プラハ旧市街の入口、火薬塔に登る(2019.9 子連れチェコ・ドイツ旅 #8)

火薬塔、登りたいけど入口がわからない~~~(^^;

【これまでの旅程】
1日目:台風直撃予報の中、成田から上海経由でチェコのプラハへ

2日目(今日):朝、プラハ国際空港着。シャトルバスの中の重大危機を運良く回避し、プラハ中央駅の荷物預かり所に荷物を預けてプラハ市内観光に出発。

【10:00】順調に「火薬塔」と「市民会館」に到着! 雨も降り出さずにモッています(^^)/

市民会館はサッと見て、火薬塔は入場して上まで上る予定です。

【チェコ・ドイツ旅:2日目その3】

こちらの火薬塔、るるぶによれば、15世紀後半に建造されたゴシック様式の城門で、17世紀にロシアとの戦いで火薬庫として使用されたことから火薬塔と言われるようになった、というもの。

城門・・・、おそらく、「プラハ城の城門」ですね。

この火薬塔から、カレル橋を通ってプラハ城までの2.5kmほどの道は、15~19世紀頃の歴代王が戴冠パレードを行っていたことから「王の道」と言われています。

今日は、この「王の道」を、火薬塔からカレル橋までの1.5kmを歩きます。

今のところ雨は止んでいますが、雨また降らないといいけれど・・・(^^; 行ける所までいってみます。

「あれが火薬塔かぁ!」周辺の街並みも素敵!! つい写真をパチパチ撮ってしまいます。
さて、火薬塔に登るぞ~~(^^)/

「火薬塔」の入口がどこにもありません・・・(^^;

さて、火薬塔の上まで上る予定の私たち。火薬塔の入口はどこかな~~~?

塔の周囲を一周してみますが、入口らしきものはありません。

あれ?火薬塔に登れると、るるぶに書いてあるけれど・・・。

火薬塔は、2階部分で隣の「市民会館」の建物とつながっています。

市民会館に、火薬塔の入場口があるのかな?

市民会館に行ってみます。

重厚な市民会館の扉

【10:10】火薬塔とつながるこの「市民会館」も、名前は普通ですが、オペラなどが催される豪華な施設。建造は比較的新しく、1911年だそうです。

内部見学はガイドツアーしかやっていないし、ツアー料金が1人290コルナ(1,400円)もするので、見学する予定はありませんでしたが・・・、重い大きな扉を開けてみます。

ギギギギ・・・・、ガラス張りでないので、何か緊張感あります(^^;

開けてみると、もう一つ中にガラス張りの扉が。さらに開けて入ってみると、チケット売り場や、高級そうなレストランの入口が。

どこにも、火薬塔のイラストや文字がないんですよね・・・。

市民会館の内扉。特に市民会館に用事がないときは、開けるのに勇気がいります。

チケット売り場で火薬塔のチケットを買えるか聞いてみると、火薬塔の「ストリート沿いのインサイド」に入口があるわよ、との案内。

あれ~~、インサイド? 火薬塔の周りをぐるりと回ったけれど、入口なんてなかったけれど・・・。よほどひっそりとした小さい入口なのかな?

そんな小さい入口なら、当然ベビーカーは入れないわよね・・・(今は、長女をベビーカーで運んでいる状況)。

たまたま日本人の女性2人組の方がいたので、日本語で聞いてみると、この方たちは市民会館のガイドツアーに来たけれど今日はやっていなくて残念・・・とのこと。ガイドツアー、今日はないんですね。

時間ができたので、火薬塔を覗いてみようかしら、とおっしゃるので、一緒にもう一度火薬塔に行ってみます。

ん~~、とりあえず、火薬塔の周りをもう一度回ってみるか!

市民会館は入口だけちょこっと覗いただけですが、入ってすぐに続く大きな階段と、入口の重厚な木の扉が印象的でした。

市民会館から出てきた所。もう一度、火薬塔周辺を探索だ!

火薬塔の入口を発見! ここか!

【10:10】火薬塔をもう一度まわる私たち。

あそこかな? 違う、あそこはたばこ屋だ。

あそこかな? 違う、あそこは両替所だ。

そんなことを言いながら周囲を見わたしていると、火薬塔のわきの細いドアを開けて、中に入っていく若い男性の姿が見えました。

ん! 誰か中に入っていったぞ! あそこが入口か!

近づいてみると、そこは人1人が通れる細いドア。従業員用の通用口のように見えます。

しばし待っていると、さっきの若い男性が、料金を書いた看板を持って出てきました。

さっきのは火薬塔の従業員で、入口はここだったのです!

火薬塔の開館時間は午前10時。現在時刻は午前10時10分。従業員がさぼっていて、開館が10分遅れたんですね!

それに入口は小さい小さいドア。

これじゃ気付かないわけだ! 看板が外に出れば、入口がここだとわかりますが・・。

一緒に待っていた日本人女性2人組と一緒に、細いドアを開けて中に入ります。

意外とチェコって、ルーズな国なんですね・・・。勉強になります(^^;

階段は激細!

ドアを開けるとすぐ石のらせん階段がありました。

この階段が狭い(^^;

中世に造られた塔の階段ですものね。

うわっ! 狭っ!

同じような塔の階段、3年前、エストニアのタリンでも体験したなぁ。あの時と同じです。

人一人が通れる幅。すれ違いは無理です。

そんな階段を上っていくと、開けた場所に到着。チケットカウンターがあり、さっきの若い男性がカウンターに座っていました。

入場料は、1人90コルナ。大人2人+子ども2人の「ファミリーチケット」購入で、250コルナ(1,200円)でした。

チケット売り場。

そこから狭い階段を、長女が先頭、私は次女の手をつなぎながら、最後はパパの順で上っていき、10分ほど。頂上に到着しました。

石造りの狭いらせん階段を上っていくと、途中から開けた空間となり、階段も木製の広いものになります。そこまで来れば、もうすぐ頂上です。

火薬塔から「王の道」を望む

【10:40】頂上から、四方の景色を眺められます。展望回廊になっています。

いい景色ですよ~~~(^^)/

基本的に高い建物はないので、この高さからでも十分2.5km先のプラハ城まで見渡せます。

火薬塔の頂上から「王の道」を望む。遠くにはプラハ城の聖ヴィート大聖堂も見えます。
反対方向の景色はこんな感じです。

ただし、転落防止の壁が腰高まであるので、子どもは抱っこしてあげないと景色は見えません。

長女が「写真撮りたい」と言うので、コンパクトデジカメを渡します。すると案の定、次女が、「私も私も!」と始まります。

こんな所で、カメラ争奪戦ですよ(^^;。

くれぐれも、下に(塔の下に)落とさないでよね~~~(^^;。

ここも中世さながらの造り。展望スペースは恐らく見張り用の実用的なもの。すれ違いはできません。

「ここも撮りたい~~~! 抱っこして!」
展望回廊の通路はご覧の通りの狭さ。
最上階には、こんな彫刻が展示されています。ここから出ると展望回廊です。
4歳の次女が撮影してくれました。

【10:55】上で15分ほどゆっくりして、帰路につきます。

下りは、登ってくる観光客の方も結構いたりして、所々にあるちょっとしたスペースですれ違いながらです。

このくらい狭いらせん階段が続きます。外国人の男性が来ると絶対にすれ違えません。
所々にある塔の窓でパチリ。
塔の階段は、子どもサイズだね!
チケット売り場のフロアまで降りてきました。ステンドグラスの間に、ちょっとしたパズルがあります。
きれいなステンドガラスだじょ~(^^)/
パズル、結構難しい! 小学2年生も4歳もリタイア。
4歳が、すごいクリア方法を発見! 枠から外せばいいのです(^^; さすがは私の娘。できれば手段は問わないのです。
細い階段をさらに下って、地上へ。

【11:05】地上に出てきました。

楽しかった~、火薬塔!

頂上からの景色はもちろんですが、あの階段がいいです。観光目的でない、中世に建造された本物の階段ですよ!

昔はあの階段を、城の兵士がリアルに上り下りしていたんですね。そこを子どもたちと登って降りてきたのです。

感慨深いじゃないですか!

火薬塔、コンプリートしたよ!

火薬塔を出て、「王の道」を進みます。

雨は降っていなくて、ラッキー! 今日は一日雨予報のプラハ。何とかこのまま降らずにもっていておくれ・・・。

次は、プラハ城、カレル橋と並ぶプラハ観光のハイライトと言うべき、旧市街広場へと向かいます。

王の道を歩く次回へ続きます。

火薬塔を後にします(小学2年生撮影)。

※世界遺産満載!子連れチェコ・ドイツ旅行記の第1話はこちら(全て無料)