【2023.5】世界遺産:コトルは猫島ならぬ「猫街」だった(小2&小6:子連れクロアチア+5か国周遊旅 ♯19)

2023年9月1日

コトルは、あちこちに猫があふれる、猫島ならぬ「猫街」でした! コトルの猫はとっても人懐っこくて癒されます。

【これまでの旅程】
1日目:昨晩夜に東北地方を出発、シンガポール半日観光の後、空港の椅子で1泊。

2日目:朝5時半の飛行機でアテネへ。セルビア航空機を乗り継いで、ベオグラード経由モンテネグロのポドゴリツァ着。夜11時、ホテルにチェックイン。

3日目:6時起床。朝食後、ホテルにチャーターしてもらったタクシーで、オストログ修道院へ。山の上にある上院を見学した後、山の下にある通称「下院」を見学。修道女の方が記念品を持って来てくれました。

その後、ポドゴリツァ正教会を観光し、ホテルに戻ってスーツケースを引き取り、コトルに向かうためバスターミナルへ移動。午後1時25分のバスでポドゴリツァ出発、午後4時、定刻通りコトルバスターミナルに到着。徒歩でコトル旧市街の中にあるホテルへと向かいます。

何とかホテルの小さい看板を見つけて、無事チェックイン。3人部屋+ドミトリー1ベッドを予約していたのに、給排水に問題があって2人部屋+4人部屋ドミトリーに変更になったと事前に連絡は受けていましたが、やはり歓迎すべきでない変更でした。

午後5時、徒歩でホテルを出発。聖トリブン大聖堂を見学しました。

時計塔の前は広場になっていて、ハトがたくさんいました。

見ていると、ハトに豪快にエサをバラまいている人が。

ハトにエサをばらまいていたのは、何と、広場のレストランの店員さん。

日本では、「ハトにえさをやらないでください」とか「野良猫にエサをやらないでください」という感じだと思うんですが、恐らくここモンテネグロでは、日本とは違う常識なのだと思います。

5月のこのあたりの日の入りは午後8時過ぎ。もうすぐ午後6時ですが、まだまだ明るいです。

明日は朝9時にクロアチアのドゥブロヴニクに向けて出発します。今日のうちに、さらにぐるっとコトル旧市街をまわってしまいます・・・というか、今しかありません。

【2023.5 子連れクロアチア・モンテネグロ・スロベニア・イタリア・ギリシャ・シンガポール旅行:3日目その8】

シュクルダ川沿いの城壁に登る

【17:50】聖トリブン大聖堂から、街をぐるりと取り囲む城壁を目指します。

城壁は、無料で上を歩けるようになっているようです。どこから上に登れるんだろう・・・。情報はありませんが適当に。

ある広場を抜けた向こうに階段があります。あそこを上るんだナ・・。

果たして、階段を上がった先は、旧市街を取り囲む城壁の上でした。

幹線道路の脇にある西側の城壁と違い、ここ北側の城壁のすぐ外はシュクルダ川。天然の川が、堀の役目を果たしています。

コトル旧市街は広くなく、この北側の城壁の延長は300mほど。端から端まで歩いてみます。

ちなみに、ここモンテネグロは私たちの携帯プラン「ahamo」のサービス対象外。スマホを使わずに、「地球の歩き方」の地図を見ながら歩いています。

ハトのいたメイン広場「アームス広場」を抜けて歩いてきました。
あの階段の向こうが川ですきっと。
階段の途中に、奇妙なコックさんの像が(^^;
階段上った先には・・・。
北側の城壁が伸びていました!
パパ「次女、川の向こうに人がたくさんいるよ。手を振ってみたら?」 次女「やだ~~っ。」
バックにそびえる山々が、すごい迫力です。
300mほど歩いてきました。見晴らしが良くて気持ちがいいです。

猫に吸い寄せられる子どもたち

【18:00】300メートルほど歩き、北側の城壁の最後に差し掛かる時・・・、数匹の猫さんが姿を現しました。

うち1匹は、城壁の立ち上がり部分(手すりの部分、と言えばいいのかな?)をてくてく。

私たちが近づくと、堀を紹介する小さな観光案内板の裏に身を潜めてしまいました。

あらら・・・。そんなに怖がらなくてもいいのに(^^;

しばらくすると出て来て、体を触らせてくれました。

振り返れば、地面には別の猫さんが2~3匹。

子どもたちは次はそっちへ。

この猫さんは逃げることもなく、なでなでさせてくれたり、一緒に写真に写ってくれたり。

パパ:あ、猫がのびた。

次女:えっ? のび太?

パパ:違う違う、ぐ~って伸びをしたからさ。

次女:びっくりした、「のび太」って名前なのかと思った(^^;

私:「のび太」もかわいいね(^^)/

あっ、看板の裏に隠れちゃった・・・。
出てきた猫さんをすかさずなでなでする次女(パパがその前にお手本を見せています)。かわいい~~。
あっ、こっちもいる! 右の草むらにもう3匹ほどいます。
子どもたちはすっかり猫に夢中。全然先へ進めません。猫さん、好きだもんね~(^^)/
一瞬、パパが「のび太」と名付けたかと思った猫さん。気持ち良さそうですね。

ベンチで猫さんと休憩

【18:10】城壁を階段で降りてすぐの所は、小さな広場になっていました。

ここにはベンチがあり、猫さんもたくさん。パッと見ただけで5~6匹います。

子どもたちは、ベンチに座っていた猫さんに首ったけ。確かにかわいい顔立ちをしています。

少し歩いたし、ベンチで休憩にしようか!

猫さんとのふれあいタイムの始まりです。

ベンチに座っている猫さんが! 早速子どもたちは駆け寄っていきました。
美形の猫さんです! 長女が持っているのは私のi-phone。
少し歩いたし、ちょっと休憩にしよう。
わわわっ! 私の上に乗ってきた!!!
ねぇ、また私の上に来ないかなぁ・・(長女、どうすればいいのかわからずオロオロ)。

「猫王」の実力

パパがベンチで「地球の歩き方」を見ていると・・・。

何と、パパは何もしていないのに、猫さんがパパの上に乗って来ました!

そう言えばいつも、なぜかパパの所に猫が集まります。猫が好きな匂いでも出しているんでしょうか・・・。

そしてあっという間にパパの足の上にどっしりと座り込み、頭を撫でられ気持ち良さそうな猫さん。

私:パパ、すごいね~~。どこでも猫に懐かれるもんね。

パパ:俺、猫王なのかも・・・。

長女:パパって本当にすごいよね。猫王だ・・・。

次女:パパ、私も猫さん抱っこしたい!

パパ:よしよし、次女の上に乗せてあげよう。じっとしててね・・・。

次女:痛っ! 痛い(^^; この爪立てるんだもん!

パパ:大丈夫、じっとしてな・・・。

猫さん、しばらく次女の足の上で落ち着かなそうに立っていましたが、今度はお腹の辺りに顔を潜して、前足で足踏みするような動作を始めました。

次女:このコ、足で踏み踏みするから、「フミコ(踏み子)」だね!

パパ:すっごい日本語の名前・・・。ま、いっか!

次女:フミコ~~(^^)/

1~2分するとフミコも慣れたようで、次女の足に大人しく座りました。

この場所にはキャットフードを与えた形跡があり、人間がエサを与えているようでした。ハトにもエサをあげていましたし、ハト同様、大切な景観の一部として、進んでエサを与えているのかもしれません。

「おわっ!」 本をめくるパパの足の上に、いきなりピョンと乗って来ました!
日本からやって来た猫王(パパ)の上で気持ち良さそうにする猫さん。
パパに猫を乗せてもらった次女。「イタタタタ・・・足の爪を立てないで(^^;」
猫が前足でしきりに足踏み。「このコはフミコと名付けよう!」
長女「次はウチ!」 長女の上にフミコを移動させる猫王。
パパと私が交代。私は猫アレルギーなので、猫に触るのはやめておきます。次女の隣にはもう1匹猫さんがいます。
別の猫さんたちもたくさんいます。

【18:30】よし、休憩したし、そろそろ行こうか。

パパ:よし、そろそろ行くよ~~。

次女:じゃ、最後にもう一度フミコを抱っこしたい。

パパ:長女、フミコを次女のモモの上に上げて。

長女:えっ!? 私が!? ムリムリッ!

パパ:しょうがないなぁ・・・。

フミコをサッと抱っこし、次女のモモの上に。ただ、フミコも後ろ足でふんばり、体の半分が次女の上に移ったという中途半端な格好。

パパ:長女、立ち上がってごらん。そしたらフミコは次女のほうに行くから。

長女:えっ、えっ・・・。

長女が思い切って立ち上がると、フミコはスッと次女のモモの上に収まるのでした。

また、休憩中に、猫が木に登るのを目撃しました。真っすぐ上に伸びた幹を、垂直にテクテクと・・・。猫って木に登るんだなぁ・・・。

長女がしばらくフミコを抱っこした後、次女の上に戻そうとしますが・・・なかなか動いてくれません。猫王に助けを求めます。
20分ほど休憩して、出発! 次女は最後まで離れたがりませんでした。

この広場の名前

このブログを書くにあたって、さてこの広場、何ていう名前だったんだろう・・・と思ってグーグルマップで見てみたら・・・。

何と、「Cat Park」という名前が付けられていました(^^;。中央に噴水があり、ただベンチが置いてある小さな広場という感じでしたが・・・。

私たちは偶然、何かに導かれるように、この「猫公園」に行っていたんですね。

この辺に、野良猫の住処や、エサを与える拠点があったようです。

【18:30】「Cat Park」を後にして、コトル旧市街の中をホテルの方向に向けて歩きます。

途中、おみやげ屋さんに寄ったり。

猫がたくさんいたこの広場の名前は、何と、その名も「Cat Park」でした(^^;
趣のある坂道を下ります。
小路から開けた場所に出てきました。
おみやげ屋さんを見ます。まだ先は長いと思い、ここでは購入せず。何か買えば良かったなぁ(^^;
エコバッグ的なものもたくさんありました。

聖ルカ教会と聖ニコラス教会

【18:35】ホテル方面に戻る途中に、有名な教会が2つ並んでいますので、併せて見学します。

入場料はどちらも無料。

最初に入ったのは「聖ルカ教会」。ここは午後7時までが開館時間なので、ギリギリ入ることができました。

広場の中央にある、小さな教会です。

その向かいにあるのが聖ニコラス教会(こっちは遅くまで開館しています)。

こちらのほうが大きく、きれいな感じでした。

2つの教会合わせて15分ほどで、サッと見学しました。

聖ルカ教会の内部の写真。全景は撮影し損ねました(^^; 中世そのまんまという感じ。
こちらは聖ニコラス。天井が高く、広くてきれいです。
フロア中央には、お祈り用の肖像画が。地元の人はフロア中央の台座の絵の所でお祈りしていきます。次女はフミコとの別れを引きずって、元気がありません(^^;
聖母マリア様なのかな。。絵が新しい感じ。写真のような絵でした。

モンテネグロのおみやげ購入

【18:50】聖ニコラス大聖堂を出てきました。

途中、おみやげ屋さんに入りました。

簡単なモンテネグロみやげを購入。パパがコースターを2つ、長女は猫のキーホルダー。次女はマグネットの飾り。しめて14.6ユーロ(2,200円)でした。

【19:00】おみやげ屋さんを後にし、ホテルを目指して歩きます。

コトルで買った、コースターとマグネット(キーホルダーは長女が付けて出かけています)。
広場のおみやげ屋さん。デコレーションがきれいでした。

パパ調査「コトルNo.1レストラン」へ

今日行く予定にしているレストランは、ホテルのすぐ近く。だから、ホテルを目指せばOKなのです。

実はこれから行くレストラン、パパが、「コトルの旧市街の中で最もいいレストラン」と判定したレストランなのです。

世界遺産であるコトルの滞在が、行程上のやむを得ない都合で、本日の夕方から明日の朝9時までという強行日程の私たち。明日の午前中には、バスでクロアチアのドゥブロヴニクへ旅立ってしまいます。

コトルで食事をするチャンスは、今日の夕食ただ1回のみ。

いや、今日のお昼はバスの時間の都合で(朝、タクシー観光の出発時刻が30分遅くなったために、調べてあったモンテネグロ料理の名店に行けなかった)アイスクリームで済ませていますし、午前中に滞在していたポドゴリツァを含めて、モンテネグロという国で食事をするチャンスは、今日の夕食ただ1回のみという状況になっていました。

コトルでのただ1回の食事チャンスを最高のものにするために、パパは計画段階で、グーグルマップを使ってコトル旧市街にあるレストランを全て徹底的にチェック

全レストランをチェックしたそうです(バカか・・・)。

口コミ評価は当然のこと、基になるコメント数(評価者が100人以下のレストランは排除)、料理の投稿写真、メニューの写真から価格までを総合的に勘案して、「コトルで最も優れたレストラン」だと判断したレストランなのです!

今日の営業も、散策出発時に目で見て確認済み!

ぐひひひひ・・・!(^^)!

夕飯時。レストランの呼び込みの人から声がかかります。店の前に新鮮な魚がこれ見よがしに陳列してあって、大いに迷いました。ここもシーフードがおいしそうでした(^^)/
この小路を抜けると、もうすぐ「コトルNO.1レストラン」です。

さて、グーグルマップで1,000人以上の評価の平均が4.5点、しかもお値段良心的、コトル旧市街の中で総合優勝との調査結果(当社比)が出たレストランに向かいます。

いや~、またぜひ行きたいですここ・・・。

席が空いていれば。

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