【2023.5】モンテネグロ：コトルからクロアチア：ドゥブロヴニクまでバス移動(小2＆小6:子連れクロアチア＋５か国周遊旅 ♯25)
【これまでの旅程】
１日目：昨晩夜に東北地方を出発、シンガポール半日観光の後、空港の椅子で１泊。
２日目：朝５時半の飛行機でアテネへ。セルビア航空機を乗り継いで、ベオグラード経由モンテネグロのポドゴリツァ着。夜11時、ホテルにチェックイン。
３日目：６時起床。オストログ修道院、ポドゴリツァ正教会をタクシー観光後、バスでコトルへ。夕方からコトル観光。深夜２時過ぎ、運休したバスの代替バスの手配に成功しました。
４日目(今日)：朝５時起床、日の出前の５時半ホテル出発。１時間ほどで、標高260メートルのコトルの城壁頂上にある要塞に到着して朝ごはん。８時過ぎにホテルに戻り、出発準備。９時前に、パパと次女の２人でジェラートを食べに出かけました。
【9:20】２人がホテルに戻って来ました。
私も30分ほど静かに休憩できて、スッキリしました（長女はずっとゲームしてました(^^;）。
よし、これから、今回の旅のメインとなる国、クロアチアに向けて出発です！
【2023.5 子連れクロアチア・モンテネグロ・スロベニア・イタリア・ギリシャ・シンガポール旅行：４日目その３】
「バスターミナル利用料」を徴収されます
【9:30】ホテル出発。
スーツケース×２を押しながら、コトルバスターミナルへ向かいます。
実は、結構焦っていました(^^;
道は覚えていると思うんですが・・・、迷ったらやだな・・。
もう少し早くホテルを出るつもりだったんですが、のんびりし過ぎてしまいました。
10時10分発のバスだから、30分前にバスターミナルに着いておきたいけど・・・それは厳しいかも。とにかく急ぎます。
【9:45】コトルバスターミナル着。
これから、10時10分発のクロアチア：ドゥブロヴニク行きのバスに乗ります。
チケットは、バス予約サイト「Get by bus」で４人分購入済み。
サイトでの購入金額は80ユーロ。12,000円でした（１人3,000円。窓口購入の正規料金は不明）。
これには、別料金がいくつかあります。
まずは「バスターミナル利用料」。ポドゴリツァでは請求されなかったので、モンテネグロの中でも限られた所でのみかかるものみたいですが、１人２ユーロ。７歳の次女は無料でした。
そんなのを徴収するのはここ位なため、トラブルが多いのでしょう、着くとすぐに、係員の人が「まず、切符販売所でバスターミナル利用料を払わなければいけない」と大声で説明してくれます。
また、大型荷物の預け入れは別料金のようです。こちらは運転手さんに直接現金を支払います。
私たちは、「Get by bus」でバスのチケットを買うのは初めて。
私たちの買ったこのチケット（QRコード）って、本当に有効なのだろうか・・。一抹の不安がありました。
なので、まず、チケット販売窓口で、私たちがこのチケットでドゥブロヴニク行きのバスに乗れるかどうか確認します。
パパ：私たちはすでにドゥブロヴニク行きのバスのチケットを持っています。これで、私たちはバスに乗れますか？
切符売り場の女性：ふ～む、大丈夫だけれど、バスターミナル利用料を払わなくてはならないわ。
パパ：大人２人、子ども２人です。
切符売り場の女性：子どもたちは何歳？
パパ：11歳と７歳です。
切符売り場の女性：それなら２ユーロ×３人分で、６ユーロよ。
パパ：わかりました！
こんな感じで、チケットが有効であることの確認と、バスターミナル利用料の支払いに成功しました。
バスの乗り場がわからない
【9:55】バスの出発時刻まであと15分。
ですが、それらしきバスの姿はまだありません。
パパ：バス、まだ来ないみたいだから、ベンチで座って待とうよ。
私：そうね・・・。
でも、少し不安なのですが、電光掲示板的なものがまるでないんですよねここ。
ドゥブロヴニク行きのバスは、何番の乗り場で、何時出発だとかも。
バスが来ればわかるのかもしれませんが・・・・。
あの、目立つ所にいる係員のおじさんに聞いてみよう。
パパ：ドゥブロヴニク行きのバスは、何番からですか？
おじさん：チケットを見せて。
パパ：（えっ、チケット・・・）（あわてて家族４人分のチケットを見せるパパ）
おじさん：OK、８番だよ。入って入って。
パパ：えっ・・・。(^^;
実は、このバスターミナルにはまず最初にチケット確認があり、確認後、フェンスの向こうの乗り場に行って並ぶことができる、そんなシステムだったみたいです。
えっ、こんなことなら、ベンチに座ってないですぐに８番の乗り場に並んだのに！
早めにバスに乗り込みたいのには、理由がありました。
結構順番をロスしてしまいました(^^;
クロアチアのバスには座席指定が（ほとんど）ない
私たちのチケットには、座席の番号が書いてありません。
「Get by bus」で予約した時も、座席を選ぶ画面は出て来ませんでした。
その時は、「Get by busでは、座席指定ができないのだろう」くらいに思っていました。
しかし、その後同サイトでいくつかの路線のバスを購入するうち、次の結論に至りました。
サイトが対応していないのではなく、そもそもクロアチアでは、バスを座席指定する習慣がほとんどないのではないか（＝バスの座席指定ができるバス会社はかなりの少数派なのではないか）ということ。
バスが自由席ということなら、先に乗り込んだ方がいい席に座れます！
いや、いい席に座らなくてもいいのですが、コトルからドゥブログニクまで２時間半、親子４人が全員バラバラという事態だけは避けなくてはなりません。
とにかく、早く乗ることが大切です。
そんな中、８番の乗り場に並ぶのが遅れてしまったのは痛い。
私たちは15番目くらい。
ここに来たのは５番目くらいだったのに(^^;
仕方ありません。この状態から最善を尽くすのみです！
私たちの作戦
私たちは、２手に別れることにしました。
私と子どもたち２人は、一目散にバスに乗り込むことに集中します。
そして、どこでもいいから４人並びの席を確保してしまいます。
パパは、スーツケース２つを１人で転がし、バスの横で荷物預け。荷物を預けたら、１人でバスに乗り込み、私たちが確保した席に着席。
これで、４人が一緒に座れるに違いない！
パパからは、くれぐれもパパのことは気にせず、すぐにバスに乗って席を確保するよう言われました。
ドキドキしてきました。
ベルリンの２階建てバスの最前列をロシア人と争って以来です(^^)/
ここで、今さらながら、１つの可能性に気が付きました。
そういえば、このバス、コトルが始発ではないのかもしれない・・・。
ドゥブロヴニクに行く長距離バスということで、何となくここが始発のような気がしていましたが、そういえば、ここが始発である確認はしていませんでした。
ひょっとして、すでに半分くらい席が埋まった状態で到着するかも・・。
状況によっては、２人ー２人で別れるなど、現場力が求められる状況になるかもしれないと思いました。
それにしても、もう定刻の10時10分だというのに、まだバスが来ません・・・
バスが来ない・・
【10:20】バス発車時刻を10分過ぎましたが、まだバスが来ません。
皆さっきから待っているので、「ドゥブロヴニク行きのバスはもう行っていた」なんてオチはないと思うんですが・・・。
バスターミナルの正面道路はずっと渋滞しています。
そういえば、ポドゴリツァからここに来る時も、このバスターミナル周辺は渋滞してたっけ・・・。
ここで頭に浮かんだのが、何らかの理由での「運休」。
何せ、４本目に乗る予定のバスが、昨晩運休になりましたから(^^;
無事にバスが来てくれるといいのですが・・・。
ここから待つこと、さらに10分。
【10:30】ようやく、ドゥブロヴニク行きのバスが到着しました！
バスはコトル始発ではなかった
入ってきたバスを見ると、・・・すでに乗客が乗っていました！
そういうことか！ ここが始発じゃないんだ！
これは、４人並びの席を取るのは厳しいかもしれないぞ！
私はすぐさま、子どもたちの手を引っ張ってバスの乗車口へ。日本のように、きれいな列などありません。みんなワ～ッと集まっていきます。
早い者勝ちです！
列はないけれど、押せや押せやというわけでもありません。下りてきた運転手さんが、手近にいる乗客から、QRコードをピッピッとやって中に入れていきます。
私たちは10番目くらいでした。
パパはもうバスの反対側に行きました。
バスの反対側では、もう１人の係員の人が、荷物の入れ込みをやっていました。
荷物料金は1.5ユーロに値上がり
＜ここから、パパ目線で書いていきます＞
荷物入れ込みのほうも、列ができているわけでもなく、係員さんが、近くにいる人から適当に受付していきます。
ガヤガヤしていて、先の様子が見えなかったパパ。値段も確認できていませんでした。
パパ：すみません、荷物の代金、いくらかわかりますか？
隣の男性：１個１ユーロだよ！
みんな、同じことを思っていたのでしょう。１ユーロ、１ユーロと、伝言ゲームのように話が伝わっていきました。
それを聞いていた荷物係の人が声をあげます。
荷物係さん：１つ1.5ユーロだよ！
隣の男性：ワォ！ 値上がりしてる！ まいったなぁ！
これには一同、大笑い。
結局パパが荷物を預けられたのは、最後から３番目くらいになってしまいました。パパも荷物代３ユーロ（1.5ユーロ×２）を現金で払います。
いや～、時間かかっちゃったな。
でも、席はママたちが取ってくれているから大丈夫だろう。
バスに乗れない！？
パパがバスの乗車口の方にまわると、ワーワーと人だかりができていました。
まだ多くの人がバスに乗り込めていないようです。
何だか騒いでるな・・・。何やってるんだろう・・・。
ママたちはもう乗ってるだろうけど。
先の方で、運転手さんが乗客たちと何か話しています。
何もめてるんだろう・・・。
その先頭にいたのは、何と、ママ！
ママが、カタコト英語で運転手さんと必死にやりとりしているではないですか！！
何が起こってるんだ！？？？
まさか・・・Get by busで取ったチケット、無効だったのか！？
いや待てよ・・・。それを取り囲む十数人の人たちも困惑した表情。クロアチア語？で声を上げる人もいます。
ひょっとして、オーバーブッキングとかで、ここにいる全員がバスに乗れないとか！？
運転手さんとママが何を話しているかは、遠くて聞き取れませんでした。
反対方向の次回に続きます。
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