プラハ旧市街広場の有名レストランで、頼んでいないメニューに支払い拒否する(2019.9 子連れチェコ・ドイツ旅 #65)
【これまでの旅程】
1日目:台風直撃予報の中、成田から上海経由でチェコのプラハへ。
2日目:朝、プラハ国際空港着。プラハ市内観光。特急列車でドレスデンへ。
3日目:特急列車でベルリンへ。ポツダム&ベルリン観光。夜、ドレスデン行きの特急列車に乗り遅れるも、何とかベルリン泊。
4日目:特急列車でドレスデンのホテルに戻り、午後からドレスデン市内観光。
5日目:ドレスデン郊外観光。
6日目:特急列車でドレスデンからプラハ、普通列車でプルゼニュへ。プリュゼニュ観光後、プラハ泊。
7日目:チェスキー・クルムロフ日帰り観光。
8日目(今日):朝7時40分ホテル出発。地下鉄とトラムを乗り継いで、プラハ城へ。旧王宮、聖イジ―教会、フラチャニ広場の屋台でランチ。衛兵交代式を見学。聖ヴィート大聖堂、黄金小路とまわり、プラハ城観光は終了。
その後、ロレッタ教会、ストラホフ修道院(入れず)、地ビールレストラン、ペトシーン展望台タワーを経て、旧市街広場のレストランで最後の晩餐です。
【21:00】「まっぷる」に掲載されている人気レストラン「スタロムニェストスカー」のテラス席を、10分粘ってようやく確保した私たち。
午後9時の天文時計のからくりも、席確保のため、見に行くことができませんでした・・・。
【チェコ・ドイツ旅:8日目その9】
これのどこが「お手頃な値段」なのだろう
場所は、プラハ旧市庁舎が見える抜群のロケーション。今日は今回の「チェコ・ドイツ旅行」の最後の晩餐。こういう「ザ・観光地」で食事をしてみたかったのです。
すっかり遅くなってしまい、長女は椅子に座るなりぐっすり。次女は辛うじて起きていますが、ベビーカーで今にも寝そうです。この時間ですから、無理もありません・・。
今回の旅行では、夕食が遅くなると、いつもこのパターンです。
さて、最後の晩餐。何を食べようか。パパはまずは生ビールですね。
メニューを見てびっくりしました。「まっぷる」には、「メインコースは130コルナ(650円)からと手ごろな値段」と書いてありますが、そんな価格帯のメニューはありません。ランチならあるのでしょうか。
スープ:98コルナ~。
料理:227コルナ~
肉料理:276コルナ~(ただしこれは「ソーセージ」の値段)
生ビール500ml:115コルナ。
生ビール1杯115コルナ(550円)って、隣の高級店と変わらないじゃないですか・・・(^^;。これのどこが「手ごろな値段」なのでしょう。確かに日本の高級店に比べれば「手ごろ」なのかもしれませんが・・・。
私は、「スタロムニェストスカー」はとってもいいお店だと思います。
でも、「まっぷる」さんの書き方はちょっとひどい。誤解を与える書き方です。
こちらは、やや高いお店です。少なくとも、手頃な価格の店ではありません。恐らく、私と同じようにまっぷるさん情報にミスリードされて来店する日本人の方は大変多いのではないでしょうか。
ただし、このプラハ旧市街広場のテラスで食事をしようと思ったら、このくらいの価格帯は景観料として覚悟しなくてはいけないようです。
飲み物は生ビール2つに
こちらが安くないお店だということはわかりました。
でも、最後の晩餐、景観料だと思って、有名店での食事を思いっきり楽しみます!
結構寒くなってきたので、温かいものが飲みたい。
パパは「ピルスナー・ウルケル」の黒生ビール500mlを注文。私は、ティーを注文しましたが、何とティーを置いていないとのこと。
えっ? お茶がないレストランって初めてかも・・・。
仕方ない、何かドリンクを頼まないわけにはいかないと思い、「ピルスナー・ウルケル」の普通の生ビール500mlを注文。パパと乾杯します。
私のブログをずっと読んでくださっている方ならお気づきかと思いますが、私はお酒を一切飲めません。アルコールを分解する力がほとんどないらしく、お酒を飲むと、倒れてしまうんですよ・・(^^;
そうなんです、この2杯は、2杯ともパパが飲むビールです!
パパは今日ここまで4杯ビールを飲んでいますので、今日5杯目と6杯目、ということですね。パパにとって、チェコのビールを味わうこと自体、ものすごく魅力的な旅のミッションなのです!
しかも、チェコNo.1銘柄「ピルスナー・ウルケル」の白と黒を同時飲みって、ぜいたく過ぎます(^^)/
今日は最後ですから!
料理は写真を指さし注文
さて、最後の晩餐の料理はどうしましょうか。
最高のロケーションで、少々値段は高いけれど、ここは価格のリミッターなしでいきますか!
ということで、
・ビールでマリネしたソーセージ(276コルナ。1,300円)
と、もう1つ、肉料理を「これください!」と、料理の写真を指さし注文(価格不明)。
ウエイターさんによると、パパが指さしたメニューは「Breast of duck (アヒルの胸肉)200g」(399コルナ)だそうで、それを注文。399コルナは2,000円。少々高いですが、最後の晩餐ですし、良しとします。
【21:25】待つことわずか10分ほど。
ソーセージが出て来ました! 大きいソーセージがゴロゴロ。パンと、野菜サラダまでついています。瓶に入ったソースみたいなのも。自家製マヨネーズか何かでしょうかね。
ウエイターさんに「これなんですか?」と瓶を指さして聞いてみると、「パテですよ」との返事(ここ、後から出て来ます)。
ん? パテって、何のパテ?
野菜に付けて食べるのかな・・・。
野菜にはオリーブオイルがかかっていたし、よくわからなかったので、瓶は開けませんでした。
ここからさらに肉料理が来ますので、やはり注文し過ぎだったか・・・(^^;
私たちは小食なので、海外だと2人で1品くらいでちょうどいいんですよね・・・いつも・・・。
ビールマリネのソーセージはとてもやわらかく、ソースもちょっとだけスパイシーでおいしかったです。パンと野菜を食べて、もう2人ともお腹はいい感じでした。
今回の旅行の思い出話をしながら、夫婦2人でゆっくり食事を楽しみました。
それにしても、メインの「Breast of duck」、遅いナ・・・。
天文時計のからくり仕掛けを見にパパを派遣
【21:50】あと10分で、天文時計のからくりが動く時間です。
パパは、「肉料理もまだ来ないし、俺、ビデオに録画してくる!」と言って、ビデオカメラを持って天文時計を見に行きました。
子どもたちもいるし、食事中ですし、私はレストランで待ちます。
午後10時でしたが現場は昼間と同じくらい混雑。皆さん、宵っ張りですね~。
時計の上部で、かわいらしい聖人たちがまわります。写真は載せませんので、ぜひ実物をご覧くださいね。
身に覚えのない請求の支払いを拒否
パパが天文時計を見に行っている間に、ウエイターさんがお皿を片付けていきました。
【22:10】午後9時15分頃に料理を注文しましたので、注文してからもうすぐ1時間になります。これは、ウエイターさんのミスで注文が入っていなかったのでしょう。ちょうどお腹いっぱいだし、肉料理は食べなくてもいいか、ということで、お会計。
そして、ウエイターさんが持ってきたレシートはこちら。
・料理1 276コルナ。(これはソーセージですね)
・ビール 115コルナ。
・料理2 247コルナ。
・ビール 115コルナ。
上から3番目の、247コルナの料理って何~~~! 身に覚えがないわよ~~~!!!
メニューを見て、247コルナの料理を探すと、「Goose Lliver Pate 120g」というもの。ん??パテ?? そう言えば、ウエイターさん、瓶のことを「パテ」って言ってたね! あれのことか! あれ、れっきとした料理のメニューだったの?
私たちは「Breast of duck」を写真を指さして注文しましたが、どういうわけかパテなるものが間違ってオーダーされていたようです。
どうりでいくら待っても肉料理が来なかったわけだ・・・。
これは明らかに店側のミスですが、ここは外国。まともな話が通じるでしょうか。
通じるかどうか、やってみます。パパが担当ウエイターさんを呼びます。写真を指さした時にダックだと教えてくれて注文を取ってくれた、あのウエイターさんです。
パパ:私はこれを注文したが、来なかった(メニューの写真をもう一度指さして)。
パパ:私たちは、これは注文していない(レシートを指さして)。野菜は食べてしまったが、パテには手を付けていない。
パパ:もう一度請求額をチェックして欲しい。
ウエイターさんは静かにパパの話を聞くと、奥に下がって他のスタッフと何やら相談。店側のオーダーミスだということは認識してくれたようです。
さて、どうなるか・・・。
店員が謝りにくるのか。
店長が「つべこべ言わずに金を置いて行け」と言いに来るのか。
それとも、こわもての警備員に別室で殴られるのか・・・(パパだけでお願い・・・)。
待つこと5分。担当ウエイターさんが、出し直したレシートを持ってきてくれました。請求額は、パテを抜いた506コルナ(2,500円)。野菜を食べてしまいましたが、それは許してくれたんですね。良心的な対応です。
この金額で、カードでお支払い。
ひとモメも覚悟していましたので、すぐに修正してもらえて良かったです。
別途、チップ30コルナをテーブルに置いてきました。
【22:40】お会計を終え、レストランを出て来ました。
ホテルまでの道
【22:45】旧市街広場から徒歩5分ほどの地下鉄駅「スタロムニェストスカー駅」から地下鉄に乗り、ホテルに戻ります。※何と、今までいたレストランと同じ名前の駅なのです。
この地下鉄駅、エレベーターもエスカレーターもないんですよね・・・。旅行初日に利用していますので、覚悟はできています。
長い階段を下りるのに、パパがベビーカーに寝せた長女を出して抱っこ。私が次女を抱っこ紐で抱っこしながらベビーカーをかついで階段を下りるのですが・・・。
階段しかない駅で、なぜか「車いす用トイレ、階段を下る」という看板が。
だから、車いすの人が階段を下りられるわけないでしょ! という当然のツッコミを入れておきます。
おみやげの瓶ビールを買う
【23:10】ホテルの最寄りの「チェスコモラウスカ駅」着。
ここからホテルまでは徒歩5分ですが、途中、駅の近くに、まだ電気がついている商店があるのがパパの目に入りました。
実は、パパはおみやげにチェコのビールを買おうと思っていたんですが買う機会がなく、ちょっとこの小さい商店を覗いてみることにしました。
お店の中に入ると、奥の冷蔵庫の中に、冷えたビールの小瓶がいくつかありました。瓶なら、スーツケースに入れても破裂したりしないので大丈夫です!
お店にあった瓶ビール(小瓶)は9本。女性の店主に、クレジットカードが使えるかどうか尋ねると、現金のみとのこと。
しまった~~、現金、もう使わないと思って、ペトシーン展望台タワーの支払いの時にほぼ全て使ってしまったんですよね・・・。
あ、そういや、緊急用のユーロ紙幣があったんだ!
財布に、緊急用に10ユーロ札を1枚入れていたことを思い出し、女性店主に「ユーロでもいいですか?これ9本で10ユーロでどうでしょうか?」と持ち掛けてみると、OKの返事。10ユーロまではしないのだと思いますが・・・。
という流れで、チェコの瓶ビール(小瓶)9本をゲットしました!
これは、汚れ物(衣服)でそれぞれぐるぐる巻きにして、スーツケース2個に続く、3個目の機内預け入れ荷物にします。
【23:30】ホテルハルファに到着。ホテルに着くと、子どもたちは目を覚ましました。長女はホテルの前で目を覚ましてくれて、歩いて部屋に入ってくれたので助かりました。
長女はすぐにベッドに寝て、次女も、少しだけベッドで遊んだ後、すぐに寝ました。
私とパパだけ、シャワーを浴びて、明日のチェックアウトの準備を進めてから寝ます。子どものシャワーは明日の早朝です。
明日は、午前4時起床、午前5時15分にホテル出発予定です。
早朝の地下鉄を利用してプラハ中央駅まで行き、駅からエアポート・シャトル(バス)に乗ります。
【24:30】パパ・私就寝
明日は帰国日。まさに、絶対に寝坊ができない日です。私のスマホ、パパのスマホ両方のアラームを最大音量にして寝ました。
ほとんど寝られませんが、午前10時20分離陸の飛行機に乗ってしまえば、経由地の上海まで10時間半の空の旅。機内でゆっくり寝られます。ここは最後のひと踏ん張りです。
早朝の地下鉄エスカレーターで、パパがスーツケースもろともひっくり返ったり上りエスカレーターを逆走したりする次回に続きます。
※世界遺産満載!子連れチェコ・ドイツ旅行記の第1話はこちら(全て無料)
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