【2023.5】激安チャーター車でモンテネグロ屈指の名所:オストログ修道院へ(小2&小6:子連れクロアチア+5か国周遊旅 ♯13)

オストログ修道院(奥の院)、神秘的な建物です(^^)/

【これまでの旅程】
1日目:昨晩マイカーで自宅を出発、朝の飛行機でシンガポールへ。半日観光の後、空港の椅子で1泊。

2日目:朝4時半起床。5時半の飛行機で、11時間半のフライトを経てシンガポールからアテネへ。乗り換え時間に余裕がない中、ベビーカーがベルトコンベアから出て来ないトラブルを乗り越え、次に乗るベオグラード行きの飛行機の離陸2時間40分前にギリシャに入国しました。

これからベオグラード行きの便に搭乗しますが、セルビア航空のチェックイン時に航空券のバウチャーをなくしたりと、アテネ空港ですったもんだ。飛行機でベオグラードへ。

ベオグラードでは、乗り継ぎ時間を利用して空港レストランで夕食。次女は寝ていて、夕食を食べられませんでした。

午後9時、モンテネグロのポトゴリツァ国際空港に到着。私のスーツケースの破損、ベビーカーのロストバゲージに遭う中、午後10時になってもお願いしていたホテル手配の送迎車が来ません。午後10時30分になっても来ないので、あきらめて白タクでホテルに向かいました。

チェックイン時に、料金の半額事前支払いについてひとモメ。支配人さんと電話し、翌朝、支配人さんから直接説明を受けることになりましたが、無事部屋に入れました。夜12時半に就寝。

3日目:朝6時起床。朝食後、ホテル代支払い。支配人さんにはとても良くしてもらいました。ホテルにタクシーをチャーターしてもらい、オストログ修道院へ向かいます。

車を見ると、タクシーではなく、自家用車。ホテルと契約している地元の人なんでしょう。

きれいな車です。

そういや、空港からここまでも白タクで来たし、アルバイトで白タクやっている人が多いのかもしれません。

【8:35】ホテル経由でチャーターした車で、ホテルを出発!

オストログ修道院までは45km、約1時間の道のりです。

【2023.5 子連れクロアチア・モンテネグロ・スロベニア・イタリア・ギリシャ・シンガポール旅行:3日目その2】

どうしてオストログ修道院だったのか

まず、「オストログ修道院」って、日本人にはなじみがない所だと思います。そもそもモンテネグロとか、その首都のポドゴリツァとか、聞いたことありませんよね?

少なくとも私は全然知りませんでした。

きっかけは、クロアチアのドゥブロヴニクに行きたくて、アテネからの行き方を調べていたら、私たちのアテネ到着日にいい飛行機がなくて、たまたまクロアチアの隣国の首都:ポドゴリツァ行きの飛行機を見つけたということ。

モンテネグロとか知らないし、ポドゴリツァも初めて聞いたけど、夜に着く飛行機で着いたら1泊しなくてはいけないから、どうせなら翌日の午前中、この聞いたことのない所を観光しようと。

オススメの観光場所を調べて出てきたのが、ホテルから45km離れた、オストログ修道院だったのです。

17世紀に岩山を利用して建てられた、特徴的な外観を持つ修道院で、入場無料。モンテネグロ周辺国から多くの人が巡礼に訪れる場所ということです。

バカンスシーズン中は、入場のために1時間以上の行列!ができるのだとか。車も混雑するみたいです。でも、今はGW、そんなことはないでしょう。

ここ、行ってみよう!

山の上の「上院」と、山のふもとの「下院」とがあるようです。

難点はアクセス

面白い見どころ、オストログ修道院ですが、難点が1つ。

それは、アクセスの難しさです。

首都ポドゴリツァから片道45km。タクシーでの往復は高いと考え、当初、電車やバスなどの公共交通機関で往復できないか調べていました。

ポドゴリツァからモンテネグロ第2の都市:ニクシッチ行きのマイクロバスに乗って途中下車する方法があるらしいのですが、バス停(構造物はなし。道の途中で降ろされる感じ)からが徒歩10km

バス停(とは言ってもただ道の途中でバスを降ろされるだけ)に、タクシーが停まって客待ちをしているらしいのですが、シーズン中ならまだしもオフシーズンですし、このタクシーがいなければアウト。

荒野の真ん中でバスを降りて、10km歩くか、ということになります(歩く人もいるようです)。

雨が降るかもだし、バス案は却下。

次に、電車での往復。

ポドゴリツァからニクシッチ間に列車が走っていて、何と、オストログ駅もあります。

これいいじゃん、と思ったのですが、3~4時間に1本と列車の本数がごく少ない上に、最寄駅から修道院までは3kmらしい

3kmなら子連れでも歩けない距離ではない(注:私たちは登山も趣味で、年に2~3回は行っています)。

電車で行こう!

当初のプランではそれで確定していました。

しかし、出発前にもっと良く調べてみると・・・、

・オストログ修道院(上院)は標高800mの地点にあり、駅からの高低差が600m近くある(=本格的な「登山」だと思った方がいい)

・駅から3kmと誰かがブログで紹介していたが、それは下院までの距離だったらしく、グーグルマップで見て私が推計した所では上院まで片道5kmあった(下院から上院までの道のりだけで2.4km)。

・駅から「森の中の道」を抜けることになるのだが(道しるべはあるらしい)、その道筋をグーグルマップで確認できなかったため、迷う可能性を感じた。

何せ、私たちの携帯プランahamoはモンテネグロで使えないため、現地でスマホが使えないのです。そんな中、森の中で迷うとか、命の危険を感じました。

結局、行くならタクシー一択だという判断に至り、パパが作ってくれた当初の鉄道プランを変更。

初めはバスターミナルわきのタクシー乗り場で当日の朝交渉しようかなと考える中で、ダメ元でホテルにタクシーチャーターできないかと1週間前にメール連絡してみたら、往復4時間50ユーロ(7,500円)でOKですよ、という返事が来て、飛び上がって喜んだのでした。

日本だと、45km先まで往復4時間チャーターだと、いくらかかりますかね? 7,500円ではとても済まないと思います。

ここモンテネグロは、タクシーがとても安い国だったのです(^^)/

タクシーは、安全運転で快適に進むこと1時間、山登りへ。

ぐねぐね道を登っていきます。

【9:40】ポドゴリツァのホテルから寄り道せずに走って1時間と少し、オストログ修道院(上院)に到着。

観光シーズン中は、少し手前の広い駐車場に案内され、結構な階段を上り下りするらしいのですが、今はオフシーズンだからなのでしょう、訪れる人も少なく、修道院のすぐ前の駐車場まで車で行けました。

ラッキー(^^)/

今日は、天気も最高です!

おじさんの運転するフォルクスワーゲン、景色のいい道を進んでいきます。
最後は山登り! 上院へと向かいます。
上院に到着! 門のすぐ前まで車で行けました。

シーズンオフのオストログ

運転手さんには1時間待っていてもらい、オストログ修道院(上院)を見学します。

アーチ状の門をくぐれば・・・。

出ました、岩の間に作られた、特徴的な建物が!

かっこいいです~。

私たちはよくわかりませんが、周囲の様子を見ながら、入っても良さそうな所に入っていきます。

修道院の門の前で。これから中に入ります。
門の裏側の絵もきれい。
すごい! ユニークな修道院です。
英語表示はありませんでした。何が書いてあるか私たちには全くわからない・・・(^^;
おみやげ屋さん。オストログのおみやげの他、宗教関係の小物などを売っていました。
ろうそくを灯した、窓のない部屋。何をする部屋なのかよくわかりませんでした。

奥の建物へ

【10:00】オストログ修道院(上院)は、岩の間に建てられた建物が2つあり、先ほど見学した修道院の先に、奥の院と呼べばいいのか名称はわかりませんが、岩間の建物(恐らく教会。神父さんらしき人もいました)があり、ここが巡礼の目的地になっているようでした。

奥の院は岩肌をそのまま利用した壁画の宗教画が(おそらくきれいに修復されて)保存されており、すごく見ごたえがあります。

また、高台からの景色は絶景!

ダイナミックなモンテネグロの原風景を眺めることができました。

見学の途中、赤ちゃんを抱っこした2~3組のモンテネグロ人夫妻が奥の教会に歩いて行くのを見ました。赤ちゃんにお祈りをしてもらうのかな・・・。

上院、とっても良かったです!

うちの子どもたちは教会の類には全く興味がなく・・・。ついてきてくれた感じですね。

すごいと思うんだけどなぁ(^^;

すごくいい眺めです!
あの緑の高原に、初め乗車しようと思った鉄道が通っています。あそこから歩いて来なくて良かったぁ(^^;
子どもたちは眺めもどうでもいい様子。「早くいこ~」。
岩肌に書かれた宗教画がすごいです。
岩肌を利用した教会。自然のパワーを感じます。
パパと記念写真。
奥の階段から上って来ました。
ある宗教画と。
これは階段の途中にあった絵。
一番奥の、小さな小さな教会(多分)です。
下りる途中、赤ちゃん連れのご夫婦とすれ違いました。
天気が良くて、気持ちいいです(^^)/
時間通りにタクシーに戻って来ました。ユニークで、面白かった~!

【10:40】ちょうど1時間。タクシーに戻りました。

続いて、この山のふもとにあるもう1つのオストログ修道院(下院)に向かいます。

修道女が私たちの所にやって来る次回に続きます。

ご訪問ありがとうございました! もしよろしければ、ポチっと応援クリックしていただけると嬉しいです(^^)/↓


家族・子連れ旅行ランキング

私のブログを応援してくださる方、お手数ですがこちらもポチっとお願いいたします(^^)/↓


にほんブログ村

この旅行記を第1話から読んでみる【無料】

【その他の子連れ海外旅行記など↓】

【フィンランド】特急列車の子ども車両がすごかった

【マレーシア】シンガポールから陸路で国境超え

【国内】子連れ石垣島・西表島の注意点