内持ち込みに、ある時はカウンターでの預け入れにしたり、ある時は10kg以下に収まるように、ある時は7kg以下に収まるように、そしてある時はわざと15kgくらいに詰め替えるなどしてクリアしていくのですが・・・。

どうしても、クリアにならない部分がありました。

それが、ライアンエアーの「10kg cabbin baggage」のサイズの問題でした。

ライアンエアーの小型荷物サイズは「奥行き20㎝以内」

機内持ち込み手荷物のサイズや、チェックインカウンターでの預け入れ荷物は航空会社でまちまち。

機内持ち込み手荷物の標準的なサイズは、JALが採用している

「55cm×40cm×25cm以内、3辺の合計が115cm以内のもの」というサイズだと思います。小型のスーツケース(キャリーケース)はこの基準をふまえて作られています。

スクート航空(シンガポール航空系列のLCC)はJALよりも少し厳しく(サイズが少し小さく)、「54cm×38cm×23cm以内、3辺の合計が115cm以内のもの」というルールです。

小型のキャリーケースがこの基準にあてはまるか見ていくと、高さ54cm以内、幅38センチ以内という基準は市販品のほとんどが対応しているのですが、奥行きが問題。

市販のキャリーケースの奥行きは23㎝~25cmなので、スクート航空の基準でも、市販品の何割かはサイズ超過になってしまいます。

一方、ライアンエアーの機内持ち込み荷物のサイズは、55cm×40cm×20cm

奥行き20㎝以下の物しか、機内に持ち込めないと規定されているのです。

また、10kg以下の預け入れ荷物にする際のサイズも55cm×40cm×20cm

ライアンエアーで規定する「小型スーツケース」のサイズは、機内に持ち込もうが、預け入れにしようが、奥行きは20㎝以内というサイズなのです。

10kgまでの小型バッグは、奥行きが20㎝以下でなくてはなりません(ライアンエアーのHPより)。
【JAL】奥行きは25cmまでOKです。
【スクート航空】奥行き23センチまでです。
【peach】JALの系列会社だけあって、JALのルールと同じになります。

奥行き20㎝以下のキャリーケースなんて、まず売ってません!

プランニング時は、そんなに深刻に考えていませんでした。「じゃ、奥行き20センチ以下のキャリーケースを買えば、どの航空会社でもOKだ」くらいに思っていました。

ところが、航空券購入からしばらく経って、いよいよギリシャ旅行の準備を本格的に始めようと思って手持ちの(持っていた)キャリーケースのサイズを測ってみると・・・。

奥行き23㎝!

これ、ライアンエアーに持ち込めないじゃん・・・。

新しいのを買おうと思ってイオンに買いに行くと・・・。

いろんなメーカーのものが売っていましたが、奥行き20㎝以下のキャリーケース(小型スーツケース)なんて、一つもない!

イオンでの購入をあきらめ、ネット通販で買おうとネット検索してみましたが・・・。

奥行き20㎝以下のなんて、全くない!!

いや、正確にはただ1種類だけあったんですが、とても高価な物でした(^^;。

それに、明らかに薄っぺらくて、こんなキャリーケース見たことないというか・・・。ライアンエアーって、これじゃないと本当にダメなのかな?

ライアンエアーは、明らかにみんなが引っかかるような制限をわざと作って、空港で罰金的な追加料金で儲ける・・・そんなビジネスモデルなのかな・・・。

そんなことを思ってしまうくらい、この「奥行き20センチ以下」というルールは足かせになりました。

私が元々持っていたもの。奥行き23㎝です(カタログ値)
イオンで買ってきたもの。奥行き23.5cm(カタログ値)。
こんな大きさです。ごくごく標準的なキャリーケースです。

ネットで情報が出ていない!

私は、奥行き23㎝の荷物の持ち込みができるかどうか、ネットで情報収集を始めました。

規定では「20㎝以下」となっているけれど、実際には23㎝のものでもOKにしてるんじゃないか・・・。

結構がんばって体験談を探したんですが、少なくとも日本語の情報では

「機内預け入れ荷物のサイズを、1個1個厳しく測るようなことはしていない。明らかにオーバーサーズのリュックを持ち込もうとしている人に声をかけ、計測している」というものが出てきました。

そうだよね、全員のリュックやキャリーケースのサイズを測っていたら時間が足りないもんね。実際の対応はこんな所なんだろう。

しかし、よく出回っている奥行き23cmのサイズのキャリーケースを見逃してもらえるのかどうかの記述はどこにも出て来ませんでした。

また、私たちは、ライアンエアー搭乗時は料金の関係で「荷物の機内持ち込み」でなく、「10kg以下の荷物の預け入れ×2」を選択していました。

機内持ち込みであれば多少のオーバーサイズでもスルーされそうですが、チェックインカウンターで預け入れるとなると、奥行き20㎝以内かどうかなんて一目見ればすぐにわかります。

そして、その時どうなるかについての体験談等は探しても出てこない・・・。

私たちの結論。

「奥行き23㎝のキャリーケースがダメなら、一般的な小型のキャリーケースが全てダメということになる。人気のライアンエアーでそんなことしたらかなりの噂になっているはずだが、そんな話は探しても出て来ない。ってことは、23cmのキャリーケースでも現場でOKにしているんじゃないか」

そう考え、奥行き23cmのキャリーケースをそのまま使うことにして、さらにイオンでもう1つ、奥行き23.5cmのキャリーケースを購入し、これに大型スーツケース1つを合わせた計3台で、ライアンエアーのチェックインカウンターに突撃してみることにしました。

これで追加料金を取られたら、それはしょうがない。そう覚悟を決めて・・・。

奥行き23.5㎝でも預け入れOKでした(アテネ空港)!

アテネ空港での、ドキドキの突撃の結果・・・。

奥行き23㎝のキャリーケースも、奥行き23.5㎝のキャリーケースも、何も言われず預け入れに成功しました!

当然、チェックインカウンターで1個ずつ重さを測られ、タグをつけられます。

毎日多くの荷物を見ている係員のこと、このキャリーケースが奥行き20㎝オーバーだということは一目見て明らかなはずなのに・・・。

もちろん、他の人のよくあるキャリーケース(奥行き23㎝のもの)も、何の問題もなく預け入れを受け付けていました。

やっぱり~~!

私たちは、賭けに成功しました!

良かった、高額な「奥行き20㎝のキャリーケース」を購入しなくて・・・(^^;

預け入れはもちろん、機内持ち込みのキャリーケースも、もちろん奥行き23㎝のもので全然OK。スルーされていました。

ってことで、ライアンエアーの機内持ち込みor預け入れ荷物(10kg以下)は、どちらも「奥行き20㎝以下という規定だが、実際には23.5㎝はOK!」という結果でした。

日本語の情報がどこにも出ていなくて困ったので・・・。私が発表しておきます(^^)/。

これは、ギリシャ:アテネ空港での話です。空港によっては厳しくサイズチェックして追加料金を取っている所もあるかもしれませんので、私の体験談はあくまで参考情報とし、突入するなら自己責任でお願いします。

↓関連記事

アテネ空港にて。ライアンエアーのチェックインカウンターで、奥行き23㎝のキャリーケースの預け入れに成功!

次回、子連れクロアチア+5か国周遊記に戻ります。

クロアチアに着いたものの、ドゥブロヴニクバスターミナルで反対方向の路線バスに乗ってしまった私たち・・・。

予定になかった所にたどり着きました。

ご訪問ありがとうございました! もしよろしければ、ポチっと応援クリックしていただけると嬉しいです(^^)/↓


家族・子連れ旅行ランキング

私のブログを応援してくださる方、お手数ですがこちらもポチっとお願いいたします(^^)/↓


にほんブログ村

【その他の子連れ旅行記など↓】

【スウェーデン】ストックホルム行きのフェリーでぶっ倒れた

【イタリア】ベビーカーが出てこない!

【0歳児】赤ちゃんと行く! 7日連続車中泊北海道ドライブ旅行