子連れ台湾周遊旅のプランニング ~台北、台中、嘉儀、台南、高雄~(2015.11:0歳&4歳子連れ台湾周遊旅 ♯2)

台湾を北から南まで巡る旅

旅の日程は9泊10日(うち、最後の1泊は国内旅行)。

4歳の長女と生後6か月の次女と行きます。

初めての個人手配での海外旅行だし、航空券は台北往復にして、ホテルはこの間泊まった日本語が通じるホテルに8連泊にして、台北周辺だけで・・・と思って考え始めましたが、台湾の観光情報を調べると、出てくるわくるわ、行ってみたいところが!!

超オススメ台湾映画「KANO」の舞台、嘉義市

特に、るるぶ「台湾」2015年版で、「KANO」いう映画が紹介されていたので、ツタヤでDVDを借りて見てみたらすごく面白くて、KANOの物語の舞台となっている台湾中部の嘉義市というところにある、映画の記念館に足を延ばしてみるプランにしました。

映画「KANO」のストーリーを勝手に紹介
昭和6年、当時の甲子園大会は、当時日本領であった満州代表、朝鮮代表、台湾代表、そして現在の日本各地の代表が集う、東アジア高校生野球大会とも言える大会でした。台湾の田舎、嘉義にある嘉義農林は、日本人、華人、台湾の少数民族の子どもから成る民族混成チーム。そんなチームが、甲子園の常連校・オール日本人チームの台北商業を倒して台湾大会で初優勝。船で甲子園へと向かう。これまで甲子園でパッとしなかった台湾代表、初出場の嘉義農林もすぐ負けるだろうと思われていた。しかし、抜群のチームワークで強豪をバッタバッタと倒していき、決勝戦に進出。そんな快進撃を見て、日本人の、台湾代表に対する見かたにも変化が・・・。

とまぁ、これは私なりのレビューなんですが、物語は史実です。

2018年の甲子園大会で秋田県代表の金足農業が秋田県勢103年ぶりの決勝進出を果たして大騒ぎになりましたが、昭和6年のこのできごとは、それをも超える大快挙と捉えられたことでしょう。

考えてみてください。当時の甲子園大会(=現在の日本の他に中国東北部、北朝鮮、韓国、台湾を含むほぼ東アジア全体での高校生野球大会)で、日本各県代表の甲子園常連校を次々と破って、台湾の代表が準優勝することの凄さ。

当時の台湾は、現在のような近代的な場所ではありません。

郊外に行けばまだ電気も満足にない所もあるような、日本本土に比べて開発が遅れている場所。

山間部では独自の言語を持つ少数民族もまだたくさん生活していて、当時共通語の日本語が通じにくい場所も。

そこの代表校が、甲子園で準優勝ですよ。

当時、このことは、まだ近代化の途上にあった台湾の人々にとても勇気や誇りを与えただろうことは、アホな私にも容易に想像できます。

嘉義市の中心部の噴水の真ん中には、この時の甲子園準優勝投手の銅像があり、夜は豪華にライトアップ。今でも嘉義市民の、いや、台湾人の誇りになっている・・・とは! これは、ぜひ行ってみたい!

台湾と日本の深いつながりがわかる映画なので、映画のほうも、台湾に興味がある人はぜひ見てみてくださいね。野球がわからなくても超面白くてお勧めです。

結果、「台湾周遊旅」に

台湾中部の嘉義市まで行くことを考えると、またわざわざ台北に戻らなくても・・・と思い、台湾西部の主な都市を訪ねながらそのまま南下して、高雄から成田に帰るプランにしました。

台湾東部の見どころ、花蓮や太魯閣渓谷は前回のツアー旅行で回ったので今回はパス。

初めに台北周辺を見て回り、台中、嘉義、台南、高雄と鉄道で移動していきます。

航空会社は成田空港からバニラエア利用です。

【大まかな日程】

1日目:雪国の地方都市から車で成田空港へ(所要7時間)。行きの飛行機。

2日目~4日目:台北とその周辺(野柳、淡水、九份、十分、鳥来温泉)

5日目:台中(彩虹眷村、高見湿地)

6日目:嘉義(檜意森活村(KANOの映画記念館がある)、関子嶺温泉)

7日目:台南(赤欺楼、成功大学、十鼓文化村)

8日目・9日目:高雄(蓮池譚、籏津)。夕方の飛行機で成田へ。夜に成田着。

10日目:車中泊してから茨城観光、その後雪国の地方都市へ

日本から出て日本に帰って来るまでで数えると8泊9日間。

最後の茨城旅行を含めた全日程では9泊10日間の旅行です。

次回は、この台湾周遊旅の模様をサッと写真でします。