崩れたライオン像とミングォン・パヤー(2歳&6歳:子連れミャンマー旅 ♯18)

【写真】ミングォン最大の見どころ「ミングォン・パヤー」の入口にて。

【これまでの旅程】
出国前日:1週間39度前後の発熱が続いた次女の熱が出発日の朝下がり、夜9時に家出発。車中泊。

1日目:離陸90分前に成田空港到着。午後4時30分ヤンゴン着。タクシーでホテルへ。具合の悪い私をホテルに残し、パパと長女の2人で、ヤンゴンの街のレストランで夕食&シュエダゴォン・パヤー見学。

2日目:ヤンゴン市街地観光。スーレーパヤー、ヤンゴン動物園、ガーデンビストロ、ハッピーワールド、シュエダゴォン・パヤーとまわり、夜行バスでマンダレーへ。

3日目(今日):午前6時30分、マンダレー駅前に到着。タクシーでホテルへ。荷物を預け、マンダレー駅周辺を散歩し、タクシーで港へ。1日1便のミングォン行きの定期船に乗りました。

【9:00】ミングォン行きの定期船に乗って、エーヤワディー川沿いの港を出航した私たち。

ゆったりした船旅です。お菓子を食べながらゆっくりします。長女は竹のリクライニングシートをゲットし、ご満悦の様子。

私はちょっとウトウト・・・。

【2018.2 子連れミャンマ―旅行:3日目その4】

ミングォン到着

【10:15】1時間と少し川をさかのぼり、対岸のミングォンの港に到着しました。

事前情報では、ミングォンの港の位置は遺跡群から結構(確か1kmほど)離れているはずだったんですが、着いたところは遺跡群の中央。

巨大なミングォン・パヤーのほど近くです。

川から遺跡が見えたので、現在位置を把握できました(^^)/

港から遺跡までタクシー(かトゥクトゥクか馬車か牛車か何か)を利用しようと思っていたので、これは助かりました。

到着です!

船を降りると、おみやげ屋さんが並ぶ通りに入っていきます。

一本道ですので、ここに行くしかありません。

いかにも観光客向けのおみやげ物屋さんです。強引な売り込みは一切ありません。
こんな通りを歩いていきます。

少し歩いていくと、まずありました、一つ目の遺跡! 

「崩れたライオン像」です。

れんが(どう見ても石に見える)で作られた巨大なライオンの像らしいんですが、首の部分が崩れてしまったそう。巨大さにびっくりです。

ベンチに座ってみますが、ゆっくりしないで先を急ぎます。

目の前には、巨大な「ミングォンパヤー」が見えています。

こっちのほうがメインですから(^^)/

「崩れたライオン像」と。
この椅子、気持ちいい。「あ、ワンワンだ!」
ワンワン(野犬)がやってきました。何か食べものをくれると思っているのでしょうか。構わないで先を急ぎます。

入域料について

道路に出るときに、声をかけられます。

小さな小屋があり、ここで入域料を払うようです。

入域料とは、外国人がミャンマー各地を観光する際に地域単位で払う入場料のようなもののことで、ここミングォン(ザガインと共通)の入域料は1人5,000チャット(430円)、5日間有効。子どもたち2人は無料(免除)でした。

この入域料は、マンダレーの入域料とはまた別に発生します。

入域料は地域によって値段がバラバラ。ヤンゴンの入域料はシュエダゴォン・パヤーで払った10,000チャット、6歳児も対象。

マンダレーの入域料(インワと共通)は1人10,000チャット(子どもは2人とも免除)。バガンの入域料は高額な25,000チャット(子どもは2人とも免除)でした<注:いずれも2018年2月時点での情報>。

ミングォン(=ザガイン)入域料の徴収場所。写真左側の小屋です。

入域料を支払い、目の前にそびえる「ミングォン・パヤー」へ行きます。

1808年、当時の王様が世界最大のパヤーを建設するために工事をしていましたが、土台が完成した時点で王様が死去、建設工事が中止されて今に至るというもので、もし完成していたらミャンマー最大のパヤーだったということです。

土台だけでもものすごい大きさです。

ミングォン・パヤーだぞ~~~。

ミングォン・パヤーに入る

土台部分に入口があるので、まずは中に入ってみます。

靴を脱ぐ所があり、下駄箱もあります。そこに靴を入れます。

パヤーの屋上に上る人たちは裸足なのかな・・・と思って見てみると、ゲッ、皆さん、長い階段を裸足で上って行っています(^^;。

「No carry」とありますので、パヤーでは靴の他に、ベビーカーも禁止ですね。
ミャンマーの人が次女に声をかけてくれました。
入ったところには小さな仏像が鎮座していました。皆さん、お祈りしています。

中は広くなく、入口のすぐのところに仏像が祀られているだけでした。

仏像のバックに、きらきら光る電飾が施されているんですが、日本人からするとパチンコ屋の電飾を連想してしまい、神聖な空気が台無しかと・・・(^^;。

しばし鑑賞の後、出てきました。

2歳の次女が入り口わきの鐘を一生懸命に鳴らそうとしますが、なかなかうまくできません。

次は、外側の階段から、この巨大な土台に上ってみます。

結構暑くなってきていますので、長い上り階段は少々大変です。

外側の階段も、裸足で行かなくてはなりません。

出てきました。次は上りだぞ~~~。

ミングォン・パヤーを上る

がんばって上ります!(ちょうど真ん中あたり。この辺でいったん休憩)
もうすぐ頂上だ(^^;

休憩をはさんでみんなで上りましたが、何と、まさかの屋上立ち入り禁止( ;∀;)

わお! 立ち入り禁止だ!!
一応、一番高い所から見た景色。

残念、がんばって上ってきたので5分ほど高い所にいて、ミングォンの景色を鑑賞します。

木々が立ち並ぶ、大陸の景色ですね。

私たちが日本語で会話をしていると、日本人の男性2人組がいたようで、日本語で声をかけてくれました。

ミャンマーに来て3日目。初めて日本人に会いました。

男性:日本人の方ですか?

私:そうです~~(^^)/。

男性:こちらで働いているんですか?

私:いやぁ、ただの観光客です(^^;。雪国の地方都市から来ました。

男性:えっ! 観光で日本からここまで来たんですか!?

私:3日前に成田からヤンゴンに着いて、昨日の夜行バスで、今朝マンダレーに着いたばかりです。のんびりしていていい所ですね~。

男性:私は政府機関でマンダレーで働いていて、今日は休みで、同僚とこの遺跡を見たくて来たんですが・・・、まさか、こんなところに日本人の家族連れがいるなんて・・・、びっくりしました。

私:私たちは単に旅行が好きなだけで、毎年1回、いろんな所に行ってるんですよ・・・(^^;)

私たちが行った2018年2月は観光ビザの免除措置がされておらず、私たちはビザを取得してのミャンマー訪問でした。

日本人の観光客は少なく、そんな中で保育園児2人連れた家族連れがマンダレー郊外の遺跡をウロウロして「暑い~」とか言っていたので、びっくりされたのでしょう。

そういえば、日本人もいませんが、中国人もまるで見ませんね。

ミングォン・パヤーを下る

結構暑いです。階段を慎重に下ります。

途中、長女が「暑い~~~、もう歩けない~~~」と駄々をこね始めました。

リュックに入れた日本のお茶を飲みながら、下ります。

下りるときはよりゆっくりと(^^;

「暑い~~」。ベロを出しています。お見せできないのが残念な、いい写真です(^^;
降りてきました。次の遺跡へ向かいます。

【11:00】ミングォン・パヤーを後にします。

ここからは歩いて、200mほど離れた川沿いにある小さい白いパヤー「サットーヤ・パヤー」を見に行きます。船から見えたパヤーです。

次回に続きます。

※神秘の国を行く!子連れミャンマ―旅行記の第1話はこちら(全て無料)